SFTS(重症熱性血小板減少症候群)について
更新日:2024年6月28日
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)とは
- 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、主にSFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることにより感染するダニ媒介感染症です。
- 感染症法では四類感染症に位置付けられています。
- 致死率は6~30%程度と報告されています。
- 2011年以降、日本、中国、韓国、台湾及びベトナムで患者発生が確認されており、アジアの広い地域で流行している可能性があります。
- 日本でも毎年60~100人程度の患者が報告されています。
潜伏期間
6日~14日間
感染経路
マダニ(フタトゲチマダニなど)に刺され感染するものが中心ですが、血液など患者体液との接触により人から人への感染も報告されています。
症状
発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が多くの症例で認められ、その他頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状などを起こします。
予防
マダニに刺されないように気を付けることが重要です。
特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに刺される危険性が高まります。
草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大事です。服は、明るい色のもの(マダニを目視で確認しやすい)がおすすめです。DEET(ディート)やイカリジンという成分を含む虫除け剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。
また、屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認してください。特に、首、耳、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏などがポイントです。
マダニに吸血された場合には、皮膚科などを受診してマダニを除去してもらって下さい。
感染状況
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の感染者報告については、以下の「堺市HP感染症発生情報」及び「大阪府感染症情報センターHP」をご参照ください。
このページの作成担当
健康福祉局 保健所 感染症対策課
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