小学校から性教育やお金の使い方について教育してください

更新日：2023年6月15日

市民の声

　小学校から性教育やお金の使い方について教育してください。

市の考え方

　学校における性教育は、文部科学省が定める学習指導要領及びその解説、またそれらに基づいた教科書を用いて指導しています。学校内で性に関する指導を行う場合は、児童生徒の発達段階を考慮すること、学校全体で共通理解を図ること、保護者や地域の理解を得ること、集団指導と個別指導の内容の区別を明確にすることに留意をして実施しています。
　加えて、本市教育委員会では、各小・中学校に助産師等の専門家を派遣し、児童生徒の発達段階を考慮しながら、「他人が勝手に触れてはいけないプライベートゾーン」「カップル間で起こる暴力・デートDVの危険性」「SNSで人と出会うことのリスク」等を内容とする性の問題行動に対応するための講習会を開催しています。
　また、成人年齢が18歳に引き下げられ、18歳から一人で有効な契約をできるようになること等から、自主的、合理的に社会の一員として行動することや、若年者の消費者被害の防止・救済のため、学校教育においても消費者教育の充実を図ることが求められています。
　小学校では、主に社会科の授業で、販売の仕事が消費者の多様な願いを踏まえ売り上げを高めるよう工夫して行われていることや社会生活を営む上で大切な法やきまりについて指導を行っています。家庭科では、買い物の仕組み、売買契約の基礎、物、金銭の使い方と買い物について消費者の役割が分かるよう指導しています。
　今後も消費者教育の実践・定着に向け、市関係部局、関係団体等とも連携し、教育現場へのより良い啓発や支援に取り組みます。