薬物依存症について
更新日:2024年6月12日
薬物に関する問題に悩むあなたやそのご家族へ
薬物に関する問題のことで悩んでおられませんか?
例えば・・・
薬物を使いたい強い欲求がある、一日中薬物のことを考えてしまう
量や使用時間や頻度をコントロールできない
同じ量を使っても以前のような効果が得られない
中止すると、心身がつらい状態になる
「一人で悩まずに、まずは、お気軽にお問い合わせください」
相談窓口はこちらです
堺市では、薬物依存の専門相談を行っています。
相談された方のプライバシーは守られます。 相談内容は外部にもらしません。
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薬物依存症とは
依存症は脳の慢性的な病気であり、「意志」や「性格」の問題ではありません。
薬物依存症とは、依存性のある薬物を使い続けているうちに精神依存(薬物が欲しいという強い欲求が出てその気持ちをコントロールできない)の状態や身体依存(薬物をやめると不快感が出たり苦しくなる)となり、生活に支障が出ているのにその薬物をやめ続けられなくなってしまう状態を言います。
依存症は回復できます。
薬物依存症は、治療や様々な助けを借りながら、薬物をやめ続けることや、薬物に頼らない生活を送ることができます。ご本人もご家族も、一人で悩まず、まずは必要な治療や支援についてご相談ください。
処方薬や市販薬による依存症があります。
依存性のある薬物には、大麻や覚せい剤などの違法薬物だけではなく、睡眠薬や精神安定薬など医師から処方されるものや、市販の風邪薬、鎮痛薬、咳止め薬、カフェイン製剤(※)などがあり、これらも使い方を誤ると依存症になる可能性があります。
(※カフェインはかぜ薬の一部やエナジードリンクにも含まれており飲みすぎに注意が必要です。)
薬物依存症でよくみられる変化
大事なものランキングが変化する
これまで自分に大切だったもの、家族、友人、仕事、財産、健康や将来の夢よりも薬物が優先されるようになります。薬物に関連した人付き合いや活動が優先され、リスクを抱えやすくなります。
性格が変化する
脳が薬物に「ハイジャック」されることで、性格がかわってしまうことがあります。ささいなことで切れやすくなり、乱暴になります。また自分勝手になり、嘘をつくようになります。自分に対しても「依存症ではない」「あと一回だけ」などと嘘をつきます。
周囲に影響を与える
依存症は本人を苦しめるだけではなく、親、配偶者、子ども、交際相手、友人など多くのひとを巻き込みます。経済的困窮、犯罪などのトラブルのため、一番身近な家族への影響は特に深刻です。
社会的孤立
薬物以外の趣味がなくなり、生活が単調になります。薬物以外の付き合いもなくなり、孤立化がすすみます。孤立することで、つらさを紛らわすためにさらに薬物使用が増えるという悪循環になります。
長期にわたって継続する体質変化がおこる
薬物は、感染症やうつ病になるなど、からだにもこころにも様々なダメージを与えます。死亡率の高い病気です。また、何年やめていても、急に強烈な欲求がわいてしまうことがあります。
薬物依存症からの回復のために
4つの回復
からだの回復
薬物のためにダメージを受けたからだの回復が必要です。
こころの回復
薬物を使い続けたことにより、うつ病などこころ(精神状態)の回復が必要です。
生活の回復
薬物を使い続けたことにより、家族との関係悪化や失業、借金などの問題を解決し、生活を回復することが必要です。
つながりの回復
孤立から回復し、ひととつながれるようになることが大切です。
回復に有効なもの
精神科医療
離脱症状や薬物による幻覚やうつ症状を改善し、こころやからだの回復につながります。
自助活動への参加
薬物をやめたいという同じ気持ちの者同士がお互いに助け合う活動です。生活や人とのつながりの回復に大きな力となります。
相談、支援
地域生活に必要な情報提供や回復プログラムを行っています。生活やこころの回復に役立ちます。
家族やまわりの人ができること
(1)ご相談ください。
薬物依存症は本人のみならず、家族やまわりの人たちも巻き込んでしまうため、家族も不安や怒り・悲しみなど様々な気持ちに苦しめられてしまいます。
家族だけで抱え込まず、まずはご相談ください。家族が相談機関や自助グループにつながることも本人の回復に役立ちます。
(2)薬物依存症について知る
薬物依存の症状や、特徴を知ることで不安を軽減できます。薬物依存症の治療法や問題への対応の仕方なども知っておくと安心です。
(3)家族が元気になる
家族が元気になることで気持ちに余裕がうまれ、柔軟な対応ができるかもしれません。家族も自分自身の生活を大切にしましょう。
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健康福祉局 健康部 精神保健課
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ファクス:072-228-7943
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