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プレコンセプションケア

更新日:2026年10月19日

プレコンセプションケア:preconception care(略して「プレコン」)とは
若い世代のためのヘルスケアであり「若い男女が将来のライフプランを考えて、日々の生活や健康に向き合うこと」です。
プレ(pre)は「~の前」、コンセプション(conception)は「妊娠・受胎」という意味で、直訳すると「妊娠前のヘルスケア」を意味しますが、妊娠を考えている人だけのものではありません。
自身が希望するライフプランを実現するためには、早い段階から必要な知識を得て健康的な生活を送ることが大切です。それは、未来のこどもの健康の可能性を広げ、将来の健やかな妊娠や出産にもつながります。
プレコンセプションケアは、男女問わず、思春期以降のみなさんが実践して欲しいヘルスケアです。

今から、できること

適正体重

やせ(BMIが18.5未満)や肥満(BMIが25以上)は、将来の生活習慣病のリスクを高めるだけでなく、不妊や妊娠・出産のリスクも高めます。自身のBMIを確認し、適正体重を維持するようにしましょう。

BMI(Body Mass Index)

体重と身長から算出される値のことです。やせや肥満の判定などに用いられます。

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

BMIによる判定
BMI 判定
18.5未満

やせ

18.5以上25未満 標準
25以上 肥満
やせや肥満によるリスク
やせ(BMI18.5未満) 肥満(BMI25以上)

・骨密度低下
・筋力低下
・肌荒れ
・貧血
・月経不順※
・不妊※
・早産※
・低出生体重児※
・成人後の生活習慣病※
(※妊娠・出産・赤ちゃんのリスク)

・糖尿病
・高血圧
・脂質異常症
・脳卒中
・心臓病
・月経不順※
・妊娠高血圧症候群※
・妊娠糖尿病※
・巨大児※
(※妊娠・出産・赤ちゃんのリスク)


運動

適正体重の維持に積極的な運動は欠かせません。血流がよくなり、筋肉量が増えることで代謝も高まります。
気軽にできる運動からチャレンジしてみましょう。

食事

適正体重の維持や必要なエネルギー・栄養摂取のため、1日3食の規則正しい食生活と主食・主菜・副菜のそろったバランスの良い食事をとるようにしましょう。

エネルギー量

1日に必要なエネルギー量を確認しましょう。
推定エネルギー必要量は体格だけでなく、活動量によっても変化します。

推定エネルギー必要量(kcal/日) ※身体活動レベル2(ふつう)の場合
 18~29歳30~49歳50~64歳65~74歳75歳以上
男性26002750265023502250
女性19502050195018501750

(参考)
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

栄養バランス

主食:ごはん、パン、めん類 など
主菜:魚や肉、卵、大豆製品 など
副菜:野菜、きのこ、海藻、いも など
主食・主菜・副菜に汁物、牛乳・乳製品、果物等を組み合わせて、バランスの良い食事をとるようにしましょう。
簡単バランスメニューはこちら。

朝ごはん

朝ごはんには、「体温を上げる」「生活リズムが整う」「エネルギー補給」「栄養バランスが整う」「便秘予防」「やせ・肥満予防」などの効果があるといわれています。
バランス朝食メニューはこちら。

葉酸

葉酸の摂取は、胎児の二分脊椎などの神経管閉鎖障害の発症リスクの低減のために重要です。

葉酸の推奨量
 15歳以上

妊娠を計画している女性、妊娠の可能性がある女性
及び妊娠初期の妊婦

妊娠中期・後期授乳期
通常の食品から摂取される葉酸(マイクログラム/日)240240480340
通常の食品以外の食品に含まれる葉酸(マイクログラム/日)ー400ーー

(参考)
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
厚生労働省「妊娠前からはじめよう 健やかなからだづくりと食生活Book」

睡眠

起床時間と就寝時間

朝起きるのが不規則になると、眠りを促す働きをするメラトニンがうまく分泌されず、夜寝るのが遅くなるという悪循環につながります。
こうした不規則な生活習慣を続けると、糖尿病・肥満・脳血管疾患・心血管系疾患・高血圧などの「生活習慣病」やうつ病などのリスクを高めます。

規則正しい生活習慣

良い睡眠のためには規則正しい生活を送ることを心がけましょう。
☑睡眠・覚醒リズムにメリハリを
☑日中は明るい環境で活動的に
☑夜間はやや暗い環境でゆったりと

歯科

健康な歯と口を保つために、むし歯や歯周病を予防しましょう。

歯周病

歯周病は、歯と歯ぐきの境目にたまり、その中に潜んでいる細菌によって歯ぐきに炎症が起き、歯を支える骨がとけていく病気です。歯周病の特徴は痛みを伴わずに進行することです。
また、歯周病は肺炎・糖尿病・骨粗しょう症や早産・低体重児出産など全身の健康にも影響を与えます。

歯肉炎

しっかり歯みがきができていないと、プラーク(歯垢)が付着します。
プラークは細菌の塊です。細菌が作り出す毒素によって歯肉に炎症がおきた状態が歯肉炎です。

チェックとケア

歯と口の健康のためには、適切なセルフチェックとセルフケア、かかりつけ歯科医でのプロフェッショナルケアが大切です。

セルフチェック

鏡を使って口の中を観察しましょう。
〈歯肉炎チェック〉※歯肉を観察してみましょう。
□ 赤色から赤紫色をしている
□ はれてブヨブヨしている
□ 丸くふくらんで厚みがある
□ 歯みがき程度の軽い刺激で出血する

セルフケア

効果的なブラッシングをおこない、歯ブラシでは取り切れない汚れは糸つきようじや歯間ブラシなどの補助用具を使用します。

プロフェッショナルケア

歯科医師や歯科衛生士による口腔ケアで、専用の機械を使用してセルフケアでは落としきれない汚れや歯石を落とします。

性感染症

性感染症ってなに?

性的な行為によって人から人へ感染するすべての病気を指します。
ほとんどの性感染症は、早期に発見し、治療することで完治します。
治療せずに放っておくと不妊の原因になったり、女性では、出産のときに赤ちゃんに感染したりすることがあります。

(1)予防
コンドームの正しい使用
全ての感染症を予防できるわけではありませんが、未使用と比較すると感染リスクが下がります。
性感染症を正しく知る
正しい知識は、自分を守ることにつながります。詳しくはこちら。
(2)早期治療
進行すると、重篤な病気につながります。症状がなくても、他の人に感染させてしまいます。
自分と大切な人を守るために、早めに検査を受けることが大切です。
⇒HIV・梅毒・クラミジアは、「匿名」「無料」で検査できる場所があります。

保健センター

医師・保健師・看護師・助産師・管理栄養士・歯科衛生士・精神保健福祉士が、身体や栄養、歯、こころなどの健康に関する相談に対応しています。
自分のからだについて、いつでも気軽に、中保健センターまでご相談ください。

●教室一覧
ファミリークラス(妊婦教室)や中ツインエンジェルス(多胎児の会)等の母子の交流を目的とした教室から、成人を対象とした健康について学ぶ教室までさまざまな教室を実施しています。

●検診(健診)関係
検診(健診)を定期的に受診し、自身の体の状態を把握しましょう。

●相談や検査関係
保健センターで実施している相談や検査の情報を公開しています。

●母子健康手帳(親子健康手帳)の交付

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