堺アーツカウンシルについて
更新日:2025年4月1日
堺アーツカウンシルとは
専門知識を有する人材が文化芸術に携わる人たちを支援することで、文化芸術の振興を図り、文化芸術を活用して、子育て・教育・福祉・観光・都市の活性化といった様々な分野の社会的課題の解決をめざす組織です。
堺アーツカウンシルのロゴは、芸の正字「藝」と「堺」の漢字を組み合わせることで、堺と芸術が結びついて新しいものが生まれる様子をイメージしました。また、堺らしさを表すため古墳の形をモチーフにしています。
組織図
堺アーツカウンシルの機能
文化芸術活動の支援
・関連分野との有機的な連携のためのコーディネート機能
・文化芸術活動の推進における諸問題の解決のための相談機能
・公募型補助金の対象事業の事業効果を最大化するための助言
文化芸術施策の推進
・推進計画の方向性を踏まえた本市の文化芸術施策の進捗状況の確認
・進捗状況の確認を元にした事業効果を最大化するための改善提案
・地域における市民文化活動を下支えする市内文化施設の機能向上に係る支援
調査研究・情報発信
・他市や海外の先進事例の情報収集
・優れた文化芸術活動に関する取組事例の紹介
・研究成果の発信、共有
・文化芸術の推進に係る講演会、シンポジウム、ワークショップ等の開催
公募型補助金の審査
・公募型補助金の交付先決定に係る提言
堺アーツカウンシルのメンバー
プログラム・ディレクター(PD)
上田 假奈代(詩人・詩業家)
撮影:成田舞
【専門分野】
ことば、存在の表現
【プロフィール】
1969年奈良県吉野生まれ。「ことばを人生の味方に」、2003年大阪・新世界で喫茶店のふりをしたアートNPO「ココルーム」を立ち上げ、2008年西成・釜ヶ崎に移転。2012年まちを大学に見立てた「釜ヶ崎芸術大学」、2016年ゲストハウス開業。大阪公立大学都市科学・防災研究センター客員研究員。大手前大学国際看護学部非常勤講師。2014年度文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞。著書「釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店 ココルーム」フィルムアート社
【メッセージ】
堺市への興味は、尽きません。古墳時代から人々の営みがつづく街として、また中世の自由・自治都市としての街のあり様、千利休の美意識、与謝野晶子のたくましくしなやかな生き方を育んだ街。大和川を越えて訪れた堺市は広くて、やはり歴史の積み重ねを感じます。
現在の堺市で文化芸術がどのような役割を持つのか。そのためにどんな仕組みや働きがあるとよいのか。文化芸術のネットワークがさらに活発になり、多様なセクターが関わりあい網の目のようなつながりが生まれることを願います。市民のみなさまとの対話を通じていっしょに考えていきたいと思います。
プログラム・オフィサー(PO)
青木 敦子
【専門分野】
こどもとアート
【プロフィール】
1969年大阪府高槻市生まれ。2003年~08年大阪市、08年~16年高槻市の文化振興事業を行う現場でアートマネージャーとして働く。大阪市の現場で出会った仲間とNPOrecip(特定非営利活動法人地域文化に関する情報とプロジェクト)を2004年に設立。2016年からフリーランスでこどもの育ちを〈アート/表現〉でサポートする活動に注力している。
【メッセージ】
20年ほど文化芸術の現場で活動をしています。人間が人間らしく、その人がその人らしく、日々の暮らしを営むために、「衣食住」と同様に「文化芸術」が必要だと信じているからです。堺に暮らす人たちが、それぞれの魅力を尊重しあい喜びあう日々をご一緒させてもらえることを楽しみにしています。
【プログラムオフィサーのリレーコラム】「こどもたちとアート」
梅山 晃佑
【専門分野】
教育、場づくり、キャリアデザイン、市民活動
【プロフィール】
1981年大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、市民活動やNPOの中間支援事業に20年近く携わり、アート、福祉、まちづくりなど幅広い分野でのサポートを経験。専門は、プロジェクトや団体の立上げや運営に必要な知識・スキルを学ぶプログラムの企画。また自身も地域でアートプロジェクトの企画やコミュニティスペースの運営を行うなど、プレイヤーの視点・経験も持つ。最近は端材廃材活用のプロジェクトや島根の出雲でのコミュニティスペースづくりなども行っている。京都芸術大学アートプロデュース学科非常勤講師。
【メッセージ】
最初はひとりの小さな「こんなことやりたい」が、時間をかけ、社会を変えていくという様をこの20年でたくさん見てきました。「必要だから」も大切ですが、「やりたいから」という個人の中にある熱意は無限の可能性を秘めていると信じています。堺の地域で日々生まれているたくさんの熱意を少しでも実現させるために、これまで培わせてもらった経験や知識を提供することで、そのお手伝いができれば嬉しいです。
川那辺 香乃
【専門分野】
アートプロジェクト、ファシリテーション、身体表現
【プロフィール】
1985年滋賀県生まれ。普段は小学校等でアートのワークショップコーディネートを行う。廃校となった場所や限界集落とよばれる地域を活用したアートプロジェクト、エシカル消費や海外ルーツの子どもたちといった社会課題をテーマにしたワークショップ、障がいのある人とともにからだの表現を模索する研究会などの現場が主な活動場所。最近はアートプロジェクトの全国ネットワークづくりにも奔走している。大阪音楽大学非常勤講師。
【メッセージ】
堺には、子どもたちの感性を長年育んできたアトリエや、地域の方々が文化芸術を通して交流する活動などが数多くあることがわかってきました。さまざまな課題があっても、なにかに突き動かされるように、草の根で続けてこられたのだろうと感じます。もちろん、今から始めたいと思っている方もおられます。私は、1つ1つの活動と同じ歩幅で歩き続けるプログラム・オフィサーでありたいと思います。
【プログラムオフィサーのリレーコラム】「居場所としてのアート」
中脇 健児
【専門分野】
コミュニティデザイン、ワークショップ、ソーシャリー・エンゲイジド・アート
【プロフィール】
“その場にいる人とその場だからできるコトを考える”「場とコトLAB」を立ち上げる。伊丹市文化振興財団に14年間所属。「遊び心」をキーワードに、アート、コミュニティプログラム、地場産業支援、教育、福祉など活動は多岐に。近年はファシリテーションやワークショップの専門家育成も。共著に『タウンマネージャー』『地域×クリエイティブ×仕事~淡路島発ローカルをデザインする~』(ともに学芸出版)。NPO法人こととふラボ理事。大阪芸術大学芸術計画学科准教授。
【メッセージ】
市民一個人の文化芸術活動で尊重されるべきは自己選択・自己決定です。その状況自体に福祉的な意味があるからです。しかし、公的な機関から補助を受ける場合は、他者や社会に目を向けることが求められます。自分目線と他者目線。自分がやりたいこと・できること(SEEDS/シーズ)と社会がやってほしいこと(NEEDS/ニーズ)の「かさなり」を見つける複眼的視点のお手伝いをしていきたいと思います。
【プログラムオフィサーのリレーコラム】「組織との協働とアーツカウンシル」
古谷 晃一郎
【専門分野】
アートマネジメント・文化芸術相談員
【プロフィール】
堺市生まれ。公立文化施設、文化財団職員を経て、フリーのアートコーディネーターに。舞台制作や設営、舞台監督、展覧会の制作など、アート活動の現場や中間支援に携わってきた。大阪府立江之子島文化芸術創造センター プログラムディレクターをつとめ、大阪市アーティストサポート窓口「なにそうだん」相談員などで、大阪のアート活動よろず相談役。NPO法人Be Creative理事。
【メッセージ】
演劇公演や絵画展、コンサートを企画し実行することは少し難しく感じます。でも、お餅つきや盆踊り、大掃除など日常生活の中にあるイベントと案外似ているところがあります。文化芸術と生活は地続きで、誰もが経験してきたことや知見を活かすことで企画を実現することができます。といっても、プロジェクトを進めていく中でトラブルが顔をのぞかせることもあります。そんなときは、ぜひ近くにいる人の経験や知恵や力を借りてください。困ったときや悩んだとき、あなたの相談相手のひとりになれればうれしいです。
宮地 泰史
【専門分野】
クラシック音楽を中心としたマネジメント、アートマネジメント全般
【プロフィール】
河内長野市文化振興財団、八王子市学園都市文化ふれあい財団にて舞台の企画・制作を担当。演劇、オペラ、ミュージカルなど、様々な舞台作品に携わってきた。現在は、あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールで室内楽を中心としたコンサートの企画・制作を担当。他に個人的な活動として謎解きとクラシック音楽を掛け合わせた舞台「音楽探偵バッハの事件録」を企画し各地で展開中。大阪芸術大学芸術計画学科客員教授。
【メッセージ】
舞台を創るってどういうことだろう?という問いについて日々考えています。社会の課題解決のため?経済的な利益のため?それとも自分自身のため?色んな意義や目標があると思います。私はこれまでに様々なコンサートや演劇、市民ミュージカルなど、舞台を創る仕事に携わってきました。その経験をもとに皆さんと舞台や芸術について語り合い、一緒に考えていけたらと思っています。よろしくお願いします。
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堺アーツカウンシル(文化課内)
電話番号:072-228-7143
ファクス:072-228-8174
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