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第4回 Eさん(令和5年5月インタビュー)

更新日:2023年9月22日

「きっと、同じような状況で悩んでいる方がたくさんいると思います。勇気を出して頼ってみてほしい!」

第4回は、Eさんの「STORY」をお聴きしました!

  • 年齢:40代前半
  • 家族:子ども1人(こども園)
  • 生命保険の外交員→転職を決意→R4年12月から「ひとり親×仕事」サポートLINEを利用→R5年3月転職決定(正社員)

給料が少なく精神的にも追い詰められてた日々・・・。わらをもすがる思いで「サポートLINE」に登録

Q1 転職を決意するのは勇気がいると思いますが、どのようなタイミングで転職しようと思いましたか?

約7~8年間、出産前から生命保険の外交員として働いていました。


正社員という立場で社会保険にも加入していたのですが、歩合制だったので、給料が安定しませんでした。
私1人だけならどうとでもなるんですが、子どもと2人生活するにはとても厳しい額だったので、これからの生活をどうしようと不安な日々を過ごしてました。


精神的にもかなり追い詰められていたので、家でイライラして子どもにあたってしまって、でも、あたってしまったことがそれ以上につらくて。


転職のことはずっとどうしようと悩んでいたのですが、昨年(令和4年)11月頃、生活面でも精神面でも本当に「もう限界」という時がきました。
一人で抱えて身動きがとれず、八方ふさがりで、子どもが見ていないところで泣くこともありました。


そんなとき、市から送られてきた「サポートLINE」のちらしを見て、LINEで就職・転職相談ができることを知って、わらをもすがる思いで、登録したのが転職活動を始めたきっかけです。

「ひとり親」「小さい子どもがいる」だけで、こんなに転職が難しくなるなんて・・・

Q2 「サポートLINE」の他に、ご自身でも転職活動をしていましたか?

すぐに仕事が見つかるとは思っていなかったので、自分で派遣登録や転職活動はしていました。


営業職ではなく事務職を希望していて、何社か紹介してもらい、面接も受けました。
でも、事務職が未経験であることや、子どもが小さいことが理由で、なかなかうまくいかなくて。


面接では必ずと言っていいほど、「子どもが熱を出したらどうしますか?」「お迎えは誰が行きますか?」と聞かれるんです。


ひとり親で、子どもが小さいことが、転職にこんなにもひっかかるんだ・・・と痛感しました。
とても苦しかったです。

「窓口に行かなくていいからLINEは便利!他の転職サイトにはない“あたたかみ”を感じました」

Q3 「サポートLINE」を利用した転職活動はいかがでしたか?

仕事をしながら転職活動をしていたので、ハローワークなどの窓口にはなかなか行けません。


でも、「サポートLINE」なら自分の都合で、送ってもらった内容を確認したり、連絡したりができるので、登録しようと思えたし、実際使いやすかったです。
あと、市が実施しているので、安心して利用できました。


登録して相談した後も、定期的に「こんな仕事がありますよ」とか「こんな仕事はどうですか?」とLINEや電話で連絡をくれたのもありがたかったです。
そんな風に連絡をくれたのは、「サポートLINE」だけでした。


担当のコーディネーターの方が、ちょうど同じ年くらいのお子さんがいたので、ただ仕事を紹介するだけでなく、子育ての話にも共感してくれたりして、あたたかくて人間味がある、まさに「支援」だなぁと思いました。


「サポートLINE」に登録して1カ月くらいした時、今の仕事を紹介してもらいました。


本当は、営業の仕事は避けたかったのですが、「とても働きやすい職場」「子育て中の方にも理解がある」など聞いて、強く勧めてもらったのもあり、面接を受けることにしました。


それに、最初から、ひとり親で小さい子どもがいることもわかって面接してくださっているから、「子どもを優先していいよ」と言っていただけて、コーディネーターの方から聞いていた内容と全部同じで驚きました。


転職した今も、定期的にコーディネーターの方が「仕事どうですか?」と連絡をくれるので、心強いです。

「とても働きやすい職場に出会えて感謝しかありません。会社に貢献できるようになりたいです!」

Q4 今の仕事のことを教えてください

「ナンブ精工」という堺の会社で、正社員で働いています。


ルート営業の仕事で、8時~18時まで、月~金曜日と、月2回土曜日に出勤しています。職場が家から近く、通勤に時間がかからないので、子どもと過ごす時間も大切にできています。
最初は、子どもにも早起きをがんばってもらったり、ペースがつかめなかったりもありましたが、以前より規則的な生活ができています。


未経験の分野なので、専門用語などわからないこともまだありますが、周りの先輩方が「わからないことはなんでも聞いて」と言ってくれて丁寧に教えてくれるので、とても働きやすい環境です。


会社の社長、副社長、専務も理解をしてくださっていて、「もし営業で遠くに行ってるときに、保育所からお迎えの連絡が来たら会社の誰かが迎えに行って、実家に連れて行ってあげるから安心していいよ」と言ってくださりました。そんな風に言ってもらえるだけで、本当にとてもありがたいです。


また、別の日には「未経験やのによくがんばってくれたね」と声をかけてもらったことがありました。
「私の仕事をちゃんと見てくれてるんや」と思って、それもとても嬉しかったです。


先月お給料をもらったのですが、やっと普通の生活ができると思って、本当に安心しました。
もし、転職していなかったら、今頃は生活が成り立っていなかったと思います。


転職してもうすぐ2カ月。少しずつわかることが増えて、仕事も楽しいです。仕事のことでイライラすることもなくなりました。


一番苦しくてしんどかった時に、「サポートLINE」にも、今の会社にも、助けてもらったので、ありがたいという気持ちでいっぱいです。
少しでも早く仕事を覚えて会社の役に立てるように、会社に貢献できるようになりたいです。

「きっと私だけじゃないと思うんです。一人でも多くの方に届いてほしい!」

Q5 ひとり親の方にメッセージをお願いします。

私と同じような状況で、現状をどうにか変えたい、転職したい、と悩んでいる人は他にもたくさんいると思います。


でも、「誰に何を相談すればいいのかわからない」という方が多いんじゃないかなと思うんです。
私も、「相談できるところがわからない」ということに悩んでいました。


今回、私は、たまたまちらしを見つけて、「サポートLINE」に登録して、転職して採用に至る、となったのですが、もし、どこに相談すればいいかわからないと悩んでいる方がいれば、できるだけ、例えば、市役所から送られてくるちらしや広報さかいなどを、怖がらずに見てほしいなぁと思います。
もし、仕事を探しているのであれば、「サポートLINE」にも登録してみてほしいなぁと思います。
LINEに登録すると通知が届くから嫌という人もいるかもしれないですが、そこに助かる情報があるかもしれません。


タイミングを逃さないことがとても大事と思っていて、でもそのタイミングがいつ訪れるかわからないので、できる限り自分から情報を知ろうとする習慣を身につけるといいかなぁと思っています。


最近は、堺市のSNSも見るようにしてるんです。「こういうことがあるんだ」「こんなことしてるんだなぁ」と参考にしています。


今悩んでいる方も、きっと、「誰かに頼りたい」「何かにすがりたい」という気持ちがあると思うんです。苦しいときほど自分自身でふさいでしまうのですが、ちょっとだけ探してみて頼ってみたら、そこに何かがあると思います。


私は、「サポートLINE」に頼ってよかったです。

株式会社ナンブ精工 南部副社長からメッセージ

人手不足で困り果てていた時に堺市の取り組みを知り、Eさんとのご縁をいただくことができました。
本当に感謝しています。


Eさんに入社して頂けたことで、事務所がぱっと明るい雰囲気になりましたし、前向きに頑張る姿に周りが良い刺激を受けています。


お互いに焦らず、末永いお付き合いができればと思っています。


一緒に頑張りましょう!

【参考:Eさんが利用した支援に関するリンク先】

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電話番号:072-228-0244

ファクス:072-228-8341

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