第7回 Oさん（令和6年5⽉インタビュー）

第7回は、Oさんの「STORY」をお聴きしました！

• 年齢：50代前半
• 家族：夫、子ども3人（高校生2人、小学生1人）
• 数年前から離婚を考える→離婚後のお金が不安で、タイミングを考えることに→派遣の仕事をしながらも、気持ちはもやもや→令和5年5月スタート応援交流会参加→6月スタート応援セミナー参加→10月キャリアチャレンジ事業に参加→前向きな気持ちになり、令和6年5月正社員に転職

長い間、夫との関係で悩んでいて、ずっともやもやしていました。夫は、昔からお酒を飲むと暴言を吐いたり、壁を殴ったり物に当たったりする人で、何年かに1回は、大暴れすることもありました。「俺が稼いだお金や！」「お金あるはずやろ！」と家計のことでも何度も大声で怒鳴られましたが、怖くて何もできず、じっと我慢するしかありませんでした。

私一人なら我慢したかもしれませんが、数年前に突然、子どもたちから「お父さんと離婚してほしい」と言われて。

子どもたちにも辛い思いをさせていたんだなぁと思うととても辛くて、一時期は診療内科に通うくらいしんどい状況だったのですが、そこから離婚を考えるようになりました。

何より、お金のことが一番不安でした。

「子ども3人を連れて生活していけるかな？」「子どもの学費は払っていけるかな？」などです。実際に家も探してみたのですが、その時の私の給料で、家賃、生活費、学費など払って生活するのは、とてもできないと思いました。それで、子どもたちとも話をして、今すぐ離婚するのではなく、離婚のタイミングを考えることにしました。

あとは、やっぱり夫との関係にも悩んでいましたが、友達に相談したり、子どもと話をすることで、気づくこともあったし、夫との関係性を客観的に見れるようになりました。

私の場合の話ですが、夫自身にお金の管理をしてもらうことで家計の状況をわかってもらうようにしたり、「私はこう思っている」ということを夫に伝えるようにしたり。怯えて我慢する関係から、少しずつ夫と向き合うようになっていったと思います。

広報さかいで、交流会やセミナーの情報を知って、申し込みをしました。

「離婚はしたい。でもお金が不安」という思いを抱えながら、ずっともやもやしてたんです。このままではいけないと思っていて、前に進みたいけど、進むのをためらってしまうという感じで･･･。なので、離婚への迷いのみちしるべになればと思い、申し込みました。

離婚を考え始めた時の一番しんどい時期には、交流会やセミナーの情報に気づかなかったと思うし、もし気づいても申し込もうと思わなかったと思います。あれから少し時間がたった今だから、申し込もう！と思えたと思います。

交流会もセミナーも、とても元気をもらって、前向きになりました！

5月の交流会では、小さいお子さんがいるシングルマザーの方が正社員でお仕事をされているという話を聞いて、私もがんばろう！と思えました。また、私と同じように離婚を考えている方とは共感できることばかりで、「一人じゃないんだ！」と思うことができました。

6月のセミナーでは、講師の江成さんのパワフルさに元気をもらい、これまでの漠然とした不安を解きほぐしていただきました。特に、離婚をしてシングルマザーになった後、生活していくために必要なお金のことを考えるきっかけとなり、収入を増やして、安定した生活をしたいと強く思うようになりました。

10月のキャリアチャレンジは、「本気で半年以内に収入アップをめざす方」という謳い文句に「これだ！」と思い参加しました。もう一度江成さんのお話を聞いて、子どもたちとの生活に必要なお金を考え、具体的に、収入をあげるために転職活動を始めました。

実は、そのとき一緒に参加したAさんとは、今でも連絡をとっているんです。お互いの近況を報告しあったり、相談したり、励ましあったり、「なんでも相談できる昔からのお友達」のような存在です。少し落ち着いたら会いたいねって話してます。
交流会もセミナーも、帰る時にはみんな明るく笑顔になっているので、どれも全部参加して本当によかったです。

これまでも殆ど途切れることなく仕事はしてきたのですが、契約社員や派遣、パートなどで、正社員じゃなかったんです。なので、仕事を休むとお給料が減ったり、賞与がなかったり、お金の不安は常にありました。また、離婚した後の生活や子どもたちのことを考えると、とにかく働かなきゃとがんばりすぎて、体を壊してしまうこともありました。

セミナーや交流会に参加した今は、仕事に対して、「安定した仕事に就き、長く働きたい」と考えられるようになり、どういう条件で仕事を探すとよいかがわかるようになりました。「ひとり親×仕事」サポートLINEに登録したり、自分で求人サイトで検索したり、転職活動をつづけた結果、今は正社員に転職することができました！

これからは、がんばりすぎず、長く働いて、子どもたちと楽しく生活していきたいと思っています。

一番伝えたいことは、「一人で悩まないでほしい」ということです。私自身、友だちや子どもたちに話をすることで、もやもやした気持ちが少し楽になりました。

あとは、交流会やセミナーに参加してみることもオススメです！同じような状況の人と話をするだけでも、前向きな気持ちになれたりします。「一人じゃない」と思えることが、とても大事だと思いました。

「セミナー」と聞くと、緊張して敷居が高く感じるかもしれませんが、元気をもらえる「サークル」という感じです。そして、お話をしてくださる江成さんは、「講師」というより勇気づけてくれる「センパイ」という感じです！それに、私は「セミナー」に参加して、大切なお友達もできました。

「今のままじゃいけない」とわかっていても、一人で考えていると、踏みとどまってしまうことがあると思います。誰かにそっと後押ししてもらうことで、少しだけ前に進めることがあると思います！

Aさんは、キャリアチャレンジ事業に参加された、堺市在住のシングルマザーです。Aさんも、仕事に悩みながらも前に進もうと、日々精一杯がんばっておられます。今回Oさんに向けて、メッセージをくださいました。

Oさんとは堺市のキャリアチャレンジ事業で声をかけてもらい交流するようになりました。お互い忙しく、会って話せてはいないのですが、LINEでのやりとりを続けています。

Oさんはとても頑張り屋さんです。自分を追い込んでしまうくらい頑張ってしまう人。相手の気持ちになって考え、 真面目で一生懸命な人。 子ども達のこともすごく考えていて・・LINEをするたびに「あれ?私と一緒やん」って思うことが多く、なんだか前から知っている友人のような感覚になりました。

離婚・転職・引越し・お金のこと・子どもの進路のこと・・・ひとり親は気持ちがグーっとしんどくなることが多く、誰にも言えず1人でかかえて辛くなってしまうことが多いです。そんな時に「一人で悩まず吐き出したい時に吐き出そう!!」ってありのままを言える関係って素晴らしいなって思います。 Oさんとはそんな関係なんです。何も解決しなくても気持ちを共有できるだけで救われています。Oさんが正社員で就職が決まった時、 自分のことのように嬉しかったのを覚えています。

【離婚】はゴールではなく【通過点】だと思っています。 自分と家族が笑顔でHAPPYになるために、毎日を頑張っている仲間の幸せ報告は嬉しいし私も頑張れます。いつも親身になって励ましてくれるOさんに感謝しています。

正直、最初は堺市のキャリアチャレンジ事業に参加することを迷っていましたが、こんな素敵な友人と出会えて参加してよかったなと思っています。