阿弥陀三尊来迎図
更新日:2021年10月15日
指定区分
大阪府指定有形文化財
説明
阿弥陀三尊来迎図(専称寺)
専称寺(せんしょうじ)は慶長年間(1596年~1615年)の初めころ口蓮社称誉松林(こうれんしゃしょうよしょうりん)によって開かれた浄土宗の寺院です。
来迎(らいごう)とは、浄土に往生しようと願う人の臨終に仏が迎えに来ることをいい、平安時代ころから浄土教信仰の高まりとともに来迎のありさまを表現した来迎図が数多く制作されます。三尊が立ち姿で正面向きに来迎する様式は、鎌倉時代中期ころから見られますが、本図はその中でも古い例に属する作品です。
阿弥陀如来、観音菩薩(右)、勢至菩薩(左)三尊の着衣は精巧な切金文様(金箔を裁断して文様をあらわす技法)が多用され、制作は鎌倉時代後期と考えられます。
宗教法人 専称寺
特徴・大きさ
絹本著色 一幅 118.5センチメートル×53.2センチメートル
時代
鎌倉時代
指定年月日
昭和56年6月1日指定
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