黒姫山古墳
更新日:2024年9月27日
指定区分
国指定史跡
説明
黒姫山古墳は、全長114メートル、前方部幅65メートル、前方部高さ11.6メートル、後円部径64メートル、後円部高さ11メートルの二段築成の前方後円墳で、百舌鳥古墳群と古市古墳群の中間に位置します。
後円部の埋葬施設は、盗掘により破壊され消滅していますが、前方部中央から竪穴式石室が発見され、1947年から末永雅雄博士らによって発掘調査が実施されました。石室の中からは24領の甲冑をはじめ、大量の鉄製武具や武器が出土し、全国的に注目されるようになりました。
これらの調査より、黒姫山古墳は古墳時代中期(5世紀中頃)に、この地域で勢力を誇っていた丹比(たじひ)氏によって築造されたと考えられます。また、中世には城の砦として転用されていたことも分かっています。
1957年、黒姫山古墳のもつ重要性から国の史跡に指定され(1978年、周庭帯部分を追加指定)、平成元年からは、国と府の補助を受けて、環境整備が実施されました。整備では、黒姫山古墳の解説ビデオ上映設備のあるガイダンス施設等を建設し、「史跡黒姫山古墳歴史の広場」として親しまれています。
出土した大量の甲冑は、現在までに大半が保存処理を終え、M・Cみはら(堺市立みはら歴史博物館)でその一部を展示しています。
※ 駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
世界遺産課「堺市立史跡黒姫山古墳歴史の広場ガイダンス施設」のページ へ
黒姫山古墳航空写真
ガイダンス施設と復元竪穴石室・埴輪
大きさ
全長114メートル、後円部径64メートル、後円部高さ11メートル、前方部幅65メートル、前方部高さ11.6メートル
時代
古墳時代(5世紀中頃)
指定年月日
昭和32年10月24日
昭和53年5月6日(追加指定)
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