古墳の謎4 副葬品
更新日:2018年8月4日
謎4 古墳の中には何があるの? ~副葬品~
埋葬施設の中には、遺体だけではなく、色々なものも一緒に入れられていたようです。仁徳天皇陵古墳の前方部の石室の中には、金メッキの甲冑やガラスの器、鉄刀などが入っていたと伝わっています。
副葬品も、古墳時代の中で変化しています。古墳時代の始めごろには、青銅の鏡や銅の矢じり、貝の腕輪を真似して石で作ったものなどが入れられていますが、百舌鳥古墳群が造られた、古墳時代の真ん中ごろには、鉄で作った甲冑や矢じり、剣、農工具などが入れられます。その後に造られた古墳からは、金メッキのされた馬具や、須恵器が多く見つかり、時代によって、棺と共に納められたものの種類が変わることが分かります。
百舌鳥古墳群の中では、大塚山古墳で大量の鉄製品が見つかっており、堺市内の黒姫山古墳でも多くの鉄製甲冑が見つかっています。
乳岡古墳(ちのおかこふん)出土 石製品
黒姫山古墳(くろひめやまこふん)出土 甲冑
※写真:堺市文化財課蔵
このページの作成担当
文化観光局 歴史遺産活用部 博物館 学芸課
電話番号:072-245-6201
ファクス:072-245-6263
〒590-0802 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内 堺市博物館
このページの作成担当にメールを送る