このページの先頭です

本文ここから

帯状疱疹について

更新日:2023年11月15日

帯状疱疹とは

 帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。日本人の成人の90%以上は、帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜伏しているといわれています。子どものときに感染した水ぼうそうのウイルスは、治ったあとも体内に潜伏し、過労やストレス、疾病または治療により免疫機能が低下すると、再び活性化し帯状疱疹を発症するとされています。
 発症すると、皮膚に分布している神経に沿って、痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが出現します。症状は主に腕や胸、背中などに見られますが、顔や首などに生じることもあり、多くの場合は、2週間から4週間で皮膚症状が治ると痛みも消えますが、神経の損傷によって痛みが続くことがあります。
 症状が出てからは、帯状疱疹を引き起こすウイルスに直接作用する抗ウイルス薬をなるべく早く使用し、治療を始めることが必要です。発症後は速やかに皮膚科や内科、耳鼻科、眼科、ペインクリニックなどの医療機関を受診し、医師と相談のうえ治療することが重要です。

帯状疱疹の予防

 予防のためには予防接種が有効です。
 また、免疫機能の低下を防ぐためバランスの良い食事、適度な運動や十分な睡眠をとるなど、日ごろの体調管理を心掛けましょう。

帯状疱疹の予防接種

 国において、ワクチン接種により期待される効果や導入年齢に関して検討されている段階であり、現時点では定期予防接種ではありません。接種費用は全額自己負担となります。

種類について

 帯状疱疹のワクチンには、皮下に1回接種する「乾燥弱毒生水痘ワクチン」と筋肉に2回接種する「乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス®)」の2種類があります。「乾燥弱毒生水痘ワクチン」は、発症率が高くなる50歳から接種することができます(帯状疱疹の予防として接種する場合)。「乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス®)」は50歳以上の方に加え、帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上の方も接種することができます。
 
※帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上の方とは以下の状態の方を指します。
・疾病または治療により免疫不全である方、免疫機能が低下した方、免疫機能が低下する可能性がある方
・上記以外で、医師が「乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス)」の接種を必要と認めた方

費用について

 現在、帯状疱疹の予防接種は任意接種のため、接種費用などは医療機関にお尋ねください。

このページの作成担当

健康福祉局 保健所 感染症対策課

電話番号:072-222-9933

ファクス:072-222-9876

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館6階

このページの作成担当にメールを送る
本文ここまで