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あなたとわたしのプレコン ~for the future~

更新日:2025年3月24日

プレコン(プレコンセプションケア:preconception care)とは

若い世代のためのヘルスケアであり「若い男女が将来のライフプランを考えて、日々の生活や健康に向き合うこと」です。直訳すると「妊娠前からの健康づくり」ですが、妊娠を考えている人だけのものではありません。

早い段階から正しい知識を得ることは、今後のあなたの健康な人生に繋がります。今後も自分が「健康」でやりたいことができるように、今できることを一緒に考えていきましょう。

 

将来の自分にむけて、今できることを考えよう

睡眠

起床時間と就寝時間

朝起きるのが不規則になると、日光を浴びる時間が遅れる、朝食の欠食、睡眠不足となります。
そうすると、眠りを促す働きをするメラトニンがうまく分泌されず、夜寝るのが遅くなるという悪循環につながります。
この悪循環は、体内リズム(サーカディアンリズム)に影響し、「集中力の低下」「食欲低下」「睡眠障害」を引き起こします。
こうした不規則な生活習慣を続けると、糖尿病・肥満・脳血管疾患・心血管系疾患・高血圧などの「生活習慣病」やうつ病などのリスクを高めます。

規則正しい生活習慣

良い睡眠のためには規則正しい生活を送ることを心がけましょう。

  • 睡眠・覚醒リズムにメリハリを
  • 日中は明るい環境で活動的に
  • 夜間はや暗い環境ゆったりと

標準体重

BMI(Body Mass Index) ・・・ 体重と身長から算出される値のことです。やせや肥満の判定などに用いられます。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

BMIによる判定
BMI判定
18.5未満やせ
18.5以上25未満標準
25以上肥満

やせや肥満は生活習慣病などのリスクになることがあります。

やせや肥満によるリスク
やせ(BMI18.5未満)肥満(BMI25以上)

・骨密度低下
・筋力低下
・肌荒れ
・貧血
・月経不順※
・不妊※
・早産※
・低出生体重児※
・成人後の生活習慣病※
(※妊娠・出産・赤ちゃんのリスク)

・糖尿病
・高血圧
・脂質異常症
・脳卒中
・心臓病
・月経不順※
・妊娠高血圧症候群※
・妊娠糖尿病※
・巨大児※
(※妊娠・出産・赤ちゃんのリスク)


やせや肥満によるこれらのリスクを少しでも減らすため、標準体重(BMI18.5以上25未満)をめざしましょう。

食事

エネルギー量

適正な体重の維持や生活習慣病の予防のために、1日に必要なエネルギー量を確認しましょう!
推定エネルギー必要量は体格だけでなく、活動量によっても変化します。

推定エネルギー必要量(kcal/日) ※身体活動レベル2(ふつう)の場合
 18~29歳30~49歳50~64歳65~74歳75歳以上
男性26502700260024002100
女性20002050195018501650

(参考)
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」

栄養バランス

主食・主菜・副菜をそろえるとバランスがとれたメニューになります。これに汁物、牛乳・乳製品、果物を組み合わせましょう。
簡単バランスメニューはこちら

朝ごはん

朝ごはんには、「体温を上げる」「生活リズムが整う」「エネルギー補給」「栄養バランスが整う」「便秘予防」「やせ・肥満予防」などの効果があるといわれています。
バランス朝食メニューはこちら

葉酸

葉酸はビタミンB群のひとつで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスク低減のため、妊娠に気付く前から十分に摂取することが大切です。

葉酸の推奨量
 12歳以上妊娠を計画している女性、妊娠の可能性がある女性及び妊娠初期妊娠中期・後期授乳期
通常の食品から摂取される葉酸(マイクログラム/日)240240480340
サプリメントや強化された食品から摂取される葉酸(マイクログラム/日)400

(参考)
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
厚生労働省「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~」

運動

適正体重の維持に積極的な運動は欠かせません。血流がよくなり、筋肉量が増えることで代謝も高まります。
気軽にできる運動にチャレンジしてみませんか?

普段運動をしていない人におススメの内容です。

身体を動かす習慣ができたら、今の運動に少しプラスしてみましょう。

最も強度、難易度が高い運動です。普段から運動習慣のある方はチャレンジしてみましょう。

性感染症・月経

性感染症ってなに?

性的な行為によって人から人へ感染するすべての病気を指します。
ほとんどの性感染症は、早期に発見し、治療することで完治します。
治療せずに放っておくと不妊の原因になったり、女性では、出産のときに赤ちゃんに感染したりすることがあります。

(1)予防
コンドームの正しい使用
全ての感染症を予防できるわけではありませんが、未使用と比較すると感染リスクが下がります。
性感染症を正しく知る
正しい知識は、自分を守ることにつながります。詳しくはこちら
(2)早期治療
進行すると、重篤な病気につながります。症状がなくても、他の人に感染させてしまいます。
自分と大切な人を守るために、早めに検査を受けることが大切です。
⇒HIV・梅毒・クラミジアは、「匿名」「無料」で検査できる場所があります。

月経セルフチェック~自身の月経、意識してみませんか?~

月経は健康のバロメーターです。
1.月経痛は?
 〇 あっても軽い腹痛
 × 日常生活に支障をきたす痛み、薬が効かない
2.月経の持続日数は?
 〇 3~7日間
 × 1~2日、8日以上
3.月経前の体調は?
 〇 イライラやだるさがあっても我慢できる
 × 感情がコントロールできない
⇒ひとつでも×があれば、婦人科・産婦人科への受診を検討しましょう。

保健センターについて

医師・保健師・看護師・助産師・管理栄養士・歯科衛生士・精神保健福祉士が、
身体や栄養、歯、こころなどの健康に関する相談に対応しています。
自分のからだについて、いつでも気軽に、南保健センターまでご相談ください。

★例えば、、、
・「性感染症に感染したかも、、」「性感染症のことを周りには相談しにくい」
エイズ(HIV)・梅毒・クラミジアの検査・相談  ※匿名・無料で検査できます。

・「妊娠前に、風しんの抗体があるか調べたい」
風しんの抗体検査

・「健康診断の結果は大丈夫かな?」「食事のバランスについての相談がしたい」
食生活・生活習慣病予防相談

・「病院で、母子健康手帳を取りに行くよう言われた」
母子健康手帳(親子健康手帳)の発行

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南保健福祉総合センター 南保健センター

電話番号:072-293-1222

ファクス:072-296-2822

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