風しんについて
更新日:2018年12月17日
風しんについて
平成30年の関東地方において風しん届出数の大幅な増加を契機に風しんの流行が続いています。
風しんを予防するためには、予防接種が有効です。風しんに罹ったことがない方や、予防接種を2回受けていない方等は風しんの抗体検査・予防接種の実施をご検討ください。
なお、令和4年(2022年)3月末までは予防接種を受ける機会のなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性については、風しん第5期定期接種の対象となります。詳細は下記ページをご確認ください。
リンク:昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性の方へのお知らせ
参考ページ:風しん抗体検査のご案内
参考ページ:風しん予防接種費用の助成について
(注意:任意での予防接種は、接種費用が自己負担になります。無料での抗体検査・予防接種費用一部助成は、対象者が限られますので、参考ページ内をご確認ください。)
風しんを疑う症状が出たら
- 予防接種を2回受けていない方や予防接種歴が不明な方で、発熱・発疹など、風しんを疑う症状が現れた場合は、周囲への感染を防ぐため、必ず事前に医療機関に連絡してその旨を伝え、医療機関の指示に従って受診しましょう。
- 受診する時は、公共交通機関等の利用を避けるとともに、妊婦との接触を避けましょう。
風しんについて
風しんウイルスは「せき」や「くしゃみ」などの飛沫によって感染します。
潜伏期間は、感染から14から21日です。
症状は、突然の全身性の小丘疹状の発疹、発熱及びリンパ節腫脹(耳の後ろ、首の後ろ、後頭部下)を特徴としますが、多くの場合は入院する必要もなく、数日間で治ります。
風しんの予防には風しん(または麻しん風しん混合ワクチン)の予防接種を受けることが有効です。子どもが1歳になったらできるだけ早く麻しん風しん混合ワクチンを受けましょう。
第1期 | 1歳児 |
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第2期 | 5歳から7歳未満の者で小学校就学前の1年間の者 |
※第2期対象者は対象となった年の4月1日から翌年3月31日までに接種
※詳しくは下記をご覧ください
先天性風しん症候群(CRS)について
風しんに免疫のない妊婦が妊娠早期に風しんに感染すると(妊婦は不顕性感染で発症しない場合もあります)、風しんウイルスが胎児に感染し、出生児が先天性風しん症候群となる場合があります。
主な症状には聴力障害、視力障害、心奇形などがありますが、その他知的障害、糖尿病なども起こることがあります。
妊娠早期ほど、CRSを発症する確率は高くなります。
以下のような方は任意での予防接種(※)を受けることについて、ご検討ください。
(1)妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族
(2)10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い者)
(3)産褥早期の女性
(明らかに風しんにかかったことがある、予防接種を受けたことがある又は抗体が陽性であると確認できた方は除く。)
※任意での予防接種は、接種費用が自己負担になります。
保健所の対応について
風しんと診断した医師は、感染症法に基づいて届出を行うことになっています。保健所ではこの届出に基づいて、発生状況の把握、分析、感染症のまん延防止(2次感染の防止)の対応を行うため、風しんと診断された患者さんに、ご連絡をさせていただきます。
関係通知
風しんの届出数の増加が認められる7都府県における風しん対策等について(協力依頼)(PDF:642KB)
(平成30年12月7日付 健健発1207第2号 健感発1207第2号 子母発1207第4号厚生労働省健康局健康課長・同省健康局結核感染症課長・同省子ども家庭局母子保健課長連盟通知)
風しんの届出数の増加が認められる5都県における風しん対策について(協力依頼)(PDF:642KB)
(平成30年10月2日付 健健発1002第5号 健感発1002第3号 厚生労働省健康局健康課長・同省健康局結核感染症課長連名通知)
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このページの作成担当
健康福祉局 保健所 感染症対策課
電話番号:072-222-9933
ファクス:072-222-9876
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館6階
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