大安寺本堂
更新日:2021年10月15日
指定区分
重要文化財
説明
大安寺は応永元年(1394)に徳秀士蔭(とくしゅうしいん)を開山として創建された臨済宗東福寺派の寺院です。
本堂は堺の豪商納屋(なや)助左衛門等の居宅を移したものとの言い伝えもあり、内部には金地に様々な図案が描かれた襖絵がはめ込まれ大変豪華な空間です。明治時代以前には、この建物は「方丈」と呼ばれており、お寺の本堂というよりもむしろ住宅風の建物です。
屋根瓦の刻銘や部材の墨書から、天和3年(1683)に現在地において17世紀前半に建築された建物の部材を大半再利用しながら、規模を拡張して現在地に建築されました。本堂は江戸時代初めの数少ない方丈建築として、また内部の障壁画も狩野派の優品として重要文化財に指定されています。
方丈(ほうじょう)
方丈はもともと禅宗寺院においては僧侶などの住居空間でしたが、仏壇などを置くことにより次第に本堂として使われるようになった建物のことをいいます。
大安寺本堂
所在地
堺市堺区南旅篭(はたご)町東4丁1-4
地図情報は「堺市e-地図帳」(外部リンク)をご覧ください。
所有者
宗教法人 大安寺
員数
一棟
構造
十八畳 十二畳 六畳 八畳 三畳(上段)
床 附書院 仏間 三面入側より成る 一重
入母屋造 本瓦葺
指定年月日
昭和30年6月22日
時代
江戸時代
大安寺本堂障壁画
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