2019年 第13週(平成31年3月25日から平成31年3月31日):堺市
更新日:2022年7月15日
報告定点数 小児科定点(19) インフルエンザ定点(29) 眼科定点(5) 基幹定点(2)
今週のトピックス
「インフルエンザ 終息に向かう」
2019年第13週の小児科及び眼科定点把握感染症は前週比15.7%増の155例の報告があった。報告の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症の順である。上位3疾患の定点当たりの報告数はそれぞれ3.11、2.74、1.05であった。
感染性胃腸炎(警報レベル開始基準値:20、注意報レベル基準値なし)は2%増の59例の報告で、中区4.50、西区3.75、北・東・美原区3.67であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報レベル開始基準値:8、注意報レベル基準値なし)は13%増の52例の報告で、堺区4.33、北・東・美原区3.67、南区2.00である。
RSウイルス感染症(警報レベル開始基準値、注意報レベル基準値ともになし)は54%増の20例の報告で、北・東・美原区/堺区1.33、南区1.00であった。
インフルエンザ(警報レベル開始基準値:30、警報レベル終息基準値:10)は15%減の34例(定点当たり報告数1.17)で、堺区2.75、西区1.43、中区1.00であった。大阪府内でも31%減で、定点当たり報告数が1.14となり、終息に向かっている。減少が続いているが、感染予防のため、手洗い、マスク着用、咳(せき)エチケットなど、一人一人が「かからない」、「うつさない」対策が重要である。
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区ごとの「患者発生数」・「上位3疾患グラフ」・「定点あたりの患者発生状況グラフ」
患者発生数
定点 科別 |
疾患別 | 北・東・美原区 | 堺区 | 西区 | 中区 | 南区 | 合計 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
小児科 内科 |
インフルエンザ | 9 | 11 | 10 | 3 | 1 | 34 | ||
小児科 | RSウイルス感染症 | 8 | 4 | 3 | 1 | 4 | 20 | ||
咽頭結膜熱 | 2 | 3 | 3 | 2 | 0 | 10 | |||
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 |
22 | 13 | 7 | 2 | 8 | 52 | |||
感染性胃腸炎 | 22 | 7 | 15 | 9 | 6 | 59 | |||
水痘 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | |||
手足口病 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | |||
伝染性紅斑 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 4 | |||
突発性発しん | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | |||
ヘルパンギーナ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
流行性耳下腺炎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
眼科 | 急性出血性結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
流行性角結膜炎 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | |||
合計 | 59 | 28 | 34 | 14 | 20 | 155 |
※合計はインフルエンザを除く小児科・眼科を加算した数値です。
「上位3疾患グラフ」
(グラフの数字は、定点あたりの患者数(患者数/協力医療機関数))