2019年 第8週(平成31年2月18日から平成31年2月24日):堺市
更新日:2022年7月15日
報告定点数 小児科定点(19) インフルエンザ定点(29) 眼科定点(5) 基幹定点(2)
今週のトピックス
「インフルエンザ さらに減少」
2019年第8週の小児科及び眼科定点把握感染症は前週比32.2%増の189例の報告があった。報告の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症の順である。上位3疾患の定点当たりの報告数はそれぞれ4.53、3.63、0.58であった。
感染性胃腸炎(警報レベル開始基準値:20、注意報レベル基準値なし)は19%増の86例の報告で、中区8.50、北・東・美原区5.00、堺区4.67であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報レベル開始基準値:8、注意報レベル基準値なし)は68%増の69例の報告で、南区5.50、堺区4.67、北・東・美原区3.67である。
RSウイルス感染症(警報レベル開始基準値、注意報レベル基準値ともになし)は38%増の11例の報告で、中区2.50、北・東・美原区0.67であった。
インフルエンザ(警報レベル開始基準値:30、警報レベル終息基準値:10 )は33%減の238例(定点当たり報告数8.21)で、北・東・美原区11.60を除くすべての区で警報レベル終息基準値10.00を下回っている。大阪府内では30%減で、定点当たり報告数が6.49となり、さらに減少した。減少が続いているが、依然として流行は継続しており、感染予防のため、手洗い、マスク着用、咳(せき)エチケット など、一人一人が「かからない」、「うつさない」対策が重要である。
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区ごとの「患者発生数」・「上位3疾患グラフ」・「定点あたりの患者発生状況グラフ」
患者発生数
定点 科別 |
疾患別 | 北・東・美原区 | 堺区 | 西区 | 中区 | 南区 | 合計 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
小児科 内科 |
インフルエンザ | 116 | 14 | 38 | 23 | 47 | 238 | ||
小児科 | RSウイルス感染症 | 4 | 0 | 1 | 5 | 1 | 11 | ||
咽頭結膜熱 | 0 | 1 | 1 | 0 | 3 | 5 | |||
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 |
22 | 14 | 4 | 7 | 22 | 69 | |||
感染性胃腸炎 | 30 | 14 | 16 | 17 | 9 | 86 | |||
水痘 | 0 | 1 | 5 | 2 | 0 | 8 | |||
手足口病 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
伝染性紅斑 | 0 | 2 | 1 | 0 | 5 | 8 | |||
突発性発しん | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | |||
ヘルパンギーナ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
流行性耳下腺炎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
眼科 | 急性出血性結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
流行性角結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
合計 | 58 | 32 | 28 | 31 | 40 | 189 |
※合計はインフルエンザを除く小児科・眼科を加算した数値です。
「上位3疾患グラフ」
(グラフの数字は、定点あたりの患者数(患者数/協力医療機関数))