ご存知ですか?堺の文化財
更新日:2023年12月22日
堺市指定有形文化財・衝角付冑型埴輪
令和5年12月現在、堺市内には国指定37件、府指定36件、市指定56件、合わせて129件の指定文化財、21箇所(64件)の国登録有形文化財(建造物)があると共に、国認定保存選定技術保持者が1人います。
国指定の文化財
明治30年(1897年)の「古社寺保存法」、大正8年(1919年)の「史蹟名勝天然記念物保存法」、昭和4年(1929年)の「国宝保存法」を受けて、昭和25年(1950年)に制定された「文化財保護法」(法律第214号)によるもので、国宝1件を含むあわせて37件が指定・選択されています。代表的なものには、桜井神社拝殿(国宝)や、旧堺燈台(史跡)などがあります。
堺市における国指定史跡の一つに百舌鳥古墳群がありますが、この中にはいたすけ古墳・乳岡古墳・寺山南山古墳・御廟表塚古墳など計19基の古墳が包括されています。
大阪府指定の文化財
府指定文化財には、昭和44年(1969年)の「大阪府文化財保護条例」(大阪府条例第5号)によって指定・選択されているもの31件と、昭和24年(1949年)の「大阪府古文化紀念物等保存顕彰規則」(大阪府教育委員会規則8号)によって指定されているもの5件の、合わせて36件があります。
代表的なものには、百舌鳥八幡宮のくす(天然記念物)や、観音院木造十一面観音立像(有形文化財・彫刻)があります。
堺市指定の文化財
平成3年(1991年)に「堺市文化財保護条例」(堺市条例第5号)を制定し、順次、市条例により、市内の文化財の保存保護と活用をはかるため、指定をすすめています。現在56件の文化財が指定されています。
代表的なものには、石津太神社北本殿・南本殿・拝殿・一の鳥居・二の鳥居(有形文化財・建造物)や、法道寺阿弥陀三尊図(有形文化財・絵画)があります。
国登録文化財・その他
また、平成8年から「文化財保護法」の改正により、文化財登録制度が設けられました。堺市内では現在、浜寺公園駅駅舎など21箇所(64件)の建造物が登録されています。
この他に、昭和8年(1933年)に制定された「重要美術品等ノ保存ニ関スル法律」(法律第43号・いわゆる旧法)により指定されたもので、堺市が所有するものとしては、南蛮屏風・袈裟襷文銅鐸(堺市博物館保管)などがあります。(なお、この法律は、昭和25年に廃止になりましたが、その後も資料に一定の価値を与えるものとして、今日通用しています。)
堺の文化財をもっと知るために
堺の文化財をもっと知っていただくために、文化財課では、刊行物を発行しています。刊行物については、市内の図書館などで閲覧できるほか、市役所高層館3階市政情報センター・堺市博物館で販売しております。ぜひ、ご活用ください。
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