このページの先頭です

本文ここから

カラスでお困りの方へ

更新日:2021年2月22日

カラスの特徴

まちにはハシブトガラスとハシボソガラスがいます。どちらも大変かしこくて用心深い鳥です。雑食性で人が食べるものは何でも食べます。本来は里山にすんで畑などを荒らす反面、農林業に有害な昆虫やネズミを駆除するなど、目立たない功労者でもあります。しかし、近年は食料の豊富な都会へ進出するものが増えて、思いがけない害を起こすようになりました。カラスの縄張りは巣を中心に半径20~100m程度と言われており、繁殖期にこの範囲へ人が近づくと威嚇や攻撃をすることがあります。
カラスの様子に注意し、異常を感じたときはその場を離れるようにしてください。

こんな苦情がよくあります

  • 生ごみの袋を破って食べ散らかす。
  • 鳴き声がうるさい。
  • 巣の近くを通った際に攻撃された。

繁殖期のカラスは要注意

カラスの繁殖期は、3月頃から7月頃です。3月頃から巣作りを始め、4~5月に産卵し、5~6月にヒナが育ち、6~7月にヒナが巣立ちます。この期間は、「道を歩いていたら、突然カラスに威嚇・攻撃された」という相談が多く寄せられます。カラスの威嚇・攻撃は、卵やヒナを守るためにするものです。
繁殖期は巣の近くを避けて通るなど、なるべくカラスを刺激しないようにしてください。

巣立ちの時期は特に危険です

カラスの巣立ちの時期は6月頃から7月頃です。巣立ちの時期が近づくと、ヒナは羽ばたきの練習を始めます。しかし、うまく飛べないため、時には道路や庭などの地面に落ちることがあります。ヒナが地面に落ちた時は、親鳥が建物や電柱等の上からヒナを見守り、まわりを監視しています。子育て中の親鳥は特に凶暴で、巣やヒナの近くを通る人を突然攻撃することがあるので、注意が必要です。

防除方法

ゴムやひものついた帽子をかぶったり、傘を開いて防いでください。
※ 帽子はゴムやひもでとめていないと、カラスに奪われることがあります。

カラスを増やさないために

ごみの出し方を工夫する

  • 生ごみをできる限り少なくする。
  • 生ごみの水分を切り、新聞紙等で包むなどして外から見えなくする。
  • ネットかシートでごみ袋全体を覆う。
  • ごみ袋をポリ容器に入れて出す。
  • 収集日の前日にごみを出さない。

<ゴミの出し方に関するお問い合わせ>
堺市環境局環境事業部 環境業務課
TEL 072-228-7429/FAX 072-229-4454

えさやりをやめる

カラスにえさを与えることはやめましょう。たくさん集まりトラブルになります。

にせわな法

カラスはとても用心深く、わなに近寄ろうとしません。また、釣糸(テグス)のように光沢のある細いものをいやがります。その性質を利用して、あたかもわなを仕掛けてあるかのように見せます。無色透明な3から5号のナイロンテグス(釣糸)でループ(輪)※を作り、カラスが行動する場所に横に張るか、縄のれん状にたらします。

巣づくりされないために

カラスは、樹木、電柱などに木の枝や針金ハンガーなどで巣を作ります。
巣をつくられないようにするには、

  • 下から見通しが悪く、二股や三股に分かれている枝を剪定する。
  • 巣の材料となる針金ハンガーを屋外に放置しない。

巣を作られてしまったら

攻撃してくるのは繁殖期にあるカラスで、一時的な行動です。巣を作られてしまったからといって慌てず、様子を見ましょう。

巣の撤去について

巣の撤去は、原則その敷地の管理者が行います。
〇巣の中にヒナや卵がある場合
勝手に巣を撤去したり、移動させたりすることはできません。巣立ってから巣を取り除いてください。卵は約20日でかえり、ヒナは約30日で巣立ちます。

〇巣の中にヒナや卵がない場合
空っぽの巣であれば撤去してもらっても構いません。撤去した巣はごみとして処分してください。

巣の撤去後の様子

カラスによっては、巣を撤去されたことにより、巣の撤去前よりも威嚇や攻撃が激しくなることがあります。巣を撤去した場合でも、カラスがあきらめるまでは十分な注意が必要です。

 

カラスを捕獲するには許可が必要です

困るからと言って、許可を取らずにカラスを捕まえたり、卵をとったりすることはできません。
捕獲や卵の採取をする場合は、鳥獣保護管理法に基づく許可が必要です。
捕獲申請者から状況をお聞きして、必要と判断される場合は、捕獲許可証を交付します。

このページの作成担当

環境局 環境保全部 環境共生課

電話番号:072-228-7440

ファクス:072-228-7317

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館4階

このページの作成担当にメールを送る
本文ここまで