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第3回 Mさん(令和5年3月インタビュー)

更新日:2023年4月12日

親子で築く「シンライ(信頼)」関係。「とにかく楽しむ、充実させたい!」

第3回は、Mさんの「STORY」をお聴きしました!

  • 年齢:30代前半
  • 家族:子ども1人(こども園)
  • 離婚→堺市に転入(転入前に区役所子育て支援課にこども園のことなどを相談)→「エス・パン!」を利用→「ひとり親×仕事」サポートLINEを利用しながら転職を模索中

「子どもと二人で頑張ろう」と見知らぬ土地での生活スタート。堺の印象は「優しいまち」

Q1 堺市に引っ越してこられて、今の暮らしやまちの印象はどうですか?

2年前に離婚し、堺市に引っ越してきました。
実家で暮らす選択もありましたが、「自分で育てるぞー!子どもと二人で頑張るぞー!」と思い、子どもとの二人暮らしを選びました。
堺は見知らぬ土地でしたが、大阪市内の職場に通勤しやすく、都会過ぎず田舎過ぎない雰囲気が自分に合っている気がして、ここで暮らすことにしました。


まだ引っ越してくる前、保育園の状況を知りたくて区役所子育て支援課を訪ねました。とても親切で、当時暮らしていた市の窓口では教えてもらえなかった保育料のことも丁寧に説明してもらえたので、暮らす前から「優しいまち」という印象を持ちました。


実際に暮らしてみると、遊具がある公園がたくさんあり、遊んでいる子どもたちも「小さい子が来たよ」って気を遣ってくれます。子育てしやすくて、みんな「優しいな」って感じています。

「エス・パン!」のメッセージで励まされています。「二人っきりじゃないんだ~!」

Q2  「エス・パン!」を利用されていますが、いかがでしょうか?

こうして子どもとの二人の生活を始めてしばらくして、「エス・パン!」(ひとり親家庭応援フードパントリー事業)の案内が届きました。
寄附食品をいただけるとのことで申し込んだら、食料品と一緒に手書きの応援メッセージが入っていて驚きました。


二人で頑張ろうって思っていたけど、「二人っきりじゃないんだ~」と感じました。


いただいたメッセージカードは、仕事や育児で疲れた時に見て、何度も励まされています。

養育費の未払いと児童扶養手当の停止。「将来に向けてもっと収入を増やしたい」

Q3  Mさんは収入の関係で児童扶養手当が全額停止になりましたが、影響はありませんか?

児童扶養手当の所得限度額を知って、普通の正社員で働いていたら停止になるんだって思い、ピリッとしました。


また養育費は子どもの将来のために投資運用に回していましたが、次第に滞りはじめました。
お金のことが頭から離れず、正直厳しい時期がありました。


今日や明日の生活は大丈夫ですが、子どもが成長して、学費、習い事、食費も増えるだろうと考えると、このままでは多分厳しいなと思っています。


「自分の力で何とかしないと」「将来に向けてもっと収入を増やしたい」と思い、転職も考え始めました。

「ひとり親×仕事」サポートLINEで相談。リアルな会社の雰囲気を知れることに驚き!

Q4  転職はどのように考えておられますか?

今は大阪市内まで通勤していますが、もう少し近くで良い条件の仕事が見つかればと思っています。
今の仕事は事務職ですが少し特殊なので、転職で活かすのは難しいかなと思い、まず、しっかりした資格を取れないかなと考えました。


堺市の「看護師資格をめざす方向けセミナー」にも参加しました。
看護師の仕事や資格取得の道を詳しく知ることができましたが、お泊りで子どもを預けることができないと厳しいなと思いました。


堺市「ひとり親×仕事」サポートLINEも利用しています。
オンラインで相談した時、担当のコーディネーターの方が求人会社のことをとても詳しく知っていたのでびっくりしました。


他の求人サイトでは単純に条件面を知ることができるまでですが、このサポートLINEでは、リアルな会社の雰囲気までも教えてもらえます。
今回は条件面が合わなかったですが、引き続き、このサポートLINEを活用して探していこうと思っています。

周りの人に支えられながら「とにかく楽しむ、充実させたい!」という気持ちが大切

Q5  Mさんは常に前向きに話をされます。同じ状況でも気持ちの持ち方で未来が違ってくることがあると思いますが、前向きになれる秘訣はありますか?

特に意識はしていませんが、会社の人や友だちといっぱい話をします。


世界で子どもと二人きりだって思ってしまう時に親身に話を聴いてもらえたり、養育費が払われないことを代わりに怒ってもらったり、周りの人に支えられていると思います。


あとは、「広報さかい」をよく見ます。
無料イベントの情報を集めて、自転車で出かけて、子どもと思いっきり楽しみます。


平日は仕事を頑張って職場の人といっぱい話す。
土日は子どもと外で思いっきり遊ぶ。気分転換しながら「とにかく楽しむ、充実させたい!」という気持ちでいることが良いのかも知れません。

「子どもさんとともに過ごす時間・空間を思いっきり楽しんでください!」

ひとり親の方にメッセージをお願いします。

私にとって、子どもは一生のパートナーです。


子どもは日々成長します。
実は私自身、0~1歳の育児はワンオペで、毎日辛くて気持ちに余裕がありませんでした。
イヤイヤ期は何を言っても「イヤ!」で大変でしたが、成長するにつれて、今は心から子どものことがかわいいです。
親子二人の生活なので、誰かと共感しながら子どもの成長を一緒に喜べないけれど、声に出して、直接子どもにその喜びを伝えるようにしています。


そして、二人で過ごす時間や空間を大事にしています。
かわいい食器を揃えたり、いっぱい会話をして、さみしいと思うことはありません。


会社であったこともよく話します。毎日同じ話かもしれないけど、よく聴いてくれます。
最近は料理などを自分でやりたがるので、少し教えてあげて、様子を見守ります。本当にかわいいです。自分自身で何でもやれる人に育って欲しいと思っています。


今、子どもとの間で「シンライ(信頼)」という言葉を大切にしています。
約束を守ること。
「ありがとう」「ごめんなさい」をきちんと言うこと。
子どもに求めるだけでなく、私自身も心掛けています。


お子さんとともに過ごす時間や空間を大切にして、思いっきり楽しんで欲しいです!

「エス・パン!」担当からのメッセージ

「エス・パン!」は、経済的自立に向けて、仕事・子育て・家事に日々取り組んでいるひとり親家庭を応援する支援メニューです。


「エス・パン!」に関わるふーどばんくOSAKA、区役所子育て支援課、こども園などの熱い「想い」が少しでも伝わればうれしいです。


堺市は、ひとり親家庭の自立を応援しています。
一人で抱え込まず、いつでも気軽にご相談ください。

【参考:Mさんが利用した支援に関するリンク先】

このページの作成担当

子ども青少年局 子ども青少年育成部 子どもの未来応援室

電話番号:072-228-0244

ファクス:072-228-8341

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館8階

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