2019年 第37週(令和元年9月9日から令和元年9月15日)：堺市
更新日：2022年7月15日
報告定点数 小児科定点（19） インフルエンザ定点（29） 眼科定点（5） 基幹定点（2）
今週のトピックス
「RSウイルス感染症 定点当たり報告数高値続く」
2019年第37週の小児科及び眼科定点把握感染症は前週比6.7%増の271例の報告があった。報告の第1位はRSウイルス感染症で以下、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の順である。上位3疾患の定点当たりの報告数はそれぞれ5.05、2.58、2.47であった。
RSウイルス感染症（警報レベル開始基準値、注意報レベル基準値なし）は、1%減の96例の報告で、中区7.50、堺区7.00、北・東・美原区6.83である。大阪府内でも、25%増で定点当たり報告数4.45となり、増加が続いている。重症化しやすい乳幼児は注意を要するため、手洗いの励行や咳がある人が乳幼児に接触するときにはマスクを着用するなどの感染予防対策が重要である。
感染性胃腸炎（警報レベル開始基準値：20、注意報レベル基準値なし）は26%増の49例の報告で、北・東・美原区4.00、堺区3.33、中区2.50であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎（警報レベル開始基準値：8、注意報レベル基準値なし）は57%増の47例の報告で、堺区4.00、北・東・美原区3.50、南区2.00である。
インフルエンザ（警報レベル開始基準値：30、注意報レベル基準値：10、流行開始の目安：1超）は、63%減の3例の報告があった。堺市では減少したが、大阪府内では30%増で定点当たり報告数0.35となっている。今後の発生動向に注意を要する。
感染症発生情報 1類・2類・3類・4類・5類・指定（全数把握分、堺市）はこちらへ
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区ごとの「患者発生数」・「上位3疾患グラフ」・「定点あたりの患者発生状況グラフ」
患者発生数
|
定点 科別 |
疾患別 | 北・東・美原区 | 堺区 | 西区 | 中区 | 南区 | 合計 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 小児科 内科 |
インフルエンザ | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 | ||
| 小児科 | RSウイルス感染症 | 41 | 21 | 12 | 15 | 7 | 96 | ||
| 咽頭結膜熱 | 3 | 1 | 6 | 3 | 1 | 14 | |||
| Ａ群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 |
21 | 12 | 6 | 0 | 8 | 47 | |||
| 感染性胃腸炎 | 24 | 10 | 7 | 5 | 3 | 49 | |||
| 水痘 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | |||
| 手足口病 | 3 | 3 | 2 | 7 | 2 | 17 | |||
| 伝染性紅斑 | 3 | 4 | 4 | 6 | 3 | 20 | |||
| 突発性発しん | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 4 | |||
| ヘルパンギーナ | 4 | 2 | 1 | 9 | 3 | 19 | |||
| 流行性耳下腺炎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
| 眼科 | 急性出血性結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
| 流行性角結膜炎 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 | |||
| 合計 | 100 | 58 | 39 | 47 | 27 | 271 | |||
※合計はインフルエンザを除く小児科・眼科を加算した数値です。
「上位3疾患グラフ」
（グラフの数字は、定点あたりの患者数（患者数／協力医療機関数））
定点あたりの患者発生状況グラフ
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