旧堺燈台
更新日:2023年9月28日
指定区分
国指定史跡
内容
旧堺燈台
南海本線堺駅の西約1キロメートル、堺旧港の突端に位置する旧堺燈台は、明治10(1877)年に建築された建物です。現地に現存する洋式木造燈台としては、わが国で最も古いものの一つとして、昭和47年に国の史跡に指定されています。
建築にあたっては、堺市民(当時は堺県)の寄付と堺県からの補助金により経費がまかなわれました。土台の石積みは堺旧港の港湾整備と併せて備前国(現在の岡山県)出身の石工・継国真吉が携わり、建築工事については、堺在住の大工・大眉佐太郎が行いました。また、灯部の点灯機械の取り付けは、横浜の燈台寮よりバービエール社(フランス)の機器の購入を行い、英国人技師ビグルストーンが携わりました。
その後、約1世紀の間、大阪湾を照らしつづけましたが、周辺の埋め立て等により、昭和43年にはその灯りを消すことになりました。
近年老朽化が著しかったため、平成13年度から18年度まで保存修理工事が行われ、往時の姿が甦りました。
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「旧堺燈台-大浜のきのう・きょう・あす-」(堺市立図書館デジタル郷土資料展)のページ(外部リンク) へ
大阪府・堺市
大きさ
高さ12メートル
時代
明治10年(1877年)
指定年月日
昭和47年7月12日
史跡旧堺燈台の3D映像について
大阪土地家屋調査士会堺支部様の記念事業である「歴史的建造物等3D保存プロジェクト」にて、史跡旧堺燈台を3D測量していただきました。
最先端の技術である3D測量をすることにより、旧堺燈台をデジタルデータとしても未来に残すことができます。
その点群データをもとに動画を作成してくださいました。
普段では見れない視点からの映像もありますので是非ご覧ください。
(3D測量とは、地形や構造物など対象物の立体的な位置情報を、3次元スキャナーを用いて計測する測量方法です)
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