令和7年度 堺市西区政策会議 会議報告
更新日:2026年4月6日
第3回会議
開催日時
令和8年3月16日(月曜)18時30分から20時40分まで
開催場所
西区役所 地下1階 A1・A2会議室
出席構成員
座長 久 隆浩、座長代理 杉原 充志
朝尾 惠子、荒堀 容子、岩崎 紘美、菅 由季、
喜田 慶次郎利益、國本 香織、田中 晃代、
中島 智、西出 珠梛、西野 豊、濱中 和代、
松居 勇、南方 孝介、南 亜衣音、宮﨑 陽子
(敬称略。座長・座長代理以外は五十音順)
事務局職員
区長 松本 ゆり、副区長 寺田 裕介、保健福祉総合センター所長 音田 佳美、
総務課長 若林 一、政策推進室長 幸田 友美、自治推進課長 藤川 郁夫、
市民課長 長野 仁雄、保険年金課長 三田 珠美、生活援護課長 藤本 英伸、
地域福祉課長 福山 信幸、子育て支援課長 辻尾 栄一、
西保健センター所長 梅田 和美
傍聴者数
1人
会議の内容
1 会議資料に基づいて概要を説明
【資料2】堺市西区基本計画 体系別 主な事業・取組一覧(PDF:487KB)
[公開資料1] 第2回区政策会議構成員意見と区の対応(PDF:522KB)
[公開資料2] 西区内中学生徒と区長との意見交流会(まとめ)(PDF:499KB)
[公開資料3] 西区内高校生徒と区長との意見交流会(まとめ)(PDF:465KB)
[公開資料4] 津久野中社会科授業 計画(案)への意見(PDF:377KB)
[公開資料5-1] 意見に対する市の考え方(西区計画)(PDF:560KB)
[公開資料5-2]修正内容(西区計画)(PDF:1,981KB)
2 構成員の意見交換
●久座長
事務局から基本計画の策定の流れを示していただきましたが、その中にプラットフォーム・ビルダー、共創・協働というキーワードがあります。現代はネットワーク社会と言われていますが、SNSもプラットフォームです。SNSというプラットフォームで世界中の人たちと簡単に意見交換できるようになってきたからこそ、色んなつながりが生まれて、ネットワークで我々も色んなことができる可能性がますます高まっています。
西区で対面によるプラットフォームも必要であり、その一つとして区政策会議が使えたらいいなというのが、事務局の提案です。
今日から、できたら皆さんがここをプラットフォームとして使っていただいて、また新しいつながりがいっぱい出てきたらいいなと期待しているところです。
今までも区役所・市役所と住民の方々の共創・協働というのは行われていますが、私見を申し上げると、一方通行の共創・協働が多かったのではないかと思います。この一方通行というのは、区役所・市役所側から「こういうことをやってほしい」「一緒にやりましょう」と地元にお願いするという流れで動き出したものが多くを占めると思います。そこで、逆の流れ、すなわち住民・市民側から「こんなことを区役所と一緒にやりたい」と言ったとしても、なかなか受け入れてもらえなかったんじゃないかと思います。これからはそうならないように、区民・市民の方からも「こういうことを我々やっているので、区役所も一緒にやってくれたらもっといいよね」っていう提案をどんどん出していただければ、本当の意味での共創・協働が生まれると思っています。
区役所側もここをプラットフォームとして使ってほしいと思っておりまして、次回以降はできたらその区役所のそれぞれの担当の方も「こういうようなことを一緒にやりませんか」という呼びかけもどんどんしてもらえたらいいと期待しています。従来のように「何々してほしい」ではなくて、「こんなことできませんか」と言っていただいて、じゃあ「我々が一緒にできるんじゃないか」という、本当の意味での共創・協働のスタートが切れることを期待します。
今から第1回目のプラットフォームとしての話合いを進めたいと思います。よろしいでしょうか。
今日は【資料1】の4ページで、6つの進めたいテーマを事務局に提示していただきました。
(1) 魅力の再発見、西区ファンの拡大などにつながる取組例としての「西区いいとこマップ」(若い世代にも楽しめる手法や取組のプロセスを重視)
(2) 西区ファンが自由に発信してつながり、西区の魅力が多くの人に共有される仕組み
(3) 身近に話せる人やサポートしてくれる人とつながる取組等
(4) 普段の生活で、気軽に楽しく、自分のペースで参加できて運動につながる取組
(5) 防災、防犯活動などの関心を高め、活動に携わる人を増やす取組
(6) 上記のほか共創・協働による取組(自由提案)
これらはそれぞれが関連するので、(1)(2)と、(3)から(5)との2つに分けて話し合うのが良いと思います。(1)(2)は魅力を発見し情報として発信して共有されるという内容で、(3)から(5)は身近な地域で身近な方々がつながりをつくって、色々なことを実現する内容でしょう。よって、この2つで前半・後半を区切って意見交換を進めていきたいと思います。
●久座長
西区の魅力を見つけて発信し共有して色々な動きにつなげていくため、一緒にできること、または既に取り組んでいらっしゃることについて意見交換できればと思いますが、いかがでしょうか。
●中島構成員
羽衣国際大学の中島です。共創・協働により進めたいテーマということで、冒頭に「魅力の再発見、西区ファンの拡大」が挙げられていることが意外でした。緊急を要する課題というよりは、本当に中長期的に価値を創造していくに当たっての課題なので。昨今、地域のブランディングは非常に重要な課題と認識されていますが、地域らしさを演出するということに留まってしまっているような気がしてなりません。ブランディングをするのであれば、もっと根本的なこと、すなわち魅力そのものが何なのかという、価値の見方を考え直していく必要があると考えています。西区基本計画案について意見交換する際、「地域資源」という言葉がなかなか伝わりにくいという話になり、「宝物」などのワードが出てきましたよね。これからは、単にイベントの集客ができたらいい、今流行の言い方をすると単に「バズったらいい」などというのは良くないと思います。観光資源というと、上辺だけの薄っぺらいものとして消費される面もあるのですが、歴史文化が重層的に蓄積しているのが西区の特長だと思います。古墳もあれば、浜寺公園の近代的な遺産もありますし、本当にバラエティに富んでいるわけですね。長い歴史の中で紡がれてきた文化があり、そこで生活が営まれているということで、非常に厚みがあるわけですね。ですから、その価値を調べて、それを記録していく。で、これをしっかり言葉にして伝えていく、編集のようなことができるかどうかっていうところですね。地元の人が自分たちの魅力をしっかりと学んで編集をしていく、「地元学」や「地域学」と言われる作業をしていくということです。単に魅力を発信すればいいというのではなくて、深掘りをして価値創造につなげていくという視点が重要と考えています。
【資料1】に「西区いいとこいいとこマップ」が挙げられ、若い世代にも楽しめる手法や取組のプロセスを重視すると書かれています。大学では昨今、教育だけでなく地域貢献を行うことが求められています。学生たちの教育を兼ねて、地域と連携しながら、学生や地域の方々が地域の「普段だったら気にも留めてなかったようなところにすごい宝物があるよね」ということを発見していくというプロセスをとおしてマップ作りができると、すごく良いと思います。色々なところに資源が点在していると思うので、その資源をマップにすることで、これらがつながって線になる結果、様々なテーマやコンセプトが生まれると思うので、これらを地域に広げていけば、「地域魅力の共有」につながると考えました。
●久座長
私が色々な地域の方々と一緒に魅力を磨いていく仕事をさせてもらっている中で感じるのは、学生の目というのはいわゆる「外の目」ということです。地域の方々は日常を当たり前と捉えすぎていて、良いものがなかなか日常に埋もれてしまって見えなくなってしまっている面があろうと思います。なので、そういうフレッシュな学生さんの「外からの目」で見ていただいて、新たに地域の魅力を発見できることもあると思いました。ぜひ羽衣国際大学の学生さんと一緒に、色々な活動をやっていただければ嬉しいと思います。
●西出構成員
羽衣国際大学学生の西出です。私は和歌山県在住で、西区のことはあまり詳しくありませんが、先ほど中島先生がおっしゃった「地域の魅力って何だろう」と考えると、それを探っていく作業に取り掛かるきっかけを、区役所につくってもらう必要があると思いました。まず多様な主体による共創のきっかけがないと、ファンを拡大したり、新しい目を入れたりっていうところが難しいと考えます。魅力を再発見するとはどういう状況なのかと考えると、自分がまちに興味を持ってまちに行かないと気づかないと思います。例えばSNSで膨大な情報が流れてきたとしても、ちらっと見て受け流してしまうことの方が多いでしょう。なので、つくったマップを見てもらおうとするよりは、マップを主体的に計画的に作っていこうとする、そしてつくるという体験が軽くて気持ちよく、「なんか楽しい」と思いながら携われるような仕組みがあれば、魅力を知りやすいかなと考えました。
●久座長
これから1つ1つマップが増えていけば良いですね。歴史編、人物編というようにやると良いのではないかと思います。
●喜田構成員
社会福祉協議会西区事務所の喜田です。魅力を発見した先のゴールについても、皆さんと共通認識を持ちたいと思います。例えば、色々なランドマークや観光スポットへは、歴史・文化が好きな方はおそらく区外・市外からもたくさんお越しになると思います。一方で、観光客を増やすというより、どちらかというと西区が住みやすいまちだと思っていただいて、その転入者や定住者を増やすということが大きなゴールなのかなと私は考えています。そういう意味では、魅力の再発見については、埋もれている魅力に着目することが重要だと思います。社会福祉協会は、自治連合協議会や校区福祉委員会、民生児童委員といった住民組織の皆さんがされている活動によく関わらせていただいています。その中で住民さんからよく聞くのは「こんな活動があったことを知らなかった」という言葉です。なので、こういった地域の全体の取組を発信するとことはすごく意義深いところがあると思います。また、マップを作るだけでいいのかっていう意味では、例えばウォークラリーやスタンプラリーのような、世代ごとに興味がある場所を回れる、実際の参加体験につなげる仕掛けを考えてみるのも一案かなと思います。歩いたことに対するインセンティブをセットするのも面白いのかなとも思います。さらに、共創の具体例として、西区の企業とタイアップして「これだけ回ったらここで何か一つおまけもらえるよ」といった活動が良いと思いました。
●久座長
今、まちづくりをやっている仲間の中ではロゲイニング(地図とコンパスを使い、制限時間内にまちなかに設置された多数のチェックポイントを自由な順番で回り、得点の合計を競うスポーツ)でまちを再発見しようというゲームが今、日本中どころか世界中で流行りになっているので、参考になるかと思います。
喜田さんのおっしゃるように、誰に向かって発信し、どんな効果を狙うのかも検討課題ですね。必ずしも1つに絞る必要はないと思いますが、ちゃんと柱をつくっておかないと、「同じことをやっているのに向かってる先が違う」というようなことになってしまいます。観光客などの外から人を呼び込みたいのか、または地域の方々の間で魅力を再発見してもらい、自分たちのまちへの誇りを高めていきたいのかを整理しながら進めていく必要はあると思います。ちなみに私も茨木市民として色んな方々と一緒に活動をする中で感じるのは、茨木市民ってあまり外からの人を呼び込もうとしてないんですよね。「自分たちが楽しかったらいいよね」というような活動がいっぱいあって。それが人づてで「なんか茨木市って楽しそう」という話になって、外からも人が来てくれる副次的効果としての集客効果があるわけです。私が会長を務めさせていただいている施設「おにクル」が開業して2年経ちましたけども、2年目もおかげさまで200万人の来訪がありました。市民活動の一番の目的は自分たちが楽しむということなんですね。誰に向かって発信し、どんな効果を得るのかを考える際に、当事者が楽しくやっているとその副次効果として外からの転入につながる例として紹介させていただきました。
●宮﨑構成員
以前の会議で「遊び場マップ」を紹介しましたが、私の研究室で、これを卒論のテーマとした学生がいました。内容は2つの面から成ります。1つは羽衣駅・東羽衣駅から500メートル圏域の中にどれだけ公園があるのかを学生が自ら歩いて探して写真を撮り、ボール遊び禁止のような看板があるかないか、どんな遊具があるかなどを調べてきたレポートです。もう1つは、地域の60代・70代を中心とする20人の方にご協力をいただいて、「子どもの頃にどういう所でどんなふうに遊んでいましたか」というアンケートを実施しました。ご自分の幼少期の遊び場のほか、その方のお子さんや配偶者が「どこでどんな遊びをしていたか」についても回答してもらいました。その調査の分析結果を地域の方に報告する会を設けたところ、そこで生活されてきた方の歴史がマップに表れることになるので、「これを基に今後こういうまちづくりをしていきたいですね」という話につながったり、学生が「この公園を生かして多世代交流のイベントができるんじゃないか」という提案をしたりと色々な展開が見えました。このように、地域の方と小さな取組をたくさん積み上げていくと面白いと思います。
また、地域の防災リーフレット・防災チラシを学生が作る取組を、私の担当する授業の後半で取り入れました。その時に堺市の防災マップも参考にしながら、各自が具体的な対象者を設定し、「こういう人が、こんな場合に困るだろう」ということを想定して、分かりやすいチラシを作りました。そうすると、ある学生は妊婦さんに向けたチラシ、別の学生はペットと暮らしている人に向けたチラシ、こども向けのチラシ、中国からの留学生は自分たちの困りごとを踏まえての日本語と中国語で書いたチラシなど、様々なものができました。できた作品を授業で掲示・発表し互いに評価して、これらについても地域の方にお示ししました。学生はチラシをつくることによって、自分も防災を意識することができたと言っていました。主体的に動くと当事者意識が高まると思います。
●久座長
私は東淀川区の西側地域のまちづくりをずっとお手伝いをしているんですけれども、阪急の京都線・千里線の高架化をきっかけにもう一度まちづくりを考えましょうという話になりました。小学校区ごとにまちづくり協議会があって、そこが中心にまちづくりの計画を一緒に作らせてもらう中で、参考になりそうな話があります。
何度かワークショップを開く中で、高齢の方々から口々に「昔は良かったのに、今は・・・」という声が出てきたので、お世話役の方が「その『良かった』内容は何かについてみんなで話し合ってみよう」と発案して、実践することになりました。そうすると、一番多かったのは、人と人のつながりがもっと濃かった、つながりをつくる場所もいっぱいあったという意見でした。それなら市役所、区役所に頼まなくても自分たちでできるのではないかという話になりました。また、協議会には高校生も入ってくれていて、「昔はここに駄菓子屋があった」という話が出た時、高校生が「駄菓子屋は、私たちもあったらいいなと思う」と言ったんですね。そうすると「誰かがどこかで駄菓子屋をつくれるよ」という話になりました。地域で昔話と今の状況を一緒に語り合っていくと、それぞれのまちの将来が見えてくる例として紹介させていただきました。
宮﨑先生から遊び場のお話をいただいたように、世田谷区では、密集市街地を何とかしようという中で三世代遊び場マップというのを作っています。昔はどうだったと語るよりも、三世代の遊び場をみんなで地図に落とし込んでみて、今の遊び場と昔の遊び場がどう違うのかというのを見るだけで、まちの変化がとてもよくわかるんです。このように、同じ目線で昔と今を比べてみようというネタとしても、この遊び場がどうだったかを語り合うのはとても良いと思いました。こういったことであれば、校区ぐらいの単位で取り組めるのではないかと思います。
●濱中構成員
先ほど喜田さんから地域のイベントがたくさんあるとのお話がありましたが、イベントを検索してみると、「子育て世代に対して・・・」「高齢者に対して・・・」という括りで紹介されがちです。けれども、例えば、楽しそうなイベントが浜寺校区であるとしても、平岡校区に住んでいる人がベビーカーを押しながら、浜寺に行くのは難しくて、地域の隔たりを感じてしまって、親しみをもってそのイベントに参加できないというようなことも時々聞きます。西区役所で開催される子育てのイベントであっても「浜寺からはちょっと遠いね」という声も聞きます。なので、可能かどうかは別として、対象者で絞るのではなくて、地域で絞るのも良いと思います。例えば鳳小学校区で高齢者向けイベントがいつある、こども向けイベントがいつあるというようなものです。おばあちゃんがたくさん集まっている所にこどもが行っても良いじゃないですか。なので、対象者で括らずに、「障害のある人も、赤ちゃんも高齢者も参加していいよ」という広く開かれた形で、徒歩圏で行けるような小さな単位でのイベントの発信をしていただけると良いですね。そこへ行って地域の方と触れ合って「実はご近所にこんな人がいたのか」「近所にこんないい施設があったのか」という再発見や地域性を前に出した活動ができると思います。
●久座長
情報発信の仕方についてのご意見として参考になりますね。
●南方構成員
僕は向ヶ丘町で自治会役員をしている南方です。最近、老若男女を問わずに、自然に集まって話ができる場を作れたらいいと考えて、WBC中継のパブリックビューイングを自治会館で行いました。 当日は自治会館を開放して誰でも気軽に来られるようにしました。結果として30人ぐらいの方に来ていただいて、またこういうのがあったらやってほしいとか、そういう良いお声もいただきました。西区を盛り上げていくためには、まずこういう身近にある自治会の活動を少しずつ広げていくことが大事なことなんだなって、やりながらつくづく感じています。若い世代が自治会に関わって、イベントを通して地域に入っていくことができたら、また地域の活性化につながると考えます。
●久座長
新たなつながりが生まれて、良い取組ですね。野球好きの人、サッカー好きの人など、色々な人が様々なテーマごとに集まれると良いと思います。
●荒堀構成員
西区ファンの拡大には、歴史街道のスタンプラリーのように、目的地に訪れてQRコードでスタンプを集めるといった取組をやって、まず足を運んでもらうと良いと思います。ただ、スマホをお持ちでない方もいらっしゃるので、紙ベースでのスタンプラリーも同時にしていただいて、その時はスタートを西区役所にして西区役所のスタンプを押したものを渡して、そこから歩き始めていただくのが良いと思います。西区役所がどんなことをしているのかを知るためには、実際に区役所に来てみないとわからないんですよ。私は区役所に行くのが好きで、配架されているチラシを集めに行くんですが、そこで区役所と同じ建物内にある西文化会館の殺陣教室に行ったこともあります。映画上演会とか、そういう面白いことが結構あるんです。区役所にもまず来てもらって、何があるのかを知ってもらうことから始めないといけないと思うので、お勧めしたいです。
あと、大鳥大社の「先の見通せるお守り」が流行っていて、若い人にすごく人気があるそうです。その効果なのか、先日も大鳥大社に行ったら、人がたくさんいました。
また、学生やこどもを集めて西区おすすめの地図を作ってもらいたいと思います。私たち大人では考えられないものを出してくれるので。あればすごく楽しいと思うし、こども、これからを担う若者たちがそれを見て、「ああ、面白いことをやっているんだな」と思ってくれたら嬉しいと思います。
●久座長
大鳥大社のお守りは誰かがSNSに載せたのでしょうね。誰かがSNSに載せたら、それがたちまち広がっていって、日本中から人が集まれるようになる時代になっています。区役所としても、このようにみんなで情報発信してもらえて、多くの人に共有されるのを期待しているわけですよね。
●田中構成員
私はまちづくりでは、生活の延長で物事を考えることを非常に大事にしています。なので、「気がついたら西区のファンになっていた」ということがすごく大事だと思っています。魅力を探すのではなくて、いつの間にか自分の行動が変容して西区の魅力を感じることにつながっていくっていう方法が望ましいです。では、どんな方法があるのかを考えたところ、泉北ニュータウンで泉北高速鉄道が実施している「ポイ活」がヒントになります。歩数が増えると、それがポイントになって、そのポイントを使って地域のお店で買い物できるというデジタル技術を用いた仕組みです。先ほどからお話があったように、魅力のあるものを地図に載せて、おすすめのコースを作っていただくと、人はそれを見て歩きますよね。歩いたら歩数が貯まりますし、この地図とポイ活のシステムを組み合わせると良いと思います。地図を作る市民の動きにビジネスチャンスを見出して、ポイ活のシステムを作ってもらえれば、昨今の健康ブームも手伝って健康のために歩いている人も利用するでしょう。ポイントを稼ぐために歩くと、良いお店が見つかる。見つかったらそこに何度も訪れるし、歩数も貯まる。この流れで西区ファンが増えると良いですね。泉北ニュータウンでは地域ごとにウォーキングコースというものもあります。こういう事例も参考になると考え、紹介させていただきました。
●菅構成員
浜寺中学校区でPTA会長させてもらっている菅です。浜寺中学校の美化委員よりハマデラソウの保全会の方にお電話をさせていただき、浜寺中学校もハマデラソウを育てております。
浜寺中学校のPTAの美化委員が浜寺ガーデナーズクラブというのを作っています。地域のボランティアの方も参画していただいて、花の手入れなどをしています。活動する中で今年初めて梅の木があることに気づいたので、梅ソーダを作って飲む活動を地域の方々とやりたいなという話になりましたが、取組を知っていただく機会がないのが問題です。美化委員長がSNSを使って発信はしてくれていますが、地域の方々に届いていないのが課題です。では、どうやって発信するのかというと、一人では無理で、多くの人で行うのが鍵だと思います。大鳥大社でも、誰か一人が発信したからバズったわけではなく、その協力者など、多くの人が発信したと思います。なので、地域の魅力発見でも、誰が誰を巻き込むか、誰が協力してくれるかが重要で、人数が要ると思います。
また、浜寺石津小学校区の花のボランティアの皆さんに「浜寺中学校にも来てくれませんか」と言うと、「中学校は、高齢の人にとっては遠い」と言われるんです。防災訓練を浜寺中学校で実施しても、浜寺石津の人は「川を渡らないといけないから別枠です」と言われることもあります。中学校区内でもこういった課題を抱えています。
●久座長
TEDというプレゼンテーションのビデオがありますね。この中でデレク・シヴァーズという人が社会運動はどうやって始められるかという面白いプレゼンテーションをしてくれていました。最初は皆の前で変な踊りをするお兄ちゃんが出てくるんですよ。最初のうちは変なお兄ちゃんに見えます。ところが同じ踊りをする人がまた現れると、どんどん波及して、ついには踊らない人が変な人になってしまうという内容です。
リーダーが一人で変なことをしていたら「変な人」で終わってしまうことになりますが、フォロワーが出てくるかどうかが運動としては重要だとシヴァーズは言っているわけです。どれだけの人を巻き込めるか、巻き込まれる仲間がとても重要ですね。
●南構成員
大阪公立大学学生の南です。話題を戻して、大鳥大社の話をさせていただきます。大鳥大社は、若者の間でSNSをきっかけにかなり人気が出ていると感じて、TikTokで調べたところ、大鳥大社に関する投稿で最大で7.4万「いいね」がついている投稿がありました。大鳥大社の透明なお守りや、月ごとの御朱印のデザイン性の高さに魅力を感じている人が多くて、これらを目当てに来訪する若者も多いと感じています。先ほど、SNSでの数字の大きさ・イベントの先に何を求めるのかっていうのを聞いて、私は7.4万「いいね」のすごさを話そうとしてたのが少し恥ずかしくなりましたが、「バズる」ことをきっかけに広がることも多いと思います。というのは今の時代にとてもわかりやすい指標で、これは、浅く見えるかもしれないけど、ないがしろにはできないのかなと感じました。なので、例えばバズっている大鳥大社を中心にしたマップを作って、「大鳥大社を巡る場合の一日のプラン」のようなものを立てて発信すると、外から来た人も地元のお店に寄って帰るとか、そういった効果も期待できるので、大鳥大社という貴重な資源を中心に据えて観光を進めるのもいいのかなと感じました。自分たちで活動を立ち上げるのは難しいと思うんですけど、私たちのような若者が一番簡単にできる発信とは、やはりSNSへの投稿なのかなと思いました。で、先ほどウォークラリーやスタンプラリーの話が出ましたが、そういったものと同じように、決められた指定の場所を巡って指定のハッシュタグをつけて投稿して、その画面を職員や店員に見せたら何らかのサービスを受けられるようなものがあれば良いですね。実物のスタンプカードを配るとコストがかかると思いますが、例えばInstagramではデジタルのステッカーなどがあって、写真を投稿するときにそれを検索して写真の上に貼り付けることができるんですけど、それを例えばニッシーちゃんのスタンプを登録して貼り付けることができれば、コストをかけずに西区だとわかってもらえるので、実現可能性があるのかなと思いました。
私は津久野に住んでいますが、津久野駅に関連する投稿に1.4万「いいね」がついているものありました。それは、駅の下をとても派手なだんじりが轟音を立てて走っているのに、駅で電車を待っている人が気にも留めていないという姿でした。このコントラストが、だんじりのない地域の人にはすごく面白く映ったのでしょう。私たち住民にとっては当たり前のことでも、外から切り取るとすごい刺激のあるものになるんだなと感じたので、そういった写真のコンテストがあっても面白いのかなと感じました。
●久座長
おそらくまだまだ意見はあろうかと思いますが、もう1つのテーマがありますので、また次回にも出していただければと思います。
次に移る時にちょっと紹介をしておきたい話があります。彦根の商店街のまちづくりをやっている人の間で使われている言葉に「100の愚痴より10の提案、10の提案より1の実行」があります。愚痴はネガティブなことなので、そこから先は見えない。それを言う暇があったら10分の1でも提案を出して、そのクリエイティブな話をしたらいい。でも提案を提案のままで終わらせずその10分の1、何か1つでもいいので実行する。実行して積み上がっていけば、まちづくりにつながるという意味です。
今日は色んなご提案をいただいたんですけど、「じゃあ誰がするの?」という段になった時に「私がやります」と言ってくれると、すぐに実行できます。提案をするなっていう意図ではなく、今日多くの提案が出ましたので、「私ならこれはできる」というのを次回以降持ち寄っていただくと、1つずつ実現できると思います。ただ、「一人ではすべてをできないけども、ここまでならばできる。ここを助けて」というような話も、次回以降出していただいたら嬉しいなと感じています。
●久座長
次は、身近なつながりについて、話を展開したいと思います。いかがでしょうか。
●濱中構成員
今日の午前中に西区の上野芝中学校1年生全員を対象に、体育館で認知症サポーター養成講座を私が主催しました。数年前まではただただ「認知症ってこんな病気ですよ」「介護をする人はこんな気持ちですよ」とか、全国一律の認知症のマニュアルに基づく話を100分程度していました。でも、これでは効果が薄いこともあり、上野芝中学校の教頭先生から、地域性プラス防災の観点を加えた講座をしてほしいという要望を受けました。それで今日実施したところ、まず「西区の高齢化率と上野芝中学校区の高齢化率のどちらが高いでしょう?」というクイズを出して自分たちの住む小さい単位の数値を基にした実態を知ってもらいます。次に昼夜間人口比率の話をして、平日の昼間では、いわゆる労働人口のほとんどは自分たちの校区から働きに出ているので、「もし昼間に災害が起こったら、誰が誰を助けますか」と問題提起します。平日の昼間に地元にいる人の多くは、高齢者や14歳未満のこどもたちなので、「じゃあ、あなたたちが行動を起こさないといけないよね」「あなたたちが認知症のことを知っていると、もっと皆の役に立てるし、とても良いことだね」「認知症だけではなくて、困っている人とどうやってつながっていくかが大事だよね」と呼び掛けるなど、地域に根差した視点を盛り込んでお話をさせていただきました。結果として、こどもたちも、昼間にもし災害が起こったら、「この中学校の僕たちが、家にいるおじいちゃんやおばあちゃんを助ける。直接助けなくても気にかけていないといけない」と、自分たちの事として受け止めてくれたようです。従来は認知症に関わる1つの活動が、防災などの様々なことと結びつくことを実感しました。何かの活動をする時、1つのテーマであっても、様々な人と手をつなぐことによってテーマが広がったり、活動の意義が広がったりするのと思うので、つながりを発信できるのが、この区政策会議のメンバーなのかなと思います。
●久座長
東日本大震災から15年、阪神淡路大震災から31年になりますが、自らも阪神淡路大震災で被災された大阪大学大学院人間科学研究科の渥美先生が「防災と言わない防災」を提唱されています。被災されてすぐの復旧活動を見る中で、意外な人たちが活躍されているのを目の当たりにした経験を渥美先生が話されています。その意外な人は誰かというと、地域のスポーツ少年団の人たちなんです。若さと統率力と団結力の強さがあるから、活躍されたわけです。スポーツでつながっていくという団結力がいざというときに役に立つという体験をして、それから渥美先生は防災と言わない防災、つまりスポーツ少年団が意外と防災機能を持っている、そんな目線で見ようという話をされているのです。それが濱中さんのお話につながるのかなと思います。
今、「ながら見守り」が流行っています。八尾市で月に一度井戸端会議を開いていて、その地域にある学校の校長先生がこれに参加してくれています。その先生が「児童の下校時間にクラブ活動の生徒に校外を走らせましょうか」と提案してくださってたんですね。あえて「見守り活動」と言わなくても、外を色々な人たちが走ったり歩いたりすることによって見守り活動につながっている、すなわち「ながら見守り」なわけです。こういう発想も広く共有できると、様々な活動が広がっていくのではないでしょうか。地域でも、色々と試みていただければと思います。
●荒堀構成員
子育てと世代を超えた交流について考えたことなんですが、小学校で私は理科支援員を数年間やっていました。4、5、6年生を受け持っていたんですけど、5、6年生になると、反抗期もあり、学力の差も出てきます。そうなると学習が面白くなくなるんですよね。理科の実験なんて別にやらなくてもいいというような反抗的な態度になることがあるんです。それでも寄り添ってその子の話を聞くと、小学生であれば聞いてくれるんですよね。ただ、勉強が苦手でも、授業は進んでいくので、分からないところまで戻ってくれない。一方で、引退された先生とか、元塾講師をされていた方とかが、地域にいらっしゃると思うんです。場所を役所で貸していただいたら、安心感がありますから、そういうこどもたちに寺子屋のような学びの場を、作ってほしいです。
●久座長
どこか、そういう所はありますか?
●菅構成員
浜寺石津校区の話になりますが、民生委員さん、自治会の皆さん、浜寺中学校、浜寺石津小学校と協力して、不登校支援としてサポートルームを毎週月曜日に開いています。今日の午前中も、年度末ということで、スタッフと保護者の交流会という形で開催させていただきました。そうすると「こども食堂をやっています」、「石津っ子広場という宿題カフェみたいなことやってます」という方やPTAからも、こどもたちの様子などについて意見が飛び交います。「お姉ちゃんが卒業するけど来られる?」「今度は弟たちを誰が連れてくるの?」という情報共有もできる状態になっています。今問題を抱えている人についても地域で見守る取組ができていると思っています。
また、【資料3】のとおり、おおとりウイングスで同じような「まなびパレット」という取組をさせていただいております。不登校のこどもの居場所でありながら、家庭教育・社会教育を伝える場所も作らせてもらいました。おおとりウイングス内の創才サイエンスラボをお借りしているのですが、これは浜寺石津小学校のPTAのつながりという背景があって、実現しました。
【資料4】のママのHOTステーションも、おおとりウイングスで実施されています。外に一歩出にくいこどもたちに何かのきっかけを提供出来たらと考え、赤ちゃんとの触れ合いがあったら出てこられるんじゃないかと思って、協働した取組をさせていただいたこともあります。
このように、小さなことかもしれませんが、つながりができていますので、情報提供をさせてもらいました。
●久座長
まなびパレットの成功例は、場所を持っている人と何かをやりたいという人が、何らかのきっかけでつながれば、色んなものがどんどん出来上がっていくという典型例だと思います。つながりを広げていっていただくと、一つ一つが実現できると期待しています。
●國本構成員
西区で、障害や福祉の関係の事業所を運営している國本です。【資料5】のミシンに関心がある人がつながっていく「地域の輪」を主催しました。和歌山の知人と協力して、アップサイクル(本来は廃棄されるはずの物に新しい価値を与えて再生する)として、眠っていた着物や浴衣を、ミシンを使って日常生活で着られる服にリメイクするというイベントです。ミシンに少しでも興味のある方が集まって、つながりができることをめざして、社会福祉協議会西区事務所に相談したところ、「西区楽ボラ」という、楽にボランティアをするという取組の一環として、3月4日に西区役所で開催できました。応募が32人に達し、ミシンで一緒に縫わせていただいて、手提げカバンを一緒に作ることもでき、コサージュ作りもできる場になりました。今日私が着ている服も、着物をリメイクしたものです。アンケートも取れて、12人の方のご連絡先をいただけたので、今後につなげていきたいと考えています。また、私は子ども食堂の方の運営にも携わっておりますが、西区には不登校のこどもの支援を行う場があると聞かせていただいて、この方々とも一緒に何かをできたらと思っています。また今後もミシンやものづくりなどを通じた取組も進めていきたいです。
●久座長
國本さんと喜田さんがつながったからこそ実現できた例ですね。
環境問題に詳しい方はご存じかと思いますが、徳島県上勝町という「葉っぱビジネス」で有名な町なんですが、リサイクル率が80%を超えています。上勝町ではゴミの収集をやっていない、収集車が来ないんです。町民は町内唯一のリサイクルステーションにゴミを持って行って、そこで13種類43分別と徹底的にリサイクルします。このリサイクルステーションのすぐ横に同じような作業所があり、高齢の女性の方々が服のリメイクの作業をしています。このような福祉の仕事と環境の仕事を一緒にすることによって、リサイクル率が上がるという取組をやっていますので、西区でもそんなことができたらいいと思っています。複数分野のコラボは面白いと思っています。上勝町は鯉のぼりのリメイクもやっていて、鯉のぼりで服を作ってしまうんです。とても派手なんですけど、「昔は鯉のぼりだった」というユニークな服も販売をしてくれています。
●岩崎構成員
ママのHOTステーションの岩崎です。【資料4】は、2月24日におおとりウイングスで開催した、ママのHOTステーションの「つながるWA」というイベントのチラシです。西区役所子育て支援課の協力で実施するということで区役所が使っている「つながるWA!」というネーミングを使わせてもらいました。また、MediGoという鳳の商店街の近くに歩くことを大事にしてリハビリをされていらっしゃる企業の協力で、理学療法士の方々から体操などをママたちに教えてもらって、その間に、高齢の方々が一緒に赤ちゃんの面倒を見る時間を設けながら交流をさせてもらいました。この企業の方とは、「堺市100人カイギ」というところで出会って、お声かけさせていただきました。
私は、日頃、上野芝中学校でバドミントンをしているんですが、そこのおばあちゃんたちにもイベントを案内したところ、3人の方が「ちょっと遠いし足が悪いからしんどいけど、赤ちゃんと会いたかったから」と参加してくれました。赤ちゃんを抱っこしたおばあちゃんたちがすごく元気になってくれる姿も見られました。
ママのHOTステーションでは、情報交換が頻繁に行われています。「ママのHOTステーション以外で、子育てひろばはどこにあるの?」「私は、ここに行っているよ」「車で行ける場所が良いね」「でも駐車料金がかかるのは嫌だな」といったことを話していると「堺東の子育て広場に皆で行こう」という話がまとまりました。皆さんがグループLINEを3月5日に組んでくれて、3月9日に堺東の子育て広場に行きましたので、つながった時の動きのスピードがすごいんです。その後も夜の11時でもLINEのやりとりが絶え間なく続くこともあり、つながりができています。私が家に皆を呼んでカレーを振舞ったり、カラオケに行ったりと交流を深めています。ママたちは、いかに安くて長く喋っていられる場所があるかを探しています。こどもが1人目の人も2人以上の人もいて、20代から40代までと色々な方がいます。実家が遠方にある人も多いので、ファミリーサポートセンターに登録している人もいらっしゃるんですが、マッチングがすごく難しくて、顔見知りでもないですし。私もファミサポには登録していますが、受け入れる側にはなったことはなく、連絡したらだいたい受け入れができるようになるまで1年ほどかかると言われました。そういうこともあり、ママのHOTステーションに「受け入れたい」という人たちが来てくれて、顔見知りになれば、マッチングがスムーズにできるだろうと思います。地域でつながっていくことが大事だと思うので、上野芝町会館を無料で貸してもらえると、遠方からであってもママがかけつけてくれます。「ちょっと遠くても、クルマで行くよ」と言ってくれています。積極的に動くし、調べる力も高いママがたくさんいます。夏に暑くなると遊び場がないという悩みを、ママたちだけじゃなくてこどもたちも抱えています。なので、会館をお借りさせてもらえるんであれば、つながりを小さいところから広げていくことが必要だと思っています。
●久座長
【資料4】のサブタイトルは「ママとベビーの地域交流イベント」ですよね。それなのに、なぜ高齢者が来られるのでしょうか?
●岩崎構成員
このイベントは、優しい体操をテーマとしたママとベビーの場所だと銘打ちましたが、この日の前に、MediGoさんを通じて高齢の方にお知らせしてもらいました。MediGoの方からは、高齢者は普段、MediGoさんがいつもの場所でリハビリや体操をしていてもあまり笑顔がないと聞きました。でも赤ちゃんをみると「昔子育てしていた時のことを思い出した。元気が溢れてくる。」と81歳のおばあさんが笑顔でおっしゃっていました。ママも実際おばあちゃんたちと喋って、とても癒されていました。「可愛い」「可愛い」と言ってもらえるだけで嬉しいと言って。なのでベンチさえあれば、高齢のお客さんは座って眺めてくれます。自然につながって、輪に入ってママと一緒に赤ちゃんを抱っこしているおばあちゃんもいました。
●久座長
地域の集会所を利用したママの活動というと、摂津市の鳥飼という所で、グループがかなり頑張ってくださっています。「こんな若い人たちで頑張っていますよ」と地域の人たちに知ってもらおうとしています。困っているママたちが地域の集会所を使わせてもらって、互いの関係を作っていくためのつなぎをやろうという仕掛けをやってらっしゃいます。
西区でも、地域からこのような取組をスタートしてもらえると嬉しいと思います。
●濱中構成員
西区の各校区にある子育てサロンでは、ボランティアスタッフがいて、ママたちが遊びに来てくれています。
先ほど西区楽ボラと協働したミシンのイベントのお話がありましたね。楽ボラに参加した平岡校区の高齢の方が「ボランティアしたい」と社協に伝えたところ、「平岡に子育てサロンがあるのでここでボランティアをしてみてはいかがでしょう」と紹介してもらえて、それまで全く子育てとかに関心がなかった人が赤ちゃんを抱っこしたり、ママとお話ししたりすると「とても楽しい」と言って、毎回休まずに来てくれているんです。色々な入口があると思いますが、うまくコーディネートして地域につないでいただく役割を、社協が担ってくれていたんです。
岩崎さんのお話を聞いていると、行政や社協にコーディネートしてもらうだけではなくて、自分たちもコーディネーターとして色んな人とつながって、つながりをつくっていくコーディネーターが西区でたくさん集まれば、活動の輪が広がったり、コミュニケーションが豊かになったりすると思います。
私もこの政策会議に参加するまでは、社協や区役所の子育て支援課に「つないでよ」と頼りがちでした。でも、岩崎さんと菅さんのように、自分たちでコーディネートしていくと、もっと広がるということを勉強させていただいています。自分たちがコーディネーターとしての役割を果たしていくということを、今後の活動をするに当たっての姿勢として加えていきたいと思っています。
●久座長
岩崎さんのお話を聞くと「場所さえ貸してくれたら、地域のためにも動きますよ」というママのグループもたくさんいるということかと思います。
私はいつもね、ハロウィンと地蔵盆っていう話をさせてもらいます。どういうことかというと、ハロウィンは若い方々が新たに生み出していくイベントとして、日本中で盛んになっていますよね。でもよく考えたら、地蔵盆(こどもを守る仏・地蔵をお祀りする行事で、お菓子配りなどをする)と同じ仕組みなんですよね。こどもが来たらお菓子をあげるよという話だから、「地蔵盆をやってもらったらいいじゃないか」と思うんですが、地蔵盆は嫌で、自分たちで立ち上げて企画・運営をしたいんです。既にあるものに従って「ああしろ」「こうしろ」と言われるのが嫌だという人がいっぱいいるので、地域の場所をうまく使わせてもらって、様々な方々に地域でも回していただくと良いのかなと思います。こういう人たちが地域の力になれる人たちですから、使っていただけるような、そんなつながりがもっとできたらと期待しております。
●菅構成員
情報共有です。北区にあるS-Cube(さかい新事業創造センター)の茶室が、コーヒー交流会とかランチ交流会などの様々な取組をされていて、そこに定員6~8人の参加者を募って、そこに積極的に参加した人たちが自然とつながって、別の場所でイベントを立ち上げるなど、どんどん輪が広がっています。情熱があってもどこでつながったらいいのか分からない人が集まるんです。西区の社協や行政の方がコーヒー交流会、ランチ交流会っていう場だけを提供して、あとはやりたい人が「今日はこのテーマです」と自由に設定したら、そのテーマに沿った人が集まると思います。そこからはもう手を離してやっていってもらったらいいんではないかなと思います。良い取組が北区で、北区役所が実施しているものではないですけど、情報提供させてもらいました。
●久座長
全部区役所がやってしまうと単なるお客様しか来ないですが、「ここはやってもらえたら」という隙間をつくる、その人たちが活躍できるところをつくっていただくと、力を発揮してくれる人がまだまだいるという呼びかけだと思います。頑張れる人たちは全部自分たちで背負って動かそうとするんですが、それではやがて自分たちがしんどくなるので、「ここは誰かにやってもらいましょう」という隙間を作ってくださるといいなということだと思います。
●宮﨑構成員
先ほど話題に上がったこどもと高齢者の触れ合いに関連した話です。家庭科でも、こどもとの触れ合い体験学習というのがあります。家庭科で幼児の生活を学ぶ分野があり、中学校の家庭科では必修として授業で触れ合い体験があります。事前学習をして、触れ合い体験をしてから振り返りの事後学習をするという流れで行います。例えば、保育園や幼稚園に訪問したり、学校へこどもたちに来てもらったりする中で、こどもと触れ合うのですが、どうしてもできない場合は観察することになります。こういう体験学習を通してこどもたちはどうなるのかという論文が出ていまして。その中で、触れ合うことで親になるためだけでなくて、社会でこどもを育てていくことへの関心も含めてなんですが、幼児への共感性が高まるなどの様々な効果があると言われています。この実施に当たって学校がこどもと触れ合える機会を提供する団体と結びつき協力を得ているというような事例も、他の自治体ではあったと思います。また、教育委員会の支援を通して、うまく連携しているという情報を何かの資料で見たことがあります。今の西区の中学校でも実施されていると思いますが、触れ合い体験学習が広がると良いと思いました。
●久座長
大阪市東淀川区の小学校で、つどいのひろば事業で1教室を貸してもらっているNPO法人があります。つどいの広場のすぐ横に教室があるので、児童が覗きに来て「『僕らも小さい頃はこんな感じだったんだね』という言葉をかけてもらえる」とその代表者が話されていました。校舎の1室を貸すという校長先生はすごい決断をされたと思います。校長先生も「子育てしているところを児童が学校で見られるので、こどもの成長に役に立っている」とおっしゃっていました。こういう面白い試みが広がっていくと良いと思います。
私が運営しているおにクルでは、どんな難しいことをお願いされても「できません」と断らないというのがモットーなんですね。皆さんも、最初は「ちょっと難しいかな」と思っても、「色々なアイデアを出していけばできるのではないか」と考え、話し合いを続ければ、実現に近づくと思います。特に行政の方々はどうしても守りに入るので、少し柔らかく構えていただくと、色々な可能性が実現していくと期待しております。
○(事務局)松本区長
今日もたくさんの意見、アイデアをいただいていますが、今日のテーマの中で、私たちが課題意識を持って取り組みたいことのうち、1点皆さんからご意見をいただけていないことがあります。
先ほど、WBCのパブリックビューイングや、梅ソーダなど、地域で様々な取組をされている話を伺いました。社協や私たち区役所が実施していることは広報しますが、これら以外の取組に関してどう情報収集をして、住民の皆さんにどう共有してもらうかについて、区役所としても課題意識を持っています。堺市内各区とも、これがなかなかできていません。他市を見ていても好事例が見当たらない中で、皆様からこういう取組をしたらどうかといった意見があればぜひお願いしたいと思います。
●久座長
都島区ドットコムというものがあります。柳生さんという方が運営されていて、柳生さんのご主人は修理のお店を経営されています。そのお店のホームページで都島区の情報を色々なところから出してもらって紹介しています。区役所に掲載を頼むとどうしても公平・平等・社会性の観点から難しくなりますが、民間は自由に運営できるので、いくらでも情報を出せるんですよね。だから、このようなポータルサイトを作ってくださったり、誰かが運営してくださったりすると、そこへ投げかけるとどんどん情報が広がっていくと思います。「面白い情報はそこに集まっている」と一旦認知されると、多くの人が見に行こうとするし、そこへ情報を出そうともするんです。
●喜田構成員
社協では子ども食堂のネットワークの支援や、各食堂の活動の側面的なサポートをさせていただいています。子ども食堂はコミュニティ活動の代名詞とまでは言いませんが、結構企業の間口の広さもあって、様々なところから参画しやすくなっています。主体も個人・住民組織・企業などと多種多様で、様々なところから寄付もあり、応援の輪もかなり広がってきています。先ほども濱中さんがおっしゃったように、子ども食堂のお話が来た時に、社協の方で受けて、ネットワークの方などにそういったお話を提供していますが、対応が難しくなってきているのが現状です。
そこでどうしていこうと考えた時、まだ具体的な手法を言うのもどうかと思いますが、Googleドライブを使って、「こんなことをしたい」という希望者と、「こんなことができるよ」という提供者をマッチングするシステムをつくりたいと考えています。例えば、それを西区は「子ども食堂ネットワークスクラムウエスト」という名称でさせていただいています。Googleドライブを使って、皆さんが持っている情報を入れてオンライン上でマッチングできるような仕組みをこれから構築していければと考えております。今後、その途中経過等を次回以降の会議で報告させていただけたらと思います。子ども食堂だけではなく、全体に広げていけたらとも思っております。
●久座長
皆が情報を投げかけて、すぐに情報交換ができるようなプラットフォームをネット上で作っていくということですから、様々なつながりが生まれる可能性がありますね。
●松居構成員
私は区政策会議でお話を拝聴する中で、率直に「面白い方が多いな」と思っています。
共創のきっかけをどう作るのかを考えるにあたり、堺市外で私が顔を出している取組について話させていただきます。この会議の構成員の皆さんのように地域で活動されている人の交流会が平日の夜に開かれています。「私はこういう活動をしています」「私のキーワードこれです」などと書ける名札のようなものがあって、「そのキーワードの人を探していたんですよ」といったことを喋る交流会です。交流会の最後には大きい白地図のようなものが掲げられていて、そこに名札を貼って帰ります。この地図上の「この辺りに誰々さんという面白い人がマルシェをやっている」とか、「ここで、普段は会社員だけど週末だけラーメン屋をしているおじさんがいる」といった地図が出来上がります。チェキで撮った顔写真を貼りつけて帰る人もいます。まちのプレイヤーマップのようなものが出来上がるんですね。交流会は、地域のオープンスペースのような場所で開いていますが、概ね月1回ペースで色々な所で開くので、それぞれ近所の方が集まって空白地が埋まると言いますか、どんどん人の顔が充実していくところがあります。回を増すごとに差入れを持ってくる人が出てきて、気がついたら飲食しながら話しているという自由な空間です。「前回会った誰々さんがこんなことしました」という報告が出ることもあります。対面での情報収集の例として紹介しました。
●久座長
私も、様々な地域でそういう集まり、「まちづくりの場」と呼んでいますけど、みんなが話をしながら、そこから新たなつながりを生むという活動に取り組んでいます。最も古いのが吹田市の北千里でやっている地域交流研究会というところなんですけどね。そこで面白い人たちが面白いことをやっているんですけど、例えば、プロイセン(現ドイツ)のハインリヒ皇太子が吹田の釈迦ケ池で鴨を撃って、銃使用禁止区域で撃ったことで逮捕されそうになり外交問題に発展した事件が明治13年に起こったんです。それを知った人が、再現しようじゃないかということで、最近「吹田かもフェスタ」を開催し謝罪式のようなものをやろうとか、鴨鍋をつくって皆で食べようとかいう話になりました。しかも事務局の一人に鴨内さんという人がいて「冗談ですか?」「いや、本名です」といった話にもなりましてね。こんなくだけた話から、色々な人たちがつながっていく取組をもう30年ほどしています。ネタを持っている人が集まって、一人5分ほど喋るから、一巡するだけで2時間経ってしまいます。その場では話が深まらないこともありますが、「この人ともっと話したい」という人とその後つながることもあります。この区政策会議ではまだくだけそうでくだけてない感じなんですけど、次回は本当にざっくばらんな話ができたらなというふうに私も期待しております。
●菅構成員
情報提供ばかりになってしまいますが、松居さんがおっしゃった取組が堺市内でもあります。「堺市100人カイギ」というものがあり、私も第1回で登壇させていただきました。これは100人登壇したら解散するらしく、5人ずつ登壇して、月1回開かれています。堺で面白いことをやっている人たちを2時間で5人ずつ紹介した後に1時間の交流会を開くことでつながりをつくる取組です。これも色々な場所で、最近はほとんど堺消防署跡地で開催されていることが多いのですが、以前は大阪公立大学や帝塚山学院大学で開催されていました。
●國本構成員
最近、何度か異業種交流会を開いていて、企業の方との出会いを通して、西区だけではなく堺の様々な企業の見学会や紹介の機会をつくれたらと思っています。着物に関しても、最近は黒染めと言われるものを喪服として着る人が減っているようですが、黒染めを行っている企業はあるんです。黒い着物が古くなって色あせていたとしても、こうした企業が染め直してとても素敵な黒染めに仕上げるとか、注染の浴衣を染めている企業の見学をさせてもらうといった取組をどんどんできたらと思っています。
●久座長
商工会議所が中心となって、工場が自由に見学できるようにしようという取組が行われています。今、全国的にも商工会議所が中心になってオープンファクトリー、工場を皆で自由に見られるようにしていこうという動きもあります。西区でオープンファクトリーを1日やっていただいて、どこの工場に行っても自由に見られる機会をつくっていただけると良いと思います。
●岩崎構成員
ママのHOTステーションの活動をInstagramに投稿するのが大変です。何が「バズ」るのかを考えながら、動画を作るのに何時間もかかってしまっています。なので、良いものを作ってくれる学生さんがいたらいいのにと思っていまして。どの企業もインスタ等のSNS発信をしたいと思いながらも、「じゃあそこを誰が担うのか」と悩んでいると思いますが、アルバイトの学生がそのお店のSNSを担当していて、とても上手でどんどんレベルアップしている例もよく見かけます。地域貢献として情報を拡散するためには、若い人に力を貸してほしいと思っています。
●西野構成員
向丘校区連合自治会長の西野です。全国で子ども食堂が増えていて、当校区でもものすごい情熱をかけて一生懸命取り組んでくれています。食堂は、何でも受け取ってくれるんです。お米、じゃがいも、大根など、去年は大量に柿ができたこともあり、たくさん受け取っていただきました。素朴な疑問として、子ども食堂にあれほどの情熱を傾けられる原動力は何なのでしょうか。地域会館で120食ぐらい作ってくれていてとても大変だと思いますが、何が心を突き動かしているのでしょうか。
●久座長
今の言葉でいうところの「バズってる」んですよ。誰かが始める、それがSNSを通じて運営手法や場所などの情報とともに拡散する。問い合わせるのも簡単で、どんどん全国に広がっていってるということではないのかと思います。
●國本構成員
私は、平岡校区の建物の3階をお借りして子ども食堂をやっています。とにかく楽しい。自分がやるのが楽しくて。で、また来てもらえて、こどもたちが遊んでいる姿を見るのがまた楽しくて。それでやっています。スタッフの皆さんは、こどもたちの笑顔を見たいんだと思います。
●喜田構成員
今國本さんがおっしゃった楽しさ以外にも、まず1つには「食」というどの年代も共通して存在するテーマですね。食事を提供する目的のボランティア活動は少ないのですが、食がきっかけで集まって、学習支援や遊び、交流につながる点が特色の1つです。もう1つが、自由な活動という点です。子ども食堂は許可制でもないですし、基本的には誰がどの規模で、どの時間帯にどれぐらいの頻度でやってもらっても自由っていう面があります。コロナ禍においても拠点数は右肩上がりで、今たぶん公立中学校の数よりも子ども食堂の拠点数が多いです。堺市内でも120ヶ所、西区だけでも20ヶ所あります。それぐらい自由闊達で誰がやってもいいっていうところもあって、かなり増えてきてるんではないかなというふうに、分析しております。
あと、今後西区の様々な活動を皆さんに知っていただくために最初にできること、できるかどうかわからないご提案ではあるんですけども、今日の会議の中でも、私も全く知らなかったたくさんの情報を皆さんからいただきました。今後、情報を共有できる仕組みのようなプラットフォームを作って、徐々に輪を大きくしていくっていうやり方はどうかと思いました。
●菅構成員
子ども食堂の枠組が緩くて参画しやすいこと、こどもの助けがしたいという方がたくさんいらっしゃることが原動力でしょう。
●岩崎構成員
ご飯を食べられるって本当に大事だと思います。ママのHOTステーションでは、飲食できるんです。赤ちゃんも食べていいし、自分で買ってきたものを食べるママもいますし、「短い時間なら(あなたのこどもの面倒を)見ておくので、買い物に行ってきたら?」と言ってくれるママもいます。でも、堺東の子育て広場は食事ができないんですよね。ママたちにとっては45分間の休憩みたいな感じで、1回出されてまた広場に戻ってくる。ママたちのトイレは施設の外にあるから、自分がトイレに行く時は荷物を全て抱えて行くなど、課題も多いです。堺東に行った時も結局お昼ご飯を市役所の上の広場で食べたと言っていました。同じ釜の飯を食べるのが大事です。一緒にご飯を食べる時間も含め、交流できる時間がコミュニティを強くしていくと思うので、そういう課題もクリアしてほしいと思っています。
●國本構成員
私がやっている子ども食堂にはファミリーの参加者がとても多くて。今回卒園するこどもたちの親御さんたちが4組ほどいます。保育所・幼稚園は一緒でも小学校が別々になるこどもたちがいるので、「子ども食堂という場があればその時だけでも集まれて、コミュニティが継続できるので、助かる」と言ってもらっています。
●朝尾構成員
建設的な意見でなくて申し訳ないのですが、上野芝町会館は自治会員限定の施設なので、ママさんたちの集まりなどの一般開放はできないんですよね。子ども食堂や子育てママさんたちの集いの場をつくりたいという志の高い方々が「場所がない。上野芝には空家がたくさんあるので、なんとか空家をね、貸していただけるような手立てはないですか。」と自治会に聞きに来られたこともあります。申し訳ないですけど、自治会でそのような斡旋はできませんという返事しかできないんですね。空家も勝手に使えませんので、やっぱり公的な場所があれば理想かなと思います。
●久座長
私はおにクルの館長として公共施設の管理をやっていますが、できるだけハードルを設けないようにしようと、スタッフ全員で頑張っています。ハードルを作ったら管理する側は楽なんですけどね、そこで頑張ろうとしているわけです。この2年間未解決なのが中高生の自習問題です。毎日全てのテーブルを彼らが独り占めしてしまって他の人に使わせないという問題が起こっています。利用者アンケートを取ると「学生の占拠問題を何とかしてほしい」という意見が出てきました。中高生にとっては居場所になっているけども、その居場所が他の人の居場所を奪っているわけで、これは管理者側の問題じゃなくて、やっぱり利用者どうしの声かけで「お互い様」という気持ちで譲り合ってもらうしかないという話になっています。管理者責任だけで考えてしまうと、管理がますます硬直化するので、利用者と一緒に悩んで考えていくという仕掛けを行っています。
先ほど喜田さんが子ども食堂の自由なところが良いという話がありましたが、先ほど私が様々な所でやっている井戸端会議でも「行政に絡んでもらうと良い」という意見が出てくるんですよ。それで行政が関わった井戸端会議を何度かやったんですけど、ことごとくうまくいってないんですよね。なぜかというと、行政が関わると「1年間の成果は何ですか?」「毎回何人集まっていますか?」という問いにちゃんと答えていかないとダメだという話になってしまうので。そういう経験を踏まえて「しんどいことがあるかもしれないけど、自由に我々がやらせてもらった方がいいですよ」といつも言っています。
でも本当は行政が関わる中でも自由にやらせてもらうのが一番の理想と思いますので、「西区モデル」を西区役所と西区民とで一緒に作っていきませんかという思いもあります。今日の話を受けて、1つでも2つでも、我々と区役所が一緒に実現できるものを実現できたらと思っております。
会議は今日限りではありませんので、次回以降に持ち越ししても結構かと思いますが、どうしても今日言いたいっていう方はいますか?
●菅構成員
先ほど「堺市100人カイギ」のことをお伝えさせてもらいましたが、次回は3月22日に堺区の堺消防署跡地で開かれます。
●久座長
SNSで情報交換できるようなものがあればいいですね。先ほど喜田さんがおっしゃったように、次回会議まで持ち越すよりも、SNSで情報交換できるようなグループができたらいいなと思っております。区役所の方もご検討いただければと思います。
第2回会議
開催日時
令和7年9月29日(月曜)18時30分から20時15分まで
開催場所
西区役所 地下1階 A1・A2会議室
出席構成員
座長 久 隆浩、座長代理 杉原 充志、
朝尾 惠子、新井 イスマイル、荒堀 容子、岡田 紀信、菅 由季、喜田 慶次郎利益、
田中 晃代、中島 智、西出 珠梛、西野 豊、濱中 和代、南 亜衣音、宮﨑 陽子
(敬称略。座長・座長代理以外は五十音順)
事務局職員
区長 松本 ゆり、副区長 寺田 裕介、保健福祉総合センター所長 音田 佳美、
総務課長 若林 一、政策推進室長 幸田 友美、自治推進課長 藤川 郁夫、
市民課長 長野 仁雄、保険年金課長 三田 珠美、生活援護課長 藤本 英伸、
地域福祉課長 福山 信幸、子育て支援課長 辻尾 栄一、
西保健センター所長代理 中岡 淳
傍聴者数
2人
会議の内容
1 会議資料に基づいて概要を説明
【参考資料1】第2回堺市西区政策会議 配席図(PDF:111KB)
【参考資料2】 堺市西区ママHOTチラシ(PDF:3,906KB)
【参考資料3-1】中学生との意見交流会 概要(PDF:328KB)
【参考資料3-2】中学生との意見交流会 事前配布資料(PDF:483KB)
【参考資料3-3】中学生との意見交流会 意見まとめ(PDF:485KB)
2 構成員の意見交換
●久座長
計画案は、事務局が今年12月にはまとめて区民の皆さんの意見をいただく「区民意見聴取」で提示することになります。我々としては区政策会議の場で意見を述べる最後の機会となります。
そこで、資料1に記載されている計画の副題「みらいキャンバス」、「いきいき」「すくすく」「にこにこ」「わくわく」といった理想に関するキャッチフレーズの表現について、成果指標の妥当性について、皆さんの同意をいただきたいと思っています。時間をかけて一緒に考えていきたいと思うので、ご意見がございましたら、よろしくお願いします。区民の方もいらっしゃるので、区民の立場からみてご意見をいただきたいと思います。表現を変える、説明を補足するなど、どんなことでも結構です。
●新井構成員
この会議も、副題の「ともに描く」に沿うものですね。この会議での意見、そして参考資料3-3に記された中学生の意見も計画に反映していただけるものと思います。この中学生の意見と施策との関連が示されているとなお良いかと思います。既にある項目にどう反映されているか、または今後どう反映させていくかを示していただけますか。
○(事務局)吉永主幹
例えば参考資料3-3の「健康習慣の定着」の重点施策2「健康行動の促進」に関する意見をご覧ください。運動を促す様々な工夫に関する意見をいただきました。西区役所では毎年浜寺公園でウォーキング大会を開催していますが、こうした運動機会を提供するイベントにおいても様々な工夫をしていくべきだと考えています。中学生からいただいた意見は計画の施策レベルで記載するのではなく、各基本方針の各重点施策の具体的な取組内容として可能な限り反映させたいと考えています。事業に反映したものについてはこの会議で報告いたします。
●宮﨑構成員
中学生の意見をたくさん聴けたのはとても有意義なことだと思います。
私は、こどもが成果発表をする場を提供できればいいと考えます。「子育て環境の充実」の重点施策2「こどもが「主役」になれる西区」の「■こどもの主体性の育成」として「成果発表する場の提供」がありますね。この具体策として、私の専門である家庭科に関して申し上げると、中学校の家庭科の内容は健康や食生活に関することがたくさん学べるので、自分たちが学んだことを整理して皆さんにお伝えする場があるといいですね。高校でも同様にこのような場の提供があれば、ライフステージに応じた健康習慣を考えるきっかけになり、「健康習慣の定着」の重点施策1「世代に応じた健康支援」の具体策にもなります。意見を言うだけではなくて、みんなで共有するような場を作れるといいと思います。
●久座長
学校教育との連携をますます強化するといいですね。こども基本法が制定されたので、こどもの意見も聴かないといけません。定期的にこどもさんと意見交換できる場所を増やしていけるよう、検討していただければと思います。
●濱中構成員
参考資料2としていただいた「ママのHOTステーション」が、おおとりウイングスで展開されるっていうのは、とても良い取組だと思います。各小学校区には子育てサロンや子育てひろばがあります。その情報をおおとりウイングスのデジタルサイネージで流してもらうという試みも行っています。校区で子育てをしている先輩の方たちが運営しているサロンも多くあります。そういうサロンの方たちも、「ママのHOTステーション」のように、商業施設の中でちょっと相談できる窓口のようなものがあると良いと思います。お母さんたちが市役所や区役所に来て相談するっていうのは、なかなかハードルが高いとよく聞きます。
資料2に「子育て等の悩みがあるときの相談窓口を知っていますか」という市民意識調査に、西区民が知っていると回答した割合が44.1%というのは、すごく低いと思っています。例えば直接保健師さんに相談できなくても、校区のサロン・サークルで「こんなしんどい」とか「こんな悩みがある」と聴いたとき、そのサロン・サークルのスタッフさんは行政につなぐ役割が担える大切な人材だと思います。各小学校区にあるサロン・サークルのスタッフさんと商業施設とが連携できると、行政の相談窓口に行きづらい人の「窓口に行くほどでもなさそう」な相談に対応できるんじゃないかと思います。なので、相談できる窓口の裾野を広げていくこともご検討いただけたらと思います。
●久座長
従来は、区役所が頑張ろうとしていました。けれど、今後はそれだけではなくて、既に頑張っていらっしゃる方、活動している団体もあるから、そういう方々とつながることで、色々なことができるという、「プラットフォーム・ビルダー」としてのあり方を提言させていただいています。情報交換の場や、「スマート区役所」との関連としては、ネット上で「いろんな場所があるよ。情報があるよ。」という情報を提供することもプラットフォーム・ビルダーの役割です。今濱中さんがおっしゃったような、「さまざまな相談窓口あるよ」とか「こういうイベントの中でもいろいろ意見交換できるよ」などの情報も提供していただけるようになるといいと思います。
●岡田構成員
区民目線で見てどう思うかという観点から発言すると、めざす将来像の案「ひと・まち・資源がつながり笑顔かがやく西区」の「資源」がピンと来ません。いわゆる公共の建物・歴史的なものを想定されているんでしょうけど、これをもう少し具体的なものに変えていくと区民の方も分かりやすいと思いました。中学生の意見(参考資料3-3)を読むと、「健康食品」や「大人が行ける食堂」、「米ペイ」、「外で遊びづらい」など、キーワードがいっぱいあって区民にとっても分かりやすいと思います。「これは良いね」と共感できる、共通のものがあるといいですね。そうすれば4つの基本方針との関係も見えて、なお良いと思います。「西区の現在地」をみると、事業所の売り上げが全区中最も高いこと、卸売業・小売業の事業所数・従業員数が他業種と比較して最も多いわけですよね。こうしたものも西区の「資源」です。
●久座長
「ひと」「まち」よりも「資源」に色々なものを詰め込み過ぎていますよね。物の資源、空間の資源、伝統的な資源もありますし。良い言葉があるといいのですが、例えば「宝」でもいいのではないでしょうか。
少し脱線しますが、私は茨木市の子育て文化施設「おにクル」の館長を務めています。ここへ10月に人気番組「出張なんでも鑑定団」が来てくれることになりました。宝の鑑定の申込も、観覧の申込も多かったんですが、鑑定から漏れるものもあるんですよね。社会的には「宝じゃない」とみなされるものであっても、「自分にとっては宝」と思っているものがありますよね。ということで、スタッフの発案で「せやけど鑑定」っていうものを別にやろうという話になりました。「周りの人がいろいろ言うけれども、せやけど、私にとっては宝や」って思える宝を持ち寄って「私にとっては何万円の価値がある」と発表してもらいましょうっていうイベントがあるんですね。
西区でも、もうすでに光っているもの、磨けば光るものがいっぱいあるでしょう。そういうものがつながっていくと、より良いまちになるという考え方からすると、一つのキーワードとして「宝」っていうのもあるのかなと思いました。「ひと」「まち」「資源」と3つに限らなくても、4つでも5つでもいいと思います。今岡田さんがおっしゃったように「資源」は抽象度が高いですよね。事務局として、標語について再検討していただければと思います。
○(事務局)松本区長
他にも何かよい提案があれば、構成員の皆さんからアイデアをいただければと思います。
●喜田構成員
「(地域活動の)担い手」「資源」と言う言葉をよく聞きますが、社会福祉協議会ではあまり使わないようにしています。「担い手」と言われると、「担わないといけない」という負担感が増すと思われるので、「ボランティア」と呼び、「資源」は「宝」と言うこともあります。
私は、「ひと」「まち」「資源」の「資源」は消してもいいのではないかと思います。「ひと」「まち」に全てが集約されていると思うので。
●久座長
「ひと」も人的資源ですからね。「まち」にも色々な資源が含まれていますから、「資源」を消してもいいという考え方ですね。
●菅構成員
「資源」は何を指しているのですか。
○(事務局)幸田室長
「資源」には歴史・文化的な資源のほか、地域で活動されている人々、色々な見どころや場所などが含まれています。
●久座長
資源はresourceですよね。何かを生み出す基となるものですよ。そういうものをつないでいったり、磨いていったりすることを意味しますよね。
●岡田構成員
そういう意味だと、お金でしょうか。
●菅構成員
私は、「文化」がしっくり来ます。
○(事務局)幸田室長
まつりが盛んであるところが地域の文化なので、「資源」には文化も含まれています。
○(事務局)松本区長
補足しますと、構成員の皆さん、そして皆さんが所属されている団体、事業所・企業も「資源」の一つです。西区にある歴史文化だけでなく、人材、活動主体全てを総称して「資源」と表しました。資源が分かりづらいというご意見をいただきましたので、総称した用語の言い換えや代案について意見をいただければと思います。
●久座長
地方創生の対象は「まち・ひと・しごと」ですが、しごとは西区基本計画の標語には相応しくないですね。
●荒堀構成員
「魅力」が良いかと思います。歴史的なもの、文化的なもの、自然的なものなどを含んでいるので。
●岡田構成員
資源の置き換えではなく、人とまちを何かがつないでいるわけでしょう。それは文化かもしれないし、文化の中でも食べ物や遊ぶ所や歴史でも良いですし、もっと振り切ったら良いんじゃないかなと思いました。
●久座長
行政が苦手な部分ですね。「何でも入っていますよ」と言いたいんですよね。「これが入っていない」と非難されるのを避けるために。そのあたりをどう変えていけるかという話だと思います。
●岡田構成員
区は一番小さい行政単位ですから、勇気を持って振り切ってもらってもいいのではないでしょうか。市レベルではできないことでも区レベルであれば振り切れると思います。
●西出構成員
「資源」がひと・まちを内包している概念であるし、「ひと・まち・資源」と並べると重複していると思います。「ひと」と「まち」を西区がつなぐことで「笑顔かがやく西区」とすればいいと思います。西区自体の魅力があってこそ「ひと」と「まち」がつながるという意味になるので。
●濱中構成員
資源とまち以外の何かを付け加えるとぶれるかもしれないし、広がりすぎていて分かりづらいと思います。
示された案は、良いものばかりを挙げすぎています。しんどいもの・マイナスのものもつながっているという点を述べてもいいのでは、それでもつながっているってことを言ってもいいのではないでしょうか。宝とか文化とか魅力とか、意見が出てきましたが、本当はマイナス部分、つまりしんどい人も、あの困難を抱えている人も、みんながつながってこその笑顔輝く西区だと思います。まちには、賑わいがなくなっているとか、しんどい部分があったり、しんどい人もいたりしますよね。プラスのものもマイナスのものも含めてつながることによって、今よりも輝く西区であって欲しいと私は思っています。「良いことばかりじゃない。だけど、それでも繋がっていこう」っていう意味合いです。「資源」っていうのはプラスのイメージを感じてしまうので、私はなくてもいいのかなと思いました。
●久座長
AIに聞いてみると「人・場所・もの」と答えた。「まち」にはいろんなものが入りすぎるんです。人と場所とものは切り分ける最小単位である一方で、「まち」は色んなものの集合体になるので、「まち」がつながるのと「ひと」がつながるのは、レベルが違います。人や場所が繋がって良い西区がつくれるという表現もあると思います。
○(事務局)松本区長
ご意見をいただいた将来像については、抽象的で分かりづらい「資源」を使わずに、「ひと」と「まち」、そしてこの「まち」を使うのが良いかどうかも含めて事務局で再度検討し、分かりやすい将来像にしたいと考えます。
●西野構成員
向丘校区で連合自治会長を務めている西野です。連合自治会長としての意見を申し上げます。どの校区の自治会においても、人手不足が深刻です。老人会が解散したり、お宮さんの奉賛会の会員数が半減したり、お寺の会の人も半減したりしています。向丘校区にはとても良い人もたくさんいらっしゃいますが、それでも人材が足りていません。その要因としては、コロナや、共働きで皆さんが忙しいこと、役員の高齢化など、様々なことが考えられます。少人数で頑張っているからこそ、行事などもうまくいっていますが、色々なボランティアをされている方はお疲れです。子供会の会員数が向丘校区では増えています。子供会の役員をやってくれた人が将来自治会の役員や会長やPTAの役員をやってくれるという歴史があるので、それは良いことではありますが、それでも皆さんは苦しんでいます。そこを行政の皆さんにも分かってほしいです。
きれいな話は結構ですが、たくさんの役を兼務されていてしんどいということを分かって欲しいです。頑張りすぎる必要はありませんが。「いろんなことをお願いしてごめんなさい」「ありがとうございます」と言っていただいてはいますが、自治会員は自分のためだけじゃなく地域のために頑張って動いている点を理解していただければと思います。この傾向は、日本全国にも当てはまるのではないでしょうか。だから、良い話、きれいな話も結構ですが、自治会では、複数の役を一人が兼務している人も大変増えています。そのあたりも行政には考えていただきたいです。私も、顔は笑っておりますが、内心では難題を抱えております。決して文句や悪口を言っているわけではりませんが、地域のことを分かっていただきたいと思います。本当に西区を愛しております。行政の皆さんも、無理に頑張らなくていいですが、良い方向に進むよう、考えていたければと思います。
●久座長
どこかでお話しようかなと思っていたんですけど、プラットフォーム・ビルダーとして住民に仕事を行政が丸投げてしまってはいけません。既に動いている人、「この部分では力を発揮できるよ」という人がいます。そういう人たちが自発的に気持ち良くつながっていけるプラットフォームが大事です。このことを計画に書いておいてほしいです。数年後、職員が異動してから「住民に集まってもらえたら何でも勝手にやってくれる」と職員が誤解しないようにしてください。元気をシェアできるようなプラットフォームにしてください。このことを計画のプラットフォームの説明文に付け加えておいてほしいと思います。
●菅構成員
浜寺石津校区でPTAの役員を務めている菅です。PTAのなり手も不足しているので、西野さんのお話を聴いて、西野さんの「思い」がすごく伝わってきました。
「ひと」「まち」「資源」のような場所や対象物について話してきましたが、地域の人が「思い」をもってつながって、「思い」で地域を底上げしているので、もう少しそういった「感情」や「思い」を計画に入れてもいいのではないかと感じました。
また、民間事業者やボランティアなど、各自で活動している人はたくさんいて、私もその一人です。活動をする上で、活動場所や活動拠点を探している時に誰に相談したらいいのか、どこに聞いたらいいのかといったことが分かりません。先ほど紹介していただいた「ママのHOTステーション」の例みたいに、行政が民間事業者と繋いでくれたり、活動を知ってもらうために行政が広報を手伝ってくれたりするとすごく助かります。こういうところで連携していただけると嬉しいです。
●久座長
私は団体の活性化のお手伝いをしているんですが、みんな「やりたくない」わけじゃないんですよね。「今のやり方がちょっと自分に合ってない」ので、距離を置いてしまうところがあるわけです。そこで、どう変えていけるかというと、最近出版された『PTAこうやって変えました』という本のキーワード「脱強制」がポイントです。先ほど「やらされ感はダメですよ」って話しました。「これは私がやりたい」「この部分は私がやりたい」という方はたくさんいるはずなので、こういう人たちにやりたいことをやっていただける、そういう活動にしていただくと良いと思います。
茨木市の総合計画を改定したんですが、その中で「活動人口」という概念を出しています。これから定住人口がどんどん減ってくるだろうけど、減少を止めようとするのではなくて、地域の活動や市民活動をする人、自分たちで活動して「いろんなものを良くしていこう」という人の数を増やそうという目標を立てました。家には寝に帰るだけで、「あとは誰かがやってくれるだろう」という住民に如何にやる気になってもらえるか、そこが勝負だと思います。いわゆるファシリテーション、やる気を促すようなことも、おそらくこのプラットフォーム・ビルダーの重要な要素だろうと、皆さんのお話を聴いて、改めて思いました。
●朝尾構成員
上野芝校区で連合自治会長を務めている朝尾です。PTAや子供会に関わってくれる人が減っています。上野芝校区で毎年開催する「こどもカーニバル」では、大阪公立大のボランティアの皆さんがいつも手伝ってくれます。色んなアイデアを出してもらって、ゲームなどをしています。校区の全校児童・生徒がやって来るほど、大好評なんです。ただ、今年の危険な暑さを受けて、11月の涼しい時期に延期しようということになりました。そうすると大学は学園祭と重なって、学生さんが来てもらえなくなりました。
私たちには運営のノウハウがあるので、学生ボランティアの代わりに地域のこどもたち自身にやってもらおうと企画しています。お世話をするのが、意外とこどもたちは好きなんですよね。月一度の町内の清掃でも、一度来たらすごい充実感があるようです。「まちをきれいにした」という達成感で、どんどん継続してきてくれるようになっています。こどもカーニバルに関しては今のところ企画段階ではありますが、カーニバルが成功して、こどもたちが率先してリーダーとなって、これが継続し、やがては大人になったら自治会で活動してくれたらいいなという夢、希望を抱いています。
●久座長
茨木市の子育て文化施設「おにクル」のそばに府立茨木高校があります。おにクルの学校祭があるので、高校生が来て市役所1階に出店してもらえないかという話が出ました。
上野芝校区でも、公立大から来てもらうだけでなくて、公立大に校区が出向いていってもいいのではないでしょうか。
色々なところで高校生の知恵を貸してもらったり、一緒に(イベントを)やったりということを繰り返してきたら、10月の高校の学校祭に、市役所とおにクル1階のカフェに対し、「茨木高校の学校祭に出店してもらえませんか」というオファーが来ました。それで市役所職員は「こういうイベントがあるから、ボランティアさんは来てもらえませんか?」とアピールしたり、カフェの人はサンドイッチなどの飲食を振舞ってくれたりというコラボができたんですね。
なぜこの話をしたかというと、校区の方が大学に出向いて、防災などの地域活動をアピールするとか、そういう「相乗り」も必要かと思ったからです。だから相手さんをこっちに呼び込むだけじゃなくて、相手さんがやってることへ、こちらが出向いていくっていうような「相乗り」がもっとあってもいいのかなと思いました。行政もプラットフォーム・ビルダーとして知恵を貸していただければ嬉しいなと思いました。
●喜田構成員
社会福祉協議会西区事務所の喜田です。私は地域の活動のご支援をさせていただいておりまして、西野構成員がおっしゃった、高齢化や活動者の固定化というところの課題が全国的に進んでいるという中で、福泉東校区でも同じようなお悩み、課題がありました。福泉東校区では、もともと4つ自治会があって、そのうち一つが解散してしまい、単位町会のあの老人会さんがなくなり、一昨年PTAが休会したんですね。地域のつながりが希薄になる中で、活動されいる方も限界に近づいてきてるというところもあります。なので、若い世代の方に参画していただきたいというご相談を受けました。しかし、若い世代の方も、それぞれ事情があります。なかなか一足飛びにはいきませんので、段階を踏む必要があるなと考えています。まずは、お互いを知ることが大事ですよね。相互理解を通じて、そこからようやく協働に進んでいくというステップを踏む必要があるでしょう。
福泉東校区で「ふくひがフェスタ」という餅つき大会がずっと開催されていたんですけど、コロナをきっかけに開催できなくなっていました。コロナ禍が明けてようやく再開しようとしたら、主催していた皆さんがしんどくなってしまいました。そこで、昨年、色んな方の力を借りて復活させましょうということで、文化芸術分野を得意とされる堺市のアーツカウンシルをはじめ、基幹型包括支援センター、障害者基幹相談支援センターや学生さんなど、22の団体、機関、企業、学生さんをお繋ぎさせていただいて、餅つきだけじゃなくて、焚き火をやったり、折鶴を折ったりと、中身を前よりパワーアップさせて開催することによって、若い世代がたくさん来てくれたんです。でも、そこで「顔見知りになって、イベントが楽しかったな」って終わるんじゃなくて、今年その若い世代を中心に今度は花火大会を開こうということになりました。
まず知り合いになるところがポイントなのかなと思います。若い方が、これまでの活動者がされていた活動をそのまま引き継ぐのは難しいかもしれないですけど、形を変えてやっていくのも一案ですし、対話の場面を作っていけたらよいという事例の報告です。
●久座長
プラットフォーム・ビルダーのところと関わる話ですね。以前の摂津市で生涯学習大学の講義の1コマをもらって協働について講義しました。そうすると、生涯学習課の若手の職員さんに「私も協働を進めて行きたいんですけどどうしたらいいですか」と質問されたので、喜田さんと同じこと言いました。「まずは市民の顔が見えないと、つなげようと思ってもつながりませんよね。だから、こういうことをしたければ、『この人にお願いしたら、あるいはこの人を巻き込めばそうなるよね』っていう仲間・友達を知っておかないと、多分協働はできませんね。市の職員は、自分が出かけていって、どこにどんな方がいるのかを掴んでこそ初めてこういうプラットフォームに繋げることができますよ」と答えました。市民との協働が得意な職員は、顔が広いですよね。住民さんの中でも顔が広い。だから、そういう人間関係から始まるというのが、喜田さんの話と重なると思います。仕掛けをする前に、まずキーパーソンを知らないと協働も始まらないので、まず出かけていくべきです。そこで活動家を見つけて、顔が広い人とつながっていくことが重要ですよね。これを計画に書き込んでもらったらいいと思いました。
●宮﨑構成員
資料2・資料3の基本方針4「地域魅力の共有」に、西区の魅力を再発見して発信すると書かれています。住民の方が、さらに魅力を創っていく立場でもあると思いますので、「発見してつくる」「新しいものをつくっていく」というような「つくる」っていう言葉が重点施策に必要ではないかと思いました。活動は、具体的にはみんなでまちのマップをつくるといった物理的なこともあるでしょうし、人間関係をつくっていくってこともまた一つでしょう。人が主体的に関われる場があるということで、魅力が増して行くでしょうし、過去の人たちがつくってきたものを自分たちでまたつくって次世代につなげていくという意味で、「つくる」という言葉があるといいかと思いました。
基本方針2「子育て環境の充実」、基本方針3「安全・安心の確保」に関わるところとして、困った人、意見を言えない人もたくさんいて、そういう人たちが、自分がどこに接点があるのか、関りがあるのかを感じることができるようなものがあると良いのかなと考えております。私的な話になりますが、家政学のオンライン研究会で、生活のこと、自分たちの生活の問題などを話し合う「生活ミニトーク」というものをして問題を共有していいます。自分たちの思いを共有すると、別の人が「私も同じような経験をしたよ」と発言されて、「これは私だけの問題ではなく、ほかの人も感じている、きっと社会の問題なのか」と実感できるようになっています。また、(オンライン以外で)集まって、モヤモヤしたことを付箋に書き込んでホワイトボードに貼り出し、みんなで共有して、「私はこんなことやったよ」「こんな答えもありますよ」といった気づきができています。おそらく「ママのHOTステーション」もそのような場になっているのだろうと思いますし、地域でも、SNSでもこのような悩みごと・困りごとを共有できる場が実現できると良いなと思います。
●久座長
宮﨑さんの1つ目の意見は、基本方針4「地域魅力の共有」の重点施策1「西区の魅力の再発見」を「魅力の再発見と創造」とすると良いかというお話だと思います。
取扱注意の計画本編(案)のP32の基本方針3「安全・安心の確保」重点施策3「地域福祉の相談支援体制の強化」の「【取組の方向性】」に「全ての人が地域社会の中で孤立することなく安心して暮らせるよう、相談窓口の周知のほか相談窓口の利用に抵抗感がある方も適切な支援につながる環境が必要です。」と書かれています。困っている人はどこをみればいいのかと思って重点施策3を読むと「地域福祉の相談支援体制の強化」としか書かれていない。困っている人が埋もれていて、これでは「相談窓口だけでもいいですかね」というような印象になってしまう。これが宮﨑さんの2つ目のご指摘かなと思いました。だから「孤立することなく安心して」という文があるので、もうちょっと浮き立たせていただくことで、先ほどのご指摘は受けられるようになるのではないでしょうか。事務局でご検討いただければと思います。
●宮﨑構成員
色んな商業施設に行って、話をする場や相談窓口があってもいいんですが、最も気軽に行けるのは区役所だと思います。図書館とか、公的な場っていうのは誰が行っても良いですし、色んな情報を掴める所なので、そこにふらりと訪ねやすい、敷居が低いという所が公共の場のあり方かなと思います。
●久座長
濱中さんから「子育てなど生活や健康等の悩みがあるときの相談窓口を知っていますか」(市民意識調査)の問いに対し「知っている」と回答した西区民が4割っていうのは低いというご指摘がありました。何か困ったら、本当は区役所に色々な相談ができるはずなんですけど、「相談に行く場所じゃない」と思っている人がかなり多いと思うんですよね。だから、もっとハードルを下げてもらって、困ったときは「区役所に行ったらなんとかしてくれるよ」みたいな、そんな雰囲気をどうやって作り上げていくかというところもとても重要だなと改めて思いました。
●喜田構成員
濱中さんが言われるように、地域で子育てサロンのような住民活動をされている人や団体がいて、役所とか公的なところじゃないからこそ、身近な人たちに相談することで役所につながっているケースもあるのかなと思います。なので、「その身近な方に相談できますか」というような項目が、基本方針3「安全・安心の確保」重点施策3「地域福祉の相談支援体制の強化」の成果指標にあると良いかと思いました。
●久座長
そのような項目が市民意識調査にあれば、加えていただいてもいいでしょうね。また、相談の件数を挙げてもいいとも思います。意識ではなく、実数でもいいかと思います。
資料2の重点施策3に「高齢者や障害者、その家族等への相談窓口の周知強化」と具体的に書き過ぎて、絞りすぎています。ちょっとした相談とか、ちょっと困りごとがあった時の相談窓口を強化するなど、もう少し広く書いてもいいのではないでしょうか。ちょっとした困りごとは「等」に含まれているんでしょうけれど、書き方次第で印象が異なりますので、もう少し工夫していただけると良いかと思います。
●濱中構成員
以前に情報提供をいただいた外国籍や不登校の人数を踏まえて発言すると、基本方針4「地域魅力の共有」では西区の魅力だけではなくて、地域の中にいる多文化を受け入れること、多国籍の人と共生するということを通して、外から来た人や若い人が持っている魅力っていうのも共有できるといいと思います。先ほど宮﨑さんの「魅力をつくっていく」という発言がありましたけど、西区の古くからあるものだけではなくて、外から入って来られた人、若いエネルギーのある人が持っている文化的なものとか魅力とかを共有して行くっていうような「わくわく」感を、基本方針4に言葉として入れていただきたいなと思います。あと、不登校のこどもが増えていることで、そのようなこどもを抱えている家族の皆さんも、社会とのつながりが希薄になっていると思うので、困難を抱えている方とのつながりっていうようなニュアンスを、基本方針3「安全・安心の確保」の重点施策3の地域社会のところにも入れていただけると嬉しいです。
●久座長
多様なものが混じって、また新しい文化を育てていくというような観点が重要だということですよね。異質なものを切り捨ててしまうんじゃなくて、融合して新たな価値・新たな魅力をどうやって作っていくかっていうことをおっしゃっていただいたと思うので、そんなニュアンスが計画に入っていればいいのではということだと思います。
ちなみに、まちづくりをやっている方は、たまにすごい名言をくださるんですね。八尾のある方が「地域活動とか文化っていうのは木と同じだ。枝葉を落としてしまうと幹が大きくなりません。だから幹を大きくしようと思って、幹ばかりにしてしまうとダメで、枝葉の細かいところがいっぱいあるから、木が大きくなるんですよ、幹が大きくなるんですよ」とおっしゃいました。私もそのとおりだと思います。
●菅構成員
情報提供です。「地域魅力」に関わる話になると思いますが、教員不足の中で「思い」をもって教員をされている方々が立ち上がって、「オモロー授業」発表会を始めていらっしゃいます。この名称をお借りして「オモローPTA」というものを開きました。そうすると「何か面白いことはないか?」などと情報を探している方はそこに反応して、割とたくさんの方が参加してくださいました。西区も、「西区オモロー発表会」のようなものを開催したり、各校区で発表会を合同でやったりすると、情報共有とか横のつながりなどが校区をまたいで実現できるのかなと思ったので、情報提供させていただきます。
●久座長
なるほど、そういう情報をシェアできるといいですね。
●中島構成員
「地域魅力の共有」に関連した話をします。9月に島根県浜田市へ地域活性化学会に出席しました。そのレセプション(交流会)の時に、出雲神楽が演じられたんですね。ここは過疎地ですから「おそらく継承も大変じゃないですか」と関係者に伺ったところ、予想に反して叱られました。あのリズムがものすごく現地で人気がありまして、商業施設のイベントスペースで、そのようなショーをやると、小・中学、高校生が殺到するそうです。地域の文化として根付いているそうです。
計画の基本方針4の重点施策としてスパイラルアップのイメージ図を入れる予定とのことでしたね。これはすごく大事だと思いました。環境教育の分野で言われるのが、関心を持ってもらい、理解してもらい、それを基礎として様々なスキルを身につけ、環境・現状を評価する。これらを経て行動、参加に至るというプロセス、スパイラルみたいなものが想定されていて、これと同じ趣旨なのだろうと思いましたので。
一方で、先ほどの「資源」の話に関連しますが、文化・観光・教育・福祉は、かなりぼやっとした分野で、イメージがしづらい面があります。基本方針4の重点施策2の具体例に「西区のわくわくを作り出す」とありますが、ある程度計画を読み込めば、文脈から理解できなくもないんですが、一目では「わくわく」という言葉がピンとこないと思います。次の例「西区のわくわくを発信・活動してくれる人を応援」というのも、ここまでの議論を聞いていれば分からなくはないんですが、文章としても「わくわくを発信してくれる人」とか「活動してくれる人」というのも、ここだけを切り取って指摘するのも良くないかもしれませんが、ちょっとどうなのかという気がします。単純に、例えば、「地域文化を育てる人・作る人」がいいかと感じます。「わくわく」はキャッチーな反面、文化や魅力の観点からはぼやっとしてしまうので、そのあたりをいかに上手に伝えるかということが課題かと感じます。
●久座長
基本方針4の理想として「わくわく」を挙げていますが、これは変えなくていいですね。でも基本方針4の重点施策の中にもう一度「わくわく」があるというのは分かりづらいので、この「わくわく」の内容をもう少し詳しく書いてみてはどうですかというご提案ですね。事務局で検討をお願いします。
●岡田構成員
具体的な話が出てきたので、事例の共有をさせてもらえたらと思います。「地域魅力の共有」のためにSNSを使って発信するという案について、発信という意味ではすごくいいアイデアだと思います。アマゾンでは、発信だけではなく、お客さんがわからないことを問い合わせた時に「ここに行けばわかりますよ」って受け応えできることをすごく大事にしています。実際、日本だけでLINEもスタートしているんですよね。なので、計画案にはInstagramやXが挙げられていますけども。まあ、LINEも追加することで、この基本方針2の成果指標「子育ての悩みの相談窓口を知っていますか」、基本方針3にある「メンタルヘルス等の相談窓口を知っていますか」も解決できる気がします。デジタルを使って、LINEに聞けば相談窓口を案内してくれるみたいな仕組みを作るだけで、課題は一気に解決していけるんじゃないかと思いました。ぜひこの住民向けの情報を発信するだけじゃなくて、受け口も作っていただくと、早く進むと思います。菅さんも先ほどおっしゃっていた「誰に相談すればいいか、どこに相談していいかがわからない」という課題がありますが、聞ける場所を一つ作っておくとスピード感も上がってくるんじゃないかなと思いましたので、アマゾンの事例を共有させてもらいました。
●久座長
プラットフォーム・ビルダーの役割を考える上で必要な考え方ですね。一方的な情報発信ではなく、インタラクティブに、相互で情報交換できることがツールとしてしっかり出来上ると効果が出ますよね。
●南構成員
SNSについて思ったことを話します。Xは結構個人を特定されない、匿名で使っている人が多いかなと思っています。不特定多数の知らない人と繋がっていることもあるので、堺市西区のXアカウントをフォローしてしまうと西区に住んでいるということが他人に知られることもあって、InstagramよりもXの方がフォロワー数が少ないのかもしれないと推測しました。Instagramは、私たち(大学生)の世代では、非公開アカウントで友達だけとつながっているユーザーが多いので、西区公式Instagramをフォローしても、西区に住んでいることが友達にしか知られない点で問題がありません。そうしたこともあって、Instagramの方がフォローしやすいのかと考えました。同じような意味で、公式LINEに関しても追加しやすいかもしれないと思いました。
この会議に参加させていただくことになって、私は地元の自治体のXもInstagramも、恥ずかしながらフォローしていなかったことに気づきました。「地域のSNSをフォローしよう」という、地域に向けての意識が根本的に自分になかったこと、地域に対しての関心の薄さを自覚しました。
西区が、公式SNSフォロワー数を増やすことを目標にするのであれば、俗っぽいんですが、フォローしたことによって、そこで紹介されているお店の商品が値引きされるとか、XとInstagramのどちらもフォローしたことによって抽選で何かが当たるキャンペーンに応募できるとか、このような行政情報以外のアプローチでもってフォローしてもらうなど、メリットに気づいてもらうための何かがないと、フォロワー数は増えないでしょう。「地域について知ろう」とは、正直、若者はもしかしたら思わないのかなと感じました。また、フォロワー数が増えたからといって、地域魅力を感じて、さらに地域の魅力を創造する若者が増えるかどうかっていうのはすごく評価しづらいので、そこまでフォロワー数を増やすことにリソースを割けるのかも分かりかねるところです。
●久座長
いくつかの観点を提示していただきました。一つは、SNSには色々なツールがあるので、それぞれの特徴を見極めながら的確に使うことが重要ですよという話だと思います。事務局としても今後、事業を展開する際にご検討いただければと思います。もう一つは、そのときに、プライバシー、セキュリティの問題に関してもよく考えておいてほしいというお話かと思います。
●濱中構成員
西区公式Instagramをしていただけているのは嬉しいですけど、南さんもおっしゃったように、若い方が個人的にフォローしようとは思わないだろうなぁとも思います。各小学校区の子育てサロン・サークルや、近所のおばちゃんたちが上げているInstagramを見てもらうことによって子育てサロンに来てもらって、子育ての悩みとか、あと行政へつないでもらうツールになるような展開ができています。身近な、小学校単位ぐらいの組織がInstagramを立ち上げられるようにするためには、私たちの世代の人が代表を務めているサロンには、現実問題として結構ハードルが高かったんです。そこへ、区役所が関わっている「子育て支援者会議」という会議体が「個人情報はこうやっておいたほうがいいよ」や立ち上げ方など、初歩的な技術をレクチャーしてくださったんですね。
Instagramなどを通じて身近なところから輪が広がっているようなことが理想なので、今後も行政がそうやって私たち発信する側の支援もしていただけるととても助かります。
●荒堀構成員
私はInstagramが苦手であまりしていないですし、そういう方もいらっしゃると思うので、提案として、色々な情報を得る手段として市役所に掲示板を作っていただいて、「ママのHOTステーション」とか「オモロー」とか市民がポスターを貼って、自分が欲しい情報を得られたらいいと思います。役所に来る人はいろんな年代の人がいるし、それを見て自分が欲しい情報が得られたらいいんじゃないかと思います。
私自身の経験として、私の実家に90歳を超えている父がいまして、認知症と言われてもう4年になります。私自身の息子は不登校でしたが、立ち直って、今では大学に通っています。その経験から言わせていただくと、自分がその最中にいる時は、一体どこに助けを求めたらいいのかが分からないんです。ただ、役所では認知症家族の集いなどを開いていただいているのは、広報で見たこともあります。でも、定期的にやっているわけではないし、自分のスケジュールが合わない時もあります。不登校のこどもは、昼と夜が真逆になっているんですね。昼間に外で活動できないんです。夜中心の生活になってしまうのを救い出す一つの手段として、昼間のLINE電話の窓口があります。不安の吐露や相談には電話が有効です。通話しようとすると夜間にはできないので、昼夜逆転を防げます。ただ、普通の携帯電話では長引くと電話料金がかかります。そうすると長電話して通話料が高くついたことが親にみつかると、怒られると思って躊躇するでしょう。でもLINE電話だと無料だし、かけやすいですよね。なので、LINE電話の相談窓口があるといいと思います。
●久座長
大学も公式アカウントをもって学生相談を運営しています。ここでは、内容自体は公開されますが、誰が相談したか、誰が返答したのかを分からないように運用しています。つまり、情報だけが交換できているやり方です。このように、公式アカウントの中で、色々と意見交換ができる、相談できるやり方が良いのかもしれないと思います。運用の際には「LINE公式アカウントでやり取りするときは、個人が特定絶対できませんよ」と周知して、安心感をもって臨んでもらえるようにしてほしいですね。
●久座長
事務局から確認を依頼されている事項がありますので、ここで確認させていただきます。
- 名称「みらいキャンバス」には異議なしということでよろしいでしょうか。
- 2つの基本姿勢「プラットフォーム・ビルダー」「スマート区役所」にも異議はありませんか。
- 4つの基本方針ごとの理想「いきいき」「すくすく」「にこにこ」わくわく」にも異議はありませんか。
(いずれについても構成員から異議はなし。)
ただし、重点施策の書きぶりなどについては意見をいただいていますので、事務局でご検討をお願いします。また、「スマート区役所」については、デジタルを使うからといってスマートではない点に注意してください。英語のsmartは「賢い」という意味ですし、区役所職員の皆さんにも賢くなってほしいという意味で、このスマートを使っていただくとより良いです。スキルアップを図っていただいて、工夫もできるような職員になって行くということも含めていただくとより良いなと期待しております。
今年12月から来年1月に区民意見聴取を予定されているとのことです。構成員の中には区民の方もいらっしゃるので、意見を言える貴重な機会ですので、大事にしていただければと思います。
3 その他
●久座長
では次第の「3その他」(1)の「構成員間の情報共有」に移ります。次第1の「取組紹介および報告」で既に情報提供がありましたが、他にありましたら、ご提供ください。
●菅構成員
堺市PTA協議会からの情報提供です。11月2日(日曜)に「第2回こども協議会」を開きます。市内の全小中学生に声をかけて、こどもに議会を開いてもらいます。そこで出た意見をまとめた意見書を、今年どうするかは未定ですが、昨年は市長にお渡しさせてもらいました。
11月24日には、PTAの中央研修会を開きます。これは栂文化会館です。去年は西区のウェスティで開催させてもらったんですけど、今回は栂文化会館でEスポーツ大会を行います。大人だけに講演会を呼びかけても来ていただけないので、こどもにも参加してもらえるイベントにしようといつも考えています。小学校でEスポーツ大会を開いた時に、不登校のこどもも出てきてくれたという情報が入りましたので、今年はEスポーツ大会を開こうということになりました。
●久座長
それは見に行けるのでしょうか。そうであれば、場所も詳しく教えていただけるといいと思います。
●菅構成員
どちらも観覧はできます。
11月2日(日曜)の「第2回こども協議会」の会議自体は市役所本庁高層館20階で行います。20階ではこどもたち(午前に小学生の部、午後に中学生の部)だけで、3階の会議室のモニターで見ていただく(保護者のみ。事前申込制)ことになります。
11月24日(祝日)の中央研修会は栂文化会館で13時半からです。
○(事務局)松本区長
今日は、構成員の皆様からたくさんご意見をいただくことができ、私たち行政の職員が気づけていないところ、足りていないところを気づかせていただきました。今日いただいた意見は、事務局で検討して、反映させるべきところは反映して、また見ていただけるようにします。引き続きよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。
第1回会議
開催日時
令和7年6月9日(月曜)18時30分から20時34分まで
開催場所
西区役所 地下1階 A1・A2会議室
出席構成員
座長 久 隆浩、座長代理 杉原 充志
朝尾 惠子、新井 イスマイル、荒堀 容子、岩崎 紘美
岡田 紀信、菅 由季、喜田 慶次郎利益、國本 香織
高上 智恵子、中島 智、西出 珠梛、西野 豊
濱中 和代、松居 勇、南方 孝介、宮﨑 陽子
(敬称略。座長・座長代理以外は五十音順)
事務局職員
区長 松本 ゆり、副区長 寺田 裕介、保健福祉総合センター所長 音田 佳美、
総務課長 若林 一、政策推進室長 幸田 友美、自治推進課長 藤川 郁夫、
市民課長 長野 仁雄、保険年金課長 三田 珠美、生活援護課長 藤本 英伸、
地域福祉課長 福山 信幸、子育て支援課長 辻尾 栄一、
西保健センター所長 梅田 和美、西保健センター医長 今城 沙都
傍聴者数
4人
会議の内容
1 開会
- 区長あいさつ
- 久隆浩氏を座長、杉原充志氏を座長代理に指名
- 各構成員の自己紹介
2 会議
会議資料に基づいて概要を説明
【資料1】(仮称)堺市西区基本計画の策定(PDF:1,129KB)
【資料3】西区 区民アンケート結果 報告書【概要版】(PDF:1,260KB)
【参考資料2】西区政策会議 構成員一覧(PDF:189KB)
3 構成員の意見交換
はじめに
●久座長
今回は一つの我々の役目として、この堺市の西区の基本計画にさまざま意見をお出しするということでございます。具体的には10ページから13ページのところまで4つの基本方針を書いていただいておりますけれども、まだまだこれから事務局としても、内容を詰めていくという段階です。ある程度煮詰まってきますと我々が意見を言ってもなかなか反映しづらくなりますので、ちょっとまだ抽象度が高い内容、まだ不完全な段階で一度皆さんに見ていただいて、こんな観点もいるんじゃないかとか、こういうようなことも大切じゃないかというご意見を賜りながら、事務局で、内容を詰めていっていただければというふうに思っております。内容的には10ページから13ページまでですので、基本方針の一つずつ意見交換ができたらと思っております。それではまず、10ページのところにあります、基本方針1、健康習慣の定着というところで、何かこういうことが必要じゃないかとか、こういうところを重点化していただきたいとか、ご質問でも結構ですので、意見交換をさせていただければと思っておりますが、いかがでしょうか。
健康習慣の定着
●岡田構成員
四つの基本方針について、全部共通なのかなというところを、まず僕が思ったところを共有させていただければと思うんですけれども、一番これを見て違和感を覚えたところがこの理想のところなんですが、生涯にわたって健康で暮らせるとか、こどもを安心して産み育てられるとか、地域で安心して暮らせるみたいなことを書いていただいてるんですけれども、結局どうなったらそうなるんだっていうところをもうちょっと具体的に定めた上で、今の現実と比較して、それを埋めていくために何していくのかというふうに話してやっていかないといけないのかなと思いました。アンケートの結果をベースにして、現状を定義づけていらっしゃると思うんですけれども、プラットフォームビルダーとして、これから役割を変えていくということになってきますと、もうちょっとですね、市が持っているデータとか情報っていうものを広く共有していただければ、我々自身ももっと自分ごととして捉えて、ここが具体的にこれだけ悪いんだ、例えば、高血圧の人が住民人口のうちの半分もいるんだ、それを下げるにはどうしていったらいいだろうっていうふうに考えるきっかけが与えられるんじゃないかなと思いましたので、この理想っていうところを、もう少し市が持っている情報をオープンにしていただきながら議論を進めていけたらなと前提として思いました。
●久座長
冒頭の説明にありました3ページのところに堺市基本計画がありますが、おそらく各分野のデータに基づいたものもあろうかと思います。今回は西区に特化してということですので、西区で今どんな状況なのかというところを、もう少しいわゆるエビデンスに基づいて示していただくといいのかなというご意見かと思います。おそらく市全体の基本計画に書いてあると思うんですが、最近は、英語でEBPMといって、エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキングの頭文字とっていますけれど、経験とか勘で施策を作るのではなくて、エビデンスに基づいて施策を作ってくださいっていうことになっていますので、先ほどのご指摘は、そういうエビデンスに基づいて、区役所の方でもしっかりと作っていってほしいと。今日はまだその段階にはないと思いますけれども、次回以降ですね、ぜひともそういうエビデンスになるような、資料も整えていただきながら、だからこういう施策を考えていますっていうことになってくると、我々も議論しやすいということでございますので、またよろしくお願いします。
子育て環境の充実
●久座長
大きくは、今は重点施策の1で、子育て世代が地域でつながる機会をどんどん作っていこうよ、支援体制を強化しようよという話。それから重点施策2では、こどもが主役になれる場をもっとこの西区で作っていこうよっていう、この二つを大きな施策の方向性として掲げているんですけど、いかがでしょうか。ご質問、ご意見ございますでしょうか。なかなかまだまだ抽象度が高くて、何を言ったらいいのだろうかっていう感じでしょうか。具体的に私こんなことやってるから、こういうことを応援するようなことも書いて欲しいというお話でも結構かと思います。
●濱中構成員
資料にある各校区の子育てサロンサークルの代表者が集まって情報交換をする子育て関係者会議運営委員会という会議に私も参加しているんですが。あとは主任児童委員会でもそうなんですけれども、実際に困っているこどもや子育てに悩んでいるお母さんや家庭になかなか情報がおりていない、もしくはその困っている状況を声にあげることができない、声を出すことができない、ただただ困っている。たまたま主任児童委員やサロンサークルの運営者が気づいて、ああ、誰々さん、こっちにおいでよっていうふうに手を差し伸べたら、その方とはつながることができるけれども、そういう機会もなくて、子育てで孤立されている家庭ってたくさんあると思うんです。ICTの推進で、そういう方にも情報を提供している、ということもあるんでしょうけれども、もともとそちらにアクセスしようともしない、とても孤独な子育てをされている方の情報は、きっと保健センターとか子育て支援課は把握していると思うんです。地域で実際にボランティアとして子育ての応援者として活動している方との情報共有の仕方をもうちょっと具体的に示していただけると、ボランティアをやってる方々は動きやすいんじゃないかなと日々感じています。
●久座長
この辺りはほかの部分でもそうなんですけど、高齢者の見守りも同じですが、どうしても最近はプライバシーの問題が出てくるので、勝手にその方の情報をお渡しするというのがなかなか難しくなってきているので、うまく情報共有ができるようなそんな仕掛けを皆さんもちょっと教えていただきながら考えていければなと思います。ちなみに「おにクル」では、1階に有料で「もっくる」という遊び場を作っているんですけれども、半日遊んで300円いただいているんですが、他の事業者にお願いすると、多分1000円以上でないとなかなか採算が取れないんですけどね。なぜ300円で大丈夫かというと、税金がそこに投入されていて、事業者にお渡ししているから安いお金で運営できている。担当課長はどういう思いでそれをやってるかというと、どうして税金を投入してまでも、そういうこどもの遊び場を運営するかっていう中で、先ほどの濱中委員のお話の延長で言うと、相談まで来ない、普段抱えている相談まではいかないけれども、何か困っているとか悩んでいるっていう声が、その遊び場で保健師さんとか、保育士さんが入ることによって、つぶさに聞こえますよね。実際にそこのスタッフとして入ってくださってるんですけど、そういうような、その大きな声にもならないところの声をすくい上げていこうよっていう仕掛けが、その遊びの中に組み込まれています。待っているだけじゃなくて、積極的にいろんなところに出かけていただけるような、機会とか場所を作っていただくことも、とっても重要かなというように思いますので。情報交換の場所とかね。そんなものがどんどんできたらいいなというふうに思ってますし。松井さんにも先ほど、こども食堂のお話をいただきましたけれども、そういうところにもたくさん、いろんなお声が出てくると思いますので、そういうところからお声を拾っていけるような、そんな機会もどんどん増やしていけばいいかなと私も思いました。
●岩崎構成員
私はママのホットステーションというのを、4月から始めまして、南区の泉ヶ丘センタービルの中と南区役所内で場所をお借りしてさせていただいてます。北海道が5年目になるんですけれども、1回だけ北海道のママホットに4日間連続で行かせてもらって、その中でママたちと交流しながら、実際に今現在もママたちとずっと交流が続いているのは、SNSでDMのやり取り。それから、オープンチャットを作ってますので、その中で日頃から、このテレビ見たっていうような雑談の中で、実はこれ困ってるんだけどみんなどうしてる?っていうような話をしながらやっています。私は保育士でもないですし、有資格者ではないんですけども、子育ての先輩といった感じです。私はこんなこともしたよとか、全然ご飯、離乳食も食べなかったけど、生きてるよみたいなぐらいの、手抜きと言ったらあれかもしれないですけど、ガチガチになってしまう子育てをもう少し気楽にできるんじゃない?っていう、先輩ママの声一つで、今現在、その0歳児さんとか、2歳、3歳を育てているママたちが、ホッとできるような一言につながっていくと感じています。インスタグラムの中には、限定してストーリーを流す部分があるんですけども。そこにママのホットステーションを追加してくれているママたちが、すごい小さな文字で、日常の自分がモヤモヤしていることを書いてくれてたりするんですね。本当にスクショして拡大しないと読めないぐらいなんですけど、そういった時に私たちが話聞こうかっていう一言を投げることで、彼女たちの声を聞いて、必要であれば保健師さんにつなげるというようなことを実際北海道ではしています。日常、たわいもない雑談ができないとなかなか相談ができない。そして有資格者、市役所ってなるとね。ママたちが言う言葉で、目をつけられるんじゃないか、虐待しているように思われるんじゃないかと思っているママたちがすごく多くて。この体重のところから外れていたらダメなんでしょって、なんか怒られる、自分の子育てがダメって言われているんじゃないかっていうふうに、やっぱり1人目のこどものママは特に思ってらっしゃって。このママホットは保健師さんがどうこうっていうより、中間的な存在として運営しているんですけれども、寄り添っていく、子育てをしながら感じたこととかを、日常の中での雑談として聞いていく組織が、私としては今すごくしっくりきているなと思っております。
●久座長
ありがとうございます。岩崎さんのお話、もうちょっと私も聞かせてほしいんですけども、今は市役所、区役所の職員さんを恐れてるというか、そういう感じなんですけど、オープンチャットに区役所の職員さんとか、保健センターの職員さんが入った方がいいか、ちょっと距離を置いてという方がいいのか、どっちがいいんでしょうか。
●岩崎構成員
入ったらダメです。そこは私、お繋ぎもしていきますし。3回目の開催を南区でやった時に、エレベーターの前で0歳児の赤ちゃんを2人目で抱えていらっしゃる方がいて、もう仕事復帰をするなど色々なお話をしてくださって、でもこれってどこに相談したらいいのかわからないって最後におっしゃってて。ママホットに来てみんなとしゃべってという話をしながら、あとで役所の子育ての方にこういう相談があったという話をさせてもらいました。南区では仕事復帰に対してのイベントがあるから来てくださいっていうチラシをもらいながら、彼女にラインだったりDMとかで、役所もこんな風にして寄り添ってくれてるよっていうふうな情報を提供しながら、いろんな場所と繋がれる選択肢があるんだと。誰が何を選ぶかは本人次第だと思うのですが、選択肢を増やす役割になれたらと思ってます。
●久座長
ありがとうございます。そういう意味では、一次の窓口として機能して、二次、三次とつないでいく。そして、どんどん専門性の高いところへつないでいく方がいいよねっていうことだと思います。ちょっと、なぜそれを根掘り葉掘り聞いたかっていうと、今、計画を作って区役所が動くときに、ママホットのオープンチャットとどのような関係を結んだらいいのかっていうところをもう少し聞かせていただくと、多分参考になるのかなと思いましたので聞かせていただきました。
●菅構成員
見させていただいている計画案が、どこの区でもやってる、ありきたりと言ったらあれなんですけど、どの区でも似たり寄ったりな案なのかなっていうのが正直な感想なんです。西区として、もっと住民を増やしたいとか特化して、目立たせて、西区って素晴らしいね、いいねって思ってもらいたいのか、他と横並びで、このままの状況でいいのかどうかっていうのを、私は問いたいなと思うところです。近場で言いますと、やっぱり高石市と泉大津市が、かなりとがったことをされているので、そういうことが、堺市ではできないと思うんですけど、西区単体でそういうことができるのかどうかっていうのも、ちょっとお聞かせいただきたいです。
●久座長
はい、どうですか。これから考えていくということになろうかと思うんですけども。
●松本区長
ご意見ありがとうございます。今、現状取り組んでいることを取り組み例としてお示しさせていただています。今後何をやっていくべきかというところで、西区単体で取り組めることもたくさんあると思っています。逆に、足並み揃えて、市全体でやっていく取組もあると思います。私自身もぜひ西区らしさ、先ほどごあいさつでも言いましたけど、西区の良さを活かした取組をやっていきたいと思ってますので、ぜひそういったご提案があれば、この会議でいただきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
●久座長
ありがとうございます。私も泉大津でいろいろ応援させてもらってますけれども、シーパスパークとかね、図書館の移転とか、いろんなところで、やっぱり市民が入りながら一緒にやっていますよね。多分作る時からの声を聞いているので、面白い展開ができてきているのかなと思うので、さっきの「おにクル」と同じように、皆さんと一緒により良い施設とか空間とか、場を作っていけるような、意見交換ができたらいいなと思っています。ある自治体では、今テレビとか、新聞とかでいわれているように、すごい子育て層が集まっています。でも、市民活動を運営している方々と話をすると、ちょっと困っているという部分があって。何かというと、お金とかサービスを目当てに移ってきているので、そういう方々ってまだお金が欲しい、もっとサービス充実をして欲しいって言うんですね。そういうことをやっていると、どんどん過剰にお金をかけていかないとうまくいかない。一方で一緒に作っていこうよっていうような積極層と一緒にやっていった方が、このあたりは、長続きするみたいな話になっているので、そういう意味でも、皆さんのお力も借りながら、こういう場とか機会をどんどん増やしていった方がいいのかなというように思っています。
●喜田構成員
二つありまして、一つがですね、学齢期のお子さんの居場所とか、学齢期のお子さんの保護者さん世代が、地域とつながる機会っていうところも、もう少し、全面的に押し出せたらなというふうに思っております。先ほどもご意見の中で出ておりましたけれども、社協の方でもこども食堂の方の活動のご支援をさせていただいてまして、こども食堂のところで、ちょっと気になる世帯や、課題を抱えたお子さんの発見というところと、また食堂がそれぞれの中で、できる範囲でされている個別のケアというところも、こちらの方にご相談があったりします。そういった居場所のところを、もっと周知を強化していただけたらなというところです。またその2つ目のところで言うと、その地域でつながるっていうところが、一見すると、今のところ、区域全体で割と、そのミクロというよりかはメゾレベルなのかなというふうなところを第一印象として受けたので、もう少し、例えば西区第三生活圏域あると思うんですけど、そのうちその圏域でこういったイベントを開催するとか、もう少しローカルに落とし込んでいくことで、そこで出会った方々が、実際地域で日常的にこうつながるっていう場面が増えるのではないかなというふうに思いました。
●久座長
ありがとうございます。特にそれが先ほど菅さんおっしゃった西区の特徴なのかもしれません。区の中では大きいほうだし、もういろんな特徴のある、地域が集まっているので、そういう意味では、もう少し圏域、狭い方がいいよねっていうご意見かと思います。
●岡田構成員
先ほどの松本区長がおっしゃっていらっしゃった西区らしさというところで、僕が気づいたところを共有させてもらえたらと思うんですけれども。浜寺に引っ越してきて、一番いいなと思ったのが、教会が地域で果たしている役割がすごく大きいなというのを感じたんですね。僕のこどもは浜寺聖書幼稚園っていうところに行っていたんですけれども、教会は毎週日曜日に簡単なお菓子と、道徳みたいなのを教えるような教室をやってるんですけれども、それが一つじゃなくて、西区には複数あるんですよね。普通に公立の学校行っていて、クリスチャンでもなんでもない子たちが普通に行って、こども同士はつながるし、親同士もそこで話して、コミュニティとしてつながれるし。こういったのは、もともとこの行政がこどものためになんかするとかいう前の時代ってきっとそうだったんだろうなっていうのはすごく思いました。こういった社会のインフラとしてすでにあるものなので、活用していけるといいんじゃないかなって、すごい特徴と思いました。特に僕、仕事で外務省にいて、エジプトに住んでいたんです。そこでモスクとかが中心になってくるんですけども、そういった地域に根付いたところに、みんな当たり前にきて、ご飯食べて、一緒に時間を過ごして、悩みも自然と雑談の中で生まれてくるっていうところに、別に行政って何も関与してきてないんですよね。それでも自然とこう、助け合いのネットワークみたいなものは存在していて、機能をしているところがあったので、お金をかけない、今あるものを生かしてという観点では、お寺だとか神社だとか大鳥大社もありますし、宗教っていうと皆さんちょっと距離を置いちゃう方も多いかもしれないんですけど、実際は悩んでいる人って、食べ物とかお金もらうだけじゃなくて、心を救ってほしいと思ってる人はすごく多いと思ってて。宗教にアレルギー反応を起こすんじゃなくて、うまくいっているものにはちゃんと目を向けて、今あるものを活用していけるのではと思いました。
●久座長
ありがとうございます。お寺さんも今も頑張っていらっしゃるところもいくつもあろうかとは思いますしね。今でもよく「駆け込み寺」っていう言葉を言いますけども、もう何か困ったら駆け込むのがお寺さんだったわけですので。そういう意味では、先ほどね、説明がありましたように、いろんな資源がこの西区の中にもありますので、どういう方々とどう連携できるかっていうのを区役所だけではなくて地域としても考えてみても良いかと思います。
●濱中構成員
岡田さんが最初におっしゃったように、データで示してほしいって言うところなんですけれども、例えば西区の小中学校に通っている外国籍のこどもさんがどれぐらいいるのかとか、不登校で悩んでいるこどもさんがほかの区と比べて西区はどのぐらいの割合がいるのかとか、外国籍のお子さんだったら、例えば個人情報のこともあると思うんですけれども、アジアの子が多いのか、それとも違う地域の子が多いのかっていうような、西区の現状のこどもの特徴というか、特色をお示しいただくと、じゃあこうしていったらいいよねっていうような提案もしやすくなるんじゃないかなと思います。ちなみに私の活動ですけれども、校区の中にあるこども食堂で、ある外国出身のこどもさんがおられて、現地の少数民族の言葉しかわからなくて、言葉の壁がありました。韓国や、中国の方って、地域でコミュニティがあるんですけれども、全くないっていうような、すごく孤立しているこどもさんがいて、たまたまなんですけれども、こども食堂が場を貸してくれて、私が学習支援をするというような活動をやっています。なかなか気づかないような、少数派のお子様も多分行政だったらわかるんじゃないかなと思うので、その辺りのきめ細かなことをすることによって、その子だけじゃなくて、その子の周りにいる困っている子たちもこども食堂に来れたり、支援を受けやすくなったりするのではないかと思います。西区の特色や、現状の状態を数値でもいいので教えていただけたら嬉しいです。
●久座長
ありがとうございます。このように次回以降のちょっと資料でもほしいよっていうのもありましたらね。今でなくても結構です。また、終わってからでも事務局の方にきていただけたらと思います
●國本構成員
私はこどもが小学生の時に、シングルになりまして。上の子は健常ですけど、二番目の子が障がいを持ってたっていうのもあり、障がいのある息子は29歳なんですけども。誰に聞こうかっていう時に、今現在、西区の方でそういうシングルの方、お悩みの方の意見とかって、もうちょっと聞ける場所があるのかとか、お伝えできるところがあるのかというと、なかなか薄いのかなって思います。子育てってどうしても小さいお子さん中心になっていて、お母さんたちの心の健康っていうことも考えていく場所が必要かなと思います。今私もこどもも仕事をしているところに、高校生の子が5人ぐらい来てくださったりしています。そこで特にママがどうとは聞かないですけども、楽しい場になったらというところで、小さい子たちだけではなくて、もう少し大きい子たちの居場所ももう少し考えていけたらいいなと思っています。
●久座長
ありがとうございます。このあたりは、違う見方をすれば、子育て環境のこどもって一体どれぐらいの年齢ですか?っていうところを議論して、やっぱり共有しておかないといけないのかなというふうに今の話をお聞きして思いましたので、次回もそういうところも議論の対象になればなというふうに思っております。
安全安心の確保
●久座長
それでは、基本方針の3番の安全安心の確保ですけれども、ここでご質問ご意見ございますでしょうか。
●菅構成員
情報共有ですけども、松原市で、マルシェをお手伝いしています。これは民間の有志の団体がやっている「こいこいまつばら」というマルシェがあるんですけども、柴籬神社の中でやっています。もうそこはやっぱり地域を盛り上げたいということで、神社の宮司さんがやろうって、うちを使ってくれっていうことで始まりました。その「こいこいまつばら」のマルシェの中で、「防災だるまさんが転んだ」だとか、「防災スタンプラリー」だとか、「防災脱出ゲーム」なんかで、こどもたちが楽しく、神社の境内の中なので別に車が走るわけでもないので楽しく走り回って遊んでいます。その中にもうひとつ恋活っていうのもありまして、出会いの場の提供っていうものもしていたりします。そこから松原で住めばこの楽しいこどものマルシェがあるよということにもつながっていくのかなと思っています。安心安全の確保っていう意味でその防災マルシェ、今ちょっとイベントとかマルシェをどこの地域でも行っていると思うんですが、そういう中に盛り込んでいったら参加しやすいのかなっていうので情報共有させていただきます。
●久座長
ありがとうございます。防災行動の専門家の一人である、大阪大学の渥美先生が、自分の経験からも、おっしゃっているんですけども、防災と言わない防災って言い方を渥美先生がされてまして、もう防災と言った瞬間に、いや私今関係ございません、みたいな話になるんでね。楽しいことをやっていると、それが防災につながっているよっていう、そういうイベントをたくさんやろうよっていう趣旨かと思いますので、ちょっとこのあたりもどっかに書き込めればいいなというふうに期待しております。
●岩崎構成員
南区のNPO法人SEIN(サイン)というところの活動で、地域をつなげるコーディネーターを育てるというところに入らせてもらって、今学ばせてもらっています。フェーズフリーなまちづくりということで、防災っていう言葉ですね。先ほど久先生がおっしゃったみたいに日頃から、防災のためだけに準備するということでなく、日常も使っているものが、防災の時にも使えるんだよっていうものを増やしていかないかというような活動の中でまちづくりをされています。上野芝小学校で11月3日にそういったものを取り入れながら、アルソックさんとか、ほかの民間の会社の方にもご協力いただいて、協賛いただいて、こんなご飯が日頃食べたらこうだとか、見てもらって学ぶだとか、自分たちの地域だけでなく、いろんな情報の中で学んでもらえるような防災ができたらなということで、今進めています。それも含め、フェーズフリーというような言葉って、私も初めて聞いたところではあるんですけれども、そういう視点を持って、市民の人たちが自分事として持っていけるようなことができたらなと思っています。
●久座長
ありがとうございます。SEIN(サイン)湯川さんは、NPO活動を始めた時から私も応援させてもらって仲良しなんですけども、SEIN(サイン)さんの考えることってなかなかこう、ユニークなところが多いので、いろいろ参考にさせていただいたらというふうに思いますし、その一つの事例で申し上げているのは、夏休みに学校の校庭でキャンプやりましょうよ、っていう話になったら、キャンプ用品ってほとんど防災用品に転用できますし、それからテントを張るっていうのは、いわゆる避難所設営にもなっていますし、炊き出し活動もつながります。そういう意味では、防災って言わなくても、校庭キャンプやると、いろんなところで防災行動になっているんじゃないのっていうふうに思います。またいろいろとご検討いただければと思います。
地域魅力の共有
●久座長
地域魅力の発信ではなくて、共有になっているというところも、私はポイントかなというふうに思っています。誰に向かって発信するのかっていうところは、次回議論したいと思っています。先ほど「おにクル」の話から始まっていますけども、私も茨木市民ですけど、茨木市民ってなかなか面白いなと思うのは、西区以外の人に発信するよりも、自分たち西区民が自分たちの地域をもっと魅力を発し、再発見し、魅力を向上し、そしてそれを共有することで、住みやすい街をより良くしていこうよっていう発想なのかもしれないなというふうに思っています。発信がいいのか、共有がいいのか、誰に向かってどういうように情報を発信して共有するのかっていうところも皆さんの意見も、聞かせてもらいながら、内容を詰めていければいいなというふうに期待しております。
●喜田構成員
魅力というところで2 、3年ぐらい前に、実は私、西区の魅力発信をする「ニシプロ」という、西区役所の企画に参画させていただいていたんです。当時から、西区のその魅力ってそもそも何かなというところで、ひとり考えたり、ほかの人といろいろ話しながら考えていたんですけれども、そもそもその魅力っていうのが、ここに書かれている、その取り組み例のところだけなのか。掲載されたあの事例かなというふうには思うんですけども、ここに参画いただいている皆さんがそれぞれ活動されていることそのものが、魅力なのではないかなと思います。それとローカルの話をどんどん発信して行く必要があるのかなと思います。その発信の仕方のところで、インスタグラムというふうに下の重点施策のとこで書かれているんですけども、それもあの区役所発信というよりか、その地域の人を発信して行くものを、こう集約されたような、データベースじゃないんですけども、プラットフォームっていう形にしてもいいのかなというふうに思いました。
●久座長
ありがとうございます。西区ファンの拡大、全インスタグラムのハッシュタグ投稿、これはもうすでに呼びかけていらっしゃるんですよね。でもなかなかまだ共有できてないなというようなところで、もっともっとこのあたりが皆さんのお力を借りながら、たくさんの人たちが自分たちの手でハッシュタグつけて投稿していただくようになったらいいなと期待しております。
●國本構成員
先月に、この写真に載ってますけど、注染の浴衣の西区のイベントを、一緒に私もさせていただきまして、浴衣を着るという体験をさせていただいたんですけども、そこで注染職人の方が来て、実演しておられたんですけれども、開催が平日の日中だったので、こどもたちがなかなか来れない時間だったんです。それをもっとこどもたちにも発信して見せてあげるのもいいのかなって。見学であったり体験会だったりっていうのができたら、もう少し伝統を魅力に変えていって、こどもたちに見せてあげられるのかなとすごく思いました。
●久座長
ありがとうございます。國本さんから注染のお話が出ました。注染も知っている人は知っているけど、多分知らない人は何のことかなっていう話になっているとは思うんです。伝統的な、染めの技術かと思いますので、これが参考になるかどうかわかりませんけども、この前、天皇御一家が沖縄に行ってかりゆしの服でメディアに取り上げらたら、かりゆしの売り上げがぐんと伸びて、同じ柄のものはもう売り切れた。だから注染のもので、誰かにPRしてもらうっていう影響の大きい人たちのお力を借りるっていうのも一つの手かなというのは思いました。
●荒堀構成員
私はけっこう広報が好きでよく読むんですけれども、どうも若い方が広報に興味があるのかなってちょっと不思議に思うところがあって。かなり紙面も明るくなったのにと思うんですけれども、みんなの意見が、あの年代層が偏ってしまっているような気がするんです。今インスタグラムの投稿っていうふうにおっしゃっていましたけど、その年代層の方って見ているのかなっていう「はてな」がありまして。やっぱりいろんな方がいろんな意見を言えるのは、みんなの広場みたいなコラムを作っていただいて、自分の西区自慢っていうのを、イニシャルでも良いし、投稿していただいて。皆さん投稿したいっていう若い方は特にあると思うので。あの若い方じゃなくても西区自慢したいっていう方はアナログですけど、西区にメールや紙など、箱でも設けていただいて。例えば私が思うのは、自分の地域に北濵神社があるんですけれども、北濵神社はあの大鳥大社のお母さんの神社なんですね。大鳥大社ってすごく有名なんですけど、北濵神社、そんなに有名じゃないんです。本当にちっちゃくて、神主さんもいつもいないし、おみくじも売ってないんです。だけど、それだけ格式があるとこなんだよっていうのがちょっと自慢なんです。そういうことも書きたいですし、大鳥大社に6月30日夏越の祓(はらえ)で芽の輪くぐりっていう行事があるんですけど、それは「半年間無事の元気で過ごさせていただきました。残り半年もよろしくお願いします。」という行事なんだそうです。私自身はしたことはないんですけれども、した方に写真を見せていただいて、その方は高石市の人だったんですけど、教えていただいて高石の方に。ああ、いいなと思って、そういうのがあればまた行きたいなっていうような気持ちになると思うので、そういうみんな発信の、回覧なのか掲示板みたいなコラムを作っていただいたら嬉しいなあと思います。
●久座長
ありがとうございます。「大鳥大社のお母さん」というキャッチコピー、なかなかいいなと思いますね。実は浜寺公園駅を設計されたのは、東京駅のレンガ駅舎を作られた辰野金吾さんなんですね。ある新聞社の方たちが面白い見出しを作っておられたんですけど、「東京駅のお兄さん」って書いてあったんですよね。これはいいなと。東京駅を設計する前に浜寺公園の駅舎の設計をされていますからね。そういうちょっとノリのいい言葉をみんなで考えてPRしていくっていうのも、一つの方法と思って今のお話を聞かせていただきました。
●菅構成員
インスタグラムの発信です。私も堺市PTA協議会の方で、SNS担当でやらせてもらっているんですけど、すごく大変です。インスタグラムを使っている方がだいたい30代、40代の女性の方が多いっていうことはマーケティングの世界の方ではおっしゃられているんですけども。30代、40代の女性、いわばママさんたちですが、その人たちって自分たちで発信したいんではなく、情報を取りたいんであって、なのでハッシュタグで一緒に投稿してねっていうハードルがちょっとなかなか難しいのかなと思ったりします。ここを学生さんに協力してもらうっていう形でTikTokに変えたら、もうちょっと早いのかなとか思ったりしましたね。あともう一点ですけど、事前にいただいた資料では、だんじり、祭りについて、10 代の方は、祭りや行事が活発と答えた10 代の割合が高いとなっているんですが、その中で西2 区では、あの祭りがあるから住みたくないっていうのが、住み続けたくない理由の1位になっていました。これはどうしたものかな、どうしたらいいのかなって感じた部分ではあります。
●久座長
ありがとうございます。ゼミ生で、岸和田出身の人もたくさん来るんですけど、両極端ですよね。大好きな人と、もう嫌っていう人と。嫌っていう人たちは強制されたくないところもあるので、距離感覚みたいなものがどうかなというふうに思っています。泉大津もだんじりの文化ですけど、若頭会っていう方々とどうやったらだんじりが好きになってもらえるかっていう市民活動を私たちも応援しているんですけど、若頭っていうのはね、この名前もどうなんですかねって、冗談で言っていたんですけど。でもなんか楽しいイベントを繰り返していただいて、ちょっとイメージを変えてくださっています。
●濱中構成員
青年団の話を事前の会議の時に菅さんと岡田さんと私で話をしたことがあるんですけど、お祭りに関わる青年団の人のパワーってすごいものがあると思うんです。団結力もあるし、行動力もあるし、その力を例えば防災に連動する。防災訓練の時に青年団の人が中心になってやるとか、ここのこども食堂は青年団の人が関わるとかっていうことによって、今までそういう地域活動に積極的に参加されていなかったお祭り好きな青年団の人たちも、地域活動に巻き込むような仕組みとか、そういうものがあればいいのかなと思うんですけど。私も北王子出身なので、中学生まで北王子のだんじりを引いていました。例えばだんじり運行のスケジュールであったりとか、そういうことはだんじり運営組織の上の人たちが集まってしっかり会議でお話されているのかなと思うんですけれども、一年を通して、青年団の年代の人が地域に関わるような仕組づくりを、そのだんじり関係の会議、に組み込んでいって、お祭りだけをする青年団ではなくて、地域活動をする青年団っていうスタンスでしていくと、ちょっとやんちゃな子も、自分を律することもできる子が増えてくるんじゃないかと思うので、その見方をチェンジをできたら、いい方向に進んでくれるんじゃないかなと期待をしています。どんな会議があって、どんな頻度で開催されているのか、また教えていただきたいと思います。防災のことに話を戻るんですけれども。私の住んでいる平岡校区っていうのは、校区の中にスーパーが一軒もありません。本当にコンビニが一つだけあるだけ。あと小学校しかないです。中学校もなければ高校もないので昼間いる人間っていうのは、小学生かお年寄りしかいないような町です。その時に災害が起こったときに、じゃあどうすればいいのかっていうと。例えば、その青年団の子が、そこにはいないかもしれないけれども、帰ってきてくれて、防災に関わってくれるとか。上野芝中学校区ですので、私は年に1回、上野芝中学校でお話をする機会があるんですけれども、いざ災害が起こったときに、あなたたちが地域の中心になって、困っている人を助けるような人になるんやから頑張ろうみたいな話をしてるんです。防災も含めて地域性を出しながら、西区全体ではなくて、喜田さんもおっしゃられたように、生活圏域ぐらいの小さな単位で検討するのがいいんじゃないかなと思っています。
●久座長
ありがとうございます。このあたりも次回以降もこう継続して議論ができたらなと思います。地域活動から距離を置かれる方とも、青年団も同じ話で、たぶん一度かかわると抜けさせてもらえないんじゃないかっていう怖さがあって、その辺りが少し緩やかな形で関われる、自分のできる範囲で関われるような、そんなことにした方がいいのかもしれません。またどうやったらみんなが入ってくれるかっていうのが議論できたらなと思います。
●南方構成員
南方です。僕は向ヶ丘町のだんじりの団長をやらしてもらっています。昔からの問題は、地元の子が祭りに参加しないっていうのが一番の大きな問題です。特に向ヶ丘はだんじりが来て15年ぐらいです。昔からの歴史がないので、余計人が集まらないっていう現状が今あります。そこで僕らがとった方法の一つとしては、地元の子じゃなくても、だんじりが好きな子はいっぱいいるんですけど、青年団が嫌になって辞める子もたくさんいて。その子達をSNSで集客して、今石津に住んでいる子や泉大津に住んでる子が、向ヶ丘にやってきて、祭りを一緒にやってるっていう感じなんですよね。そこで地域の夏祭りに、彼らも遠くからではあるんですけど、参加して向ヶ丘を盛り上げてくれてるっていう状態です。だから僕らはほかのまちと違うことをしないと人が集まらないと思ったのでそういう方法を取りました。もうひとつは、ムコフェスというのを昨年から向ヶ丘町でやらせさせていただいてるんです。それは僕の弟も昔からだんじりやってるんですけど、だんじりをやっていたら嫌いになってしまってですね。その中でだんじりもやりながらまちを盛り上げる方法をいろいろ考えているときに、僕らも音楽とかフェスっぽい都会の遊び方みたいなのがすごい好きで、それをあえて地元に落とし込んでやってみようっていうのがムコフェスなんですよね。めちゃくちゃ明るい系の音楽を、夜の8時ぐらいまで流したりとか、多少苦情も言われるところもあるんですけど、やっぱり若い人が考えたことをやるっていうのがすごい僕は大事かなと思っていて。そういう活動を今、地元でさせてもらっています。
●久座長
ありがとうございます。またこれも次回以降に議論できたらなと思うんですけど、最近PTAこうやって変えましたっていう本が出ました。そこのサブタイトルが脱強制っていうのがキーワードなんですよね。だからやっぱりその強制されるっていうあたりが、多分今の社会には合ってないんじゃないかなっていうのがありまして。どんな組織でも時代に合わせた改革をやっていけると、よりたくさんの人たちが入ってこられるっていう事例を紹介していただいています。
●國本構成員
うちの息子も向ヶ丘出身で、ちょうど中学校ぐらいまでだんじりがなかったんですね。途中からできたんですけど、息子はだんじりを全然引くこともなく過ごしました。ですが、その息子のこども、私の孫になるんですけど、今4歳児がものすごくだんじりが好きで、事業所の近所、横をガンガン通るのを毎年見に来ている状況です。だんじりってすごく魅了されるものがあるので、本当にどんどん宣伝できたらいいなって思うんです。今回は西区ではないんですけど、中区でだんじりのボランティアっていうので、人がいない、少ないっていうことで安全の確保のために一緒に行かせていただきました。そういうお祭りボランティアですかね。そういうのも初めて中区の方では取り上げられたんですけど、西区さんは人が足りているのかどうかなんですけども、そういうところからの発信で、またそこでボランティアで集まってくださっている方たちをまた集めて何かやるっていうことも、できるんじゃないのかなってすごく思いました。
●久座長
ありがとうございます。また次回以降も、このような感じでどんどん皆さんの意見を出し合いながら、よりいいものにしていきたいなと思います。
●松本区長
皆さん今日はたくさんのご意見をいただきまして、本当にありがとうございます。冒頭に岡田さんと濱中さんからもおっしゃっていただいた、あと先生もおっしゃっていただいたEBPMという観点で、やはりデータをもとに進めていかないといけないというのは、我々ももちろんその認識でおります。今回区民アンケートの結果を中心に資料を作成させていただいてますけれども、堺市としては、市民意識調査を市全体で行っています。その令和6年度の結果が、先日、5月の下旬にホームページでも公開されています。区別の分析も出ておりまして、我々はその部分も参考にしております。もちろん各個別計画で、それぞれの所管が担当するデータもありますので、皆さんに公表できる範囲で、データを整備して、今後お示しできたらなと思っております。先ほどインスタの話が社協の喜田さんからあったんですけども、私ももちろんフォローしていまして、岩崎さんもご紹介いただいてましたがママホットサロンの部分の、オープンチャットで、西区の津久野校区の子育てサロンなんかも、ラインのオープンチャットを使って、やり取りされていたりします。社協さんがそういうのがありますよということで情報発信していただいているんですね。まさに西区の地域で活動されていることを私たちが積極的に紹介していくことが大事だというふうに思っています。そういう情報があればぜひお寄せいただきたいなというふうに思います。
もちろん私たちは、データを見ながらこれからの施策を考えていくんですけれども、データももちろん大事なんですけれども、この会議では是非とも、皆さん、地域で活動されておられる方、いろんな経歴、ご見識をお持ちの方々中で、我々が気がつきにくい部分、実際の地域ではこうだよとか、こうしたらどうか、こういうことをしたらいいんじゃないかなというようなところで、そういう普段の取り組みの中とか、地域の中で、実際感じておられる課題を解決するにはこうした方がいいんじゃないという意見をできるだけたくさんいただいて、この計画の中に反映していきたいなと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。今日は本当にありがとうございました。
4 その他
- 構成員間の情報共有
- 次回開催の予定
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