令和8年度 堺市西区政策会議 会議報告
更新日:2026年10月22日
第2回会議
開催日時
令和8年9月28日(月曜)18時30分から19時30分まで
開催場所
西区役所 地下1階 A1・A2会議室
出席構成員
座長 久 隆浩、座長代理 杉原 充志
朝尾 惠子、新井 イスマイル、荒堀 容子、岩崎 紘美、菅 由季、
喜田 慶次郎利益、國本 香織、中島 智、西出 珠梛、西野 豊、
濱中 和代、松居 勇、南 亜衣音、宮﨑 陽子
(敬称略。座長・座長代理以外は五十音順)
事務局職員
区長 黒田 一未、副区長 寺田 裕介、保健福祉総合センター所長 音田 佳美、
企画総務課長 若林 一、企画総務課参事 幸田 友美、自治推進課長 藤川 郁夫、
市民課長 長野 仁雄、生活援護課長 最明 康浩、地域福祉課長 福山 信幸、
子育て支援課長 辻尾 栄一、西保健センター所長 梅田 和美
傍聴者数
2人
会議の内容
1 会議資料
2 会議要旨
議題1 (仮称)西区いいとこマップ作成の進捗状況(報告)
1 事業概要の説明【事務局】
(1)事業概要
- 西区基本計画「基本方針4 地域魅力の共有」における重点取組「西区ファンの拡大と魅力の浸透」の一環として位置づけている。
- 羽衣国際大学現代社会学科の学生(3年生)と西区役所が連携して推進している。
- 初年度の対象エリアは西区基本計画で設定している3つのエリアのうち、「はまでらエリア」に限定し、つくの・うえのしばエリアおよびおおとり・ふくいずみエリアは次年度以降に順次作成予定である。
- 学生には、単に情報をまとめるだけでなく、学生ならではの視点で地域を歩き、新たな魅力の発見や人との出会いを通じて、西区の魅力を発信することを期待している。特に、地域に根差した観光や文化政策を学んできた学生だからこそ見つけられる魅力を、マップに反映してもらいたいと考えている。
- 西区役所は、学生の皆さんが円滑に取材活動を進められるよう、必要に応じて取材先や関係団体との連絡調整を行う。
(2)今後の予定
(ア)令和9年1月頃
マップ完成
- 区役所や公共施設等での配付開始、ホームページや公式SNSでの公開。
(イ)令和9年度
- 完成マップを活用したデジタルスタンプラリーの実施を検討中。
- 将来的には各エリアのマップとスタンプラリーを連動し、区内周遊の仕組みへと発展させ、西区ファンの拡大と地域の魅力の浸透につなげたい。
- 効果検証については、デジタルスタンプラリーの参加人数や、参加者アンケートによる西区の印象・行動の変化の把握など、定量・定性の両面から検討中。
2 活動内容の報告【中島構成員】
| 時期 | 活動内容 |
|---|---|
7月 |
|
8月 中下旬 |
|
9月 |
諏訪ノ森駅周辺のフィールドワーク
(9月9日は悪天候・警報のため現地視察を延期) |
9月 |
石津川駅周辺の下見(予定)
|
| 10月以降 |
|
3 構成員の意見
(1)コンテンツ拡充のアイデア
(ア)コインロッカーやレンタルサイクルなどの周遊支援情報の掲載
- 大鳥大社にスーツケースを持参する遠方からの来訪者が増加しているとの観察から、コインロッカー設置場所の情報をマップに掲載してほしい。
- 観光スポットだけでなく付随サービス情報の充実が回遊性向上につながる。
- レンタルサイクルステーションの情報を掲載してはどうか。
(イ)謎解き・ゲーム要素
- 大阪駅全体を使った謎解きゲームのような流行を参考に、スタンプラリーに謎解き要素を加えることで若年層の参加意欲を高めるとよい。
(ウ)豆知識・トリビアの付加
- 「浜寺公園は大阪府内最初の公立公園」「複合施設『遊』の設計者は空堀地域の長屋再生を手がける人」など、見るだけではわからない豆知識をマップに盛り込むことで、話したくなる情報として口コミで拡散することが期待できる。
(エ)スタンプラリーの特典
- 西区ならではのノベルティ、大鳥大社のおみくじ、参加店舗での割引特典(アプリ提示による)など、参加インセンティブを充実させるとよい。割引券の活用状況が効果指標になり得る。
(2)マップの周知
(ア)周知・マーケティング戦略
- SNSは興味関心層にしか届かないという構造的課題がある。
- 「西区外からファンを呼び込むのか、既存の西区関係者をターゲットにするのか」を明確化してほしい。
- 西区政策会議構成員が情報を拡散する役割を担うことを期待する。
(イ)キャッチコピーの重要性
- 歴史的な資源があることを発信するだけでは、訴求力が低いため、西区に興味をもってもらうには「バズ」ることを最初のきっかけとして活用するとよい。そこから地域の深みへ誘導する流れが期待できる。
- 浜寺公園駅舎の事例(「東京駅のお兄さん」というキャッチコピーが話題を呼んだ)から、魅力的なネーミングが重要である。
(3)マップの活用法
(ア)こどもへのアプローチ
- 小・中学校へのマップ配布や、堺市の施設に入館できる「パスポート」(市内の小学生に配布)のような仕組みを参考に、西区在住のこどもが地域施設を巡り、地域への愛着を深める機会を設けることで、幼少期からの「西区ファン」の醸成につながる。
(イ)地元住民との共創
- マップ完成後のお披露目にとどまらず、各所でのキャラバン展開や地域住民との対話を通じてマップを「育てていく」プロセスが重要である。
- 自治会・福祉委員会・民生委員など、地域をよく知る人々から情報を収集することも有効である。
(ウ)デジタル活用
- Googleマップへの写真・動画の積極的な投稿により、コンテンツが集積することで、「にぎわいスポット」として自然に認知される効果が期待できる(Googleマップ上で写真等が多く投稿されている場所として、大鳥大社とみなと堺グリーンひろばが挙げられた。)
- 学生が取材時に撮影した写真等を活用し、地域の魅力を継続的に発信するとよい。
- Googleマップの利点は、一度登録されると残ることである。SNSで「バズ」ったとしても、しばらくすると見られなくなることもあるが、Googleマップでは蓄積されたものが残る点が良い。
- フォトグラメトリ(多角度撮影による3Dコンテンツ化)や「Scaniverse」アプリへの登録も将来的な活用策として検討するとよい。
- 取材時には大量の写真撮影を勧める。
(4)効果検証
(ア)効果測定・目標設定
- 効果測定は、定量評価・定性評価を組み合わせるのがよい。
- 茨木市の事例(年間来場者数のカウントにとどまらず、商工会議所と連携して商店街の客数・売上まで追跡)を参考に、波及効果の測定まで視野に入れた指標設計を検討するとよい。
(5)マップの興味関心を高める工夫
(ア)制作過程の記録・発信
- 学生の取材活動をメイキング動画として記録・共有してほしい。
議題2 共創を進めるにあたっての課題や今後の展望などに関する意見交換
1 意見交換の趣旨
- 意見交換やイベントの告知をしながらつながりが生まれ、「こういうことをやりたいので、助けてくれる人を探しています」「こんなものを持っている人はいませんか?」などの相談でも構わないので、ざっくばらんに意見交換を行う。
- 協働(課題解決のための使命感・責任感)と共創(やりたいことを楽しくわくわくやる)の違いを踏まえ、文字通り、西区でも参加者が楽しみながら新たな取組を生み出せる機会を増やしていきたい。
2 構成員の意見
(ア)西区マスコットキャラクター「ニッシーちゃん」のPR
- 西区役所職員が名札に吊り下げている西区マスコットキャラクター「ニッシーちゃん」ストラップは、かわいくて良い品である。障害者作業所が製作し、毎月第3木曜11時~13時に開催される「にしにし市」で10個限定、700円で販売されている。毎回完売するほどの人気で入手困難である。
→ 希少性を保ちながら、今後徐々に普及させていくとよい。
(イ)人と人がつながる場の創出
- 9月10日に西区役所で開催された「にしの子 縁がWA!会議」(不登校対策をテーマとした交流会)への参加を通じて、顔を合わせることで生まれるつながりの価値を再認識できた。
- 茨木市では、商工会議所主催の「まちの賑わいづくり連絡会議」が2か月に1度開催され、商業活性化を起点に保健センターとの連携(高血圧対策として各店舗への血圧計設置等)など、部門横断的な取組に発展している例もある。
→ 西区でも、つながりが生まれ、発展していくことを期待する。
(ウ)地域における交流の取組
- 民間の茶室が主催するランチ交流会やビブリオバトル(参加者がおすすめの本を紹介し合い、「一番読みたくなった本」を投票で決める読書コミュニケーションゲーム)など、「ゆるくつながる会」が開催されている。
→ 区役所による周知などの協力を期待する。
(エ)ピックルボール
- ピックルボールが関西でも広がりつつあり、市内の宿泊施設にコートが設置されるなど、人が集まるきっかけになっている。
→ 楽しいことに人が集まるので、スポーツなど、楽しく参加できる取組を通じて、人が集まり、交流が生まれる場が広がるとよい。
事務連絡
第3回会議は、令和8年12月又は令和9年1月開催を予定
第1回会議
開催日時
令和8年6月29日(月曜)18時30分から20時15分まで
開催場所
西区役所 地下1階 A1・A2会議室
出席構成員
座長 久 隆浩、座長代理 杉原 充志
朝尾 惠子、新井 イスマイル、荒堀 容子、岩崎 紘美、岡田 紀信
菅 由季、喜田 慶次郎利益、國本 香織、高上 智恵子、田中 晃代
中島 智、西出 珠梛、西野 豊、濱中 和代、松居 勇
南 亜衣音、宮﨑 陽子 (敬称略。座長・座長代理以外は五十音順)
傍聴者数
2人
会議の内容
1 会議資料
【資料1】堺市西区基本計画 事業評価シート(案)(PDF:386KB)
【資料2-1】地域活動コーディネート イメージ(PDF:407KB)
【資料2-2】西区政策会議サンプルフォーム(PDF:107KB)
【資料2-3】サンプルフォームからの情報集約シート(PDF:347KB)
2 会議要旨
議題1 事業の効果検証方法(報告)
(1)事務局による報告
- 令和8年3月に策定した堺市西区基本計画に基づく事業を着実に実施し継続的に改善するため、成果指標を設定し、毎年度効果検証を行う。
- 検証結果は、公開し、かつ本会議で報告し、ご意見をいただきながら改善につなげる。
(2)構成員の意見
特になし。
議題2 (仮称)西区いいとこマップ作成の方向性(報告)
(1)中島構成員(羽衣国際大学准教授)による報告
大学生が主体的に地域の魅力的な場所・地域で活躍する人に着目した散策マップ(デジタル版・紙版)をつくる。地域と大学が連携し、魅力の浸透を通して、地域に貢献し大学生の教育にもつなげる。
コンセプト案として「西区UFO(アーバンフットパスオアシス)マップ」を考えている。
UFOとは、街中でフットパス(農村を歩く手作りの観光ツール)が楽しめるオアシスという意味であり、次の3つの柱がある。
- 大学生に地域の魅力を見つけてもらい、西区のファンになってもらう。
- つながりを築くため、人が出会う文化的な拠点、サードプレイス、地域の居場所を掘り起こし、マップを通じてこれらを発信する。
- マップを見て歩くことによる健康増進に寄与することをめざす。
(2)構成員の意見
- マップの中身は学生が自由に考案してつくると良いが、行政が事業として実施するものなので、マップの作成により、市民の動きがどう変わったのかなどを検証する必要がある。例えば、デジタルスタンプラリーで読み込まれたQRコードの履歴を計数するなどの効果検証策を検討すると良い。「つくって、配って、終わり」にならないようにしてほしい。
- 紙版はコンパクトなものにして、詳しく読みたい人はデジタル版に案内すると良い。
- 情報が多くなってかえって見にくくならないよう工夫してほしい。
- 外国人や視覚障害者にも使いやすいものとなればいい。
- 子育て中の方や高齢者・障害のある方などが使えるトイレが書かれているといい。
- たたき台ができてきたら、会議で議論できるといい。
議題3 地域活動コーディネート事例の紹介と意見交換
(1)喜田構成員による事例の説明と紹介
(ア)マッチングの限界
従来から、社会福祉協議会をはじめとする機関、各市民団体のキーパーソンが様々な地域課題にかかる情報を収集したり、相談を受けたりすることで、マッチングなどのコーディネートを行っている。
(マッチングの例)「子育てサロンを開きたいが、場所がない」人と「空き店舗を活用してこどもの居場所にしたい」人をつなぐ
しかし、個別対応では、情報共有が難しく、人脈頼みになり、限界がある。
(イ) 情報共有システムの構築
- Googleドライブなどを活用した情報共有システムにより、情報を整理・蓄積・共有する仕組みでコーディネートの効率化の一助とする。
- 入力日・掲載期限・相談種別(場所、活動、イベントなどを選択)・相談概要・地域(小学校区を選択)などをフォームに入力し、これらの入力内容の一覧表を共有できる仕組みの案である。
→地域の様々な声、他の地域・団体の資源や活動、過去の相談やマッチング事例を一覧表で見られる。
→多様なつながりや可能性を広げることができる。
- 西区政策会議の構成員には、既にコーディネートをされている人が集まっているため、このシステムを、ひとまずは西区政策会議の構成員間で試行的に使うことで、情報を共有し、マッチングできればと考える。ゆくゆくは地域のキーパーソン、コーディネーターなど、利用者を拡大していければいい。
(ウ) 西区プラットフォームの展開イメージ
コーディネートを行う人を、西区政策会議の構成員、地域のキーパーソンに拡大させ、コーディネーター同士でつながっていくと良い。
(2)構成員の意見
(ア) マッチングの限界について
特になし。
(イ) 情報共有システムの構築について
- 自分で見に行くという「プル型」なので、区政策会議の構成員で目標を持つことで、自ら定期的に確認するという意識を持てるようにすると良い。
- 操作が苦手な人が勝手に消してしまう危険があるから、一旦フォームに入力してもらって、入力内容をスプレッドシートに反映する方が無難である。
- 有資格者等だけでなく、もう少し気軽に学生などが「空き時間に手伝います」と入力するようにできると良い。
- 正当性や信頼性を情報共有システムの運営者が一つ一つチェックするのは酷なので、事故や事件を起こさないため、利用者・コーディネーターを精査して、アクセスできるようにするべきではないか。
- キーワードで整理・絞り込みができるようにすると良い。
- 過去のマッチング事例の結果も分かりやすく公開・共有してもらえると、今後もっといい活動につながる。
(ウ) 西区プラットフォームの展開イメージについて
- マッチング後に発生するトラブルに備えて、コーディネーターは、マッチングするけども、それ以上は介入しない、質は保証できないといった線引きが必要だと思う。
- PTAの会長を勤めていると、様々な役割を充てられて、どなたが何をされているのか、自分がどこに所属しているのかも分からないという課題がある。地域にどんな課題があるのかを把握して、マッチングなどの解決につなげてもらえるととても助かる。
- 異業種交流会など、対面の意見交換ができると、共創の助けになると思う。
議題4 共創を進めるにあたっての課題、今後の展望などに関する意見交換(自由議題)
(1)区政策会議について
- 西区政策会議がプラットフォームになると良い。
- 協働にあたって、自分が抱いている困り感のようなものを出す場やそれらを共有・共感できる場があると良い。
- 事務局は、議題を用意せず、構成員が自由に情報交換するのが理想である。
- 自己紹介シートを各自提示する、または自己紹介を円滑にすべく、議題3(2)の情報共有システムに構成員が各自入力して、これらを共有すると良い。
(2)事業の進め方について
- 西区基本計画における各基本方針「健康習慣の定着」「子育て環境の充実」「安全・安心の確保」「地域魅力の共有」のそれぞれが関わり合い、相乗効果が生まれる取組もある。
- 数値化できなくても長期的に見るとかたちになる取組もある。こうした取組の評価については、成功エピソードの紹介などの質的指標に拠るものも有力である。
(3)学童保育、学校との関わりについて
- 他都市で、各小学校の放課後事業を外部委託する案が出た時、小学校単位で出すと良いと提案した。地域活動協議会が受託できるようにするには、小学校単位の方が良いから。現にいくつかの小学校はその地域の協議会が受託して運営されている例がある。そうなると、関わる大人も地域の人で、地域のこどもたちのために地域の大人が動くという仕組みが動き始めている。これが各地で実現していくのが望ましい。
- 堺市内の学童保育は、受託した事業者や地域によって質が異なる。良いという声も、少し質が悪くなったという声も聞いている。
- 災害時における学童と学校の連携が危ういと感じる。大雨が降ったとき、学童に預けている親は遠方で勤務していて迎えに来られず、学校が預かるのか、学童が預かるのかといった問題がある。学童保育は学校の事業ではないので、隙間が生まれている。
- 利用時間を午後7時まで延長してから、利用者がどんどん増え従事者の質が悪化している。
- 学童保育の制度ができる前には、自分たちで保育をされていた人がいたが、制度化された後は「お客様」が激増してしまい、何かがあると文句を言う雰囲気になっている。制度を整えたら良い側面もあるが、一方で「お客様」が増えて主体性が失われ、任せきりになっているという声を聞く。親に主体性を持って関わってもらうことが、共創の根底にあるものではないかと思う。
- 地域で市民活動をする際、学校と連携を取れたらいいと思うが、学校は個人情報保護の観点から、情報を開示してくれない。民生委員さんや福祉委員さんも、壁を感じている。最近は、地域と学校が離れていっているのではないかと感じる。
- 日頃から学校に入り込ませてもらうことで、様々な情報・声を聞けるような関係に持っていけると思う。時間がかかるとは思うが、まずは人間関係を作ることが大切だと思う。
- 主任児童委員が学校と関わる際の合言葉は、「学校と喧嘩しません。仲良くしましょう。用事がなくても学校に行きましょう」である。
- ざっくばらんに話してくれる先生とつながることが重要である。責めるような言い方ではなく「こんな困りごとがある」「こういうところを区役所が動いてくれたら助かる」という話を投げかけることができる関係をつくると、区役所の職員も「それはうちが受けますよ」という話がしやすくなると思う。
- 学校の先生は、障害のあるこどもの話にはよく耳を傾けて、会議にも一緒に参加してくれている。
事務連絡
- 第2回会議は9月開催を予定
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