旧堺燈台
更新日:2023年2月24日
指定区分
国指定史跡
内容
旧堺燈台
南海本線堺駅の西約1キロメートル、堺旧港の突端に位置する旧堺燈台は、明治10(1877)年に建築された建物である。現地に現存する洋式木造燈台としては、わが国で最も古いものの一つとして、昭和47年に国の史跡に指定されています。
建築にあたっては、堺市民(当時は堺県)の寄付と堺県からの補助金により経費がまかなわれました。土台の石積みは堺旧港の港湾整備と併せて備前国(現在の岡山県)出身の石工・継国真吉が携わり、建築工事については、堺在住の大工・大眉佐太郎が行いました。また、灯部の点灯機械の取り付けは、横浜の燈台寮よりバービエール社(フランス)の機器の購入を行い、英国人技師ビグルストーンが携わりました。
その後、約1世紀の間、大阪湾を照らしつづけましたが、周辺の埋め立て等により、昭和43年にはその灯りを消すことになりました。
近年老朽化が著しかったため、平成13年度から18年度まで保存修理工事が行われ、往時の姿が甦りました。
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「旧堺燈台-大浜のきのう・きょう・あす-」(堺市立図書館デジタル郷土資料展)のページ(外部リンク) へ
大阪府・堺市
大きさ
高さ12メートル
時代
明治10年(1877年)
指定年月日
昭和47年7月12日
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