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ニコチン依存症

更新日:2022年7月7日

世界保健機関(WHO)の国際疾病分類第10版では、「たばこ使用による精神及び行動の障害」として依存症候群が、規定されています。

また、禁煙関連9学会合同の禁煙ガイドラインでは、喫煙は“喫煙病(依存症+喫煙関連疾患)”という全身疾患であり,喫煙者は“積極的禁煙治療を必要とする患者”と認識されています。

たばこがやめられないのは、ニコチン依存症という治療が必要な疾患だからです。

ニコチンないしたばこは、ヘロイン、コカイン、アルコールなど一般的な依存性物質と同様の特徴や強度を有しています。

ニコチン依存症のメカニズムは、ニコチンが脳の報酬回路に作用し、快感や多幸感を引き起こすドパミンを過剰に分泌させることが深く関係しています。

ニコチンは喫煙により摂取されると急速に吸収され、体内では代謝され、通常血中半減期約2 時間程度で減衰します。そのために、喫煙者は血中濃度を一定に保つために、断続的に喫煙を繰り返します。
ニコチンが摂取されると、交感神経系が刺激され、心拍数の増加、血圧上昇、心筋収縮能の増加に伴い、心筋の酸素需要の増加を引き起こします。
同時に、冠血管の攣縮により心筋血流量の低下、酸素・栄養の供給低下を招き、心筋虚血を引きおこします。
さらには、血管内皮細胞の機能障害、脂質異常、インスリン抵抗性を引き起こす可能性が指摘されています。

政府インターネットテレビ「たばこの煙の恐ろしさ 吸っている人も吸わない人にも知ってもらいたいこと」

たばこ煙に含まれる一酸化炭素は、酸素の運搬を妨害するため、持久力(スタミナ)や作業効率を低下させます。

ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト

現在は、ニコチン依存を軽減する飲み薬や貼り薬を処方してもらうこともできます。
周囲のサポート(応援)と薬を上手に使えば、必ず禁煙できます。
まずは、スタートしてみましょう。

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