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無形文化遺産関連事業 平成30年度(2018年度)事業

更新日:2021年7月28日

 無形文化遺産理解セミナー、展示、ワークショップなどを開催します。
 開催概要・参加者募集などの情報は決まりしだい随時掲載します。興味のある方は是非チェックしてください。

情報のメール配信について

 堺市博物館は、無形文化遺産理解セミナー、シンポジウム、ワークショップなどの開催情報をメールで配信しております。ご希望の方はこちらをクリックして登録してください。「お問い合わせ内容」欄に、「無形文化遺産理解セミナー等のメール配信を希望」とご記入ください。

 なお、以前に無形文化遺産理解セミナー、シンポジウム等にメールで申し込んだことのある方については、すでに登録していますので、改めてご登録の必要はありません。

無形文化遺産理解事業(2018) 剪紙(Paper-cut)-暮らしを飾る切り紙細工-<終了> 

 中国の「剪紙(切り紙、paper-cut)」は2009年にユネスコ無形文化遺産代表一覧表に記載されました。剪紙は雲南省、陝西省、山西省、江蘇省、遼寧省など中国の広範囲にみられる手工芸であり、ハサミで剪るものとナイフで切るものが含まれます。また剪紙は刺繍の下絵や型紙、儀礼用品など用途においては様々で、実用性があると同時に暮らしを彩る装飾品でもあります。一方、日本でも「紋切り」や神楽の依代のように、古くから切り紙を暮らしや神事の中に取り込んできました。
 今回は新年を前に、中国黄土高原(陝西省)に伝わる剪紙の中から、旧正月を迎えるときに窓に飾るめでたい「窓花」と、日本各地で作られる正月飾りなどを取り上げて、無形文化遺産シリーズ展、無形文化遺産理解セミナーとワークショップからなる無形文化遺産理解事業を開催します。日本と中国の暮らしに根ざした切り紙細工及びその伝承、さらに切り紙細工のかたちに表される人々の願いや年越し行事を紹介します。
 主催:堺市
 調査協力(敬称略):馮山雲・馮奮・溝口政子・梅津幸保(置賜民俗学会)・天野典子・吉田勝信
※本事業は公益財団法人DNP文化振興財団2017年度グラフィック文化に関する学術研究助成「生成・消滅・再生する切り紙のかたち」(研究代表者:丹羽朋子)の研究成果を反映しています。 

無形文化遺産シリーズ展 中国と日本の切り紙-新年を迎える紙の花

 中国黄土高原の剪紙「窓花」と日本各地の伝承切り紙(宮城県南三陸町の「キリコ」、山形県米沢市(置賜地方)の「キリハライ」、新潟県の「ハッチョウガミ」、高野山の「宝来(ほうらい)」など)と、それらの切り紙の製作・伝承に関するパネルを展示します。

期間

 平成30年11月20日(火曜)から平成31年1月20日(日曜)まで

展示品解説

 平成30年12月15日(土曜)・平成31年1月12日(土曜)ともに午後1時から(約30分)

無形文化遺産ワークショップ 中国の赤い窓花、日本の白い切り紙を作ってみよう <終了>

日時

 平成30年12月15日(土曜) 午後2時から4時まで

講師

 下中 菜穂 造形作家・もんきり研究家

会場

 堺市博物館ホール

定員

 30人。参加無料、要申込、先着順 (定員になりましたので、受付終了しました)

第24回無形文化遺産理解セミナー 中国黄土高原の暮らしを彩る窓花を訪ねて <終了>

 中国の黄土高原では、女性たちが、伝統的な穴居「ヤオトン」(窰洞)の格子窓に貼る正月飾りとして、「窓花」と呼ばれる美しい切り紙を作る文化があります。フィールドワークで訪れた村の年越し準備や、国家無形文化遺産(剪紙)の「伝承人」、高鳳蓮さんの制作風景の記録映像等を見ながら、暮らしに根ざした切り紙の魅力を紹介します。

日時

 平成30年12月16日(日曜) 午後1時30分から3時30分まで

講師

 丹羽 朋子 人間文化研究機構総合人間文化研究推進センター 特任助教

会場

 堺市博物館ホール

定員

 100人。参加無料、要申込、先着順 (申込方法は下の方へ)

  • 申込方法

 電子申請システム、電子メール、ファックス又は電話でお申込みください。電子メール、ファックスの場合は、必ずワークショップ又はセミナーを明記した上、参加希望者全員の氏名(ふりがな)、住所、電話・ファックス番号も記してください。ワークショップだけ、1通4人まで。
 11月20日(火曜)午前9時30分から、受付開始

  • お申し込み・お問い合わせ先

 堺市博物館 無形文化遺産係
〒590-0802 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁(大仙公園内)
電話:072-245-6201(直通)   ファックス:072-245-6263
電子メール:こちら(お問合せメール)
電子申請システム:
無形文化遺産ワークショップ:受付終了
第24回無形文化遺産理解セミナー:受付終了

第23回無形文化遺産理解セミナー Health(健康)の無形文化遺産-中国医学の鍼灸学 <終了>

 無形文化遺産には、よく知られる伝統芸能や伝統工芸のほかに、ヒーリング、薬草の知識、伝統医学など、人間の健康ケアに関わるものも多く含まれています。中国の「伝統中医学の鍼灸」(2010年)、韓国の伝統武術「テッキョン」(2011年)、インドの「ヨーガ」(2016年)などがユネスコの無形文化遺産代表一覧表に登録されています。これらの無形文化遺産を紹介することで、文化の多様性を理解していただくだけでなく、高まりつつある人々の健康に対する意識にも役立つと考えます。
 「ヨーガ」に引き続き、今回は中国医学の鍼灸をテーマに、第23回無形文化遺産理解セミナーを開催します。

概要

 「伝統中国医学の鍼灸」は2010年にユネスコ無形文化遺産代表一覧表に登録されました。鍼灸は鍼(はり)や灸(きゅう)を用い、身体の経絡やツボに刺激を与えることで様々な病気の治療及び健康増進を目指す医療技術で、中国医学の独特な医療法の一つとして知られています。三千年の歴史を持つ鍼灸が現在、中国のみならず、日本や欧米各国でも注目を浴びています。
 このセミナーでは、鍼灸の由来や歴史、その独特な治療法を説明するとともに、日常によく見られる身体の悩みと不調に対処する、簡単なツボ揉み術を紹介し、皆さまと一緒に実践します。より多くの方に鍼灸をもっと身近に感じ、ご自身による症状の改善と病気の予防に役立てていただけるセミナーです。

日時

 平成30年11月3日(土曜・祝日) 午後2時から3時30分まで 

講師

 王 強 ブリック薬局新大阪店漢方相談室室長
      中国南京中医薬大学臨床教授/社団法人日本東洋医学会会員

会場

 堺市博物館ホール

主催

 堺市

定員

 100人 要申込、先着順

申込方法

 電子申請システム、電子メール、ファックス又は電話でお申込みください。電子メール、ファックスの場合は、参加希望者全員の氏名(ふりがな)、住所、電話・ファックス番号を明記してください。

 10月10日(水曜)午前9時30分から、受付開始

お申し込み・お問い合わせ先

 堺市博物館 無形セミナー係

〒590-0802 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁(大仙公園内)

電話:072-245-6201(直通)   ファックス:072-245-6263

電子メール:こちら(お問合せメール)

電子申請システム:受付終了

第22回無形文化遺産理解セミナー 人形浄瑠璃文楽の戯曲 <終了>

文楽座の錦絵

日時

 平成30年10月6日(土曜) 午後2時から3時30分まで

講師

 久堀 裕朗 大阪市立大学 大学院文学研究科 教授

会場

 堺市博物館 地階ホール

主催

 堺市

内容

 本セミナーでは、文楽の戯曲(上演作品)の特徴や構成、その上演方法について、『蘆屋道満大内鑑』『桂川連理柵』『ひばり山姫捨松』『女殺油地獄』(以上、国立文楽劇場平成30年11月公演の演目)を例にして説明していただきました。その概要は次のとおりです。

 文楽の物語には、一般に「時代物」と「世話物」があります。わかりやすく言うと、「時代物」は江戸時代当時から見ての時代劇、「世話物」は当時の人にとっての現代劇ということになります。「時代物」は江戸時代以前の武家社会に題材をとった作品で、政治的争いが絡み、「世話物」は江戸時代の、主として町人社会の出来事や人物に取材した作品です。ただし、以上のような把握では「時代」「世話」を十分に理解したことにはなりません。

 「時代物」には、『仮名手本中心蔵』のように、江戸時代の事件を過去の事件に移し替えた作品もあります。江戸時代の町人の意識を基準にしているため、江戸時代における現代を描いていても、武家社会の出来事は「時代」なのです。町人にとって武家社会の出来事は歴史的な事件と同じぐらい遠い世界の出来事であり、また、当時の人々は歴史を循環するものと捉えていたので、過去の事件に移し替えても、不自然には思いませんでした。

 また、「時代」と「世話」は完全に二つに分けられるわけではありません。一つの作品の中で武士と町人が交わることがあり、内容上、「時代」と「世話」の両方の要素が交わる作品、段、場面などがあります。このような演目を「時代世話」と言います。

 江戸時代から大正までの上演方法は、まず、一日の中心となる演目として「時代物」(5段構成、約6時間以上)を通して上演した後、最後に付け加えて「世話物」(3巻構成(1段相当)、約2時間)や、他の時代物作品の一段を上演するのが普通でした。

 現在でも、国立文楽劇場での公演では、「時代物」「世話物」の順に上演することが多いですが、一つの作品を全て上演(通し上演)するのではなく、一番盛り上がる場面などをいくつか取り上げて上演(見取り上演)することが多くなっています。

東京シンポジウム-文化遺産を考える- <終了>

タイトル写真写真:アンコール・ワット/提供:上智大学アジア人材養成研究センター

 本シンポジウムは、平成23年に堺市博物館内に開設された独立行政法人国立文化財機構アジア太平洋無形文化遺産研究センター等との連携事業の一環として、首都圏での本市の歴史文化に関する情報発信及び百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録への機運醸成を図ることを目的に平成27年度から実施しています。

 まず基調講演では、上智大学アジア人材養成研究センター所長 石澤良昭 教授から、同大学が取組んでいる世界遺産「アンコール・ワット」の修復を担うカンボジア人の人材育成についてお話いただきました。

 続いてパネルディスカッションでは、秦始皇帝陵、高野山といったアジアで既に登録されている世界文化遺産や仁徳天皇陵古墳を例に有形の文化遺産とそれを支える無形の技や技術についてお話いただき、有形と無形の文化遺産の密接な関係と総合的な保護活動の意義や重要性について考えました。

 最後は東京楽所の皆さんによる雅楽(ユネスコの無形文化遺産の代表一覧表に記載)の演奏が披露されました。

日時

 2018年7月21日(土曜) 午後1時から5時まで

会場

 東京国立博物館 平成館大講堂(東京都台東区上野公園13-9)

主催

 堺市、独立行政法人国立文化財機構

後援

 文化庁、百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議

プログラム

=基調講演=
「アンコール・ワットの修復と人材養成 -By the Cambodians, for the Cambodians-」  
(講師)
石澤 良昭  上智大学アジア人材養成研究センター所長(教授)

=パネルディスカッション= 
「有形の文化遺産を支える無形の技」
(パネリスト・50音順)
市元 塁  東京国立博物館主任研究員
木下 浩良  高野山大学 図書館・密教文化研究所 課長
白石 太一郎  国立歴史民俗博物館名誉教授
(コメンテーター)
石澤 良昭  上智大学アジア人材養成研究センター所長(教授)
(コーディネーター)
須藤 健一  堺市博物館館長

雅楽公演= 
東京楽所 (代表 多 忠輝 氏)

(演奏曲)
平調音取、催馬楽 伊勢海 二返、高麗壱越調 皇仁庭 破・急~舞の映像とともに~ 
※皇仁庭は仁徳天皇のご即位の際に作って祝ったのがこの曲であろうと言われています。

=ロビー展示=
・アジア太平洋無形文化遺産研究センターの活動紹介
・百舌鳥・古市古墳群の紹介

第21回無形文化遺産理解セミナー・ワークショップ Health(健康)の無形文化遺産-YOGA(ヨーガ)<終了>  

 無形文化遺産には、よく知られる伝統芸能や伝統工芸のほかに、ヒーリング、薬草の知識、伝統医学など、人間の健康ケアに関わるものも多く含まれています。中国の「中医学の鍼灸」(2010年)、韓国の伝統武術「テッキョン」(2011年)、インドの「ヨーガ」(2016年)などがユネスコの無形文化遺産代表一覧表に登録されています。これらの無形文化遺産を紹介することで、文化の多様性を理解していただくだけでなく、高まりつつある人々の健康に対する意識にも役立つと考えます。
 今回は「ヨーガ」を取り上げて、下記のとおり、セミナーとワークショップを開催します。

日時

 平成30年6月9日(土曜) 午後1時から4時まで
 ・セミナー:午後1時から2時30分まで  
 ・ワークショップ:午後3時から4時まで 

会場

 堺市博物館ホール

主催

 堺市

講師

 竹村 嘉晃(博士)人間文化研究機構総合人間文化研究推進センター・センター研究員/
              南アジア地域研究国立民族学博物館拠点・特任助教
 講師紹介
 インドの身体文化に関する人類学的研究に従事。特に南インド・ケーララ州北部に伝わる神霊祭祀と実践者をめぐる今日的な状況に関する民族誌的研究を行い、その成果を単著として刊行。2012年以降は、シンガポールのインド系移民におけるインド舞踊の発展に関する研究に着手し、芸術文化政策の動向や新しいメデイア環境における伝承・実践・創作過程の変容などに関心を拡げている。またインド滞在時にヨーガ道場で指導者資格を取得し、帰国後、大阪市内でヨーガ教室を開くとともに関西の大学でもヨーガを指導している。

内容

  • セミナー 現代インドにおけるヨーガの隆盛~グローバル時代の「伝統」の環流と発展~

 インドで誕生したヨーガは、今日、新たなエクセサイズとして世界中で人気を集めています。その波はグローバル化が進む現代インドにも影響し、美容や健康はもとより、宗教や政治、産業といった多様な文脈で発展しています。本セミナーでは、近現代において構築された現代ヨーガを紹介しながら、経済発展の影響が著しい今日のインドにおいて、ヨーガが隆盛している状況を文化・社会的観点から明らかにするともに、ヨーガがグローバルに拡がった背景について考えます。

  • ワークショップ ヨーガを体験しましょう

 簡単な解説をふまえながら、呼吸法やリラクゼーションのほか、太陽礼拝やいくつかのポーズを実践していきます。無理なくすすめていきますので、初心者の方でもご参加いただけます。

定員

  • セミナー:100人 
  • ワークショップ:30人
      当日はヨガマット・タオル・飲み物をご用意の上、動きやすい服装でお越しください。 

申込方法

 電子申請システム、電子メール、ファックス又は電話でお申込みください。ファックス、電子メールの場合、セミナー、ワークショップ参加希望者全員の必要事項(住所、氏名(ふりがな)、電話・ファックス番号)を明記してください。
 5月15日(火曜)午前9時30分から、受付開始。

お申し込み・お問い合わせ先

 堺市博物館 無形セミナー係
〒590-0802 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁(大仙公園内)
電話:072-245-6201(直通)   ファックス:072-245-6263
電子メール:こちら(お問合せメール)
電子申請システム:受付終了

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このページの作成担当

文化観光局 歴史遺産活用部 博物館 学芸課

電話番号:072-245-6201

ファクス:072-245-6263

〒590-0802 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内 堺市博物館

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