2019年 第16週(平成31年4月15日から平成31年4月21日):堺市
更新日:2022年7月15日
報告定点数 小児科定点(19) インフルエンザ定点(29) 眼科定点(5) 基幹定点(2)
今週のトピックス
「インフルエンザ 再び増加」
2019年第16週の小児科及び眼科定点把握感染症は前週比2.8%増の182例の報告があった。報告の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症の順である。上位3疾患の定点当たりの報告数はそれぞれ3.90、2.79、0.90であった。
感染性胃腸炎(警報レベル開始基準値:20、注意報レベル基準値なし)は4%増の74例の報告で、北・東・美原区5.00、中区4.00、西区3.75であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報レベル開始基準値:8、注意報レベル基準値なし)は13%増の53例の報告で、堺区7.33、北・東・美原区/中区2.50、西区1.75である。
RSウイルス感染症(警報レベル開始基準値、注意報レベル基準値ともになし)は32%減の17例の報告で、北・東・美原区1.17、堺区/西区/中区1.00であった。
インフルエンザ(警報レベル終息基準値:10)は147%増の42例(定点当たり報告数1.45)で、増加に転じた。北・東・美原区2.50、堺区1.75、中区1.00である。大阪府内では、2週連続で増加しており、府内全体では96%増で、定点当たり報告数が2.14となった。手洗い・マスク着用等の感染予防策が望まれ、今後の動向に注意を要する。
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区ごとの「患者発生数」・「上位3疾患グラフ」・「定点あたりの患者発生状況グラフ」
患者発生数
定点 科別 |
疾患別 | 北・東・美原区 | 堺区 | 西区 | 中区 | 南区 | 合計 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
小児科 内科 |
インフルエンザ | 25 | 7 | 5 | 3 | 2 | 42 | ||
小児科 | RSウイルス感染症 | 7 | 3 | 4 | 2 | 1 | 17 | ||
咽頭結膜熱 | 0 | 3 | 2 | 1 | 3 | 9 | |||
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 |
15 | 22 | 7 | 5 | 4 | 53 | |||
感染性胃腸炎 | 30 | 11 | 15 | 8 | 10 | 74 | |||
水痘 | 3 | 0 | 1 | 0 | 1 | 5 | |||
手足口病 | 1 | 0 | 0 | 7 | 0 | 8 | |||
伝染性紅斑 | 0 | 0 | 6 | 0 | 3 | 9 | |||
突発性発しん | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 4 | |||
ヘルパンギーナ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | |||
流行性耳下腺炎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
眼科 | 急性出血性結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
流行性角結膜炎 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | |||
合計 | 58 | 39 | 35 | 26 | 24 | 182 |
※合計はインフルエンザを除く小児科・眼科を加算した数値です。
「上位3疾患グラフ」
(グラフの数字は、定点あたりの患者数(患者数/協力医療機関数))