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具体的にどうすればいいの?

更新日:2012年12月19日

 具体的なエコドライブの手法として、「エコドライブ10のすすめ」(PDF:279KB)がまとめられています。

 その中でも、今日からでも実践できる特に重要な次の4点について詳しく説明します。

1.発進時:「ふんわりアクセルeスタート」

最重要!!アクセルの踏み込みすぎに注意!

 クルマは発進時に非常に多く燃料を消費しています。走行における発進時の燃料消費の割合は、全体の約34%にもなります。

 普通の発進をふんわり発進にするだけで、燃料消費量が約10%削減できます。発進時にアクセルの踏み込みが強い人は、発進に注意するだけで大幅な燃費の改善が期待できます。

まずはクリープ現象を使って発進!

 オートマチック車はブレーキからアクセルを離すと、アクセルを踏まなくても自然とクルマが動きます。これをクリープ現象といいます。

 オートマチック車の場合、まずこのクリープ現象を使ってクルマを動かしてください。

 クルマは発進時に非常に多く燃料を消費します。というのも、クルマのような非常に重たい物体が、完全に静止している状態から動き出す際には、非常に多くのエネルギーを必要とするからです。そのため、ブレーキを離してすぐにアクセルを踏むと、多くの燃料を余計に消費してしまいます。

 まずクリープ現象を利用して、少しクルマが動いたのを確認してからアクセルを踏むようにしましょう。

最初の5秒で時速20kmを目安に!

 オートマチック車の場合、クルマが少し動いたなと感じたら、最初の5秒で時速20kmを目安に、ゆっくりとアクセルを踏み込んでください。急いでアクセルを踏込過ぎないことがポイントです。

 また、マニュアル車においても基本的にはオートマチック車と同じですが、マニュアル車の場合はさらに速やかにシフトアップを行うことが燃費改善のポイントとなります。

2.走行時:「加減速の少ない運転」

十分な車間距離をとって、一定の速度で走行!

 走行時に、前方のクルマに合わせてブレーキやアクセルを踏むと、燃料を余計に消費してしまいます。

 そのため、前方のクルマの影響を受けないように十分な車間距離をとり、なるべく一定の速度で走行するようにしましょう。これにより、燃費が約4%改善されます。

エコドライブとトロトロ運転は違う!

 エコドライブというとトロトロ運転だと思われている方も多いと思いますが、エコドライブとトロトロ運転とは意味が異なります。

定常走行速度と燃費の関係のグラフ

 上図のように、クルマは時速40kmから60kmで走行するのがもっとも燃費が良くなります。つまり、街中で走行する際には、特に周りのクルマより遅い速度で走る必要はありません。周りのクルマと同じ速度で走行してください。ただし、急な加速などアクセルの踏み過ぎには注意してください。

 また、逆にトロトロと走行して、後続のクルマがブレーキを踏んでしまうと、交通全体として考えると、かえって燃費が悪くなってしまう可能性があります。円滑な交通を守りながら、エコドライブを実践するようにしてください。

3.減速時:「早めのアクセルオフ」

止まると分かったら、早めにアクセルから足を離そう!

 先の交通状況を読んで、赤信号や渋滞が起こっているために、クルマを止めなくてはならないと分かったときは、早めにアクセルから足を離して、惰性で走行してください。

 完全にアクセルから足を離して惰性で走行するとフューエルカットという機能が働き、エンジンへの燃料の供給が完全に止まります。これにより、燃費が約2%改善されます。

 (アイドリング状態の近くまで回転数が落ちると、エンジンの回転を維持するため燃料の供給が再開されます。)

4.停止時:「アイドリングストップ」

5秒以上の停車なら、アイドリングストップをした方がお得!

 アイドリングストップをしても、エンジンを始動したときに多くの燃料を消費するのでは?と思われている方も多いと思います。

 エンジンの始動時に必要な燃料使用量と、アイドリング5秒間に消費される燃料使用量がほぼ同じです。そのため、5秒以上アイドリングを行う場合は、アイドリングストップを実施した方が省エネになります。

アイドリングストップは安全な場面でのみ行う!

 エンジンを完全に停止させてしまうと、次のようなポイントに注意が必要です。

  • エアバッグ等の安全装置が機能しません。
  • ブレーキの効きが弱くなることがあります。
  • 方向指示器やワイパー等が作動しなくなります。

 アイドリングストップは、安全な場面でのみ行うようにしてください。

「エコドライブ=アイドリングストップ」ではない!できることから実践!!

 アイドリングストップは、実際の街中の走行時にはなかなか実践しにくいものです。クルマを運転する際には安全運転がもっとも大切ですので、個々の運転技術の中で無理なく確実にできるところからエコドライブを実践してください。

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環境局 環境保全部 環境対策課

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