堺市議会図書室事務取扱い要綱

（趣旨）
第1条　この要綱は、堺市議会図書室規則（昭和54年議会規則第3号。以下「規則」という｡)第14条の規定に基づき、堺市議会図書室（以下「図書室」という｡)の管理及び運営について必要な事項を定める。
（図書の収集及び案内）
第2条　図書の収集は、購入又は寄贈の方法によるものとする。
2　規則第2条第8号に規定するその他必要な一般図書等は、地方行財政の分野の図書を中心に、政治、経済、社会、文化等の各分野の図書のうちから収集しなければならない。
3　収集を必要とする図書のうち、寄贈を受けられる見込みのあるものについては、随時寄贈を依頼する等収集活動を行わなければならない。
4　新着図書等の情報提供を行うため、毎月図書案内を発行しなければならない。
（図書の整理等）
第3条　収集した図書は、登録及び装丁を行うとともに閲覧者の有効利用を促進するために効率的な整理及び保管を行わなければならない。
（貸出禁止図書）
第4条　規則第7条第1項第2号に規定する議長が貸出しを不適当と認める図書は、次に掲げる図書とする。
（1）　常時備付けを必要とする図書
（2）　貴重図書
（3）　事故があった場合には、再びこれを購入することができないと認められる図書
（4）　形質上貸出しが不適当と認められる図書
（図書貸出登録者カード及び図書貸出整理票）
第5条　図書の貸出しを希望する旨の申出があったときは、当該利用者の図書貸出登録者カード及び貸出整理票を調製し、図書室においてこれらを整理し、保管しておかなければならない。
（返納の督促）
第6条　貸し出した図書が返納期限までに返納されないときは、当該図書の貸出しを受けた者に対し、その返納を請求しなければならない。
（整理のための帳簿、帳票）
第7条　規則第12条第1項に規定する別に定める帳簿は、次のとおりとし、電磁的記録の方法により作成する。
（1）　図書台帳
（2）　消耗品図書台帳
（図書の点検）
第8条　所蔵する図書は、毎年これを点検しなければならない。
（保存期間）
第9条　図書の保存期間は、次のとおりとする。ただし、当該図書が電磁的記録等で参照できる場合は、この限りでない。また、保存期間満了時において引き続き保存することが適当であると認めるときは、これを延長することができる。
（1）　堺市関係図書
ア　会議録・公報等堺市刊行図書　　　　　　　　 　　　永年
イ　本市に関する郷土関係図書等　　　　　　　　　 　　永年
（2）　国・大阪府関係図書
ア　会議録・行政・統計資料等重要なもの　　　　　 　　10年
イ　行政・統計資料等軽易なもの　　　　　　　　　　　　5年
（3）　他の地方公共団体、各種機関等関係図書　　　　　用廃
（4）　加除式図書　　　　　　　　　　　　　　　　　　永年
（5）　一般図書　　　　　　　　　　　　　　　　　　　10年
（6）　その他の図書
ア　雑誌（判例時報、ジュリスト、判例地方自治、判例タイムズに限る。） 　永年
イ　雑誌（時刻表）　　　　　　　　　　　　　　　　　　1年
ウ　雑誌（上記ア及びイ以外のもの）　　　　　　　　　　5年
エ　地図　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1年
オ　新聞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1年
（7）　新聞スクラップ　　　　　　　　　　　 　　 　　　5年
（図書の除籍）
第10条　図書は、前条に定める保存期間が満了したときに除籍する。ただし、図書が次の各号のいずれかに該当する場合は、保存期間満了前でも除籍することができる。
（1）　著しい汚損、破損又は加筆があり、補修が不可能と認められるとき。
（2）　定期的に刊行され、蓄積する必要がないと認められるとき。
（3）　当該図書の内容が含まれた改定版、新版又は増補版が出版されたとき。
（4）　合本又は製本がなされたとき。
（5）　忘失等により長期間所在が不明となったとき。
（6）　加除式図書が加除されなくなったとき。
（7）　資料的・文献的価値がなくなったとき。
（図書室の業務報告）
第11条　図書室業務について、毎年度、図書利用状況等を議長に報告しなければならない。
附則
1　この要綱は、昭和54年6月1日から施行する。
2　堺市議会図書室運営要綱（昭和47年制定）は、廃止する。
附則
（施行期日）
1　この要綱は、平成4年4月1日から施行する。
附則
この要綱は、平成12年4月1日から施行する。
附則
この要綱は、平成25年4月1日から施行する。