プレコンセプションケア
更新日:2025年10月20日
プレコン(プレコンセプションケア:preconception care)とは
若い世代のためのヘルスケアであり「若い男女が将来のライフプランを考えて、日々の生活や健康に向き合うこと」です。
将来の自分にむけて、今できることを考えよう
睡眠
![]()
起床時間と就寝時間
朝起きるのが不規則になると、眠りを促す働きをするメラトニンがうまく分泌されず、夜寝るのが遅くなるという悪循環につながります。
こうした不規則な生活習慣を続けると、糖尿病・肥満・脳血管疾患・心血管系疾患・高血圧などの「生活習慣病」やうつ病などのリスクを高めます。
規則正しい生活習慣
良い睡眠のためには規則正しい生活を送ることを心がけましょう。
☑睡眠・覚醒リズムにメリハリを
☑日中は明るい環境で活動的に
☑夜間はやや暗い環境でゆったりと
標準体重
![]()
BMI(Body Mass Index)
体重と身長から算出される値のことです。やせや肥満の判定などに用いられます。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
BMIによる判定
| BMI | 判定 |
|---|---|
| 18.5未満 | やせ |
| 18.5以上25未満 | 標準 |
| 25以上 | 肥満 |
やせや肥満は生活習慣病などのリスクになることがあります。
やせや肥満によるリスク
| やせ(BMI18.5未満) | 肥満(BMI25以上) |
|---|---|
・骨密度低下 |
・糖尿病 |
やせや肥満によるこれらのリスクを少しでも減らすため、標準体重(BMI18.5以上25未満)をめざしましょう。
食事
![]()
エネルギー量
適正な体重の維持や生活習慣病の予防のために、1日に必要なエネルギー量を確認しましょう!
推定エネルギー必要量は体格だけでなく、活動量によっても変化します。
| 18~29歳 | 30~49歳 | 50~64歳 | 65~74歳 | 75歳以上 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 男性 | 2650 | 2700 | 2600 | 2400 | 2100 |
| 女性 | 2000 | 2050 | 1950 | 1850 | 1650 |
(参考)
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
栄養バランス

主食・主菜・副菜をそろえるとバランスがとれたメニューになります。これに汁物、牛乳・乳製品、果物を組み合わせましょう。
簡単バランスメニューはこちら。
朝ごはん
朝ごはんには、「体温を上げる」「生活リズムが整う」「エネルギー補給」「栄養バランスが整う」「便秘予防」「やせ・肥満予防」などの効果があるといわれています。
バランス朝食メニューはこちら。
葉酸
葉酸はビタミンB群のひとつで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスク低減のため、妊娠に気付く前から十分に摂取することが大切です。
| 12歳以上 | 妊娠を計画している女性、妊娠の可能性がある女性及び妊娠初期 | 妊娠中期・後期 | 授乳期 | |
|---|---|---|---|---|
| 通常の食品から摂取される葉酸(マイクログラム/日) | 240 | 240 | 480 | 340 |
| サプリメントや強化された食品から摂取される葉酸(マイクログラム/日) | ー | 400 | ー | ー |
(参考)
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
厚生労働省「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~」
歯科
歯周病
歯周病は、歯と歯ぐきの境目にたまり、その中に潜んでいる細菌によって歯ぐきに炎症が起き、歯を支える骨がとけていく病気です。歯周病の特徴は痛みを伴わずに進行することです。
また、歯周病は肺炎・糖尿病・骨粗しょう症や早産・低体重児出産など全身の健康にも影響を与えます。
むし歯や歯周病を予防しましょう
歯と口の健康のためには、適切なセルフケアと、かかりつけ歯科医でのプロフェッショナルケアが大切です。
セルフケア
効果的なブラッシングをおこない、歯ブラシでは取り切れない汚れは糸つきようじや歯間ブラシなどの補助道具を使用します。
プロフェッショナルケア
歯科医師や歯科衛生士による口腔ケアで、専用の機械を使用してセルフケアでは落としきれない汚れや歯石を落とします。
運動
![]()
適正体重の維持に積極的な運動は欠かせません。血流がよくなり、筋肉量が増えることで代謝も高まります。
気軽にできる運動にチャレンジしてみませんか?
性感染症・月経
![]()
性感染症ってなに?
性的な行為によって人から人へ感染するすべての病気を指します。
ほとんどの性感染症は、早期に発見し、治療することで完治します。
治療せずに放っておくと不妊の原因になったり、女性では、出産のときに赤ちゃんに感染したりすることがあります。
(1)予防
コンドームの正しい使用
全ての感染症を予防できるわけではありませんが、未使用と比較すると感染リスクが下がります。
性感染症を正しく知る
正しい知識は、自分を守ることにつながります。詳しくはこちら。
(2)早期治療
進行すると、重篤な病気につながります。症状がなくても、他の人に感染させてしまいます。
自分と大切な人を守るために、早めに検査を受けることが大切です。
⇒HIV・梅毒・クラミジアは、「匿名」「無料」で検査できる場所があります。
月経セルフチェック~自身の月経、意識してみませんか?~
月経は健康のバロメーターです。
1.月経痛は?
〇あっても軽い腹痛
×日常生活に支障をきたす痛み、薬が効かない
2.月経の持続日数は?
〇3~7日間
×1~2日、8日以上
3.月経前の体調は?
〇イライラやだるさがあっても我慢できる
×感情がコントロールできない
4.月経の間隔は?
〇25~28日おき
×24日以下、39日以上
5.出血量は?
〇20-140ml
×ナプキンを1~2時間で交換する、2.5センチメートル以上の血の塊が出る
6.月経時以外は?
〇特に問題なく過ごせている
×月経時以外でも出血や腹痛がある、貧血がある
⇒ひとつでも×があれば、婦人科・産婦人科への受診を検討しましょう。
保健センターについて

医師・保健師・看護師・助産師・管理栄養士・歯科衛生士・精神保健福祉士が、身体や栄養、歯、こころなどの健康に関する相談に対応しています。(予約制)
自分のからだについて、いつでも気軽に、南保健センターまでご相談ください。
★例えば、、、
・「性感染症に感染したかも、、」「性感染症のことを周りには相談しにくい」
➝エイズ(HIV)・梅毒・クラミジアの検査・相談
※匿名・無料(HIV検査と同時の場合)で検査できます。
・「妊娠前に、風しんの抗体があるか調べたい」
➝風しんの抗体検査
・「健康診断の結果は大丈夫かな?」「食事のバランスについての相談がしたい」
➝食生活・生活習慣病予防相談
・「しばらく歯科検診を受けてない」「歯ぐきからの出血や口臭が気になる…」
→成人の歯科相談
・「病院で、母子健康手帳を取りに行くよう言われた」
➝母子健康手帳(親子健康手帳)の発行
このページの作成担当
南保健福祉総合センター 南保健センター
電話番号:072-293-1222
ファクス:072-296-2822
〒590-0141 堺市南区桃山台1丁1番1号 南区役所内
このページの作成担当にメールを送る
