堺アーツカウンシルについて
更新日:2023年9月25日
堺アーツカウンシルとは
専門知識を有する人材が文化芸術に携わる人たちを支援することで、文化芸術の振興を図り、文化芸術を活用して、子育て・教育・福祉・観光・都市の活性化といった様々な分野の社会的課題の解決をめざす組織です。
表面
中面
堺アーツカウンシルロゴ
芸の正字「藝」と「堺」の漢字を組み合わせることで、堺と芸術が結びついて新しいものが生まれる様子をイメージしました。
また、堺らしさを表すため古墳の形をモチーフにしております。
組織図
堺アーツカウンシルの機能
文化芸術活動の支援
・関連分野との有機的な連携のためのコーディネート機能
・文化芸術活動の推進における諸問題の解決のための相談機能
・公募型補助金の対象事業の事業効果を最大化するための助言
文化芸術施策の推進
・推進計画の方向性を踏まえた本市の文化芸術施策の進捗状況の確認
・進捗状況の確認を元にした事業効果を最大化するための改善提案
・地域における市民文化活動を下支えする市内文化施設の機能向上に係る支援
調査研究・情報発信
・他市や海外の先進事例の情報収集
・優れた文化芸術活動に関する取組事例の紹介
・研究成果の発信、共有
・文化芸術の推進に係る講演会、シンポジウム、ワークショップ等の開催
公募型補助金の審査
・公募型補助金の交付先決定に係る提言
プログラム・ディレクター(PD)の紹介
上田 假奈代(撮影:成田 舞)
上田假奈代(詩人・詩業家)
【専門分野】
ことば、存在の表現
【プロフィール】
1969年奈良県吉野生まれ。「ことばを人生の味方に」、2003年大阪・新世界で喫茶店のふりをしたアートNPO「ココルーム」を立ち上げ、2008年西成・釜ヶ崎に移転。2012年まちを大学に見立てた「釜ヶ崎芸術大学」、2016年ゲストハウス開業。大阪市立大学都市研究プラザ研究員。大手前大学国際看護学部 非常勤講師。2014年度 文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞。著書:「釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店 ココルーム」フィルムアート社
【メッセージ】
堺市への興味は、尽きません。古墳時代から人々の営みがつづく街として、また中世の自由・自治都市としての街のあり様、千利休の美意識、与謝野晶子のたくましくしなやかな生き方を育んだ街。大和川を越えて訪れた堺市は広くて、やはり歴史の積み重ねを感じます。現在の堺市で文化芸術がどのような役割を持つのか。そのためにどんな仕組みや働きがあるとよいのか。文化芸術のネットワークがさらに活発になり、多様なセクターが関わりあい網の目のようなつながりが生まれることを願います。市民のみなさまとの対話を通じていっしょに考えていきたいと思います。
プログラム・オフィサー(PO)の紹介
柿塚 拓真
柿塚拓真(アートマネージャー)
【専門分野】
音楽マネジメント、芸術団体運営
【プロフィール】
日本センチュリー交響楽団等で音楽事業制作に従事。国際交流基金アジアフェローシップ、アジア各地や英国の団体との共同事業など海外団体との事業も手掛ける。現在、(公財)神戸市民文化振興財団演奏担当課長として神戸市室内管弦楽団/混声合唱団に勤務。
【メッセージ】
堺市の文化芸術推進計画や補助金募集要項には「社会的課題の解決」、「文化力の向上」のような言葉が並びます。芸術活動でそんなことができるのだろうかと思われるかもしれません。ですが、これらの言葉の先にある具体的な未来を想像できれば、自身の活動とその未来の繋がりが見えてくるのでは。
川那辺 香乃
川那辺香乃(アートコーディネーター)
【専門分野】
アートプロジェクト、ファシリテーション、身体表現
【プロフィール】
1985年滋賀県生まれ。普段は小学校等でアートのワークショップコーディネートを行う。廃校となった場所や限界集落とよばれる地域を活用したアートプロジェクト、エシカル消費や海外ルーツの子どもたちといった社会課題をテーマにしたワークショップ、障がいのある人とともにからだの表現を模索する研究会などの現場が主な活動場所。最近はアートプロジェクトの全国ネットワークづくりにも奔走している。大阪音楽大学 非常勤講師。
【メッセージ】
堺には、子どもたちの感性を長年育んできたアトリエや、地域の方々が文化芸術を通して交流する活動などが数多くあることがわかってきました。さまざまな課題があっても、なにかに突き動かされるように、草の根で続けてこられたのだろうと感じます。もちろん、今から始めたいと思っている方もおられます。私は、1つ1つの活動と同じ歩幅で歩き続けるプログラム・オフィサーでありたいと思います。
中脇 健児
中脇健児(ファシリテーター)
【専門分野】
コミュニティデザイン、ワークショップ、ソーシャリー・エンゲイジド・アート
【プロフィール】
“その場にいる人とその場だからできるコトを考える”「場とコトLAB」を立ち上げる。伊丹市文化振興財団に14年間所属。「遊び心」をキーワードに、アート、コミュニティプログラム、地場産業支援、教育、福祉など活動は多岐に。近年はファシリテーションやワークショップの専門家育成も。共著に『タウンマネージャー』『地域×クリエイティブ×仕事 ~淡路島発ローカルをデザインする~』(ともに学芸出版)。NPO法人こととふラボ 理事。大阪芸術大学 芸術計画学科 准教授。
【メッセージ】
市民一個人の文化芸術活動で尊重されるべきは自己選択・自己決定です。その状況自体に福祉的な意味があるからです。しかし、公的な機関から補助を受ける場合は、他者や社会に目を向けることが求められます。自分目線と他者目線。自分がやりたいこと・できること(SEEDS/シーズ)と社会がやってほしいこと(NEEDS/ニーズ)の「かさなり」を見つける複眼的視点のお手伝いをしていきたいと思います。
【プログラムオフィサーのリレーコラム】「組織との協働とアーツカウンシル」
宮浦 宜子
宮浦宜子(食卓ディレクター)
【専門分野】
教育、地域コミュニティ、食
【プロフィール】
1973年北海道札幌市生まれ。芸術家と子どもたち、トーキョーワンダーサイト(現トーキョーアーツアンドスペース)などにて、教育現場でのワークショップや、地域コミュニティでのプロジェクト、アーティストインレジデンス運営などのアートマネジメント業務に携わる。現在は、多様な人、自然、文化が出会い、交わる場としての「食卓」にアートと共通する可能性を感じ、そこでの体験をデザインしたり、伝える活動を行う。2020年秋に北海道から関西に移住。特定非営利活動法人 芸術家と子どもたち理事。
【メッセージ】
私たちは誰しも、自分の想いや考えを自由に表現し、それを受け止めてもらう場を必要としています。生活の中にそういう機会があると、なんだか元気になりますよね。社会的な役割や立場を超えて、そういう場をつくることができることのひとつに文化芸術活動があると思っています。自分たちで創意工夫しながら活動していくのは、とても大事なことです。とはいえ、その過程でうまくいかなかったり、困ったりすることもあるでしょう。新しい視点や役立つ情報も提供しながら、それぞれの活動の個性が活きるようなサポートをしていきたいと思っています。
大澤 寅雄
大澤寅雄(文化生態観察)
【専門分野】
文化政策、アートマネジメント
【プロフィール】
1970年滋賀県生まれ。2003年文化庁新進芸術家海外留学制度により、アメリカ・シアトル近郊で劇場運営の研修を行う。
帰国後、NPO法人STスポット横浜の理事および事務局長、東京大学文化資源学公開講座「市民社会再生」運営委員、株式会社ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室を経て現職。
2013年、神奈川県相模原市から福岡県糸島市に移住し、地域文化を生態系として観察する「文化生態観察」を実践中。
合同会社文化コモンズ研究所 代表、NPO法人アートNPOリンク理事長、NPO法人子ども地域文化コーディネーター協会専務理事、日本文化政策学会理事、九州大学社会包摂デザイン・イニシアチブのアドバイザー。
【コメント】
文化や芸術と社会の関わりを、生態系として日々観察しています。例えば「茶文化」では、茶葉を育て、茶碗を作り、お茶を点て、お茶を味わい、お茶について語り、お茶を通して出会いが生まれます。そうした関わり合いが、茶文化という生態系を作っています。堺市ならではの文化の生態系が、より多様で、より豊かに、そして持続可能になるためには、どんな関わり合いが必要なのかを観察したいと思います。
【プログラムオフィサーのリレーコラム】『堺の文化の生態系を観察する』
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このページの作成担当
堺アーツカウンシル(文化課内)
電話番号:072-228-7143
ファクス:072-228-8174
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館6階 文化課内
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