2019年　第39週(令和元年9月23日から令和元年9月29日)：堺市

更新日：2022年7月15日

報告定点数　　小児科定点（19）　　インフルエンザ定点（29）　　眼科定点（5）　　基幹定点（2）

今週のトピックス

「RSウイルス感染症　再び増加」

　2019年第39週の小児科及び眼科定点把握感染症は前週比増減なしの213例の報告があった。報告の第1位はRSウイルス感染症で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎の順である。上位3疾患の定点当たりの報告数はそれぞれ5.42、1.63、1.53であった。
　RSウイルス感染症（警報レベル開始基準値、注意報レベル基準値なし）は、16%増の103例の報告で、北・東・美原区8.50、堺区6.33、中区5.75である。大阪府内でも、9%減で定点当たり報告数3.85であった。堺市、大阪府内ともに依然定点当たり報告数は高値であり、重症化しやすい乳幼児は注意を要するため、手洗いの励行や咳がある人が乳幼児に接触するときにはマスクを着用するなどの感染予防対策が重要である。
　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎（警報レベル開始基準値：8、注意報レベル基準値なし）は41%増の31例の報告で、堺区3.33、北・東・美原区2.17、西区1.50である。
　感染性胃腸炎（警報レベル開始基準値：20、注意報レベル基準値なし）は33%減の29例の報告で、堺区2.33、北・東・美原区2.17、西区／南区1.00であった。
　インフルエンザ（警報レベル開始基準値：30、注意報レベル基準値：10、流行開始の目安：1超）は、20%減の4例の報告があった。大阪府内でも減少し、22%減で定点当たり報告数0.30となっている。今後の発生動向に注意を要する。

今週のトピックス

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感染症の話(国立感染症研究所)

区ごとの「患者発生数」・「上位3疾患グラフ」・「定点あたりの患者発生状況グラフ」

患者発生数

2019年　第39週(令和元年9月23日から令和元年9月29日)
定点科別	疾患別	北・東・美原区	堺区	西区	中区	南区	合計
小児科内科	インフルエンザ	2	1	0	1	0	4
小児科	RSウイルス感染症	51	19	23	5	5	103
	咽頭結膜熱	2	1	2	0	2	7
	Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎	13	10	6	0	2	31
	感染性胃腸炎	13	7	4	1	4	29
	水痘	0	0	2	2	2	6
	手足口病	0	0	12	2	3	17
	伝染性紅斑	3	4	2	1	0	10
	突発性発しん	3	1	0	0	0	4
	ヘルパンギーナ	0	0	3	1	1	5
	流行性耳下腺炎	0	0	0	0	1	1
眼科	急性出血性結膜炎	0	0	0	0	0	0
	流行性角結膜炎	0	0	0	0	0	0
合計		85	42	54	12	20	213