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マンション防災対策を始めよう

更新日:2024年3月26日

地震対策

一般的にマンションは、耐震性が高く、地震に強いと言われていますが、その建物の高さゆえの弱点もあり、高層階ほどより対策が必要です。大きな地震が発生した場合、マンション等の高い建物では、家具の転倒・移動やエレベーターの停止・閉じ込め、トイレの使用不能などの被害が想定されます。
家具などの転倒防止策を念入りにすることはもちろん、マンション特有の対策が必要です。

室内の安全対策

これまでの大地震では、発生直後に亡くなった方のほとんどが、火災が原因ではなく、家屋の倒壊や転倒した家具による圧迫死でした。マンションの場合は、地上の震度より高層階ほど大きく揺れます。建物の倒壊の心配は少なくても、家具の下敷きになる危険性は高いと言えます。突然の揺れから自分や大切な家族を守るためには、事前に家具の転倒防止などの対策をしておくことが欠かせません。

家具の安全な配置を工夫する

寝室にはタンスなどの大きな家具が、寝ている体の上に倒れてこないよう配置する。

転倒してドアをふさぐ所に家具を置かない。

バルコニーもいざという時の避難経路です。共有スペースに障害物を置かない。

家具の転倒、移動や落下、ガラスの飛散を防ぐ

耐震用金具などを利用する。
いろいろな家具転倒防止器具が販売されています。家具や設置場所にあわせて工夫しましょう。
家具転倒防止対策についてはこちら

ガラスなどに、飛散防止フィルムを貼りましょう。

風水害対策

毎年のように全国各地で起こる風水害では、低層階が浸水したり、下水が逆流するなど、マンションでも多くの被害が発生しています。事前にできる対策を講じ、いざというときに適切な行動がとれるようにしましょう。

土のう

浸水が発生する恐れのある場所では、事前に土のうを設置することで、道路からマンション内への雨水の浸入を抑えることができます。

止水版

マンションのメインエントランス、地下駐車場入口、通用口等に板を渡し土のうなどでおさえることで、浸水を防ぐことができます。

簡易水のう

大雨が降った時、下水道本管が満水となり、流し台やふろの排水口、トイレから下水が逆流することがあります。水のうで排水口をふさぎ、浸水を防ぎましょう。

簡易水のうの作り方

ベランダや共有部に飛散するものを置かない

飛散すると危険です。また、避難経路の妨げや浸水の原因にもなります。

被災生活の対策

震災後は、家屋の焼失や倒壊で住居を失った方々が、避難所での生活を余儀なくされます。このため、避難所は人であふれ、プライバシーの確保が困難で、ストレスや過労から体調を崩してしまうこともあります。避難所は、自宅が被害を受け、生活ができない方の生活スペースだと考えてください
耐震性の高いマンションの場合は、避難所への避難の必要性が低いと考えられます。可能な限り住み慣れた自宅での生活の確保を目標としましょう。そのためには、家具の転倒防止対策や、1週間程度生活を送るのに必要なものを備蓄しましょう!

家具の転倒防止

命や身体を守ることはもちろん、避難先で生活するのに安全な場所を確保できるよう家具の固定や配置の見直しを行いましょう。窓ガラス等に飛散防止フィルムを貼りましょう。(外窓には台風接近時の暴風対策にもなります。)

食料、物資の備蓄

地震は、いつ発生するかわかりません。いざという時のために、日頃から食料、物資の備蓄(食料・飲料水は目安として、できれば1週間分を)をしておきましょう。高層階に居住されている方は、エレベーター停止に備え、食料等を少し多めに準備しておきましょう。

トイレ対策

水道が止まったり、排水管に破損があるとトイレが使用できません。破損した状態で使用すると上階層で流した汚水が、下階層で漏れてしまう可能性があります。設備の安全点検が終わるまでは、水は流さず、代わりに、水を使用しない携帯用トイレや簡易トイレを備えておきましょう。

エレベーター対策

事前に確認

飲料水や簡易トイレなどをそなえておく「防災キャビネット」を設置しましょう
地震時の安全装置(揺れを感知すると自動的に最寄階で停止)がついているか確認しておきましょう
別の避難ルートとして、非常階段や避難はしごの場所を把握しておきましょう。

エレベーターが止まったら

全ての階のボタンを押し、停まった階で安全を確保して速やかに降りましょう
自力で脱出しようとするのは危険なので絶対にしないようにしましょう
閉じ込められてしまったら、「非常電話」ボタンを押し、救助を待ちましょう

避難口の確保

開かなくなった扉をこじ開けるためにバールなどを用意しておきましょう
避難はしご等の設置場所、使い方を把握しておきましょう
避難路にオートロックの出入口がある場合、停電時の解除方法を確かめておきましょう
各階の消火器、消火栓の位置を知っておきましょう。
自宅のドアなどに避難したことが分かる貼紙をしましょう

自宅から避難するときは

停電が復旧する際に、破損した電気製品や電気配線に通電して発生する通電火災を防ぐため、ブレーカーを切ってから避難しましょう
エレベーターを使用せず、階段で避難しましょう。
自宅のドアなどに避難したことが分かる貼り紙をしましょう
避難行動要支援者へ、となり近所、フロア同士で、声かけをしましょう。

自主防災体制の設立

入居世帯個別での備え以外に、マンション全体での備えが必要です。管理組合等を通じて自主防災体制を設立し、地域の自主防災組織と連携して、大地震に備えましょう。地震等によりライフラインが停止した場合の対応、入居世帯の安否確認、配給物資の受け取り、被災世帯への支援などを全体で協力して行える体制を作りましょう。

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