令和5年度第4回堺市文化観光局指定管理者候補者選定委員会会議録
更新日:2023年8月18日
開催日時 | 令和5年7月10日(月曜) 10時開会 12時15分閉会 |
---|---|
会場 | 堺市役所 高層館20階 第1特別会議室 |
出席委員 | 委員長 永田 守(弁護士) (委員長、職務代理者以下、五十音順) |
欠席委員 | なし |
事務局 | 観光企画課長 北野 雅史 外 |
所管課 | スポーツ施設課長 若林 敦子 外 |
傍聴人数 | 0人 |
案件名 | (1)堺市立美原体育館等、堺市立美原総合スポーツセンターの指定管理者候補者の公募に係る募集要項、業務仕様書等について |
会議資料 |
次第(PDF:44KB) |
開会
事務局
令和5年度第4回堺市文化観光局指定管理者候補者選定委員会を開会する。
委員紹介
永田委員長、下久保委員、徳山委員、西山委員、横山委員の順で紹介した。
定足数の確認
出席者5人、欠席者0人で、会議の開催に必要な定足数を満たしていることを確認した。
配付資料の確認
配付資料一覧により確認した。
資料1-1~2「募集要項の概要」
資料2-1「選定審査方法について」
資料2-2「面接審査について」
資料3-1~2「選定基準」 外
本日の予定の確認
本日の会議では、案件1「堺市立美原体育館等、堺市立美原総合スポーツセンターの指定管理者候補者の公募に係る募集要項、業務仕様書等について」、案件2「堺市立美原体育館等、堺市立美原総合スポーツセンターの指定管理者候補者の選定基準及び選定審査方法について」を審議することを確認した。
なお、会議については、すべて会議録を作成し、非公開部分を除き、後日、堺市ホームページで公開する。
(議事の進行役が委員長に移る)
委員長
会議の公開等
堺市指定管理者候補者選定委員会規則第6条第1項の規定に基づき、会議は公開となっているが、堺市情報公開条例第7条各号に掲げる情報を審議するときは、非公開とすることができる。
指定管理者を選定するための次回以降の会議については、同条例第7条第5号に規定する審議、検討又は協議に関する情報を審議するときに該当するため非公開とする。
案件審議
これから案件の審議に入る。
まず、案件1「堺市立美原体育館等、堺市立美原総合スポーツセンターの指定管理者候補者の公募に係る募集要項、業務仕様書等について」について、施設所管課から施設概要の説明を受けた後、審議いただく。
それでは、施設概要について、説明をお願いする。
施設所管課
施設概要の説明
堺市立美原体育館等は、美原体育館、多治井・みの池・さつき野運動広場、美原B&G海洋センターである。
美原体育館は、昭和54年4月に開設し、バレーボールコート3面分を備えた体育室やトレーニング室、卓球室などを有する施設である。
また、野球場や人工芝テニスコートなどが整備された運動広場が3ヶ所ある。
さらに、美原B&G海洋センター体育館や第1プール、艇庫は、B&G財団から譲渡を受け、昭和58年に開設した。
B&G海洋センター体育館は、バレーボールコート2面分を有しており、第1プールは、25mプールと幼児プールを有した夜間照明付きの屋外施設である。
また、ヨットやカヌーなどを保管した艇庫がある。
堺市立美原総合スポーツセンターは、平成21年10月に開設された。
25m×7レーンの屋内温水プール、トレーニングジム、スタジオのほか、照明設備を備えた多目的グラウンドと人工芝テニスコート4面を有する総合スポーツ施設である。
スタジオではエクササイズなどのプログラムレッスンが行われている。
委員長
説明について、質問はあるか。
委員
(質問なし)
委員長
募集要項等についての審議に移る。説明をお願いする。
施設所管課
募集要項等の説明
資料1「募集要項の概要」等により説明した。
委員長
説明について、質問や意見はあるか。
徳山委員
仕様書「5 本市として求める目標・水準等」で施設利用者数の増加を目標としているが、特に市民利用者の実数を増やす提案を求めるように募集要項等に追記してはどうか。
施設所管課
市外からの利用者が多い美原総合スポーツセンターは募集要項で「堺市民の利用増加策」の提案を求めている。
延べ人数ではなく実数を増やす観点から、両施設の募集要項で子どもから高齢者までライフステージに応じた健康増進事業の提案を求めている。
徳山委員
施設利用者の延べ人数や実数、市内・市外等の居住地は把握しているのか。
施設所管課
団体利用等の際は、利用者全員の居住地までは確認しておらず、市内・市外の実数は把握していない。
委員長
募集要項に記載された施設の設置目的や自主事業から主に市民が利用する施設だと想定する事は可能なことから、募集要項等の修正は行わず、現地説明会等で施設の設置目的等を伝えることでいかがか。
委員
異議なし
徳山委員
資料1「募集要項の概要」⑰モニタリング等に『第三者によるモニタリングの実施』とあるが、この結果はホームページ上などで公開されているのか。
施設所管課
年に1度指定管理者評価を実施し、その結果を市ホームページにて所管課と指定管理者の評価者別で公開している。
徳山委員
その実施手法として『利用者アンケート等による意見聴取の結果を集計』とあるが、その結果を踏まえてサービス改善を行っても新規利用者の獲得にはつながらないのでは。
利用者だけではなく、普段施設を利用しない周辺住民にその理由を聴取するなど、より幅広い意見を収集するべきでは。
委員長
モニタリング結果は公表しているとの事だが、事業報告書は公開しているか。
施設所管課
事業報告書は市政情報センターで閲覧が可能。
指定管理者が行う利用者アンケートについては、実施する期間や場所に限りがあるので、より多くの利用者に回答いただくのが課題と認識している。
委員長
仕様書「5 本市として求める目標・水準等」に記載された『利用者満足度90%以上』という目標の達成も大切である。
モニタリング等は利用者のニーズを広く把握しサービスの充実を図るために実施するものである。
近隣大学の学生に両施設の利用やアンケート協力を依頼するなど、収集方法に工夫が必要ではないか。
施設所管課
アンケートの収集方法については、次期指定管理者と協議する。
西山委員
美原総合スポーツセンターは市民が多く住む地域から距離的に遠く、周遊バスが巡回しているがどの停留所も鉄道駅から離れている。
自家用車を持たない方等の利用率を向上させるには周遊バスのルートを検討すべきでは。
施設所管課
先日、施設利用者からのご意見を踏まえて指定管理者と協議を行い、美原区南部を通過するように周遊バスのルート改編を実施した。
次期指定管理者とより多くの方に利用してもらえるようなバスルートを協議する。
横山委員
資料1「募集要項の概要」③管理の基本的事項として『住民、自治組織、事業者等と良好な関係の維持』とあるが、市民利用者の実数増加や新規客層開拓には、施設周辺の地域団体・市民団体と連携した事業を実施すべきでは。
また、市側が提案した事業を指定管理者が実施することは可能か。
施設所管課
指定管理者がスポーツ教室や講座を実施する際、利用者だけでなく施設周辺の地域団体・市民団体との連携は必要と認識している。
ただし、特定の地域団体・市民団体との連携を市側が提案するのは難しい。
徳山委員
応募事業者に対して公開できる情報は何か。
施設所管課
施設の修繕実績や過去3年分の決算状況、各設備の利用料金表等を公募資料として公表を予定している。
西山委員
新規事業者が参入しづらい大きな要因として、美原体育館等は施設の老朽化が考えられる。
施設所管課
施設の大規模な修繕や設備更新については市が実施していくことになるが、利用者の安全確保に必要な保修・改修を優先して実施しているところ。
委員長
今回の選定に合わせた美原体育館等の資産価値を高める設備改修は困難なため、次回の選定時までに施設の老朽化への対応策を課題として検討するということでいかがか。
委員
異議なし
委員長
他に質問や意見はあるか。
横山委員
資料1「募集要項の概要」③管理の基本的事項として『ICTの積極的な活用』とあるが、老朽化した施設の改修が困難なら、スポーツ教室や講座のオンライン化で施設利用者の幅を広げることが可能では。
また、募集要項「3.管理の基本的な考え方」に『新たな利用者層の獲得を図るためにICTを活用する』と記載があるが、具体的にはどういった事業を想定しているのか。
施設所管課
具体的には、若年利用者等のニーズに対応するため、指定管理者へキャッシュレス決済の導入等を求めている。
また、施設に足を運ばなくても自宅でオンライン受講が可能なプログラムを指定管理者が提案・実施した事例もある。
横山委員
ICTの積極的な活用についても募集要項で事業内容を具体化してはどうか。
委員長
指定管理者の募集要項には提案が必要な事業を明確に記載すべきだが、それ以外の事業については指定管理者の自由な提案を求めるのが指定管理者制度の意義ではないか。
募集要項で事業内容の具体化はせず、現地説明会等でICTの積極的な活用等を説明してはいかがか。
委員
異議なし
徳山委員
ICTの積極的な活用に関連するが、新規利用者を増やす為には情報発信を重視すべきでは。
西山委員
美原総合スポーツセンターの周遊バスは当センターに行けばルートや時刻表が配架されているが、周遊バスの現在位置等が分からなかった。
今後、より多くの方にとってアクセスしやすい情報発信を実施すべきでは。
委員長
施設の情報発信に関するご意見があったが、応募事業者へ両施設の各種事業や利用状況等について情報提供する必要がある。
事業報告書は市政情報センターで閲覧可能と分かるようにすべきでは。
委員長
他に質問や意見はないか。
堺市立美原体育館等、堺市立美原総合スポーツセンターの指定管理者候補者の公募に係る募集要項、業務仕様書等について、承認することに異議はないか。
委員
異議なし
委員長
異議なしと認め、本件は原案のとおり承認する。
ただし、市民利用者増加の重要性やICTの積極的な活用、事業報告書の配架については、現地説明会等で補足するよう求める。
次に、案件2「堺市立美原体育館等、堺市立美原総合スポーツセンターの指定管理者候補者の選定基準及び選定審査方法について」について、施設所管課から説明を受けた後、審議いただく。
それでは、案件について、説明をお願いする。
施設所管課
選定基準及び選定審査方法の説明
資料2「選定審査方法について」及び資料3「選定基準」により説明した。
委員長
説明について、質問や意見はあるか。
徳山委員
各施設の利用率や周遊バスのルート、スポーツ教室・講座の開催状況をホームページやSNSなどを活用し利用者や周辺住民へ積極的に情報発信するという視点は重要ではないか。
委員長
現地説明会等で利用者や地域住民に対する情報発信の重要性について説明してはどうか。
委員
異議なし
委員長
他に質問や意見はないか。
下久保委員
資料2-2「面接審査について」(1)にプレゼンテーションの際、プロジェクターの使用等はできないこととしているが、なぜか。
施設所管課
プロジェクターを使用してプレゼンテーションをする事業者に追加資料の提出を認めることでプロジェクターを使用しない事業者との公平性が損なわれるため、面接審査の際はプロジェクターの使用等はできないと示している。
下久保委員
プロジェクターに限らず、各事業者が身近な媒体を用いて説明することで公平性は損なわれないのでは。
西山委員
確かに提案の内容よりプレゼンテーション自体を重視して評価すると事業者間の公平性は損なわれるが、表現手法やそのレベルではなく、提案内容を評価するという認識を全委員で持てば公平性は担保できるのでは。
施設所管課
各委員のご意見を受けて、他の施設の選定審査方法を参考に、資料2-2「面接審査について」(1)の該当箇所を削除するものとする。
委員長
他に質問はないか。
堺市立美原体育館等、堺市立美原総合スポーツセンターの指定管理者候補者の選定基準及び選定審査方法について、一部修正のうえ、承認することに異議はないか。
委員
異議なし
委員長
異議なしと認め、本件は一部修正のうえ、承認する。
さらに、利用者や地域住民に対する情報発信の重要性については、現地説明会等で補足するよう求める。
本日の案件の審議は全て終了した。
閉会
委員長
以上で、令和5年度第4回堺市文化観光局指定管理者候補者選定委員会を閉会する。
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ
このページの作成担当
文化観光局 観光部 観光企画課
電話番号:072-228-7493
ファクス:072-228-7342
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館2階
このページの作成担当にメールを送る