無形文化遺産関連事業 令和3(2021)年度事業
更新日:2024年7月1日
無形文化遺産理解セミナー、展示、ワークショップなどを開催します。
開催概要・参加者募集などの情報は決まりしだい随時掲載します。興味のある方は是非チェックしてください。
IRCI開設10周年記念シンポジウム「堺の無形文化遺産を考える」<終了しました>
堺市に、独立行政法人国立文化財機構アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI)が開設されて、令和3年10月で10周年を迎えます。同センターは、主にユネスコの無形文化遺産保護条約の方針に沿って、国内外の大学や研究機関等と協力し、無形文化遺産の保護に関する調査研究を推進しています。堺市は、これまで当センターと連携したシンポジウムの開催などを通して、国内外の文化遺産保護の取組みや文化遺産を未来に守り伝えることの意義について考えてきました。
先人達の営みによって生み出され、現代に受け継がれた有形・無形の文化遺産は、人類の貴重な遺産です。今日、自然災害や人的破壊により、多くの文化遺産が消滅の危機に瀕している現状を踏まえ、文化遺産の価値を再認識することの意義は大きくなっています。
本シンポジウムでは、堺の無形文化遺産に焦点をあて、わたしたち堺市民にとって身近な無形文化遺産を守り伝えることへの理解の促進と無形文化遺産の保護と継承の重要性について考えます。
日時
令和3年10月30日(土曜) 午後1時30分から午後5時(開場は午後1時)
会場
堺市民芸術文化ホール(フェニーチェ堺) 小ホール
(堺市堺区翁橋町2-1-1)
内容
上神谷のこおどり
(1) 基調講演
「無形文化財の現在-堺とその周辺の事例-」
市川 秀之 氏 滋賀県立大学教授
(2) 上神谷のこおどり実演
(3) パネルディスカッション
「堺の無形文化遺産の保護と継承に向けて」
(コーディネーター)堺市博物館館長 須藤 健一
(コメンテーター)滋賀県立大学教授 市川 秀之 氏
(パネリスト)
堺こおどり保存会会長 阪口 裕志 氏
開口神社八朔祭 小田前 重久 氏
堺市文化財課 中村 晶子
(4) パネル展示での紹介(於小ホール ホワイエ)
アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI)の活動 上神谷のこおどり
石津太神社やっさいほっさい 住吉祭神輿渡御 ふとん太鼓 など
募集人数
140人(先着順)
申込方法
電子メール、FAX、電話、電子申請システムのいずれかで受け付けます。
受付期間:令和3年10月2日(土曜)午前10時~10月21日(木曜)※電話は午後5時30分まで
【電子メール・FAX・電話】
申込者氏名(ふりがな)、住所、電話番号、FAX番号、同伴者氏名(1通につき3人まで)を記入のうえ、以下にお送りいただくか、お電話ください。
〒590-0802 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内
堺市博物館 無形文化遺産シンポジウム係
電話:072-245-6201 FAX:072-245-6263
電子メール:hakugaku@city.sakai.lg.jp
【堺市電子申請システム】
以下よりアクセスのうえ、お申し込みください。
電子申請システムはこちら (受付期間:10月2日~10月21日)
主催
堺市博物館
共催
独立行政法人国立文化財機構アジア太平洋無形文化遺産研究センター
協力
堺こおどり保存会
堺市文化財課
チラシのダウンロード
IRCI研究者フォーラム「無形文化遺産研究の進展と課題―持続可能な未来に向けて-」開催について(主催:IRCI)<終了しました>
10月29日(金曜)にはIRCI主催のフォーラムが開催されます!
こちらも是非ご参加ください(事前申込が必要です)。
詳細はこちらをご確認ください。
第31回無形文化遺産理解ワークショップ「ミニ緞通を織ってみよう」<終了しました>
IRCI開設10周年記念シンポジウム「堺の無形文化遺産を考える」に続き、地元堺の無形文化遺産現状や、その保存や継承などを紹介する無形文化遺産理解セミナー・ワークショップを実施します。
今回は大阪府無形民俗文化財に指定された堺緞通を取り上げ、簡易な織機を用いて、ミニ緞通を織るワークショップを開催します。
概要
簡易器具を使ってミニ緞通を織る
緞通は江戸時代後期から近代にかけて盛んに生産された手織りのじゅうたんです。堺緞通は鍋島緞通、赤穂緞通と並んで、江戸時代に由来を持ち、2006(平成18)年に「独自の発展を遂げた緞通の手織技術として貴重」として、大阪府の無形民俗文化財(民俗技術)に指定されました。現在は堺式手織緞通技術保存協会を中心に技術の保存と伝承が行われています。 当館所蔵の大型織機などの資料を通して、堺緞通の発展や技術の独自性を学んで、技術保存協会の方の指導のもと、簡易器具を使って、ミニ緞通の手織りに挑戦します。
※展示場への入館は別途観覧料が必要。
日時
令和3年11月20日(土曜)午後1時30分から午後3時30分まで
場所
堺市博物館ホール
主催
堺市
講師
堺式手織緞通技術保存協会
対象・定員
小学生以上、定員10人(先着順)
参加方法
参加無料、要事前申し込み。小学生は必ず保護者同伴。
申込方法
11月2日(火曜)10時から電話(072-245-6201)のみ受付。先着順。
第32回無形文化遺産理解セミナー・ワークショップ「職人に聞く・学ぶ注染&染め体験」<終了しました>
概要
注染とは注ぎ染めの技法の一種で、手作業でありながら多彩な柄、小紋など微妙なタッチや独特の色合いを出すことができる堺の伝統産業の一つです。生地の模様に合わせて染料を注ぎ、表裏を同時に染色するので、両面に同じ柄・色合いで出ます。注染職人の匠の技術による鮮やかな彩りと自然なぼかしが特徴で、手染ならではの奥行きと風合いが醸し出されます。また、「浪華本染め(注染)」は2019年に国の伝統的工芸品に指定されています。
今回のセミナー・ワークショップでは、職人に注染の歴史や工芸などについてお話をしていただき、絞り染めの染色法で、オリジナルの手拭いを染める体験をします。
染め体験の作品(写真はイメージです)
日時
令和3年12月11日(土曜) 午後2時~4時
場所
堺市博物館ホール・学習室
主催
堺市
講師
堺注染和晒興業会 北山雅啓 理事長(日本伝統工芸士) ほか
募集人数
30人(小学生以上、先着順)
材料費
1500円
参加方法
事前申込が必要です。申込は電話(堺市博物館072-245-6201)でのみ受け付けます。
受付期間
令和3年11月17日(水曜)午前10時~
第32回無形文化遺産理解セミナー・ワークショップ「職人に聞く・学ぶ注染&染め体験」のチラシ(PDF:480KB)
第33回無形文化遺産理解セミナー「女性たちが編み出す財―サモアの無形文化遺産『ファイン・マットとその文化的価値』―」 <終了しました>
概要
サモア諸島は、太平洋の日付変更線と赤道が交わる地点から約1800キロメートル南南東に位置する島々です。サモアには、ファイン・マットと呼ばれる、単子葉植物の1つであるパンダナスの葉を乾燥させ、それを斜め平織りに手で編んで作られる編み物があります。「ファイン・マットとその文化的価値」は2019年にユネスコ無形文化遺産代表一覧表に記載されました。
本セミナーでは、ファイン・マットの製作方法や歴史、儀礼の際の交換財としての位置づけ、近年サモアで問題となっているファイン・マットの質の低下および海外移民との関係など、ファイン・マットをめぐる様々な側面を紹介します。
日時
令和4年2月27日(日曜)
午後2時から午後3時30分まで
会場
堺市博物館ホール
主催
堺市
講師
矢野涼子
日本学術振興会特別研究員DC2(神戸大学大学院国際文化学研究科)
定員
45人 申込先着順。(参加無料、展示の観覧は別途観覧料が必要)
参加方法
事前申込が必要です。
電話か、電子申請システムでお申し込みください。
2月2日(水曜)午前10時から受付開始。先着順。
【電話】
電話:072-245-6201
【電子申請システム】
こちらからアクセスしてください。受付期間:2月2日(水曜)10時から2月26日(土曜)午後5時まで
第33回無形文化遺産理解セミナー「女性たちが編み出す財―サモアの無形文化遺産『ファインマットとその文化的価値』―」チラシ(PDF:1,381KB)
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このページの作成担当
文化観光局 歴史遺産活用部 博物館 学芸課
電話番号:072-245-6201
ファクス:072-245-6263
〒590-0802 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内 堺市博物館
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