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堺市長記者会見 令和5年10月31日

更新日:2023年11月7日

市長

 本日は、3点お伝えをいたします。
 まず、10月28日、29日に行われましたG7大阪・堺貿易大臣会合を終えて。そして、2点目、堺の伝統産業に関する堺キッチンの取組について。そして、3つ目、このオレンジ色のジャンパーを着ていることにも関わりますが、オレンジ・パープルリボンキャンペーン、この3点についてお伝えします。

G7大阪・堺貿易大臣会合を終えて

 まず、G7大阪・堺貿易大臣会合を終えてです。
 28日、29日とG7大阪・堺貿易大臣会合が開会され、そして無事に閉幕をいたしました。堺市では、G7各国や招待国、国際機関の方々をお迎えして、28日に歓迎行事と関係閣僚会合のセッション、ワーキングディナーが開催されました。また、今回の会合として不必要な貿易制限の撤廃を求める文章を盛り込んだ共同声明が採択されるなど、重要な会合だったと認識しています。
 様々な面でご協力、ご理解をいただいた皆様のおかげで、安全で充実した会合が開催できたと考えております。皆様に心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。
 本日は、堺市に関する取組について中心にお伝えをしたいと思います。
 まず、28日は上川大臣、そして西村大臣をはじめとする各国、また国際機関の代表の皆様17人と仁徳天皇陵拝所前で吉村知事とともに記念撮影を行いました。
 会場にお越しいただいた各国の代表の皆様を、堺市立大仙小学校の子どもたちがG7各国や招待国、国際機関の旗を振って各国の閣僚の皆さんを歓迎いたしました。そして、大臣や代表の皆様も子どもたちに声をかけていただきまして、子どもたちにとっても貴重な経験になったと考えております。
 そして、こちらの記念撮影終了後には、こちらの場所から100メートル上空までドローンを飛ばしまして、そのドローンから仁徳天皇陵古墳の映像をご覧いただきました。皆様からは、「ビューティフル」また「アメージング」という驚き、感動の声をいただいたと聞いております。私自身は、この撮影が終わった後すぐにレセプション会場に向かいましたので、担当者がこちらのドローンの対応をし、その感想を私に届けてくれました。
 続いて、歓迎レセプションは、ホテルアゴーラリージェンシー大阪堺で開催をいたしました。四代田辺竹雲斎氏の作品の前で、代表の皆様をお迎えいたしました。
 私のウェルカムスピーチにおきましては、国際貿易都市として中世の時代に繁栄した堺でこのたび貿易大臣会合が行われることの意義、また、海外の新しい技術や文化を取り入れてイノベーションを生み出し続けてきた堺の歴史、また堺打刃物、注染、茶の湯の文化等を紹介して一期一会の思いもお伝えいたしました。
 そして、レセプションにおきましては、大阪・堺の魅力を感じていただけるアトラクションを披露いたしました。こちら、北戸川ふとん太鼓会によるふとん太鼓の実演、大変祭りの勢いある演出をしていただけたと考えております。
 そして、大阪大学の石黒栄誉教授による、ご本人とアンドロイドによるプレゼンテーションを行っていただきました。
 また、喜多俊之氏の作品であります、こちら「二畳結界」という作品の中で、武者小路千家大阪官休会堺支部の皆様による呈茶が行われ、多くの方に親しんでいただけたと思って聞いております。
 そして、会場の外にも、こちらお迎えするときに四代田辺竹雲斎氏の作品を展示しておりましたが、会場内、こちらも大きく天井まで届くような迫力ある四代田辺竹雲斎氏の作品を展示させていただきまして、ご本人から直接ご参加の皆さんに説明をしていただきました。
 また、会場内のライブキッチンでは、堺打刃物を使用した料理の提供、また、南大阪の旬の食材をふんだんに利用、活かした様々な料理。また、地域の日本酒、ワインなど、大阪・堺ならではの魅力を感じていただきながら、また、総領事館の関係者の皆様が多く来られておりましたので、各国・機関の方々と国際的な交流の場となったことを主催者の1人として嬉しく思っております。
 そして、こちらは中之島にある大阪国際会議場の国際メディアセンターの様子です。大阪・堺の魅力を発信するために今回の会合を取材する国内外の記者の皆様向けに、堺や各市町村、経済団体が工夫を凝らしたPRゾーンを設置してくださいました。私も訪れましたが、例えばこの呈茶でありましたり、和菓子の実演はもちろんですが、他にも様々南大阪の自治体の皆様も多く、また企業の皆様もご参加いただいて、それぞれ南大阪の地域の魅力を存分に発信をしてくださいました。海外を含めた記者の皆さんに、その魅力もお伝えすることができたんじゃないかなと思っております。
 また、閣僚会合が終了した後は、こちらの「はにわぷりん」を振る舞う高校生とありますが、こちらのブースにイギリスとEUの閣僚の方が自ら足を運んでいただいて茶の湯を味わっていただいて、泉北高校が展示をしてくれたんですが、泉北高校の生徒による「はにわぷりん」、このG7にちなんだそれぞれのプリンを提供していましたので、それに対するプレゼンテーションを閣僚の皆さんに対しても行ったと聞いております。
 そして、会合の終了に際しまして、それぞれお越しいただいた各国大臣、そして国際機関代表の方々に記念品として堺の包丁をお渡しいたしました。
 こちらの写真が堺刃物、浪速本染め。こちら、中身は今入っていませんが、注染はもちろん本物です。浪速本染め、堺では注染と呼んでおりますが、こちらにこのような形で包んで、そして、こちらのペティナイフ、堺刃物をお渡しいたしました。
 生地ですね。こちらは、堺にゆかりのあるモズ、ちょっと見えにくいですけど。広げましょうか。ちょっと待ってくださいね。プレゼンのときもこうやって広げてお見せしたんですよ。結構大きいので大変ですね。どういうふうに広げたら伝わるかなというのを考えながら行いました。モズであったり、また、ツツジ、ハナショウブという鮮やかな模様の注染をお渡ししております。
 ぜひ、各国の皆様に実際に使っていただいたり、また、お部屋に飾っていただいたりして、時々大阪や堺のことを思い出していただければ嬉しく思います。
 最後に、現時点での振り返りです。
 今回、堺市では初めてとなるG7閣僚会合を誘致いたしました。誘致から開催に至るまでさまざまな協議や調整が行われて、このようにして得た実績やノウハウは今後の堺市にとっても非常に大きな財産となると考えております。
 記念撮影や歓迎レセプションは私も出席をしておりましたが、大変和やかな雰囲気で行われていまして、G7や参加国、また関係機関が協力して会合を進めることに、地元自治体としてもその一翼を担ったのではないかと考えております。
 また、今回ワーキングディナーも堺で開催されました。共同声明、私も全文を拝見しましたが、不必要な貿易制限撤廃だけではなくて、WTO改革や公平な競争条件、サプライチェーンの強靱性、デジタル貿易、環境、気候変動、ビジネス、人権問題。また、新興国、発展途上国への関与など、さまざま多岐にわたって今回参加の閣僚の皆様がまとめ上げられた大変有意義な会合だったんじゃないかなと私自身も感じております。
 そして、同時に堺や南大阪、大阪全体の魅力も発信できたと思っています。私自身は、残念ながらその会合で出されたメニューはほとんど口にすることが実はできませんでした。こちらもメニューの一覧は準備段階から私も知っていましたので、本当に南大阪を中心とした食材がずらっとふんだんに使われておりまして、ぜひ、なかなか皆さん、堺もそうですけど、農産物が取れる、さまざまな食材が豊富だと言っても、ふだんからそれを感じていらっしゃる方っていうのはそれほど多くないと思っています。
 ただ、このような形でG7のレセプションという大変貴重な大臣会合のレセプションという貴重な場で提供されたメニューというのは皆さんも関心がおありだと思っていますので。今担当者とも話をしておりますが、例えば、簡単な提案できる料理であればレシピみたいなものを、できれば堺や南大阪の産物を使って、食品を使って提供できることをお示しすることはできないかなと、ホームページ等でもそのレシピを公開することはできないかなと考えております。
 このたび、堺市として大変貴重な経験をいたしました。これでもちろん全て終わりじゃなくて、今実際に行ってみた振り返りであったり、その課題を検証するように私からも指示をしております。
 そして、特に今回の会合に当たって力を入れた次の時代の堺・大阪を担う子どもたちが、国際感覚を養って将来の可能性につなげていくということについても、2年後には今度は万博がありますから、ぜひこの経験をさらに深い国際理解であったり国際感覚を養うことにつなげたいと考えています。
 そして、堺市としても、G7大臣会合のような機会というのはなかなか誘致できるものではありませんが、MICE誘致ですね。他にも国内外の重要な会議を堺で行っていただくことができるように、今回の経験も活かしながら取り組んでいきたいと考えております。
 ここまでがG7大阪・堺貿易大臣会合を終えてです。

sakai kitchen〈堺キッチン〉

 続きまして、堺キッチンの取組です。
 毎回お出しをしている堺市の市政運営の大方針「堺市基本計画2025」についてです。
 重点戦略の一つに、堺の特色ある歴史文化としまして、伝統産業のブランド力向上による活性化を掲げて、今取組、特に力を入れて行っております。
 これまでも会見でお伝えをしてきました、堺キッチンについてです。改めて、ご説明をさせていただきます。
 堺キッチンは、堺の上質で優れた伝統の技を多くの方に知っていただいて、堺の伝統の技で日常の暮らしをより豊かにしていただきたいという思いから、令和4年2月に立ち上げたブランドです。
 対象とする商品は、堺の伝統産業である刃物、注染・和晒、線香。また、そちらに加えて、その魅力を引き立てともに輝く逸品としています。冒頭にご紹介したG7の閣僚・代表の皆様にお渡ししたペティナイフも、その一つとして令和3年度に認定をされたものです。
 これまでの取組としましては、令和3年度に堺キッチンとしてのブランドを立ち上げましたので、まずはその構築を行って、新商品開発や既存商品の改良の支援を目的に、7事業所から14商品を認定しました。その商品を東京の銀座三越で販売するなど、首都圏でのプロモーションに取り組みました。
 そして、令和4年度、新たに7事業所から7商品を認定しまして、商品プロモーションの重点的な支援と合わせてウェブサイトの拡充や、インフルエンサーによるさまざまな媒体を通じたPRを行いました。
 実際に、それぞれ展示をされた場所ですね。梅田は私も実際に訪れましたが、こちらでもやはり美しい堺の伝統というだけではなくて、やはり見た目も美しい商品の数々ですので、この梅田蔦屋書店も非常におしゃれというか洗練された空間ですので、ここに堺キッチンが置かれることによって、魅力発信であったり、こういうものがあるのかということを多くの方に知っていただけたんじゃないかなと考えております。
 そして、今年度は8商品の応募の中から、バイヤーなど外部の審査員を交えて審査をいたしまして、刃物3点と、注染・和晒1点、魅力を引き立てともに輝く逸品として1点の計5点を認定いたしました。
 2点ほどご紹介させていただきますと、真ん中の商品、こちらはキャンプ専用ナイフとされていますが、アウトドアで必要な、切る、削る、断つといった機能をこの1本の刃物でこなすキャンプ用のナイフです。1本1本職人の手で研ぎ上げられまして、鋭い切れ味がありながらハードな使用にも刃こぼれしにくいナイフとなっておりまして、豪快な薪割りから料理の細かなカットまで1本で担う優れものです。
 そして、ご覧のとおり、デザインもより洗練されておりまして、こちらは木の部分ですね。高級家具にも使われるウォールナットという素材、ウォールナット材でありましたり、使い込むほど味わいが出る革ケースなど、こだわりが詰まっております。
 そして、右下の商品。これを見ただけでは何だろうと思われるかもしれませんが、堺の畳職人が畳を身近に感じてもらいたいという思いから作られたものです。キッチンやデスクワークなど足の疲れが気になるときに、この商品を踏んでもらうことでリフレッシュ、そして畳のい草の香りによるリラックス効果が期待できます。持ち運びしやすいサイズですので、いつでもどこでも、文字どおり、「ふむふむ」していただいてリラックスをしてもらいたいと考えております。
 いずれも日々の暮らしをより豊かに感じていただけるような商品を認定いたしました。
 次に、これらの商品の作り手の魅力を伝えることに重点を置いたプロモーションを今回は実施をいたします。
 1つ目は、東京のライフスタイルショップ、代官山蔦屋書店にて、明日の11月1日から24日まで販売をいたします。プロモーションを兼ねて、11月3日から5日、そして11日、12日には、刃物事業者などによる実演も実施をいたします。
 そして、2つ目は、認定事業者の魅力を伝える動画を作成しまして、堺キッチン公式ホームページに加えて、認定された事業者の皆様からも発信していただきます。動画では、事業者の工房や商品が作られる様子をご覧いただくことができます。
 3つ目は、ライフスタイル系の情報発信をされているインフルエンサーにご協力いただきまして、インスタグラムを活用して商品を身近に感じられる発信を行います。また、ブログ型プラットフォームであるノートも活用して発信をいたします。
 インフルエンサーやオンラインでの発信を強化することによって、ふだん伝統産業に馴染みがない世代に、堺キッチンをはじめ堺が誇る魅力的な商品の数々をぜひ知っていただきたいと考えております。
 そして11月からは、全国の伝統工芸品や地場産品を扱うリアルジャパンストアでオンライン販売も行います。12月からは、堺伝匠館の店頭やオンラインショップでも販売をいたします。
 これまで認定してきた商品も含めて、堺にはさまざま優れた伝統産品がございます。ぜひ、これらの商品を手に取っていただいて、堺の上質かつ優れた伝統の技で作られた品々の魅力を実感いただければと考えております。

オレンジ&パープルリボンキャンペーン

 最後の案件です。オレンジ&パープルリボンキャンペーンについてです。
 堺市では、明日11月1日から始まる「児童虐待防止推進月間」と、11月12日から始まる「女性に対する暴力をなくす運動」を合わせて、オレンジ&パープルリボンキャンペーンとしまして毎年一体的に啓発を行っています。
 大阪府内の全首長、私が今着ているオレンジ色のジャンパーを着て児童虐待防止を呼びかけております。今日10月31日ですので1日早いですけど、明日から始まるということで1日前倒しで私も着用をしております。
 児童虐待につきましては、24時間365日つながる児童虐待対応ダイヤル、こちらですね。「189(いちはやく)」がございます。身近なお子さんの様子がおかしいと感じたときは、ためらわずにご連絡いただきたいと思います。
 そして、DVに関しましては、こちらも24時間365日つながる、全国一律ダイアル「#8008(はれれば)」がございます。こちらもDVで悩んでいる方、ぜひ一人で悩むことなく相談をしていただきたいと思います。
 そして、キャンペーンの効果を高める取組としまして、堺市に本拠地を構えるプロバレーボールチーム「日本製鉄堺ブレイザーズ」と連携して啓発を行います。11月4日と5日、日本製鉄堺体育館内で行われますホームゲームの際に、コーチやスタッフの皆さんの胸にキャンペーンワッペンをつけていただきまして、場内アナウンスやチラシの配布によって来場者に呼びかけて啓発をしていただきます。
 児童虐待や女性に対する暴力は、心身に重大な影響を与え著しく人権を侵害する行為です。このキャンペーンを通じて、相談できる窓口があること、ためらわずに相談していただきたいことを市として強く呼びかけていきたいと考えております。
 私からは以上です。

質疑応答

(司会)

 それでは、ただいまから質疑に移ります。挙手の上、社名を告げていただき、ご質問のほうをよろしくお願いいたします。ご質問いかがでしょうか。NHKさん、どうぞ。

(NHK)

 NHKの髙橋といいます。まずは、無事故のG7貿易大臣会合、お疲れさまでございました。

(市長)

 ありがとうございます。

(NHK)

 市として、2日間だけじゃないですけど、全体で1億5000万で、6000万の予算計上がされていて、経済界からも協力があったわけですけど。その予算というか、投資に見合うだけの効果が得られたと考えているか、改めて、その理由も含めてお聞きしたいなと思います。

(市長)

 まず、今回の会合については、堺市でG7のような大臣会合が行われるのは初めての機会です。この経験というのは何事にも代えがたいですので、6000万という堺市の予算ということはありますが、やはり貴重な経験、今後にもつながる、MICE誘致にも大きな意義がある取組だと思っております。
 そして、一方で、今担当局にも昨日早速打ち合わせを行ったんですが、今回のこれまでの一連の誘致から決定、そして開催・閉幕に至るまで、この間の取組を検証しながら、例えば多くのメディアの皆様にも取り上げていただきましたこの堺の魅力がどういうふうに伝わったのか、取組が伝わったのか。テレビや新聞で堺という名前が多く登場されたと思いますが、そのような効果がどれぐらいあったのかというところを今まとめるように伝えております。
 また、子どもたちにとっても、今回の国際会議を誘致するということに当たっては、例えばG7の学校給食であったり、ブックフェア、挨拶、さまざま取組をしました。ご協力いただいて、子ども新聞も発行していただいて、子どもたちからも「新聞、見たよ。」と私にも直接声がけをしていただけるようなこともありました。
 やはり、これだけ注目される世界の主要国の大臣が集まるような会合が堺で開催された。そして、その機会に子どもたちがいろいろと感じるもの、海外の日本の総領事館の総領事や領事の皆さんに授業をいただいたり、このような機会がなければ実施できてなかったことも多くありますので。まずは、今回振り返りを確実に行いながら、効果検証もしっかりとして、次回の更なるMICE誘致、さまざま国内外の重要な会合の誘致にもつなげていきたいと考えています。

(NHK)

 まさに、その魅力発信のことなんですけど。全て堺市に責任があったとも言いませんし、さまざまな事情もあったと思うんですが、例えばその当日の肝であるふとん太鼓について、そもそも太鼓台が正面を向いてないとか。事前の調整が不十分だったりとかですね。あるいは、その太鼓打ちが始まってるのに司会がめっちゃしゃべり続けるとかですね。あるいは、茶の湯とかについても、誰もあそこにゲストを誘導しないし、結局日本人しか飲んでなかったりとか(※)。なんか結構ずっこけるというか、準備に多くの時間をかけた市民とか関係者に対して、もう本当人として失礼なんじゃないかなって思う部分もちょっと散見されまして。そういった点を含めて、先ほど検証されるとおっしゃってましたけれども、何かその反省点はないのか。検証するということなんで、いつまでどのようにまとめるつもりなのかっていうことを教えてください。

(市長)

 はい。まず、実際私自身はホスト役としてその場にいましたので、会場全体の雰囲気を私自身が見ることはできていません。実際、どういうことが行われていて、その誘導がどうだったのかというところはきっちりと担当で今まとめていると思いますので、その報告を待ちたいと思います。
 (※)呈茶は開宴前から実施しており、海外の方3人が体験していました。
 そして、今回レセプションにおいても、その前の記念撮影であったり、大阪市内から移動するというところの時間の流れもありました。その中でイレギュラーな時間の流れっていうのは想定したよりも少し押したり、そういうことはありましたが、それぞれ関係者ですね。関わっていただいた皆様もご協力をいただきながら最善を私たちとしては尽くしたと考えています。
 ただ、その中でも、今ご指摘いただいたようなことが実際あったとすれば、どういうところをより改善できたのかというところが振り返りを反省しながらまた次にその反省点を活かせるところではないかと思っています。
 実際のとりまとめというのは、まだ今終わったところでして。実は経産省であったり、外務省にも、今のこの会合についての感想というか、そういうところも聞いてみたいと思っております。私たちだけが充実した会合だったと思っていてもあまり意味がなくて。きちんとG7大阪・堺貿易大臣会合というこの機会が、日本国にとっても有意義なものであったというふうに共有をさせていただきたいと。もし、そうでなかったとしたら、その問題点は何だったのかというところもありますから、そこも踏まえて、関係された皆様にお話を聞きながらまとめたいと思っています。
 もう、今11月ですので、遅くとも私の感覚では年内には何らか今回の振り返りがまとめられたらと思っています。

(NHK)

 ありがとうございます。最後、短く。いろんな各国から企業の訪問団が来られていると思うんですけど、今日も確かカナダとか来てたと思うんですけど。そこと、その各国の訪問団と市として絡んだりとか、いやいや、もう全部行ってますっていうことなのか。このタイミングで来られている各国のG7の、全部の企業が来てるかどうかちょっと確認できないんですけど、幾つか来ていると思うんですけど。そこの辺り、どういうふうな作戦なのか。短くて構いませんがお願いします。

(市長)

 はい。事前に私がお聞きしてたのは、例えばメディアツアーであったり、それぞれの日本にいらっしゃる外国の各国の領事の皆さんの対応であったり、そういうところは聞いております。
 そして、今おっしゃっていただいたような、例えばこの会合の後に、例えば大臣の皆様が残られて活動されたのか。おそらく昨日、カナダパビリオンの話があったときに、その関係者の方もいらっしゃったと思うんですよね。そういうふうなこともちょっとまだ完全には整理し切れておりませんので、実際にどういうG7貿易大臣会合に関して企業の方がお越しになったり、見て回られた。市内の企業も訪問された方もおられるかもしれませんので、そういうところは整理をして、私自身も次につなげたいと思っています。

(司会)

 それでは、ほかにご質問いかがでしょうか。日経新聞、お願いします。

(日本経済新聞)

 日経、髙佐でございます。レセプションが終わった後にもお伺いしましたが、2日経たれて先ほどレビューをするというお話が、市長自身の反省点、もっとこうしとけば良かったなと、もっとこういう工夫があったかなというのは現時点ではいかがですか。

(市長)

 現時点では、本当に多くの皆様のご協力をいただいて。まずは、会合の前にもお伝えをしていたように、安全な開催に関しては、本当に大阪府警をはじめ、多くの皆様にご協力いただいて無事に終えたことに対して、こちらは良しと考えています。
 そして、その実際の会合レセプションであったり記念撮影の行事についても、私が実際にそこに、その場にいる限りにおいては、大変来られていた大臣の皆様、また国際機関の代表の皆様も直接お話もさせていただきましたが、すごくリラックスされて和やかに過ごしていらっしゃいました。日本の上川大臣、西村大臣と各国の大臣の皆様とも和やかにお話をされていて、そのような、おそらく歓迎行事というのは、会合の初日の夜ということで、この会合がやはり円滑に進むように、また、もちろん交渉であったり難しい場面もあるかもしれませんが、その前提として、その人間関係としてきちんと整えておくということも必要だと思います。そういう意味では、記念撮影のときの皆さんの私が感じた反応であったり、実際のレセプションを過ごしていらっしゃった印象というのは良かったんじゃないかなと思っております。

(日本経済新聞)

 分かりました。それで、記念品の件なんですけども。包装した生地が製造元が協同組合オリセンとなってるんですが、オリセンは協同組合で製造設備は持ってないんですけれども、これを製造元としているのはどういうことなんでしょうか。作る能力を持ってないところが製造したと表記しているというのはどういうことなんでしょうか。

(市長)

 オリセンさんは事業者の集まりですので、そこから推薦していただいたということです。担当者、補足があれば伝えてください。

(司会)

 担当局、お願いします。

(担当)

 すみません。今回組合さんにこういうお願いをしておりまして、それがどこの業者さんかっていうのは、もちろん我々組合さんにお願いしてますんで確認は取れてないんですが。どういうんですか、堺市以外で作られたものではないというふうに我々、聞いてますので、すみません。実際に、もしも可能ならどちらが作られたかっていうのは、後ほど確認させていただきたいと思います。

(日本経済新聞)

 製造ではなくて提供元ということですよね。作ってはいないわけですから。もしくは、下請に出していらっしゃるので。あくまでも、何て言うんだろうな、OEMで製造元と言っているような、そういう感覚だということですか。

(司会)

 担当局、お願いします。

(担当)

 すみません。その点も含めて、きっちりと。すみません、その表記の仕方が異なっているようでしたら当然訂正もさせていただきます。ちょっとすみません、私、ここではっきりと製造元云々というのは、すみません、認識しておりませんので、後ほどきっちりと報告させていただきます。

(日本経済新聞)

 質問している趣旨は伝わっていますよね。

(担当)

 はい。

(日本経済新聞)

 あと、じゃあ、堺キッチンなんですけど。じゃあというのは、失礼ですけど、ごめんなさい。堺キッチンなんですけども、今年3年目でいらっしゃいますが、確か3回目ですよね。去年、一昨年に対する市長の評価はどういうふうに見てらっしゃるのか。もしくは、数的な成果というものがあるならば、過去2年間はどういう、市長、KPIお好きですから、どういうKPIがあって、それが達成したのかしてないのかという過去2回分についてお伺いしたいんですけれども。

(市長)

 はい。まずは、今まだこの堺キッチンというのは浸透を図っていく時期だと考えています。その意味では、1回、2回と通して、特に首都圏でのプロモーションも行っていますので、そのところでは広がりは見せているんじゃないかと。私自身も堺キッチンの商品は使っておりますが、見た目はもちろんですが機能的で実際に使いやすい。
 ですので、この堺キッチンの認知がさらに広がるように、そして、堺キッチンというのは、堺の伝統産業の中の一つのブランドですが、堺の伝統産品自体そのものが、そのことによって首都圏でも認知をされて、また堺市内においても多くの方が手に取ってもらえるようにしたいと思っております。
 具体的にいくつ売れるという目標は、今設定はしていないと認識をしております。今、これまでの過程をお伝えしたように、まずはブランド構築をして、そしてその堺キッチンの中でも、昨年もご指摘いただいたと思うんですが、例えば第一弾と第二弾の継続性であったり、この後の広め方をどうするんだというところもありました。今回第三弾です。これまでのこのような発表を年度の後半に行って、そこから広めていくということであれば、かなり時期的にも限られますので、年間通じて堺キッチンのPRを行ったという改善点も行ってまいりました。
 ぜひ、今後おっしゃったように、どれだけ広まれば、認知が広まれば成功とみなすのか。また、売り上げがどれぐらいをめざしてこれから行っていくのかというところも、私自身も担当者と協議をしながら進めていきたいと思います。

(日本経済新聞)

 私、去年、一昨年とそれぞれ東京まで行って状況を取材してきたんですけれども、おっしゃるほど浸透している感はないというのと。確か、大阪には大阪産ブランドというのが府としてやってますけども、あれが毎年のようにこうやって認定はしては物が増えていって、非常にこう、はっきり言ってブランドとしての価値はほぼほぼ希薄化していると。
 当初は、ブランドに選ばれたということで売り上げに通じた業者さんもいたらしいですけども、最近は選ばれたからといって我々自身がまたかというふうになってくる。ブランドの価値を維持することとアイテムを増やすことは、これは二律背反的なところがあるんですけれども。結局、1回目、2回目が一体何だったのかというのはこの段階ではもう分からないわけですよね。リリースには出てないと。1回目、こういうのがありました。2回目、こういうのがありました。3回目はこれですという告知ではなくて、今回はこれですよという告知になってると。
 そうすると、堺キッチンというもののブランド価値というか、イメージというのが毎年毎年変わってくるのであれば定着しないんじゃないのかなと。3回目ならば、これまでこういうのをやりましたと。この流れでこれをやりましたというブランドのストーリーがないと定着しないと思うんですけど、全くそれは感じられないんですが、それはいかがでしょうか。

(市長)

 1回目、2回目と別だとは思っていません。今回のこの実際の販売に関しても、1回目、2回目の商品も提供いたしますし、ホームページに関しても、これは記者からご提示をいただいた、ご指摘をいただいたことですが、ホームページに関しても1回目、2回目の商品も、もちろん掲載をしながら3回目も掲載をしていくというところですので、一貫性を持ったこの堺キッチン、そのコンセプトもございますので、重要視していきたいと思っています。
 そして、もう一点だけお伝えさせていただきたいのが、今堺の伝統産品の売り上げというか注目は、堺伝匠館リニューアルした施設ですが、こちらは今実は毎月これまでのコロナ前の売り上げよりも更新しているような状況です。かなり多くの方、まだインバウンドはコロナ前より戻っていません。インバウンドが戻っていない、来館者数が少ない中でも売り上げがおそらく過去最高に達するような水準ですので。
 この堺キッチンの取組というのは、これで全て引っ張っていけるわけではもちろんございません。ただ、こうやって記者会見をさせていただいて、皆さんに取り上げていただきながら、こういう取組があるんだということを知っていただく。伝統産業も知っていただくことにつながる。
 一方で、この堺キッチンだけではなくて、多くの伝統産業を扱っている(堺)伝匠館においても、今、伝統産品の売り上げっていうのは増えていますので、相乗効果を発揮しながら堺の伝統産業を盛り上げていきたいと思っています。

(日本経済新聞)

 分かりました。最後に、市長の後ろに、今回からでしょうがパネルが置いてあると。それなりのメッセージを発信しようとしてらっしゃるんでしょうが、これ、受け取り側の、メッセージは受け取り側の問題だとすれば、堺市は重大でない児童虐待は容認するんだなというメッセージでもあると受け止めますが、それについていかがお考えですか。重大なのかどうかってのは、まずそもそも誰が判断するんでしょうか。

(市長)

 こちらは大阪府全体での共通プロモーションであります。ですので、大阪府で児童虐待推進防止会議というのを設置をして、その中で、重大な特に、もう不幸にも死に至るような事例というのは残念ながら今全国でもゼロというわけではございません。もちろん、重大じゃなかったらいいのかってことでも決してありませんで、児童虐待自体は私はあってはならないと思っていますので。
 ただ、今重大な児童虐待、重篤化する、そして、ときには亡くなってしまうということをなんとしても無くしたいと。まずはそういう思いで、大阪全体今掲げている目標だと認識をしておりますので、ここはこのオレンジジャンパーもそうですが、大阪府の共通の認識としてこういうパネルを作らせていただいております。決して重大以外を軽く見ているというわけではございません。

(日本経済新聞)

 言葉は独り歩きしますので、大阪府全体だとしてもですね、やはり今市長の言葉を非常にその反対解釈的にさせていただければ、死ななきゃいいんだなという解釈もあり得ると。
 ですので、今のそのお言葉は、府が決めているっていうことかもしれませんけれども、私としては、市長の、もしくはこういうことに取り組んでらっしゃる方の思いというのがむしろ伝わりにくくなるメッセージじゃないかなという印象を持っております。これは印象の話ですので、どうこうっていう話じゃないですけども。私としては、これをぱっと見たときにですね、あれと思ったことだけはお伝えしておきます。ありがとうございました。

(司会)

 それでは、ほかにご質問いかがでしょうか。読売新聞さん、どうぞ。

(読売新聞)

 読売新聞の松本です。会見の話題からは外れるんですが、今日の会見に先駆けて上下水道局の方からこれまであった問題について発表がありました。その関連で2点質問がありまして。
 1点が、今日局から出たこの組織変革のための取組、アンケート結果などをご覧になられた市長の受け止めをお伺いしたいのと。
 あと、もう一つは、6番で不当要求等対応マニュアルというのが示されているんですが、中区の問題が今協議が続いてる中でもありまして、個人的な考えかもしれませんが、局としてのマニュアルを示すよりも堺市としてこういった対応をどうするべきか、市全体のマニュアルを示すべき時期ではないかなとも考えております。その辺りのお考えをお伺いできますでしょうか。

(市長)

 はい。まず1点目、アンケート。今日、報道提供を前もってさせていただいた内容は、かなり詳細というか、率直なところも含めてそれぞれの職員からの内容がありました。私も、もちろん確認しておりまして、それについて協議もしています。
 気になったところは指摘をしていますが、このアンケートの結果を踏まえて、上下水道局内でこれからの改善策というところで今日その内容がまとめ上がってきています。そして、全体としては、これまでこの間、指摘をいただいた、また課題と認識することについて、一定宣言のような市としての姿勢、上下水道局としての姿勢を含めてこれからの改善策が示されていると私自身も認識をしています。
 そして、不当要求マニュアルにつきましては、こちらについても、私もこの内容を皆様にお示しをする前にこちらについては別途打ち合わせもして、協議もしておりまして。こちらの内容は、前半部分はおっしゃるように市全体にも言えること。そして、後半の部分は水道局に関する案件というところもあります。
 前半のその市全体に関するところが、例えば区役所であったり本庁で同じことが言えるんであれば、ここだけそごがあってはいけませんので、こちらはそれぞれ所管する副市長とも共有をしておりまして、市全体として同じ対応になるようにということも伝えております。
 そして、以前からお伝えしているように、市としての例えば教育委員会の不祥事でありましたり、上下水道局、こちらはそれぞれ特別職がついていますので管理している部門でありますが、また区役所での問題、さまざまな問題に対する不祥事に対する市の取組の方向性というものを年内に示したいというお話をしておりました。
 中区役所の検証が、今12月に間に合うかどうかというところがありますが、この水道局のことも含めて、統一感を持った対応ができるように私としても市のトップとして責任を持って内容を詰めて、また皆様にお示しをしたいと思います。

(司会)

 それでは、ほかにご質問いかがでしょうか。日経新聞さん、どうぞ。

(日本経済新聞)

 全然別件なんですけども。先ほど、南海電鉄の決算発表がありまして、その場を出てきて、それで遅れたんですけれども。泉ヶ丘の再開発について、南海側がコストがかさんだ理由で止めていると。これについて市長はどのように今受け止めていらっしゃいますか。

(市長)

 そうですね。民間企業の事情もございますので、特にコロナ禍であったり、また物価、人件費等の高騰というところも踏まえた判断と認識をしています。ですので、完成時期が示されて実際に行動されていたものが一旦そこで立ち止まるということについては、私自身は残念な思いもしていますが。
 ただ一方で、これまで一番初めに計画されたときからすると、例えば泉北ニュータウン地域におけるさまざまな取組であったり、この間、南海電鉄さんも入っていただいて(SENBOKU)スマートシティコンソーシアムが立ち上がったり、また、近畿大学医学部等も2年後開設予定になっています。新たな環境の変化っていうところもありますので、ここで一旦立ち止まる限りは、今、この市として、もしくはこの泉北ニュータウン地域でさまざまな事業の皆さんが動いてらっしゃることと、さらにマッチしながら相乗効果を生み出すような取組をしてほしいということは、私からもお伝えをしています。
 ですので、まず一旦その時期が延びることになると思いますが、そこは受け止めながら、さらにより良いものにしていただきたいと思います。堺市も協議をしたいと思います。

(日本経済新聞)

 これが新築物件であれば、更地があるだけでさほど問題ないかもしれませんけれども。今回の件は、お店が閉じるわ、バリケードができるわということで、駅としての利便性はかなり大きく落ちている中で、当然いついつまでには完成しますよと、待っててくださいというのが前提だったものが、それが止まってしまったと。現時点ではいつになるか分からないということは、もしかすると、これ人口流出、もしくは流入に対する非常に大きなハードルになってくることを考えると、ネガティブな影響は小さくないと思うんですけれども。これについてはいかがお考えですか。

(市長)

 人口流入であったり、流出ということに関しては、さまざまな要素が関係しますので、この件だけを持ってとは考えていません。そこに今工事が止まってるから、じゃあ、ちょっと泉北ニュータウンで家買うのをやめとこうかなっていうことに繋がるとはちょっと思いませんが。
 ただ、おっしゃるように、やはり駅前であったり地域に魅力的な施設があるということは、やはりその地域に目を向ける大きな理由にもなると思いますので、この点については、よりこれからの絵姿をやはり早く示していただきたいなと。完成時期と、「今一旦立ち止まったけれども、こういうものにしようと思っています」ということをお示しいただくことで、その期待感も含めて、私たちは今、泉北ニュータウン地域をより良い地域にどんどんどんどんしていきたいんだという思いを広く発信していますので、そこも含めて、これからの泉北ニュータウンに期待をしていただきたいと思います。

(日本経済新聞)

 ありがとうございます。

(司会)

 それでは、ほかにご質問いかがでしょうか。朝日新聞さん、どうぞ。

(朝日新聞)

 すみません。朝日新聞の井石です。ちょっと遅れて来ましてすみません。もう質問等が出ていたら恐縮なんですけど。
 一つお聞きしたかったのが、ちょっと前の話になって、今日協定締結になったと思うんですけど、堺東の再開発について、東急不動産のほうがアドバイザーとして選ばれてこんな形にしたいっていうようなイメージパースも示されたわけですけども。それについての率直な受け止めと、市長がおっしゃっていたようなホテル機能も含めて入っているプランについて、ご感想をお聞きできたらなと。

(市長)

 堺東エリアについては、堺市の中で、この堺市役所、官庁、商業機能、また商店街等ですね。やはり中心となる地域であり、そこからこの数十年の間、大型の店舗がどんどん撤退していくという状況もありました。そこにおいて、新しい一歩を踏み出すため今回アドバイザーを選任されたということについては、私は喜ばしいことだと思っています。
 今回、パースも絵も示されましたが、それ自身は今事業者の提案ですので、実際にそれを実現するというよりも、より望ましいものになるようにまさにアドバイザーとしての役割を果たしてもらいたいと思っています。
 やはり、堺東のこの駅前だけではなくて、阪神高速堺線のところまで一体としてこのエリアを面として考えていくと。そういうところでは、今回ホテルの機能であったり、瓦町公園の再整備というところも対象として提案されています。
 これまでなかなか動かなかったところがこれから大きく動いていく。また、この南海高野線の堺東駅においては、2040年、連続立体交差完成ということも見据えていますので、これから長いようで多分あっという間だと思います。きちんと事業者の皆さん、また地元の皆様、地権者の皆様と話をしながら、この堺東が次の世代にも魅力ある地域につないでいくために取り組んでいきたいと思います。

(朝日新聞)

 ありがとうございます。もう一点、これも既に出ていたら恐縮なんですけども。上下水道局の問題、この会見でもいろいろ指摘させていただきましたが、今日再発防止策としていろいろ示されたというのを受けて、まず、この再発防止策によって本当に再発防止になるのかどうかっていう点について、どうお考えなのかお聞かせいただけたらと思います。

(市長)

 はい。先ほど、実は1点ご質問いただいたので、そこに少しかぶせる形になってしまいますが。まず、今回報道提供させていただいた内容については、宣言というところでかなり強い意志を、今回不祥事を起こした上下水道局から示したと。そして、それぞれの不祥事の内容を分析した中で、それに対してこういうことをやりますという具体的な内容も示されていると思っています。
 私も、この今日の報道提供まで打ち合わせも協議もしておりますが、そちらでも、ただ出しただけでは意味がなくて、しっかりとそれを本当にやるんだと、やった上で効果が出るかどうかっていうことを確認しなくてはまた同じようなことを起こしてしまうわけにはいきませんので。今回お示しをしたものは、私は上下水道局は、一定内省も含めて改善策をお示しできたと思っていますが、この後が重要ですので、しっかりと上下水道事業管理者を筆頭に取り組んでもらいたいと思います。

(朝日新聞)

 ありがとうございます。それに絡めて、もう一つだけ。前の会見のときに、中区役所も含めた組織全体いろいろ問題が起きてたものの対処策についても、秋頃を目処にというようなお話だったかと記憶してるんですけど。
 一方で、中区役所のも、当初の予定より検討の会議が、回数が後ろ倒しになったりとか、状況の変化というのもあったと思うんですが、そこら辺については、いつ頃までに最終的な全体像というのが見えるのか。そこら辺のスケジュール感を教えていただけたら。

(市長)

 はい。ありがとうございます。そちらも先ほどのお話の内容にも重なりますが、今回秋までにとお伝えしていたのは、この上下水道局の改善策について、秋まで。今日10月31日、秋までにお出しをしたと。
 一方で、中区についても、上下水道局にかかわらず、教育委員会でも今不祥事対策に関して総合教育会議でも取り上げながら協議をしていますが、一定の方向性みたいなものを今、中で校長のチームを作りながら、それと教育委員会と協議をしながら進めていると確認をしています。
 そして、私は以前会見でお伝えしたのは、年内に市全体としての方向性をお示ししたいということをお伝えしました。おっしゃったように中区の検証委員会が丁寧に今進めていただいてますので、12月にその一定の方向が出るかどうかっていうところだと思いますが、その報告がもしかしたら後になって、また、私たちが市としての方向性を示しても、さらにその改善というものがあるかもしれませんが。何らかの不祥事に対する市全体の方向性というのは、私自身は年内に示すという方向性は変えておりません。

(朝日新聞)

 ありがとうございます。

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