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内川・土居川の水質

更新日:2025年2月25日

水質改善への取り組み

かつての内川・土居川では、生活から出る雑排水の流入や川の底にたまったヘドロにより、川が黒くなったり、悪臭が発生するなどの問題が頻繁に発生していました。
土居川の水質問題の主な要因は、
1.水の滞留 2.河川水中の酸素不足 3.ヘドロの堆積 4.雑排水の流入 です。

こうした状況を改善するために、平成10年度より各対策を講じてきました。

平成10年度

汚濁水のカット

土居川最上流部から常時流入していた生活雑排水を晴天時、土居川に流入しないように堰を設けました。

但し、大雨時は堰を越えて汚れた水が土居川に流入します。

平成12から17年度

工業用水導水

無色・無臭の工業用水を、仁徳天皇陵の東側に導水し、大仙水路を経て、土居川最上流部に日量2,500トン導水しました。

平成13年度から

ヘドロ浚渫

川の底にたまったヘドロを浚渫(取り除く)しています。

但し、内川・土居川では、河床下もヘドロの区域があります。

現在の取り組み

川の滞留を解消し、河川水中の酸素量を回復する手法として、芦ヶ池用水と海水を導水しています。

芦ヶ池用水導水(平成18年度から)

工業用水に代わって、向陵公園内(堺区向陵東町3丁)にある芦ヶ池より井戸水を汲み上げて既設水路などを通って、仁徳天皇陵北側に導水し、大仙水路を経て、土居川最上流部に導水を行い、水のネットワーク化を図っています。

海水導水(平成23年度から)

平成10年度に策定した、「仁徳陵・内川水環境再生プラン」の長期対策として位置付けられている、「海水導水」を行っています。

雑排水の流入改善

関係部局と連携し、下水道接続率の向上を進めます。

水質の推移

BOD

土居川・内川のBOD の経年変化のグラフ。年々、水質がよくなってきてます。

DO

土居川・内川のDO (上層)の経年変化のグラフ。

土居川・内川のDO (下層)の経年変化のグラフ。

水質の指標

生物化学的酸素要求量

水中の汚れが微生物の働きによって分解されるときに必要な酸素量で、水の汚れを表しています。BODの値が高いほど、汚れた水となります。

BOD(mg/L) 2.5以下 2.5から5.0 5.0から10.0 10.0以上
川の状態 きれい わりときれい 少し汚れている とても汚れている

溶存酸素量

水中に溶け込んでいる酸素の量。河川の自浄作用や魚類などの水生生物の生活には不可欠なものです。
DOの値が高いほど、きれいな水となります。

DO(mg/L) 2.0以下 3.0以上 5.0以上
川の状態 悪臭が発生しやすい 魚介類が生息できる 良好な状態

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