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アルコール関連問題について

更新日:2023年11月15日

アルコール関連問題とは?

過度な飲酒は、高血圧や糖尿病、肝臓・心臓などの病気、がん、アルコール依存症などの原因になります。
また、本人の健康問題だけでなく、飲酒運転や暴力、自殺などのリスクを高めます。アルコールが原因で起こるこれらの問題を「アルコール関連問題」と言います。


毎年11月10日~11月16日はアルコール関連問題啓発週間です。
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あなたの飲酒について、セルフチェックしてみませんか

飲酒習慣スクリーニングテスト(AUDIT)

アルコール依存症とは

アルコール依存症は、誰でもなりうる病気です

 
 お酒は私たちの生活に彩りと潤いを与えるものである一方、多量の飲酒は心身に良くない影響を及ぼします。

 アルコール依存症は、多量のアルコールを長期にわたって飲み続けることで、飲酒のコントロールができなくなる精神疾患(脳の病気)です。アルコールは、麻薬・覚せい剤・タバコなどと同じく、依存性のある物質の一種です。アルコール依存症は、単に好きで飲んでいたり、意思が弱いからではなく、病気としてのメカニズムが働いています。つまり、飲酒をしていれば、誰もが依存症になる可能性があるのです。

 また、お酒は身近であるため、依存症になっていても『お酒が好きなだけ』『楽しみの一つ』として治療に至っていない例が多くあります。

ご本人もご家族も、ひとりで悩まず、ご相談ください

相談窓口はこちら

どんな問題が起きるの?

 人はお酒を飲むと、アルコールの作用によって脳の理性を司る部分がまひし、気分がほぐれたり陽気になったりします。
 しかし、習慣的に飲酒するうちに、同じ量を飲んでいるのにあまり効かなくなってきます。それを耐性といいます。人によっては「お酒が強くなった」と感じることもあるでしょう。少量の飲酒では効果を感じられないため、たくさん飲むようになり、さらに耐性が強くなっていきます。
 このような飲み方を続けていると、やがて精神依存の症状が現れます。お酒がないと物足りない、飲みたいという欲求を感じるようになり、仕事前の飲酒や一日中飲み続けるなど節度が守れなくなります。
 また身体依存も出現します。身体依存とは、お酒を止めた時に起きる離脱症状のことで、不眠・発汗・手のふるえ・血圧の上昇・不安・イライラ・幻覚やけいれん発作を起こすことがあります。お酒を止めるとこのような症状が出るので、また飲酒してしまい、ますますお酒を止められなくなってしまいます。

アルコール依存症からの回復

 回復の第一歩は、アルコール依存症を支援してくれる機関とつながることです。
 アルコール依存症は飲酒している限り誰でもなりうる病気ですが、たとえ依存症になっても重症度にかかわらず回復は可能です。
 アルコール依存症の治療において、回復するための最も有効な方法は「断酒」することです。(断酒とは、お酒を一滴も飲まないこと。)
 しかし、たとえ断酒がすぐには困難でも、支援機関につながり続けることで回復の可能性がもたらされると言えます。また、断酒がどうしても難しかったり、たとえ断酒していて再飲酒があったりしても、それを素直に言えるような信頼関係を支援機関と築き、つながり続けることが大切です。

 支援機関にはどのようなところがありますか?

 アルコール依存症の専門的な治療をおこなっている精神科医療機関や回復施設、断酒会、アルコホーリクス・アノニマス(AA)といった同じ経験を持つ人同士で話をする自助グループがあります。または、お近くの保健センターなどでも相談支援をおこなっています。まずは、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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減酒をするだけではいけないの?

 アルコール依存症とは、飲酒がコントロールできない病気です。ある程度飲酒しつつ量や回数を減らすのは難しいのです。最初は量が減っているつもりでも、しばらく経つうちにまた元の飲み方に戻ってしまいます。
※本人の状態によっては、専門家の指導のもと減酒をすすめられることもあります。

家族の支援と回復

 アルコール依存症の方の家族の中には、酔って暴力を受けたり、酒を買いに行くよう強要されたりと苦しむ方が多くいます。
 アルコール依存症は「否認の病」とも言われるように、本人は自身の病気を認めにくい傾向があります。アルコール依存症がありながら、本人が治療を拒否し、医療や支援につながらない場合でも、ますはご家族が支援機関とつながることが大切です。本人の飲酒はすぐにはとまらなくても、家族が健康的な生活を送ること(家族が回復すること)はできるでしょう。 
 家族にも専門的な支援と回復が大切です。家族だけでも相談できる、家族のための自助グループもあります。相談を続けることで家族の気持ちが落ち着くと、本人が相談や治療につながることが多くあります。

アルコール依存症に関する相談窓口

お酒の飲み方が心配な時は、ご本人でもご家族でも、ひとりで悩まず、まずはご相談ください。
  相談機関一覧(依存症)
  大阪依存症ほっとライン
  依存症専門医療機関・依存症治療拠点機関

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