おくすりに関する質問
更新日:2025年2月26日
こんな疑問をもったことはありませんか?
薬の適正使用
Q 薬を飲むタイミングは?
A 用法の指示のうち、「食前」「食後」「食間」とは次のタイミングのことを言います。
「食前」:食事1時間~30分前(胃の中に食べ物が入っていないとき)
「食後」:食後30分以内(胃の中に食べ物が入っているとき)
「食間」:食事の2時間後が目安(食事と食事の間)(食事中の服用ではありません!)
Q 病院で食前の薬と食後の薬をもらったけど、一緒に食後に飲んだらダメ?
A. 薬は飲み忘れの少ない食後に飲むようになっているものが多いようです。
しかしながら、薬の性質から決まった時間に飲まなければいけない薬もあります。例えば、食欲を抑える薬、食事の消化や吸収を遅らせる薬、血糖を下げる薬などは食前に飲まないと薬の効果が得られません。勝手に飲み方を変えることはやめましょう。どうしても都合が悪いときは医師、薬剤師に相談しましょう。
Q 朝食を食べないので1日昼夕2食なのですが、1日3回毎食後の薬は3回飲まないとダメ?
A. 飲みかたを守ることによって、薬の治療効果が出ます。薬の飲み方が生活パターンに合わない場合は医師、薬剤師に相談しましょう。
Q 薬を飲み忘れたときはどうしたらいいの?
A.薬を飲み忘れたと気づいたとき、飲み忘れたときからそれほど時間がたっていなければ、気づいたときすぐに1回分飲みましょう。
次の薬を飲む時間が近ければ、忘れた分は飲まずに、指示通り飲みましょう。
忘れたからといって2回分まとめて飲むのは、効き目が強くなり、副作用の原因となるので絶対にやめましょう。
Q 薬を1週間分もらったけど、3日で治ったので残りの薬は飲まなくてもいいの?
A. 治ったように見えても、薬をやめることでかえって症状が悪化することがあります。勝手に薬をやめずに、必ず医師・薬剤師などに相談しましょう。
Q 友達に同じ症状の人がいるのですが、自分が病院でもらった薬を飲ませてもいいの?
A. 例えば頭が痛いといっても、原因は様々です。医師はその人の症状にあわせてお薬を処方しているので、友達がその薬を飲むと症状を悪化させることがあります。自分の薬を他の人へあげることはやめましょう。
Q お医者さんから薬をもらって飲んでいますが、ドラッグストアで薬を買って飲んでもいいの?
A. 医師の治療を受けて薬をもらっている場合は、他の薬を自分の判断で飲まないでください。飲み合わせによっては、薬の効き目が強く出たり、弱まったり、副作用が出ることもあります。医師、薬剤師又は登録販売者に相談しましょう。
Q ジュースや牛乳で薬を飲んでもいいの?
A. ジュースや牛乳などと一緒に薬を飲むと薬の効き目が強くなったり、弱くなったりして、症状が悪化することがあります。コップ1杯程度の水と一緒に薬を飲みましょう。
(飲む水が少ないと、薬がのどや食道に残り、炎症を起こす原因となります。)
Q カプセルや錠剤が大きくて飲みにくいときは、勝手につぶして飲んでもいいの?
A. 薬は「体内で長く効くようにする」、「副作用を少なくする」などの目的で、様々な工夫がされています。そのため、薬をつぶしてしまうと、効き目が無くなったり、強くなったりして薬本来の力を発揮することができません。
大きさなどが原因でカプセルや錠剤のままで飲みにくい時は、医師・薬剤師などに相談し、同じ効き目のある粉薬等の飲みやすい剤型に変えてもらうのも一つの方法です。
Q 妊娠中は、薬を飲んでもいいの?
A. 妊娠中に薬を飲むと、おなかにいるあかちゃんも薬を飲んでいることになり、あかちゃんの体によくありません。薬を飲む必要のあるときは、必ず医師・薬剤師などに相談しましょう。
Q タバコを吸うことで、薬の効き目が変わるの?
A. タバコを吸っている人は、吸っていない人に比べて、薬の効き目が強く出たり、弱まったりすることがあります。適切な治療を行うために、タバコを長い期間吸い続けている人や、禁煙をはじめた人は、薬を使う前に必ず医師・薬剤師に相談しましょう。
Q 薬を飲むと車の運転ができないって本当?
A. かぜ薬、花粉症の薬や痛み止めの薬などの中には副作用として、運転の支障になる眠気、注意力の低下、目のかすみ及びめまいなどをおこすものがあります。このような副作用を起こすことのある薬を飲むときは、車の運転はもちろんのこと、危険を伴う機械操作や高所作業はやめましょう。
Q 目薬は1回に何滴させばいいの?
A. 目の中に入る量が決まっているため、1回に1滴で十分です。それ以上は目から流れ出るので無駄になるだけではなく、目のまわりの皮膚を傷めることもあります。
また、目薬をさした後は、まばたきすると目薬が流れでてしまい無駄になるので、目頭を押さえながらしばらく目を閉じていましょう。
Q 病院で2種類の目薬をもらいましたが、どのように使用すればいいの?
A. 2種類以上の目薬をさすときに、時間をあけず使用すると、それぞれの目薬の成分が薄まったり、混ざったりして悪影響を与えることがあります。一般的に1本目の目薬を使用後、2本目の目薬を使用するときは、5分程度あけて使用しましょう。ただし、医師の指示がある場合は、その指示に従いましょう。また、目薬の添付文書に使用方法等の記載がある場合も、その指示に従いましょう。
Q コンタクトレンズをつけたまま目薬をさしてもいいの?
A. 目薬の成分によっては、その成分がコンタクトレンズに吸着、蓄積し変色、変質することがあり、その結果、目の角膜に悪影響を与えることがあります。コンタクトレンズをつけたままでも使用できる目薬もありますが、原則としてコンタクトレンズを外して目薬を使用しましょう。
Q 同じ薬の成分でも軟膏とクリームがあるけど、どこがどう違うの?
A. 一般的に塗り薬の基剤が、油脂性のものを軟膏、乳化性(油脂と水が均一に混ざったもの)のものをクリームと呼んでいます。それぞれに長所短所があり、例えば軟膏はクリームに比べるとべとつき感がある。また、クリームは軟膏に比べると刺激が強く、ジュクジュクしたところへの使用は適していないなど、患者さんの症状の程度や塗る場所、季節などに応じて選択されることが多いようです。
Q 湿布をはがすのを忘れて、お風呂に入ると湿布を貼った部分が痛くなったのはなぜ?
A. 特に患部を温める湿布は、湿布の成分によって皮膚の温度を上げています。お風呂に入ると血行が良くなり、その効果が強く出るため赤くなったり、痛みが出ることがあります。お風呂に入る30分前には湿布を剥がすようにしましょう。また、お風呂の後、湿布を貼る場合も体のほてりが鎮まってからにしましょう。
Q 救急箱を整理していると、期限の切れた薬が出てきましたが、少しぐらいなら大丈夫?
A. 使用期限の切れた薬は、薬の成分が変化しているなど、治療の効果が期待できませんので、例え未開封の薬であっても使用しないでください。
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