市長公室

　市長公室は、市長のトップマネジメントを補佐し、重要事案等の情報共有・意思疎通や合意形成の円滑化を図ります。また、庁内各部局と連携して、堺市マスタープランの実現を図る組織です。
　広報活動や広聴活動をはじめ、個人情報保護、情報公開制度の適正な運用を通じて、市民に信頼される身近な市政運営の実現とともに、堺市の認知度やイメージ向上に寄与する組織です。
　泉北ニュータウンを、将来に向けて持続発展可能な魅力あるまちとするため、「住・遊・学・働」の四方よしのまちづくりに取り組む組織です。

　局の使命の達成に向け、次のような基本的な考え方のもと組織運営を図ります。
●市長を中心としたトップマネジメントを補佐し、そのために必要なエビデンスを重視した情報収集・分析や市民ニーズ把握に取り組むとともに、積極的な政策立案や部局横断した企画調整機能を発揮します。
●戦略的な広報・パブリシティ活動や広聴活動の充実に取り組むとともに、堺の魅力を首都圏はじめ広く内外にPR・発信します。また、個人情報保護制度の適正な運用を図ります。
●泉北ニュータウン地域の再生に向けて、庁内関係部局との連携強化を図るととともに、市民・関係機関との協働のもと、地域の特色を活かしたまちづくりに取り組みます。
●様々なリスクに対応できるよう組織力を高めるとともに、チームとして仕事のやり方を見直すことにより、長時間労働の是正をはじめとした「ワーク・ライフ・バランス」を推進します。

　2020年度に期間が満了する堺市マスタープランの着実な推進が求められています。加えて、リスク管理を徹底し、市民に信頼される市政運営に取り組む必要があります。こうしたことから、今年度は以下の点に重点的に取り組みます。

　基幹統計等を活用した施策の効果測定や課題の検証など後期実施計画のさらなる推進と進捗管理を行うとともに、次期計画の策定に向け、そのあり方を検討し、先進事例や基礎データの収集及び分析を行います。

　伝えるべきことをターゲットとなる人に分かりやすく、確実に伝える工夫を行い、重点施策に係る市政情報を発信します。また、百舌鳥古墳群をはじめとする豊富な歴史文化資源など都市魅力の発信についても、様々な媒体を活用し戦略的に取り組みます。

　水素エネルギー社会の構築に向け、水素ステーションの市内誘致、臨海部における水素HUB構築や、水素利活用モデル構築の検討、普及啓発や情報発信に取り組みます。また、環濠都市堺の再生に向けて、町の魅力発信や水辺の賑わい誘導モデル事業等を推進し、大道筋界隈や中心市街地の活性化とも連携して取り組みます。さらに、健康・医療のまちづくりに向けても、産学公民による連携組織の設置等に取り組みます。。

　近畿大学医学部等の開設が予定されている泉ヶ丘駅前周辺地域において、関係各機関と調整を図りながら、駅へのアクセスとなる歩行者通行環境の確保や車両交通対策などの設計を進めます。栂・美木多駅から原山公園への歩行者アクセスの改善や駅前広場の利便性向上に向け、地域や関係各機関との調整を進めます。

　個人情報取扱事務の届出制度による各部局の運営管理や、個人情報保護に関する研修等を強化します。インシデント発生時には個人情報流出等事故対策会議を中心に迅速な初動対応にあたります。