【報告・発表】《投票企画》忘れられない世界の文学
更新日:2023年2月8日
投票結果を発表します!
令和4年11月1日から令和5年1月4日まで実施していた、「《投票企画》忘れられない世界の文学」の結果を一部紹介します。
たくさんのご応募ありがとうございました!
みなさんの忘れられない世界の文学はこちら!
書名(著者) | 感想など |
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ハリーポッターシリーズ(J.K.ローリング) |
中学時代から高校時代にかけて、臨場感あふれる内容に引き込まれ、次の巻が出るのが待ち遠しかった。 海外ファンタジーの楽しさを知った作品。 |
居酒屋(ゾラ) | 舞台は19世紀、フランスのパリ。主役は花の都の上流婦人ではなく、あばら家に住む洗濯女である。前夫の間の2児を女手一つで育てるジェルヴェーズは、新しい恋人と結婚し、自前の洗濯場を開業する。しかし、幸せの絶頂から一転、ある出来事を発端に歯車が狂いはじめ、謀略も加わり、彼女の人生はゆっくり暗転してゆく。 登場人物に善人は皆無に近く、描写される街や人は芥にまみれている。ふつうであれば不快で読めたものではないが、文豪ゾラの筆力と近代パリという非現実感から、うっかり一日で読了してしまった。 身につまされる部分と、主人公たちの破茶滅茶な生き様におかしみを感じる部分とがちょうどよい塩梅に織り上げられており、その上パリの風俗も楽しめる。年明けの妙なテンションのときに冷や水を浴びせてくれる一冊でおすすめである。 |
変身(カフカ) | 冒頭の文章が、最高のつかみだと思います。 |
ナインストーリーズ(サリンジャー) | 18歳で博士号を取った秀才が、ハネムーンの船上から自殺するという、衝撃的な出だし。そして、彼に連なる6人の弟妹のそれぞれの物語が連作として語られていく。吉田秋生の「バナナフィッシュ」のモチーフとなった作品。浪人生時代に貪るように読み耽りました。サリンジャーの独特な哲学と世界観は、精神的に不安定だった自分を何処かで支えてくれていたように思います。別編の、「シーモア序章」「フラニーとゾーイ」もお勧めです。 |
赤毛のアン(モンゴメリ) | 頑張りやさんでロマンチストでおしゃべりなアンに励まされ、成長しました。私を形作るひとつです。村岡花子訳の今や廃盤の10巻です。 北図書館、新金岡図書館で出会いました。 |
星の王子さま(サン=テグジュペリ) | 「大切なものは目に見えない」キツネが王子様に語る言葉は、どれも心の片隅で輝き続けます。 |
大地(パールバック) | 著者は中国人ではありませんが、中学生の時に初めて読んだアジアを舞台とする作品として、生活文化や家族制度など驚くことばかりでした。 |
アンナ・カレーニナ(トルストイ) | 上、中、下巻があり、なかなか読む気が起こらなかった本でした。ですが、ある時ふと読みたくなって、読みはじめました。アンナよりもリョービンの方が気になって、リョービンを応援する気持ちで読んでいました。最後の結末はショックでしたが、そこまでの人間模様や登場人物のキャラクターの見事さに感嘆した覚えがあります。 |
アラバマ物語(ハーパー・リー) | 身近にある偏見や差別を、子どもの視点から描いているところ |
木を植えた男(ジャン・ジオノ) | 家族を失った悲しみを、人・社会に役立つことをすることで、悲しみを行動を起こすエネルギーに変えて行くところ。 |
アルジャーノンに花束を(ダニエル・キイス) | 普段行く図書館の方から貸出するとき「この本はいい本ですね」と初めて話かけられました。 私も再読だったので「ええ、とても泣きますね!」と返しました。 ドラマはいまひとつでしたが、原作は最後がタイトルに結びつき、感動しました。 |
ピース(ジーン・ウルフ) | 静かに語られるストーリーの裏に隠された秘密が想像を掻き立てる |
リトル、ビッグ(ジョン・クロウリー) | 古き良き妖精譚を現代小説と融合させた独特の雰囲気が癖になります |
ボヴァリー夫人(フロベール) | 古典的な内容でありながらも、夢中で読み進められる。作者のフロベールの技量がすごいと感じた。 |
ほかにも、こんな作品が挙げられていました。
・カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー)
・高慢と偏見(オースティン)
・嵐が丘(エミリー・ブロンテ)
・老人と海(ヘミングウェイ)
・1984年(ジョージ・オーウェル)
・モモ(ミヒャエル・エンデ)
・車輪の下(ヘッセ)
・レ・ミゼラブル(ヴィクトル・ユーゴー)
・三国志(羅貫中)
そのほか、日本の名作も紹介しています!
令和4年10月31日から11月30日の間に開催された「《ネット投票企画》読んでおきたい!日本の名著」では、日本の名作に関するご意見・ご感想を皆さんからいただきました。
本の発表・感想などは※こちら※をご覧ください。
関連ブックフェアを開催しました!
「忘れられない世界の文学」の関連ブックフェアを令和5年1月19日(木曜)から2月3日(金曜)まで開催しました。
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