荒山公園(こうぜんこうえん)
概要
多治速比売神社の敷地の一部を取得し、昭和57年に開設された、公園面積約17万平方メートルの総合公園で、梅林が有名です。
梅林は、総面積約2万7,000平方メートル、昭和59年から昭和60年にかけて整備されました。
現在、約50品種・約1,200本あり、2月中旬から3月上旬に見頃を迎えます。
また、この他にも1月初旬には蝋梅(ロウバイ)、3月中旬には山茱萸(サンシュユ)、4月初旬には約700本の桜、8月中旬には坊主池の蓮と一年を通して、長い期間花を楽しむことができます。
※開花時期は天候等により変動します。
施設紹介
堺と梅
梅の花は宮廷貴族の間で、奈良時代から好んで鑑賞され、しばしば「梅の花の宴」が催された記録が見られます。
梅に関する伝説の多い人物といえば菅原道真(845年から903年)ですが、36歳で文章博士に選ばれるほどの学者であり「飛梅(とびうめ)の伝説」を生んでいます。この菅原道真が京都から太宰府へ流された際に作ったといわれる何本かの天神像のうちの一体が、堺区戎之町東二丁にある菅原神社に神体としてまつられています。
また、この荒山公園に囲まれた多治速比売神社(たじはやひめじんじゃ)にも菅原道真公がまつられており、堺にはゆかりの深いところです。
飛梅の伝説
菅原道真は899年醍醐天皇に藤原一族の専制を抑えるため右大臣に任命されましたが、901年藤原時平の中傷により無実の罪を背負って太宰府に流されました。この時、道真が自分の書斎・紅梅殿の梅になごりを惜しみ
東風ふかば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ
とよまれました。この心が通じてか、その梅が道真を慕って太宰府の地まで飛んで来たといわれています。
そして今も、太宰府天満宮(福岡県)にその梅をみることができます。
施設名称
アクセス
所在地
南区宮山台2丁3
交通案内
- 電車・バス
泉北高速鉄道 泉ヶ丘駅下車
南海バス堺東駅前(102番系統)・津久野駅前行(212番系統)宮山台2丁下車すぐ
泉ケ丘駅から荒山公園までの徒歩ルート(PDF:1,879KB)
荒山公園から泉ケ丘駅までの徒歩ルート(PDF:1,837KB)
泉ケ丘駅から徒歩でご来園の場合は、こちらを参考にしてください。距離約2キロメートル、25分くらいかかります。
- 自動車
阪和道 堺出口から約1.5キロメートル
駐車場 90台 無料
ただし、梅と桜の開花時期は車での来園者が増えることから、付近の道路が混雑し、近隣住民の方に大変迷惑をお掛けしています。このため臨時駐車場を増設し、また公園利用者の安全のため、警備員を配置することから、公園内の全駐車場を有料とし、混雑解消に取り組みますので、協力をお願いします。
令和7年の有料期間は、令和7年1月頃お知らせいたします。
公園案内図
お問い合わせ
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