旧是枝近有邸
更新日:2023年2月24日
登録区分
登録有形文化財
説明
旧是枝近有邸
ヨーロッパの古城を思わせるようなこの建物、当院の医師、故是枝近有氏が自ら設計した自邸兼診療所で、昭和6年に建築されました。
建築当初は、この付近には多くのため池があり、この洋館も、相賀池というため池に突き出た半島状の場所に、湖畔に建つ城をイメージして設計されました。
外観から眺めると、石造にも見えますが、実は木造。外壁は、人造石を洗い出しにし石造風に仕上げています。施工は村田元蔵。是枝の患者の1人であったといわれています。
外観は4面とも同じデザインとし、頂上部の中央に塔屋を載せています。3階のベランダを支えている1階から立ち上がるコリント式の柱や、壁面の角を丸めたデザインも特徴的です。
コリント式
ギリシア建築の円柱の様式のひとつ。円柱の頭部に地中海地方にみられる葉をモチーフにしたデザインを用いることが特徴的。
所在地
堺市北区百舌鳥梅北町4丁185
構造
木造4階建 セメント瓦葺 建築面積52平方メートル
登録年月日
平成14年2月14日
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