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堺市長記者会見 令和5年11月14日

更新日:2023年11月20日

市長

 11月は児童虐待防止推進月間ですので、本日もこのオレンジ色のジャンパーを身につけて会見をさせていただきたいと思います。
 いち早く、何かお困りのこと、問題、子どもたちの安全に関することをいち早くダイヤルしていただきたいと思います。
 そして、本日の案件としましては、持続可能な都市農業に向けてです。

持続可能な都市農業に向けて

 堺市政の大方針であります基本計画2025の重点戦略としまして、その施策に、次世代につなげる農業の促進を掲げて、積極的に取組を進めています。
 市内で採れた食材を食べていると答えた人の割合を現状から伸ばすことをKPIに掲げております。
 先日、10月28日、29日に開催されたG7大阪・堺貿易大臣会合の歓迎レセプションでは、各国の閣僚や国際機関の皆様をはじめ、ご来場の方に提供した料理の食材に堺産農産物が使われ、食を通じても魅力を発信する機会になったと考えています。
 画像はサンプルとありますが、私も席に着いておりましたが大臣、閣僚の皆さんに提供された料理です。こちらには、堺のオリーブオイルでありましたり、小松菜も使用されておりました。
 また、これ以外に、会場に用意されていたメニューにも多く堺産品が使われております。
 本日、堺の農業施策、また、今月開催される堺三大祭の一つでもあります、農業祭についてお伝えをいたします。
 まず、堺の農業の状況についてです。こちらに表を書いておりますが、農家数、耕地面積、そして農業の産出額、いずれも大阪府内トップが堺市でして、農業が最も大阪府内で盛んな都市としても過言ではないと思っております。
 そして、堺市は都市でありながら、市内の全ての区に農地があります。農家と小売店や飲食店、消費者との距離が物理的に近くて、地産地消に取り組みやすい環境でもあります。今、ここに円の図を書いていますが、地産地消の好循環は、消費者にとっては新鮮な野菜が手に入る、食べることができることで、さらに地域の魅力を感じることにつながります。
 農家の皆さんに関しては、消費者の皆さんが求めるものに合った、無駄のない生産ができることにつながります。
 そして、小売店・飲食店の皆様にとっては、配送する距離が短くなって、また、そのことにより消費燃料の軽減、物流など、環境面での好影響にもつながることになります。
 そこで堺市では、堺市農業振興ビジョンを掲げて、地産地消の推進を基本姿勢としながら、堺産農産物「堺のめぐみ」の普及など、豊かな都市農業の実現をめざしています。
 そして、地産地消の取組をさらに活性化させるために、堺市では、今年度から新たにオーガニックビレッジという取組を行っています。
 オーガニックビレッジは、国が有機栽培、有機農業に地域ぐるみで取り組む産地を支援する事業です。
 米や野菜を育てる際には、土づくりが重要であり、堆肥が特に大切な役割を担っています。
 南区では、現在約850頭の乳牛が飼育され、良質な堆肥の供給拠点となっています。そこで、市内で生産された良質な牛ふん堆肥を活用して、化学肥料に過度に頼らない農業を進めております。
 化学肥料の少ない米作り、今、市内の水田風景の写真がございます。今年度、南区の上神谷地区におきまして、米栽培の活動を進めておりまして、10月に収穫を終えた新米を、私も試食をいたしました。一粒一粒に米の甘みを感じることができて、とてもおいしくいただきました。
 今後、収穫したお米を試食販売するなど、多くの方に知っていただきまして、併せてアンケート調査も実施をすることによって、ニーズを把握しながら、次年度以降の取組につなげたいと考えております。
 続きまして、堺市農業祭についてお伝えをいたします。農業祭は、堺市とJA堺市、堺市農業協同組合ですね。そして、堺市農業委員会が共同で、毎年11月23日に大仙公園で行っています。今年で48回目を迎えますが、私自身も堺の農産物の魅力をより多くの方に伝えたいという強い思いがありまして、昨年、今年と、新たな挑戦をしながら開催をしています。
 今年のテーマにつきましては、赤字で書いてある、「食のめぐみ、堺のめぐみ」です。食から受ける“めぐみ”は農産物だけではなくて、堺が誇る多くの技と伝統の“めぐみ”を受け継いでいるというメッセージも込めております。
 内容としまして、毎年恒例のとれとれ市では、農家の皆様などによる季節の農産物の即売、果物や新米、花の苗などの販売をします。
 さらに今回、農産物の堺農産物の地域ブランド、堺のめぐみを直売するコーナーを新たに、いこいの広場に設置をいたします。農家の方が自ら生産した野菜を販売して、購入していただきたいと考えております。
 そして、とれとれ市につきましては、例年朝一番でにぎわいまして、早い時間に完売することが多い催しです。ですので、堺のめぐみコーナーは11時から販売することと、少し時間をずらして販売することとしまして、その間、キッチンカーなどでお料理を楽しんでいただきながら、堺のめぐみを購入してもらえればと思います。
 そして、今回の農業祭で初めての取組としまして、クボタ堺製造所様にご協力をいただきまして、農業機械の展示コーナーの設置をいたします。国内最大級のトラクターなど、最新の農業機械の展示をして、乗車をしたり、記念撮影をすることができます。
 さらに、堺産品を扱う堺伝匠館も出展をいたしまして、<sakai kitchen>(堺キッチン)認定商品の展示販売を行ったり、堺打刃物や昆布、和菓子など、堺の伝統産品も販売をいたします。
 さらに、こちらですね。農業祭の前日に、農産物の品評会を行いまして、そちらで審査した市内農家の農産物もご覧いただくことができます。私も訪れておりますが、野菜や農産物、おいしいことはもちろんなんですが、見た目も大変美しい。本当にその外見だけでも、とても農家の皆さんが愛情込めて育てた様子が分かるので、ぜひこの品評会に出品されてる様子もご覧いただきたいと思います。
 そして、大仙公園近辺にございます世界遺産、百舌鳥古市古墳群、仁徳天皇陵古墳や、また大仙公園内を訪れた皆様にも、堺のめぐみを味わっていただくことができるブースの出展をいたします。
 キッチンカーでは、昨年の農産物品評会で市長賞を受賞した小松菜などを使ったメニューを提供したり、ゴルゴBarなどで堺のめぐみを使用した料理をお楽しみいただくことができます。
 また、先ほどご紹介しました、オーガニックビレッジで収穫した上神谷米の試食販売会も実施をする予定です。
 そして、農業祭に関連して、大仙公園内や周辺の施設を周遊するスタンプラリーも実施をいたします。大仙公園に来ていただいた皆様に農業祭を楽しんでもらう、そして、農業祭に来られた方にも魅力的な施設が集まるこの大仙公園をぜひ周遊していただきたいという思いです。
 最後に、農業祭当日から2カ月間開催する堺のめぐみデジタルスタンプラリーについてご紹介をいたします。
 堺のめぐみを扱うスーパーや農産物直売所、飲食店などを巡っていただきまして、スマートフォンで各店舗にある2次元コードを読み取ることで、スタンプを取得できます。スタンプの数によって、アンケートに回答された方の中から抽選で、本市の地元産品をプレゼントします。
 市内の身近なところに堺のめぐみを扱うお店がありますので、デジタルスタンプラリーをきっかけに、市民の皆様にご利用いただきたいと思います。
 以上、本日、堺の農業を中心にお伝えをしました。お示しをしましたように、堺は大阪府内でも特に農業が盛んな地域ですが、意外と堺の農産物を意識して日常的に食べているという市民の皆様は多くないように感じています。
 私もよくスーパーに買い物に行きますが、そのときに堺産品を見かけると、特に意識をして選ぶようにしています。これは応援したいということだけではなくて、堺産品、とてもおいしくて、質も高いと、胸を張って皆さんにご購入いただけるものだと思っております。
 市民の皆様にはぜひ、堺の農産物をはじめ、堺産品のすばらしさを改めて感じていただきたいと思います。市としても、その魅力が広く市内外に伝わるように、さらに力を入れて取り組みたいと考えております。私からは以上です。

質疑応答

(司会)

 それでは、ただいまから質疑に移ります。挙手の上、社名を告げていただき、ご質問のほうをよろしくお願いをいたします。ご質問ございますでしょうか。朝日新聞さん、どうぞ。

(朝日新聞)

 朝日新聞、井石です。風邪をひいてるんで、ちょっと声が出にくくてすみません。
 堺の農産物、前に市内の小売店等に届ける仕組みを何か発表されてたような記憶があるんですが、あれについては、その後どうなってるんでしょうか。

(市長)

 まず、お風邪、お大事になさってください。
 堺のバスで巡るような仕組みで、今、構築していたかと思いますが、担当者、今の状況が分かれば教えてもらえますか。

(司会)

 担当局、お願いします。

(事務局)

 農水産課の竹平と申します。今日はよろしくお願いします。
 今、ご質問いただきました、やさいバスということで、静岡の業者ではありますけど、府内の南側を主にですけれども、農産物をピックアップしながら、バスとは言いますけれども、実際にはちゃんと保冷車で、野菜を運搬して、注文をした購買者の近くのバス停、指定するところへ届けていくという仕組みでさせていただいております。
 現状申し上げますと、堺市内でぐるぐる回れるような仕組みができたら一番よかったんですけれど、物流的にという部分と、あと購買者がやっぱり大阪府内のいろんなところにもいるということで、堺市内では南部にあります、またきて菜という農産物直売所、まずそこがバス停となって、堺市内の野菜を積んで、一旦南の大阪のほうへ回って、ぐるっと回って、また北の大阪市内のほうへまた上がっていくというルートで、今、実施しております。
 週4便ぐらい回ってるかなと思います。
 あと、最近の動きとしまして、イオンの鉄砲町になるんですけれども、そちらにやさいバスコーナーというのもできまして、やさいバスで集めた大阪府内、堺産も含めてですけど、販売されているコーナーができたりとかしております。
 以上です。

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市長公室 広報戦略部 広報課

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