法道寺食堂・多宝塔
更新日:2021年10月15日
指定区分
重要文化財
説明
法道寺(ほうどうじ)は寺伝によれば7世紀の中ごろに空鉢(法道)仙人が開いたとされる高野山真言宗の寺院です。古くは長福寺といい多数の寺坊がありました。
食堂(じきどう)は鎌倉時代後期に建てられ、僧侶が法会のさいに食事などを行った建物です。鎌倉時代の食堂は大阪府下では河内長野市の金剛寺とこの建物のわずかに2棟があるだけで大変貴重な建物です。
多宝塔(たほうとう)は南北朝時代中期に建てられた安定感のある建物です。建築年代は屋根に葺かれている丸瓦に、正平23年(1368年)に作ったという銘文があり、この時期に建てられたと考えられます。
多宝塔
食堂
宗教法人 法道寺
食堂 一棟
構造・桁行七間 梁間三間 一重 入母屋造 本瓦葺
時代・鎌倉時代
指定年月日・昭和35年(1960年)6月9日
多宝塔 一基
構造・三間多宝塔 本瓦葺
時代・南北朝時代 正平23年(1368年)
指定年月日・明治35年(1902年)4月17日指定
このページの作成担当
文化観光局 歴史遺産活用部 文化財課
電話番号:072-228-7198
ファクス:072-228-7228
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館5階
(文化財課分室)〒590-0156 堺市南区稲葉1丁3142