令和6年度第3回堺市建築都市局指定管理者候補者選定委員会会議録
更新日:2024年11月27日
開催日時 | 令和6年9月17日(火曜) 13時30分開会 16時30分閉会 |
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会場 | 堺市役所 本館 3 階 第 1 会議室 |
委員長 辻岡 信也(弁護士) (委員長、職務代理者、以下五十音順) |
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欠席委員 | なし |
事務局 | 堂前 茂樹(建築都市総務課長)外 |
所管課 | 岩田 隆志(住宅改良課長)外 |
案件名 | (1)堺市協和町・大仙西町住宅駐車場の指定管理者候補者選定に係る書類審査について |
会議資料 |
開会
事務局
令和6年度第3回堺市建築都市局指定管理者候補者選定委員会を開会する。
定足数の確認
出席者5人、欠席者0人で、会議の開催に必要な定足数を満たしていることを確認した。
応募団体との関係の有無確認
応募団体と関係のある委員はいないことを確認した。
応募団体からの接触等の有無確認
応募団体から委員長、委員及び市職員に対して、本件応募について、自己の有利となる目的のために、接触等の働きかけがないことを確認した。
配付資料の確認
配付資料一覧により確認した。
審査方法及び採点について
面接審査の方法について 外
本日の予定の確認
本日の会議では、案件1「堺市協和町・大仙西町住宅駐車場の指定管理者候補者選定に係る書類審査について」、案件2「堺市協和町・大仙西町住宅駐車場の指定管理者候補者選定に係る面接審査について」、案件3「堺市協和町・大仙西町住宅駐車場の指定管理者候補者の選定結果について」を審議することを確認した。
なお、会議については、すべて会議録を作成し、非公開部分を除き、後日、堺市ホームページで公開する。
(議事の進行役が委員長に移る)
案件1 堺市協和町・大仙西町住宅駐車場の指定管理者候補者選定に係る書類審査について
委員長
案件の審議
案件の審議に入る。
案件1「堺市協和町・大仙西町住宅駐車場の指定管理者候補者選定に係る書類審査について」、応募団体から提出された「応募書類の確認結果」「応募団体の概要」「応募団体の企画提案内容の概要」について、所管課から説明をお願いする。
所管課
「応募書類の確認結果」「応募団体の概要」「応募団体の企画提案内容の概要」の説明
1者からの応募があり、応募団体は応募に必要な条件を満たしていること、応募団体の概要、企画提案内容の概要について説明した。
委員長
所管課から説明のあった件について、質問、意見等はあるか。
各委員
(質問、意見なし)
委員長
書類審査、及びこの後の面接審査も含め、採点に当たって注意すべき事項について事務局より確認をお願いする。
事務局
採点に当たって注意すべき事項について説明した。
委員長
書類審査
それでは書類審査をお願いする。
<書類審査>
案件2 堺市協和町・大仙西町住宅駐車場の指定管理者候補者選定に係る面接審査について
委員長
次に案件2「堺市協和町・大仙西町住宅駐車場の指定管理者候補者選定に係る面接審査について」の審議に入る。事務局から面接審査の流れについて、所管課より基本質問項目について説明をお願いする。
事務局
面接審査の流れについて説明した。
所管課
基本質問項目について説明した。
・休眠預金活用事業とあるが、具体的な事業内容について
・利用者間のトラブル対応に関し、具体的なトラブルの解決策について
・ホームページやSNSを活用した広報について
委員長
基本質問項目について何か質問、意見等あるか。
各委員
(質問なし)
委員長
特に質問、ご意見がないようなので、説明のあった基本質問項目3点をまず私より質問する。
委員長
面接審査
それでは、面接審査に移る。事務局に進行管理をお願いする。
事務局
一般財団法人 堺市人権協会に入室をしていただく。
一般財団法人 堺市人権協会
<入室>
事務局
団体名、出席者の役職名、名前をお願いする。
一般財団法人 堺市人権協会
<出席者紹介>
事務局
それでは応募書類に基づきプレゼンテーションをお願いする。
一般財団法人 堺市人権協会
<プレゼンテーション(10分)>
委員長
質疑応答
それでは、質疑に入る。
まず私から3つ質問する。1つずつ質問するのでお答えいただきたい。
まず1つ目、団体概要様式2において「休眠預金活用事業」とある。プレゼンテーションの中でも触れていただいたが、具体的な事業内容について教えて欲しい。
一般財団法人 堺市人権協会
10年間止まっていた休眠状態の口座のお金を国が預かり、福祉的な活動をしている団体へ助成する制度で、助成期間は3年間。当法人が実施した具体の事業内容は、まず学習支援事業が1つ。もう1つが、地域にはいろんな施設や法人があり、その法人ごとに「子どもを見守りたい」「子どもは地域の宝」との思いを持っておられるが、それが子どもたちへ可視化できていないという状況があったため、企画提案書にも記載のあるように、「のぼり」や「旗」などを設置し、子どもたちが「ここへ行けば相談ができる」「ちょっと困ったことがあればここへ行けばよい」ということが見えるように取り組んだ。
委員長
それでは、2つ目。企画提案書(1)③安全管理・リスク管理に関する点だが、利用者間のトラブル対応について「本業務においても同様に個人情報の保護を徹底し、問題の拡大にならないよう仲介に入り解決に努めます。」と記載がある。この具体的なトラブル解決方法について、どのように考えているのか教えて欲しい。
一般財団法人 堺市人権協会
これまでの実績を元に今回も提案させていただいたが、利用者間のトラブルでは、やはり駐車場においては、隣の区画や近隣区画に関する問い合わせが多いため、その際に今まで対応してきた内容を基に考えている。具体的には、例えば隣の区画の利用者に関し、どうすればよいか相談を受けた際は、隣の区画が誰であるか、どこに住んでいるかの個人情報は当然伝えずに、当法人が仲介に入り、誰からとは言わずに、こういう声が聞こえているので対応できるかというやり取りをし、問題解決に臨んでいるのが今の実情。この形を今後も続けたいと考えている。
委員長
相手方が呼びかけに応えてくれれば良いが、応えてくれない場合も今までにはなかったか。
一般財団法人 堺市人権協会
やはり何件かはあった。ひどいケースとなると、警察へ相談させていただいたり、土地の管理人である堺市にも相談させていただいたりと、多様な角度、視点から課題の解決に向け取り組んできた。なかなかすぐに解決できないケースもあったが、そのような形で対応している。
委員長
それでは3つ目。企画提案書(3)⑤広報・モニタリング計画についてで、ホームページはSNSを活用した広報とある。「駐車場利用者を増加させるためには、住民の利用はもとより他の生活圏からの駐車場利用をいかに呼び込むかが1つのポイントになる」というご指摘であり、そのとおりだと思う。このホームページやSNSを、このような方々に対してどのように結びつけるのかを教えてほしい。
一般財団法人 堺市人権協会
現状だが、ホームページやSNSをご覧になられている方が、今回の事業対象となっている地域においては少ないのではという印象を受けている。ただ、SNSなどを活用できる若い世代や、携帯を活用できる方もいらっしゃるのは事実なので、そういった方々へ向け、新しい事業や新しい取組を宣伝するために活用したいと考えている。もちろんそれ以外に関しても、企画提案書に記載のあるように、全戸配布や、情報弱者の方への対応というのも、これまで通り進めていければと考えている。
委員長
基本質問事項については以上である。各委員から質問があればお願いする。
髙木委員
企画提案書(4)⑥3.非常事態の予防策のところで、防犯カメラの活用が記載されているが、駐車場エリア内に防犯カメラは何台設置されているか。
一般財団法人 堺市人権協会
現在、駐車場敷地内には防犯カメラは設置されていないが、市営住宅の建替えが進んでおり、新しく建てられた市営住宅の車庫入口等には市が設置した防犯カメラなどがあるため、利用していきたいと考えている。また、収益を利用者還元ということで、防犯カメラ設置の希望の声が多ければ、今後検討したいと考えている。
髙木委員
空きスペースでのイベントなどもされるとのこと。現在、公共空間の安全を保つ、そういう意味では(防犯カメラは)スタンダードになっていると思うので、安心をもたらすという意味も含めて、積極的に考えていただいた方がよいと思う。今まで車上狙いなども発生していたかと思う。そういった時に、ここで言われている意気込みを受けて、すぐに対処できるような形を取られておくと良いと思う。
今井委員
まず収支のところで質問したい。自主事業の収益のところが4年間横ばい、駐車場収入も令和8年度から令和11年度まで横ばいというふうになっており、自主事業の活用がなかなか難しいのかと思う。スケートパークについて参加が無料という形で提案いただいているが、こういった駐車場でない部分の収益をどういうふうに上げていくのか教えて欲しい。
一般財団法人 堺市人権協会
ご指摘のとおり、令和8年度以降に関して収益は横ばい、また令和7年度は令和8年度より少なく見積もっている。この考え方だが、スケートパークなどには準備期間が必要と考えており、まずできることから1年目から実施していけたらと考えている。1年目に実施した内容を基に、あがってきた収益などを先ほどお伝えした利用者還元の考え方のもと、自主事業の準備の費用などにも充てていきたい。そのため、令和8年度以降に関しては、令和7年度の収益より少し金額も下がっているというふうになっている。収益の大きな上げ方については、やはり今回はコインパーキングや月極がキーになってくると捉えている。なかなか現状も収益という収益が上がっているわけではないので、住民付帯駐車場だけでなく、コインパーキングの利用や月極駐車場の収益をベースに今回は自主事業を組ませていただいている。
林委員
まずフリースペースをいろいろ活用されるとのことだが、フリースペースの大や小について、だいたいどれくらいの面積を考えているのか、スケートパークもどれくらいの面積なのか。あと、スケートパークを無料で貸し出すとのことだが、危険を伴うこともあるかと思う。そのリスクに対する対応など、どのように考えているのか。この3つについて教えて欲しい。
一般財団法人 堺市人権協会
先ほど今井委員からもご質問いただいていた、スケートパークの無料の考え方に関しては、調べたところ、公園によっては保険の関係や利用者の怪我の対応というところで、スケートパーク内での怪我や事故は利用者の自己責任としている例があり、今回はまずこの例を参考にすすめていきたいと考えている。
次にフリースペースとスケートパークの規模感について、まずフリースペースの大に関しては、だいたい10区画から20区画程度、最大30区画くらいをイベントのスペースとして、イベントを計画している団体などに活用していただければと考えている。
フリースペースの小に関しては、1区画を3区画ほど繋げて、花壇などにして貸し出し予定と考えている。
スケートパークに関しても、まとまった区画の活用となるため、40区画程度、現在我々が管理している部分にもまとまった空き区画があるため、それを活用しながら、と考えている。
林委員
空き区画は現在まとまってあるということだが、今後も貸し出しの対象にはなりにくい前提ということか。
一般財団法人 堺市人権協会
おっしゃる通りで、これまで管理をしてきた中でも貸し出しがなかった、もしくは、貸し出しの希望がなかった区画になっており、そういった観点をふまえながら今回計画をさせていただいている。
委員長
先ほどの、無償で使用していただくので、スケートパーク内での怪我や事故は利用者の自己責任という話は、ちょっと慎重な検討が必要かと思うが、危険について、リスクについては配慮されているということで、我々の方でも理解した。他に質問はないか。
松中委員
私からは、様式5-12、人員配置について質問したい。
人員配置に関しては、この事業に関して、まず事務局長がおられ、その下に経営担当としてチーフの方、その他に管理業務、運営業務ということで2名の常勤職員、あともう1人はアルバイトの方の体制図(管理運営業務実施職員体制)があるが、もう1つ前のページに組織体制図があり、こちらでは法人本部4名と記載されている。この法人本部4名は、先ほどの4名との理解でよろしいか。
一般財団法人 堺市人権協会
おっしゃる通り。当法人がもう1つ別の指定管理業務で、堺市人権ふれあいセンターという施設の指定管理業務を受けているため、様式5-12の前のページの部分でいうと、事務局長と経理担当と駐車場管理運営業務2名、計4名となる。
松中委員
この4名は、もう1つの管理運営業務との兼任となるのか、あるいはこの駐車場管理運営業務の専任となるのか、どちらか。
一般財団法人 堺市人権協会
専任で考えている。
松中委員
図によると、事務局長は本部から人権ふれあいセンターにも線が伸びており、少なくとも事務局長は、この人権ふれあいセンターも管轄されているように見受けられるが、そうではないということか。
一般財団法人 堺市人権協会
申し訳ない。事務局長のみ兼任、人権ふれあいセンターの指定管理業務も見ている形となる。
松中委員
そうすると、その他の経理担当というのは、駐車場管理業務の経理を担当されていると。
一般財団法人 堺市人権協会
おっしゃる通り。
松中委員
では、事務局長1名は兼任、他の3名が駐車場の管理業務の専任になるということで承知した。
林委員
駐車場の災害で、台風や雨など、何か今までに大変な状況になったことはあるか。また、駐車場トラブルで事件になったようなものがあった時、どのような対応をされたか教えて欲しい。
一般財団法人 堺市人権協会
1点目の自然災害について、大阪にも大きな被害がもたらされた数年前の台風21号の際には、我々も想定していなかったような被害が出た。市営住宅と市営住宅の間に風の通り道になっているようなエリアがあり、そこに関しては停めていた車が風の力で勝手に動いてしまった。その際の対応としては、法人としても保険には加入はしているが、自然災害であったため、各契約者の車両保険での対応をお願いさせていただいたケースがある。
2点目の事件などの対応については、我々が直接事件などで対応というより、警察からの情報提供の依頼を受けたり、堺市からの情報提供の依頼を受けたりし、協力するという形が多いと思う。
委員長
他に質問はないか。
それでは、以上で一般財団法人堺市人権協会の質疑応答を終了する。
事務局長
それでは、退室をお願いする。選定結果については、10月中旬頃に文書でお知らせする。
一般財団法人 堺市人権協会
<退室>
委員長
意見交換
プレゼンテーション、質疑応答をふまえ、意見交換を行う。
委員長
この駐車場の管理をずっとされてきたこともあり、その経験に基づく内容であったかなと感じた。
先ほどスケートパークについて、スケートパーク内での怪我や事故は利用者の責任とおっしゃっていたが、堺市の考えはどうか。
所管課
やはり事故があった時に全く責任を負わないのか、そこは自主事業であり、委員長がおっしゃる通り慎重に考えるところであり、協議の中で詰めて実現していくべきと考える。
林委員
防犯カメラは市が設置するという考えと、自分たちでも設置していくという考えがあるようだが、そこに関しては市として問題はないのか。
所管課
応募団体からも説明があったように、現在市営住宅の建て替え計画が進んでおり、新しい住宅には一部防犯カメラを設置している部分もあるが、やはりそれは主に住宅の保安のためとなっており、駐車場事業関連についてのカメラ設置は市の方で特に予定していない。ただ、迷惑駐車はもちろん、駐車場敷地内に不法投棄等も想定され、それを踏まえた上で、今後、指定管理者との協議の中で検討していく必要があるとは考えている。
今井委員
フリースペース活用のスケートパークの設置だが、堺市と協議して決めていかれるとの理解でよろしいか。勝手に設置して、遊んでいいよというものではないとの理解で大丈夫か。
所管課
その通り。あくまで自主事業を行うにあたっては、市と協議して決めることとしている。
委員長
積極的にいろいろなアイデアを出して物事をすすめられる一方、堺市でも積極的に相談に乗ってあげて欲しいと思う。
今井委員
もう1点気になったのは、駐車場の車に何らかの事故があった時に、その車の所有者の保険で対応したとの話があったが、そこは駐車場の管理者として補償しないといけないということにはならないのか。
所管課
基本的には施設損害賠償保険に加入いただき、その保険を活用し補償することとなるが、恐らくその保険の内容的に、台風や水害といった自然災害は適用できなかったものと思われる。
林委員
駐車場内の事故は、施設管理者が建てたものが壊れた、倒れた、そういう場合でない限り、ご本人たちの責任となるのではないかと思う。
委員長
その通りで、施設の瑕疵に当たる場合は、施設管理者の責任として保険を使用するが、利用者当事者間の問題であれば、そこに管理者の入る余地はほとんどない。その当事者間のトラブル解決に、いかに管理者が協力できるかという視点からおっしゃっていただいていると思うが、林委員のおっしゃる通りとなる。
今井委員
人身事故や、そういったものが駐車場内にあったとしても、車の所有者同士でということか。
委員長
施設の瑕疵でない以上、そういうこととなる。
委員長
他に意見等はないか。
では、皆さんご理解いただけたということでよろしいか。
委員長
採点
それでは、書類審査、面接審査の内容を踏まえ、採点をお願いする。
<採点>
<事務局が選定審査表を回収>
<事務局から集計結果を委員長へ配付>
案件3 堺市協和町・大仙西町住宅駐車場の指定管理者候補者の選定結果について
委員長
選定結果
案件3「堺市協和町・大仙西町住宅駐車場の指定管理者候補者の選定結果について」に入る。
本委員会では得点が最上位のものを指定管理者として選定することとなっているが、今回は応募団体が1者であったため、その団体の合計得点が満点の60%を満たすかどうかにより選定する。
それでは、総合計得点を読み上げる。
一般財団法人 堺市人権協会 総合得点 375点
一般財団法人堺市人権協会の総合計得点は、満点の60%以上に達しているため、堺市協和町・大仙西町住宅駐車場の指定管理者候補者として選定する。
閉会
委員長
以上で、令和6年度第3回堺市建築都市局指定管理者候補者選定委員会を閉会する。
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