【報告・発表】《ネット投票企画》読んでおきたい!日本の名著
更新日:2023年3月3日
投票結果発表!
令和4年10月1日から11月30日まで実施していた、「《ネット投票企画》読んでおきたい!日本の名著」の結果を紹介します。
たくさんのご応募ありがとうございました!
読んでおきたい!日本の名著【ベスト3】はこちら!
投票ベスト | タイトル | コメント(原文そのまま) | |
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1 | 伊豆の踊子(川端康成) | 日本の名著のあらすじ本を読んで、純愛のような要素もあり、読んでみたいとおもったので。 | |
確か夏のおすすめの文庫紹介の冊子であらすじを目に通し、面白そうだと思った記憶があるため。 | |||
優しい主人公が逞しく生きる、強い心を感じてほしい。 | |||
2(同数) | 文章、美的感覚にこだわりのある谷崎潤一郎の作品を読むと、日常から距離をおいて、リセットできたり、なんとも思っていなかったことにふと気づくことができるから。 | ||
大学時代に谷崎潤一郎に魅了されて、美しい日本の言葉、美しい日本を感じた。ノーベル賞を取る前に亡くなったが、世界に誇る日本の作品。 | |||
2(同数) | 高瀬舟(森鷗外) | 弟の願いと、それに応える兄の描写が哀しく、印象的でした。 |
他にもこんな作品があげられました。
他にも、たくさんのおすすめ作品を記入いただきました。
タイトル | 著者 | 読んでおきたい作品の理由 |
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走れメロス | 太宰治 | 約束を守るために走り続けるメロス。走る間には葛藤もあり、メロスを応援したくなります。 |
舞姫 | 森 鷗外 |
高校生のとき、教科書に載っていて「せきたんおばはやつみはてつ」で始まり、最後のエリスが悲しいことになるまで一気に読んだ。今思い返せば、ひどい話やねんけど・・鴎外の筆力にぐいぐい引き込まれました。 |
禁色 | 三島由紀夫 | 三島由紀夫好きの知り合いが皆こぞって『禁色』は衝撃的だった、と言うので、ずっと気になっている作品。綿矢りささんも書き手として影響を受けた作品の一つに、禁色を挙げていました。 退廃的な美しさと、ある種の執着性が三島由紀夫作品の魅力だと思っているのですが、三島作品らしさが最も表れているのがこの作品だ、という話を聞くことがあります。 どうしても自分には合わなかったという感想も同時に聞く作品なので、近いうちに読みたいと思っています。(合わせて、大衆人気は高いものの、知り合いの三島好き達には評価が芳しくない潮騒も読んでみたい作品です) |
葉桜と魔笛 | 太宰治 | 『女生徒』をはじめ太宰治の女性一人称語りの短編小説は、時代を超えて女性なら誰しも共感できる切なさがあります。 |
平家物語 | 小林秀夫 | 難解な作品ではあるが、読み込むことで日本語作品の読書力がつくので。 |
下村湖人 | 子どもの、と言うか人の内面の葛藤がよく描かれている。人間は苦悩する時があり、人の内面を掘り下げて見られるのは得難い経験となるから。 | |
トロッコ | 芥川龍之介 | 自分が乗るトロッコに興味があって、この物語の主人公もトロッコに憧れてトロッコに関係する仕事についていたので興味があったから |
読んだことのある人が多い「日本の名著」」はこちら!
選択肢の9作品のなかでは、
1位―伊豆の踊子
2位―三四郎
3位―細雪
4位―高瀬舟、暗夜行路、たけくらべ(3作品同数)
7位―蟹工船
8位―銀の匙、五重塔
また、自由記述では、
羅生門、銀河鉄道の夜、坊ちゃん、こころ、蜘蛛の糸、春の雪、舞姫、二十四の瞳、それから、門、次郎物語
などを読んだことのある名著として、挙げていただきました。
投票、ありがとうございました!
北図書館で、関連ブックフェアを開催しました!
たくさんのご参加ありがとうございました。
「読んでおきたい!日本の名著」関連ブックフェアを、令和5年1月18日(水曜)から1月31日(火曜)まで開催しました!
これまで親しんでこなかった方も、もっと親しみたいという方も、最寄りの図書館や電子図書館などで、ぜひお読みください!
関連ブックフェア
北図書館入ってすぐのところで開催