堺のサクラをまもれ!クビアカツヤカミキリ対策にご協力を!!
更新日:2026年6月9日

本市を含む大阪府下では、クビアカツヤカミキリの生息が拡大しており、より一層の被害防止に向けた取組が必要となっています。
そこで、本市ではサクラの樹木などのバラ科植物を食害する特定外来生物、クビアカツヤカミキリの被害を阻止するため、令和7年度から5か年を重点期間(集中防除3年+効果検証2年)として防除を進める「堺クビアカ防除大作戦」を実施しています。
また、サクラ等の樹木の管理者のみなさまにおかれましては、成虫駆除を含めた防除にご協力をお願いいたします。
※クビアカツヤカミキリは、特定外来生物に指定されているため、生きたままの運搬や飼育等は法律により、原則禁止されています。見つけた場合は、決して持ち帰らず、その場で駆除してください。
目次
クビアカツヤカミキリの生態
クビアカツヤカミキリは、サクラ、ウメ、モモなどのバラ科の樹木を食害する外来カミキリです。被害を受けた樹木は、花が咲かない、枝の一部が枯れるなどの症状が現れ、数年で樹木は枯死し、最終的に倒木することもあります。
- 成虫の特徴
体長は2~4センチメートル程度で、光沢のある黒色をしていますが、頭部の下が赤く、とげ状の瘤を対に持っています。
- 幼虫の特徴
筒状の丸みを帯び、乳白色のイモムシ状で、樹木の中で木を食べ、成長します。孔を開けて、フラス(木くずとフンの混合物)を排出します。
成虫
食害を受け枯死しそうなサクラ
写真提供:埼玉県環境科学国際センター
クビアカツヤカミキリによる被害のサイン
樹木を守るためには、食害に素早く気づき、防除を実施することが重要です。
- フラス(4月から11月ごろ)
ミンチ状のフラスが大量に見つかった場合は、幼虫による食害のサインです。
- 成虫 脱出予定孔(1月から5月)と脱出孔(通年)
脱出予定孔は、成虫になって樹木から脱出際に使用する孔で、極めて薄い樹皮を残して形成された長径1から6センチメートルほどの楕円形の孔です。ここから成虫が出ます。薄い樹皮がない状態のものは脱出孔で、すでに成虫が脱出したものです。これらは、樹木が食害を受けたサインです。
被害木根元に堆積するフラス
ミンチ状のフラス
成虫脱出孔
写真提供:埼玉県環境科学国際センター
本市における被害状況について
平成28年に美原区で初確認され、平成29年に東区、平成30年に南区、令和元年に中区、令和2年に堺区、北区、令和3年に西区で確認され、全区で生息が確認されています。
身近なサクラ等を守るために、より一層の取組が必要です。
市民通報・相談に基づく通報マップ(令和7年度末)
クビアカツヤカミキリの防除(予防と駆除)のお願い
- 成虫を見つけた場合(6月から8月に樹木表面で見つかることが多い)
その場でただちに、駆除(「踏みつける」「薬剤をふきかける」など)してください。
- フラスを見つけた場合(4月から11月に樹木根元周辺で見つかることが多い)
フラス排出孔に詰まっているフラスを掻き出し、トンネルに針金を差し込み刺殺する、もしくは薬剤を注入し殺虫する。
- ネット巻きによる拡散防止
農業用防風ネットなどを高さ2メートル程度まで巻き付け、成虫の拡散を防止する。
※ネットの使用により、樹木から脱出した成虫を閉じ込め、ほかの樹木への分散を防ぎます。また、樹木とネットに隙間をあけてゆったり巻くことで、メスの成虫による樹木への産卵を防止します。
※クビアカツヤカミキリは地表面にある樹木の根にも産卵・食害するため、ネットを使用する場合は、その根も含め巻いておくことが必要です。
詳細な駆除方法等
クビアカツヤカミキリによる被害地域の拡大を防ぐためには、早期発見、早期防除が非常に重要ですので、迅速な対応をお願いします。詳細な駆除方法等については、薬剤等を使用した効果的な時期がありますので、次の資料をご参照ください。
クビアカツヤカミキリ被害対策の手引書 改訂第6版(ダウンロード)(PDF:4,024KB)
また、上記手引書を公開している地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所が運営するYouTubeサイト「環農水研チャンネル」では、クビアカツヤカミキリの生態等に関する動画を公開しています。手引書と合わせてご活用ください。
YouTube動画(1)クビアカツヤカミキリ(生態編)
YouTube動画(2)クビアカツヤカミキリネット(ネット巻き編)
YouTube動画(3)クビアカツヤカミキリ(被害樹処分編)
参考資料等
(大阪府HP)特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」警戒中!!
「クビアカツヤカミキリは、外来生物法に基づく特定外来生物に指定されました」環境省(PDF:834KB)
大阪府クビアカツヤカミキリ防除推進計画(PDF:921KB)
『堺クビアカ防除大作戦』実践中!!
令和7年度よりクビアカツヤカミキリ対策として「堺クビアカ防除大作戦」を行っています。
令和8年度も重点期間として以下の取組を行っています。
- 防除講習会
- クビアカハンター
- 環境・地域貢献活動に参加いただける企業・団体の募集
- サクラを守れ!特定外来生物クビアカツヤカミキリ「夏の陣」2026
「堺クビアカ防除大作戦」とは
クビアカツヤカミキリの生態的特徴(拡散の速さ、ライフサイクル)を踏まえ、令和7 年度から令和9 年度の3年間をフェーズI(集中防除期間)として取組を強化し、また、令和10 年度から令和11 年度の2年間をフェーズII(効果検証期間)とし、効果検証を行い、必要に応じた防除を行うものです。
- 集中防除期間:集中的な駆除・予防に加え、市民向け講習会など、周知啓発を強化。(R7~R9年度)
- 効果検証期間:生息・被害調査の継続、必要に応じ追加の駆除・予防措置を実施。(R10~R11年度)
堺クビアカ防除大作戦(1) 市有施設での取組
防風ネット処置
市域のサクラ等の大部分を占める市有施設においては、次のように防除を徹底して行います。
- 市が管理するすべてのサクラ等の点検を実施。
- 未被害木については、ネット巻等の予防措置を実施。
- 被害木については、ネット巻きや薬剤散布など防除を実施。
- 被害が深刻な枯損木については、事故防止のために伐採。
堺クビアカ防除大作戦(2) 市民のみなさまに向けた取組
防除講習会
市民のみなさまによる防除を促進するために、ターゲット(こども・大人・施設管理者)を意識した戦略的な周知啓発を実施します。
- 広報誌、SNSなど各種媒体を活用した効果的な周知啓発を実施。
- 防除講習会を開催し、参加者にスターターキットを配付。
- クビアカハンターを募集し、市民のみなさまによる成虫駆除の取組を促進。
市民・地域による主体的な取組の広がり
「堺クビアカ防除大作戦」を進める中で、市の対策に呼応して、地域や学校による自主的な取組も広がりつつあります。
(1) サクラッププロジェクトby泉北高校
泉北高校では、100本以上の桜を守るため、生徒自身が「景観も守れる新しい防除方法」を模索し、古着を防虫ネットの代わりに巻き付ける独自のアイデアを提案。地元企業の協力や専門家の助言を受け、防除効果と景観を両立させる実践的な活動を行っています。
さらに、作業に先立ち古着を使ったファッションショーを開催するなど、「楽しみながら桜を守る」啓発の工夫にも取り組んでおり、市内での防除活動の新しいモデルとして大きな注目を集めています。
取組の詳細は堺いきもの情報館のいきもの新聞記事をご確認ください。
(2) 泉北ニュータウンの市民協働による「クビアカ捕獲作戦」
泉北ニュータウンでは、令和6年から地域のサクラを守る目的で市民団体によるクビアカツヤカミキリ捕獲作戦が実施され、地域で協力して捕獲する取組を進めています。
令和7年は子どもたちを含む308人が参加し、15,991匹もの成虫を駆除する成果を上げました。
取組の詳細は泉北のみどりを守る会のホームページをご確認ください。
防除講習会(※令和8年は終了しました)
令和8年度も、市民のみなさまを対象に防除講習会を実施します。
まずは、座学でクビアカツヤカミキリ防除の知識を学んでいただき、次に公園での講義を通して、ネット巻きなど実践的な防除方法を学びます。
参加していただいた方には、防除スターターキット(防虫ネット2枚、殺虫剤1本)1セットをお渡しします。
【日程及び会場】
- 3月17日(火曜) 堺市都市緑化センター (開催終了)
- 4月22日(水曜) 南図書館ホール (開催終了)
- 5月27日(水曜) 中文化会館(開催終了)
防除スターターキットの配布について
講習会に参加いただけなかった方のために防除スタータキットの配布を行います。
配布には条件がありますので、下のPDFファイルを確認し、条件を満たした上、環境共生課にご連絡ください。
クビアカハンター
市民のみなさまにクビアカツヤカミキリの成虫を駆除する「ハンター」として登録いただき、市域での成虫駆除をすすめる取組です。
登録期間:令和8年5月1日(金曜)から令和8年8月31日(月曜)
活動期間:令和8年6月1日(月曜)から令和8年8月31日(月曜)
登録フォームは堺いきもの情報館の募集ページをご確認ください。
クビアカツヤカミキリ対策に取り組む企業・団体を募集中!
堺市では、環境・地域貢献活動としてクビアカツヤカミキリ対策に取り組む企業・団体等(以下、「企業等」という。)を募集しています。
次の3つのメニューについて、ご協力をお願いします。
※どれか1つのメニューのみの協力でもご参加いただけます。
※各メニューによって対象となる企業等が異なりますので、詳しくは特設ページをご確認ください。
- 企業・団体版クビアカハンター:企業・団体としてクビアカツヤカミキリ成虫の駆除に協力していただきます
- バラ科樹木の防除:管理するサクラ等のバラ科樹木においてネット巻き等の防除を実施していただきます
- その他、企業等の強みを活かした取組:特設コーナーの設置やチラシの配布、効果的な防除方法の発信等、企業の特色を生かした活動を行っていただきます
これらの取組は既存の業務や管理敷地を活用して参加できる負担の少ない生物多様性保全の取組です。
取組への参加は、国で推進するネイチャーポジティブの取組に寄与することになります。
- ご参加いただける企業については、本情報館か堺市ホームページにて企業名を公開させていただきます(希望制)
- 取組実績についても、成虫発生時期が終わってから送付するアンケートをもとに、公開させていただきます(希望制)
- 取組実績を自社広報(CSR・サステナビリティレポート等)に活用いただけます
※より詳細な取組事例を紹介したい場合は、企業等のホームページへのリンクを紹介させていただきます
登録フォームは堺いきもの情報館の特設ページをご確認ください。
サクラを守れ!クビアカツヤカミキリ「夏の陣」
大阪府と共催でクビアカツヤカミキリについての講習と成虫駆除等を参加者とともに行うイベント
開催時期:令和8年6月27日(土曜)
堺市における開催場所:ビックアイ(国際交流センター)・大蓮公園
申込方法は下記のサイトからお申込みください。
:「サクラを守れ!特定外来生物クビアカツヤカミキリ【夏の陣】2026」特設サイト(外部サイトへリンク)
セレッソ大阪が「堺クビアカ防除大作戦」を応援してくれています
本市と大阪市をホームタウンとする、Jリーグの1部リーグに所属する男子プロサッカーチーム「セレッソ大阪」が本市の実施する啓発活動に協力し、「堺クビアカ防除大作戦」を応援してくれています。
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環境局 環境保全部 環境共生課
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