2019年 第19週(令和元年5月6日から令和元年5月12日):堺市
更新日:2022年7月15日
報告定点数 小児科定点(19) インフルエンザ定点(29) 眼科定点(5) 基幹定点(2)
今週のトピックス
「インフルエンザ 非流行期へ」
2019年第18週(4月29日~5月5日)と第19週(5月6日~5月12日)をあわせて報告する。大型連休による医療機関の診療実日数の減少を考慮する必要がある。
第18週の小児科及び眼科定点把握感染症は前週比82.6%減の38例の報告があった。報告の第1位は手足口病で以下、感染性胃腸炎及びA群溶血性レンサ球菌咽頭炎である。上位3疾患の定点当たりの報告数はそれぞれ0.47、0.37・0.37であった。
第19週の小児科及び眼科定点把握感染症は前週比352.6%増の172例の報告があった。報告の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱の順である。上位3疾患の定点当たりの報告数はそれぞれ3.05、2.84、0.90であった。
感染性胃腸炎(警報レベル開始基準値:20、注意報レベル基準値なし)は58例の報告で、北・東・美原区4.83、西区/中区2.50、堺区2.33であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報レベル開始基準値:8、注意報レベル基準値なし)は54例の報告で、堺区6.33、南区2.50、北・東・美原区2.33である。
咽頭結膜熱(警報レベル開始基準値:3、注意報レベル基準値なし)は17例の報告で、北・東・美原区0.67であった。
インフルエンザ(警報レベル終息基準値:10)は11例(定点当たり報告数0.38)で流行の目安である1.00を下回った。府内全体でも、定点当たり報告数が0.64となり、非流行期となった。
感染症発生情報 1類・2類・3類・4類・5類・指定(全数把握分、堺市)はこちらへ
国立感染症研究所 感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
区ごとの「患者発生数」・「上位3疾患グラフ」・「定点あたりの患者発生状況グラフ」
患者発生数
定点 科別 |
疾患別 | 北・東・美原区 | 堺区 | 西区 | 中区 | 南区 | 合計 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
小児科 内科 |
インフルエンザ | 3 | 3 | 2 | 2 | 1 | 11 | ||
小児科 | RSウイルス感染症 | 4 | 1 | 0 | 1 | 0 | 6 | ||
咽頭結膜熱 | 1 | 8 | 2 | 1 | 5 | 17 | |||
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 |
14 | 19 | 9 | 2 | 10 | 54 | |||
感染性胃腸炎 | 29 | 7 | 10 | 5 | 7 | 58 | |||
水痘 | 3 | 3 | 2 | 0 | 1 | 9 | |||
手足口病 | 4 | 2 | 2 | 3 | 2 | 13 | |||
伝染性紅斑 | 2 | 0 | 4 | 3 | 1 | 10 | |||
突発性発しん | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | |||
ヘルパンギーナ | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 3 | |||
流行性耳下腺炎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
眼科 | 急性出血性結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
流行性角結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
合計 | 58 | 41 | 29 | 18 | 26 | 172 |
※合計はインフルエンザを除く小児科・眼科を加算した数値です。
「上位3疾患グラフ」
(グラフの数字は、定点あたりの患者数(患者数/協力医療機関数))