堺打刃物
更新日:2024年8月23日
堺打刃物
堺打刃物について
プロの料理人の多くから選ばれているという切れ味鋭い「堺打刃物」は、16 世紀にポルトガルから伝わったタバコの葉を切る「タバコ包丁」をきっかけに生まれました。
その優れた切れ味により、後に江戸幕府から「堺極」という印を入れて販売することを認められ、やがて調理用の片刃包丁にも派生していきました。
古くから分業制が確立しており、鍛造、刃付け(研ぎ)、柄付けの工程が職人の手仕事によって成り立っています。真っ赤に熱した軟鉄や鋼を金槌などで叩き延ばして鍛える「鍛造」という工程により素材を叩くことで密度が増し、極上の切れ味と耐久性、そして美しさを生み出しています。
「堺打刃物」は国の伝統的工芸品などに指定されています。
また、「堺打刃物」「堺刃物」は地域団体商標にも登録されています。
●経済産業大臣指定年月日
昭和57年(1982年)3月5日
●地域団体商標
「堺打刃物」「堺刃物」
堺打刃物の製造工程
古くから分業制が確立しており、鍛造、刃付け(研ぎ)、柄付けにより一本一本丁寧に仕上げられます。
鍛造
「地金」(軟らかい鉄)と「刃金」(鋼)の2つの金属を炉に入れて赤く熱し、ハンマーで何度も叩き延ばし成形し、接着させることで、強度と粘り強さが共存する刃を作り、包丁の土台となる「地」を作ります。これらの技術を習得するまで10~15年以上要し、職人の熟練された技術により成り立っています。
刃付け(研ぎ)
鍛冶職人が作った「地」をいくつもの砥石を使い、研ぐことで刃を付け、美しく、切れ味鋭い包丁に仕上げます。この工程だけでも10以上あり、職人の経験に裏打ちされた技術により、時間と手間をかけて丁寧に作られています。
柄付け
鍛冶職人と刃付職人により作られた包丁に、歪みなく垂直に柄を差し、重心のバランスを整えます。柄も専門の職人がおり、多種多様な柄を作られています。
その他
もっと知りたい
堺伝匠館ウェブサイト
sakai kitchen〈堺キッチン〉ウェブサイト
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イベント情報
関係団体
<堺刃物商工業協同組合連合会>
堺区材木町西1丁1-30 堺伝匠館内
072-233-0118
このページの作成担当
産業振興局 産業戦略部 地域産業課
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ファクス:072-228-8816
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