ユスリカ
更新日:2023年8月28日
刺さないけれど不快なユスリカ!
車のボディーに無数のユスリカが付着した状態です。
春から秋にかけての夕方に蚊柱を作り群がっているのがユスリカですが、実は「蚊」とは別の種類で吸血はしません。刺咬性や毒性などの害はありませんが、最盛期には大量発生し家屋などの壁一面に付着したり洗濯物が汚染されたりといった被害により不快感を及ぼします。
どんなムシ?
蚊に似ていますが飛び方が弱々しく、よく見ると前足が後足より長いのが目立ちます。成虫の寿命は約4から5日です。
どんなところで発生するの?
主に河川や水路などの流れのある水域で発生し、その他汚濁された池などからも発生することがあります。
幼虫は水の浄化を助けます!
水路内の泥を網ですくった状態。赤く見えるのが幼虫です。
ユスリカの幼虫は体全体が鮮明な赤色で水底の泥中に生息し、水中をただよいながら激しく体をゆすっているものも見られます。アカボウフラやアカムシと呼ばれ魚釣りの餌としても利用されますが、普段は水中の有機物を食べて生活していますので水の浄化に役立っています。