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『ゴルゴ13』作者 さいとう・たかを氏と西区の関係は?

更新日:2024年4月17日

プロフィール

1936年和歌山県生まれ。

  • 小学校1年の2学期に堺市福泉(現在の堺市西区山田)に引っ越し、福泉中学校3年の2学期まで在住。
  • 1955年 『空気男爵』(大阪・日の丸文庫刊)でデビュー。貸本向け漫画誌の中心的な存在として、大阪で精力的な活動を続ける。
  • 1960年 『台風五郎』の大ヒットで不動の人気を獲得。その後、活動拠点を東京に移し『さいとう・プロダクション』を設立。劇画という新ジャンルを確立し分業制を取り入れるなど漫画界に革新をもたらした。
  • 2021年9月24日没。(享年84歳)
  • さいとう‧たかを⽒の代表作『ゴルゴ13』は、単⼀漫画シリーズとしては世界⼀となる201巻目を2021年に刊行。以降最新巻が刊行されるごとに記録更新中。

引用元
さいとう・プロダクション公式サイト
「さいとう・たかを劇画の世界」公式サイト

さいとう・たかを氏を取材した 「堺をおもえば・・・さいとう・たかをさん堺の記憶」のページはこちら

ゆかりの地

福泉中学校

堺市立福泉中学校創立70周年を記念し、「創立70周年記念誌 福泉」が平成30年に刊行された。記念誌の中でさいとう・たかを氏が卒業生としてメッセージを残している。「私に、世の約束事、人間の礼儀というものを教えてくださったのは〝東郷麿智夫先生〟でした。答案用紙を白紙で提出したとき、「これは君の責任で提出するのだから、ちゃんと自分の名前を書きなさい」と、何も書いていない答案用紙を私の前に置かれたのです。 それが私に〝人間社会の約束事〟を気付かせて頂いた東郷先生のお言葉でした」
さいとう・たかを氏は後日『ゴルゴ13』の主人公、デューク東郷の名前は中学校の恩師の名が由来であることを明かしている。
引用元 福泉中学校創立70周年記念誌 卒業生さいとう・たかを氏のメッセージより

大金樓

さいとう・たかを氏が年に数回堺市に帰り、小学校の同級生と同窓会を開くことが多かったのが、鳳にある[大金樓]という料亭だ。大金樓は文久年間(1860~1863)創業の堺でもっとも古い料亭だ。さいとう・たかを氏は以前「ここは因縁付きのお店でね。私が子どもの頃は食いもんがなかったから、[大金樓]が鶴田池で飼っていた鯉や鮒を無断で釣ったりしてね…。だから、罪ほろぼしで行ってるんだ(笑)」と語っていた。
引用元 日本料理大金樓ホームページ(写真)

鶴田池

幼少時代、鶴田池の近くに住んでいたさいとう・たかを氏は、夏には池につかって朝から晩まで遊んでいた。さいとう・たかを氏が遊んでいたあたりは、昭和45年(1970)に「鶴田池ゴルフセンター」として池に向かってボールを打つ打ちっ放しの練習場になった。かつての子どもの遊び場が、今は大人の遊び場になっているのである。尚、鶴田池は現在高速道路で分断され、遊泳も禁止になっている。

山田温泉

さいとう・たかを氏が『幽霊館』のモデルにしたのが鶴田池の近くにあった山田温泉という割烹旅館である。旅館はもうないが、この近辺ではまだ[山田温泉]の冷泉を使っているところがある。

山田3丁にある創業明治20年(1887)の[石寅 浜田石材]もその1つで、墓石を洗ったりするのに使っているという。山田温泉はここの裏あたりにあったそうだ。

堺への思い

堺中央図書館への寄贈

堺市立中央図書館で、平成8年12月7日に講演会「劇画制作における血液型思考」(主催:中央図書館、開催場所:西文化会館)が開催され、同年11月6日~12月6日関連資料の展示がされた。講演会を記念して、サイン色紙と、『ゴルゴ13』をはじめとする著作(約250冊)をご寄贈いただいた。
現在では書庫で保管されているが貸出希望数は多く、さいとう・たかを氏のファンの方は「サバイバル」というマンガをよく借りられるという。

福泉上小学校

堺市立福泉上小学校に、さいとう・たかを氏の書いた直筆のサイン色紙がある。
来庁者用の玄関から入ってすぐのガラス張りのケースの中に、小学校のトロフィーなどと一緒に飾られている。

西区とのコラボ

西区が、さいとう・たかを氏が少年時代を過ごしたゆかりのある街であることを知っていただくため、日本郵便株式会社様にご協力いただき、『ゴルゴ13』のイラストでラッピングした郵便ポストを西区役所前に設置している。

このページの作成担当

西区役所 政策推進室

電話番号:072-275-1926

ファクス:072-275-1915

〒593-8324 堺市西区鳳東町6丁600

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