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石綿(アスベスト)対策について

 アスベストは、天然の鉱物繊維で、熱、摩擦、酸やアルカリに強く、丈夫で変化しにくいという特性を持っており、その特性から様々な工業製品に使用されてきました。
 日本では消費量の多くが建材製品で昭和30(1955)年頃から使われ始め、昭和40年代(1960~1975年)に最も多く使われましたが、アスベストを吸入することによる健康被害の問題が明らかになり、平成18(2006)年には、アスベストの新たな製造、使用等が全面的に禁止されました。
 しかし、アスベストを使用した建物の多くは、建築後約40年を経過しており、今後、建て替えのための解体等が増加し、令和10(2028)年頃にピークを迎えると予想されています。
 そのため、堺市では、アスベスト対策を強化する仕組みの構築や、アスベスト飛散を防止するための施策を推進しています。

建築物の解体等におけるアスベストの飛散防止に関すること

 アスベストが人へ影響をもたらすのは、アスベストの粉じんを吸引した場合です。したがって、空気中に飛散することがない状態では人体への影響はありません。
 例えば、スレート等のアスベストを含有する成形板については、一般的にはプラスチック、ゴム、セメント等でアスベストを固定しているため、著しく劣化したり、切断等の加工をしないかぎりアスベストが飛散することはありません。
 堺市では、アスベストの飛散防止について下記の対策を推進しています。

市有建築物におけるアスベスト対策について

吹付けアスベストの対応について

市有建築物におけるアスベスト含有建築用仕上塗材の対応について

  • 平成28年4月に国立研究開発法人建築研究所が発表した技術指針において、アスベスト含有建築用仕上塗材の改修・除去におけるアスベストの飛散性が検証されました。
  • 市有建築物の解体工事、改修工事に関しては、工事の設計時点で建築用仕上塗材のアスベスト含有調査を行い、アスベスト対策を行います。
  • 日常的に改修等が発生する市立小中学校、市営住宅等の市有建築物に関しては、あらかじめアスベスト含有調査を実施することで、改修工事等におけるアスベスト飛散を防止します。

※この調査に関しては、平成29年度から3年間で実施しました。

堺市公共建築物等におけるアスベスト含有建材点検・管理マニュアルについて

水道管の石綿セメント管(アスベスト繊維を含む)について

民間建築物におけるアスベスト対策について

民間建築物におけるアスベストの使用について

解体時における留意事項

堺市内のアスベスト濃度について

災害時におけるアスベスト飛散対策について

アスベスト対策における市民の健康に関すること

  アスベストは、目に見えないほど細い繊維であり、丈夫で変化しにくいという特性から、吸い込むと肺がんや悪性中皮腫などの健康被害を起こすおそれがあることが知られています。
 過去にアスベストを吸引したことで、健康に不安を抱える市民に対し、その不安を解消することを目的に下記の施策を実施しています。

アスベストの知識の普及・啓発に関すること

アスベスト対策の推進

 「堺市アスベスト対策推進本部」を設置し、堺市におけるアスベスト対策について、総合的かつ効果的に推進しています。

堺市アスベスト取組方針について

 本市のアスベストに関するこれまでの取組等を踏まえ、庁内共有の認識のもと、部局間の連携により、本市におけるアスベスト対策を推進するため、今後の対応をまとめた「堺市アスベスト取組方針」を令和3年6月に策定しました。その後、庁内連携体制の強化や新たな取組等を追記した改定版を策定しました。(令和4年3月改定)

堺市アスベスト対策推進本部会議の開催

問合せ窓口

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